室屋義秀は予選6位…レッドブル・エアレース第2戦カンヌ大会

レッドブル・エアレース第2戦は4月21日にフランスのカンヌで予選が行われ、米国のマイケル・グーリアンがトップタイムを記録。予選1位で22日の決戦に臨む。2017シーズンの総合優勝者、室屋義秀は予選を6位で通過した。同大会は世界最高峰の軽飛行機世界選手権で、トップ14人のパイロットが世界各国を転戦する。

レッドブル・エアレース第2戦カンヌ大会。地元フランスのニコラ・イワノフ Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

「予選をトップタイムで通過できることは期待していなかった。それというのも、このトラック(飛行ルート)への調整にかなり時間がかかると思ったからだ」とグーリアン。
「明日も再びこの調子で飛ぶことができれば、このインタビュー席に座ることができるね。みんなボクを追いかけてくるはずだ」

レッドブル・エアレース第2戦カンヌ大会で予選トップのマイケル・グーリアン © Daniel Grund/Red Bull Content Pool

決戦の模様はNHK BS1が生中継する。前半が日本時間夜9時から、後半は夜11時から。

レッドブル・エアレース第2戦カンヌ大会のマティアス・ドルダラー © Daniel Grund/Red Bull Content Pool

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中根英登がリグーリアで開催されるジロ・デル・アッペニーノに出場

イタリア中部リグーリア州の港街ジェノバ近郊でワンデーレースの「ジロ・デル・アッペニーノ」が4月22日(日)に開催され、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニは過去2回の優勝経験をもち、コースとの相性がいいダミアーノ・クネゴをキャプテンとして参戦。中根英登がこれに加わる。

ジロ・デル・アッペニーノに出場するNIPPO・ヴィーニファンティーニのメンバー

2018年で79回目の開催を迎えた伝統あるワンデーレースで、コースには700m級の登坂区間がいくつも組み込まれている。特に後半に登場する登坂区間パッサ・デッラ・ボッチェッタ(距離8.2km/獲得標高637m/最大勾配19%)が勝負どころとなっている。

NIPPO・ヴィーニファンティーニは多くのメンバーが山岳超級ステージレース「ツアー・オブ・アルプス」から中1日にでの参戦となる。優勝経験をもつクネゴやクライマーのイバン・サンタロミータ、オールラウンダーのマルコ・カノラがチームの軸となり、優勝をねらう。

日本人選手は唯一クライマーの中根英登が参戦。ツアー・オブ・アルプスではコンディションのよさをみせ、チームワークに大きく貢献した中根。連戦となるが、しっかりと休息をとって当日はベストを尽くして戦いたいという。

中根英登

中根英登のコメント
毎日2000m超えの厳しい山岳ステージレースからの連戦となるが、限られた時間でしっかり回復して、アッペニーノでもいい状態で臨みたい。いい感覚で走れたツアー・オブ・アルプスの第1、2ステージのようにチームに貢献する走りができるよう頑張ります。

マリオ・マンゾーニ監督

マリオ・マンゾーニ監督のコメント
厳しいサバイバルレースになると予想している。ベストを尽くして戦っているツアー・オブ・アルプスからの連戦となるが、選手たちはできるかぎり回復した状態でスタートしたい。チームリーダーとなるのは、アルプスの難関ステージでパフォーマンスを発揮したクネゴとサンタロミータ、そしてこのようなコースプロフィールに強いカノラとなる。彼らを支えるのはバジョーリとザッカンティ、中根、さらにはシーズン序盤から活躍をしているティッツァ。この布陣で勝負をし、ベストのリザルトをねらいたい。



Giro dell’Appennino 2018
開催期間/2018年4月22日(日)
カテゴリー/UCIヨーロッパツアー1.1
開催国/イタリア
コース/Serravalle DESIGN OUTLET – Genova 197km
ジロ・デル・アッペニーノの公式サイト
ジロ・デル・アッペニーノのフェイスブック
ジロ・デル・アッペニーノのツイッター
ジロ・デル・アッペニーノのハッシュタグ #Appennino

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想像以上に厳しい…ティボー・ピノが世界選手権ロードの激坂をコメント


ツアー・オブ・アルプスは最終日となる4月20日にオーストリア・チロル地方のインスブルックで2018世界選手権ロードコースの一部を使った第5ステージが行われ、総合優勝を果たしたグルパマFDJのティボー・ピノ(フランス)が「本当にタフなコースだ」と感想を語った。

ツアー・オブ・アルプス第5ステージは世界選手権コースを走った。2人目はリーダージャージを着るティボー・ピノ © Luca Bettini/BettiniPhoto

山岳レースとして知られるツアー・オブ・アルプスの最終ステージは2018年9月に開催される世界選手権ロードの舞台だった。この日は距離23.9kmのショートラップを3周した。世界選手権ロードでは全カテゴリーがクーフシュタインをスタートして90.6kmを走ってインスブルックのショートラップに突入する。ジュニア男子は2周、U23は4周、エリート女子は3周してゴールとなる。エリート男子はショートラップを6周したのちに、このショートラップを含む距離31.0kmのロングラップを1周する。このロングラップに勾配値28%のグラマルトボーデンが待ち構えている。

世界選手権ロードの周回コース部分。ジュニア男子はショートラップ2周、U23は4周、女子は3周、エリート男子はショートラップを6周し、最後にロングラップを1周する

世界選手権ロードコースはすでに発表されていて、ビンチェンツォ・ニーバリ(バーレーン・メリダ)を含むイタリアナショナルチームが試走しているが、この日が公式のテストレースとしては初めてとなった。ツアー・オブ・アルプスで使われたのはショートコースで、この日は3周。9月にはここを7回上ることになる。

「世界選手権のコースは想像以上に厳しかった。最初の峠を上り切るとすぐに高速ダウンヒルが待ち構える。そしてすぐに次の峠に突入するという。過酷な上りのハイスピードの下りが何度も連続する。本当にタフだ」とピノ。

この日のゴール後に、イタリアのファビオ・アルー(UAEエミレーツ)など有力選手は、ツアー・オブ・アルプスで使用されなかったロングラップの試走に出かけている。「地獄」と呼ばれるグラマルトボーデンの対策を練るためだ。

世界選手権エリート男子ロードの周回コース部分

世界選手権ロードの周回コース高低表。エリート男子はショートラップを6周し、最後にロングラップを1周する

全カテゴリーで使用するショートラップと、エリート男子のみ使用するロングラップの高低表

男子エリート・U23・ジュニア、女子エリートの全カテゴリーはクーフシュタインをスタートして90.6kmを走り、インスブルックの周回コースへ

インスブルックの周回コース。下がショートラップ、上の部分を含めたものがロングラップとなる

エリート男子が最後に走るロングラップに待ち構える勾配値28%の激坂グラマルトボーデン

世界選手権エリート男子個人タイムトライアルのコース

世界選手権エリート男子個人タイムトライアルの高低表

世界選手権男子チームタイムトライアルのコース

世界選手権男子チームタイムトライアルの高低表

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マルコ・ハラーが練習中に交通事故で左ヒザ複数骨折…復帰に数カ月

カチューシャ・アルペシンに所属するマルコ・ハラー(27)が4月18日、母国オーストリアでの練習中にクルマと接触する交通事故に遭い、左ヒザを複数骨折する重傷を負った。復帰に数カ月を要すると19日にチームが発表した。ツール・ド・フランスでマルセル・キッテルの発射台をになう重要なキー選手だった。

マルコ・ハラーが練習中の交通事故で重傷

事故はチームメートのベルンハルド・アイゼルと一緒にトレーニングしていたとき。2度のウイルス疾病から回復し、自転車に乗れるようになってまだ2日目だったという。

「アイゼルの後ろについて緩やかにダウンヒルしていたとき、いきなりクルマが右から接近してきた。アイゼルは間一髪でそれを避けたが、ボクはフルスピードで運転手側のドアに激突。ロードバイクは粉々で、ボクのヒザも同じだった」とハラー。
「本当に残念だ。ツール・ド・フランスに出場できなくなったことだけでなく、一部のドライバーに関しても。車両と自転車は道路をシェアする必要があるが、それは難題がいくつもある。考え方を変えなくちゃいけないと思う」

病院に搬送され、左のヒザに2カ所の骨折が認められたというハラー。今後は退院し次第、ドイツのミュンヘンにあるリハビリ施設で復帰に向けてトレーニングを始める。

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ルイスレオン・サンチェスがツアー・オブ・アルプス第4ステージ優勝

アルプス山脈を舞台とする5日間のステージレース、ツアー・オブ・アルプスは4月19日、イタリアからオーストリアのリエンツに向かう距離134.5kmの第4ステージが行われ、アスタナのルイスレオン・サンチェスが優勝した。アスタナチームは第1ステージのペリョ・ビルバオ(スペイン)、第2ステージのミゲールアンヘル・ロペス(コロンビア)に続く3勝目を挙げた。

ツアー・オブ・アルプス第4ステージを制したルイスレオン・サンチェス © Roberto Bettini/BettiniPhoto

この日は温かな1日となり、序盤は集団のままゴールを目指した。最初の山岳でアタックが始まり、9選手が第1集団を形成。後続集団では総合成績の上位をねらい選手らが飛び出しを図るが、アスタナ勢がマークに入ってこれらを封じ込めることに成功。最後の峠の頂上は有力選手らが同じグループで越えると、下りに入ってサンチェスらがステージ優勝をねらって抜け出しにかかる。残り2kmで独走を決めたサンチェスがそのまま逃げ切って優勝した。

「強力なチームメートのアシストを受けて、きょうはとてもいい走りができた。5月4日に開幕するジロ・デ・イタリアに向けてコンディションを高めることができた」とサンチェス。

総合成績の1位はグルパマFDJのティボー・ピノ(フランス)。第5ステージはオーストリア・チロル地方の2018世界選手権ロードコースの一部を走る。

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電力会社エネルなどジロ・デ・イタリア協賛各社が勢ぞろい…5月4日開幕

5月4日にイスラエルのエルサレムで開幕する24日間のステージレース、ジロ・デ・イタリアが電力会社エネルを冠スポンサーとする協賛各社を発表した。公式タイマーはタグホイヤー、オフィシャルカーはアルファロメオ、各賞ジャージはカステリ、パートナー企業として日本のシマノとヤマハがある。

ジロ・デ・イタリアのメインスポンサーは電力会社のエネル © LaPresse – Fabio Ferrari

個人総合1位選手が着用するピンク色のリーダージャージ「マリアローザ」のスポンサーはエネル。(Ente Nazionale per l’energia ELettrica=国営電気エネルギー会社)の略だが、現在は民間企業。イタリア国内の電力供給をほぼ独占している。

山岳賞のマリアアッズーラはメディオラヌム銀行、ポイント賞のマリアチクラミーノはセガフレード、新人賞のマリアビアンカはスーパーマーケットのエウロスピン。

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