NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニの中根英登が3月11日から15日までの日程で開催されている台湾でのステージレース、ツール・ド・台湾でいい走りを見せている。
チームは日本人選手を中心としたメンバーで出場していて、大会の折り返しとなる第3ステージでは中根が4位入賞。14日に最後の山岳コースで開催される第4ステージを前に、個人総合成績を7位まで上げている。
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NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニの中根英登が3月11日から15日までの日程で開催されている台湾でのステージレース、ツール・ド・台湾でいい走りを見せている。
チームは日本人選手を中心としたメンバーで出場していて、大会の折り返しとなる第3ステージでは中根が4位入賞。14日に最後の山岳コースで開催される第4ステージを前に、個人総合成績を7位まで上げている。
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UCIワールドツアーのティレーノ〜アドリアティコが3月13日に閉幕し、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニのニコラ・バジョーリ(イタリア)が山岳賞を獲得。初山翔も貴重な経験を積みながら最高峰のレースを完走した。
3月7日から7日間にわたりイタリア中部で開催されていたティレーノ〜アドリアティコが13日、10.05kmの個人タイムトライアルである第7ステージで終了した。
第2ステージで逃げに乗り山岳賞リーダーとなった23歳、プロ2年目のバジョーリは、その後も第3、第4ステージで逃げに乗り、果敢な走りですべての山岳賞ポイントを首位通過し、山岳賞ランキングで2位に大きな差をつけた。終盤は山岳賞争いでライバルとなる選手の先行はなく、第4ステージまでに稼いだポイントで山岳賞リーダーを守り切った。
バジョーリはイタリアのトップアマチュアチームであるザルフを経て、2017年にNIPPO・ヴィーニファンティーニでプロデビュー。今季は2月のトロフェオライグエリアで4位入賞するなど、大きな飛躍を見せている。ティレーノ〜アドリアティコの山岳賞は2013年にダミアノ・クネゴ、2014年にマルコ・カノラと、現在チームに在籍する二人のキャプテンが過去に獲得していて、今後のさらなる活躍が期待される。
大会唯一の日本人選手となった初山は、初めて出場するUCIワールドツアーのステージレース。第3ステージに逃げに乗り、バジョーリの山岳ポイント獲得に大きく貢献するなど活躍。終盤のステージでは疲労がたまり苦しむ場面もあったが、世界最高峰の舞台で貴重な経験を積み、最終日のタイムトライアルまで走り抜いた。
さらにゴールスプリントでは、第2ステージでエドアルド・グロスが9位、第6ステージでカノラが7位、グロス9位と世界の強豪スプリンターを相手に複数回トップ10入りを果たし、ワイルドカードで出場したNIPPO・ヴィーニファンティーニながら非常に収穫の多い大会となった。
イタリアでは17日に世界五大クラシックレースの一つ、291kmで開催されるUCIワールドツアーのワンデーレース、ミラノ〜サンレモに出場。今大会での勢いをそのままにイタリア最高峰の大会に再び挑む。
初山翔のコメント
今日のコースは短かったが、この消耗度での平坦タイムトライアルで平均時速46.5kmというのは今の自分では妥当なスピードだったと思う。ここから長期的に少しずつスピードを上げていきたい。1週間を振り返ってみると、第3ステージでの走りは自分でも評価したい。残り10km地点で先頭集団を走っていた自分に興奮したことを今でも覚えている。
その一方で第5ステージと第6ステージではかなり苦しんだ。逃げた翌日のクイーンステージでの感触は決して悪くなかったのに、その翌日からの最後の2日間は急激に脚の感触が悪くなった。7時間クラスのレースを2日間続けて走った経験がなかったので、あたり前の反応であったのかもしれないが、チームに穴を開けないためにも、そこは改善しなければならないと思う。できればもうひとステージ、目立つ走りがしたかった。
とにかくこのレースを走ることができてよかった。今までの限界を常識としていては走れないレースだった。殻を破れたような感じがする。そして逃げたことで多くの人に見てもらえた。レース会場でも逃げた翌日から急に多くの人に声をかけられるようになり、このレベルのレースの反響の大きさを強く感じた。ぜひまた強くなって戻ってきたい。
ニコラ・バジョーリのコメント
このとても重要なジャージを獲得できたことに大きな喜びを感じている。大会が始まる前はこのような成績を出せるとはまったく考えていなかった。しかし第2ステージでジャージを獲得してからは、チームはこのジャージのために戦うことを決め、長いエスケープで疲労を感じる日もあったが、ベストを尽くして戦い抜いた。これからのシーズンの目標は、厳しいトレーニングを続け、さらに強くなって世界のトッププロを相手に勝利することをめざしたい。
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スカイのミハウ・クビアトコウスキーが3月13日に最終日を迎えた7日間のステージレース、ティレーノ〜アドリアティコで初の総合優勝を達成。ポーランド選手としては大会史上初。同選手は大会5日目の第5ステージで首位に立つと、最終日の個人タイムトライアルでその差を守り抜いた。2014年の世界チャンピオン。ツール・ド・フランスではクリストファー・フルーム(英国)の頼もしきアシスト役。
第7ステージ、10km個人タイムトライアルの優勝者はBMCのローアン・デニス(オーストラリア)で、同じコースで行われた2017年に続く優勝。
「雨が降っていたのでとてもナーバスな最終ステージだった。コーナーで転倒しないように注意を払って走ったが、調子のよさも感じていた」とクビアトコウスキー。
「チームにとっては苦しい1週間だった。ゲラント・トーマスがメカトラブルで首位を陥落してしまったこともある。でもこの美しいレースで、最終的に美しいトロフィーを獲得できた。ボクの生涯で最も輝かしい成果だ。今週の土曜日に行われるミラノ〜サンレモでも優勝をねらっていきたい」
3月17日には「プリマベーラ=春を告げるレース」と呼ばれるミラノ〜サンレモに連覇をかけて出場する。
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2020年ツール・ド・フランスの開幕地が南フランス、地中海に面したニースに決まった。最後にツール・ド・フランスが訪問したのは2013年の第100回大会のときで、初日から3日間を地中海に浮かぶコルシカ島で過ごした後、大会4日目にニースに移動している。
ニースのあるアルプマリティーム県をツール・ド・フランスが訪問したのは36回。1906年に、のちの総合優勝者ルネ・ポチエがステージ優勝した。開幕地となったのは1981年で、世界チャンピオンのアルカンシエルを着用したベルナール・イノーがスタートした。
2020年といえば東京オリンピックがある。毎年7月に23日間の日程で開催されるツール・ド・フランスが日程重複しないかが問題になる。東京オリンピックの開会式は7月24日(金)。25日(土)から29日までロード競技が行われて、男子ロードは最初の決勝種目として定着しているので25日。例年のように7月第1週にツール・ド・フランスが開幕すると、有力選手のほとんどは東京五輪に出られない事態となる。
今回の2020年ニース開幕の発表において、主催者ASOは開幕日を発表していないが、主催者系スポーツ紙のレキップWEB版は有料コンテンツで6月27日(土)開幕としている。おそらくはツール・ド・フランスが東京オリンピックに譲歩して開催期間を1週間前倒しすることが想定される。
2019年に開催される第106回ツール・ド・フランスはベルギーのブリュッセルで開幕。2018年のツール・ド・フランスは7月7日にフランス西部、ビスケー湾に面したノワールムーティエアンリルで開幕する。
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欧州市場で高い評価を得ているプレミアムeバイクを販売するBESV JAPAN(ベスビー・ジャパン)が「TRS1(マウンテンバイク型)」、「JR1(ロードバイク型)」などの新モデルを発表。3月13日に東京・代官山T-SITE GARDEN GALLERYでブランドアンバサダーの女優「のん」を起用して、発表会と試乗会を行った。
ベスビーTRS1
シマノ製STEPSモーター、軽量&高剛性のカーボンフレームを採用し、軽量化をはかった本格e-MTBモデル。高剛性のカーボンフレームを採用。高効率のミッドドライブユニット「SHIMANO STEPS E8080」を搭載し、高出力モーターで本格的なオフロード走行が可能。油圧ディスクブレーキ&フロントフォーク。504wh(36V/14Ah)の大容量バッテリーで140kmのロングライドが可能。長距離ライドからオフロードライドまでユーザーのニーズに対応した3つの走行モードを選択可能。
ベスビーCF1 LENA
リヤスプロケットを16Tから19Tに変更し、登坂力を向上。低速時のアシスト出力をUPさせ、よりスムーズな漕ぎ出しを可能に。BESVオリジナルのSモード(スマートモード)を追加し、乗る人のペダリングに応じた最適なアシストサポートを実現。
ベスビーJF1
アルミフレームのクロスバイク。フラットバー仕様。8月発売予定。
ベスビーJR1
アルミフレームのロードモデル。ドロップバー仕様。8月発売予定。
ベスビーLX1
ベスビーPS1
シマノ・アルタス7からシマノ・デオーレ10sへグレードアップ。バッテリーは6.6Ahから10.5Ahに容量アップ。油圧ディスクブレーキをTEKTRO社の油圧&エレクトリックブレーキに変更し、安全性を高めた。
ベスビーPSA1
2018年限定カラーとしてマットブラックを追加(300台生産予定)。ハンドルポストは210mmのショートステム(通常カラーは260mm)でより、スポーティなポジショニングが可能に。
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女優として、さらに最近は音楽活動も開始した「のん」が、プライベートで愛用するeバイク(電動アシスト自転車)ブランド、BESV(ベスビー)の最新モデルを前にこれからの思いを語った。
のんがBESVの街乗りモデルを手に入れたのはちょうど1年前。オフタイムに道の開けた場所で乗っているといい、「サイクリングはまわりの景色を見るのが楽しいです。木が生えているなあとか…」と独特の世界観で体験談を語る。
ファンの間でも、のんがBESVユーザーになったことは周知されていて、「イベントがあるとBESVで駆けつけてくれたり、BESVの写真をSNSにあげてくれたり。とってもうれしいです」と素直な気持ちをコメントしている。
今季はBESVのeバイクにオフロードを走破する性能を備えたマウンテンバイクと、これまで以上に走行距離を伸ばせるロードバイクが加わって、最新モデルを前にして第一印象を語った。
「ロードバイクはこれまでもスタイリッシュだなあと思っていましたが、めちゃくちゃカッコいいですね。こんな自転車を持っていたら本当に自慢できますよね」と語る。ただし、心が動いたのはどうやらマウンテンバイクのほうで、しかも性能そのものというより、フレームのカラーリングや無骨なタイヤという見た目が「刺さった」ようだ。
「マウンテンバイクもロードバイクもこれまで乗ったことはないんですけれど、マウンテンバイクはがっしりしていてカッコいいなあと思いました。田舎に住んでいたころはよく山に行ったんですけど、最近はなかなかできないので、これに乗って山登りに行きたいです」
独特の感性。記者の曲がりくねった質問にどう答えようかと必死で頭をめぐらせ、記者会見前に伝えられたクライアントの要望を思い出しながら律儀に回答しようと、空白の時間が記者会見場にただよう。記者もカメラマンも「のんちゃん、頑張れ!」と応援したくなる雰囲気だ。
今季のBESVはシマノ製電動アシストユニットを搭載したTRS1や、独自ユニットを仕込んだロードモデルのJR1などがバージョンアップされていて、それに引っかけて、「ご自身のバージョンアップしたところは?」と質問されたりすると、「目覚ましい進化を遂げたところは、お話しするときにスムーズに話すことができるようになったことです」と即座に返答。
「音楽活動をするようになってバンドでMCとかもあるので、とにかくうまくしゃべれるようにしようと心がけています」
緊張する芸能活動の中で、唯一の息抜きがサイクリングのようだ。
「こんな華奢な、のんさんがこんな無骨な自転車に乗るっていうイメージはギャップがあっていいなと思いました」と、記者発表のMCを務めた自転車乗りの一戸恵梨子がフォローを出すのもうなずける。
客観的に見て1年前と変わらぬ「のんワールド」。記者会見場の記者やカメラマン、クライアントやイベント進行係が温かに見つめる。eバイクはバージョンアップしたが、変わらぬ「のん」の素朴さに、こういった新製品発表では珍しく終了時に拍手が送られるほどの和やかな雰囲気だった。
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