NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニが南フランスで開催される2日間のステージレース「ツール・デュ・オバールマタン」に初参戦。唯一の日本人選手として出場する西村大輝は体調に不安があるなかでプロ2戦目に挑む。
2018年で50回目の開催となるこの大会は、169.7kmと188.8kmのステージで構成される2日間のステージレースだが、どちらのステージも起伏があって、2日間とも頂上フィニッシュとなるのが特徴。3つのワールドチーム(AG2Rラモンディアル、アスタナ、FDJ)をはじめ、全18チームが出場。前週のツール・ドラプロバンスで圧倒的な強さをみせたAG2Rラモンディアル、FDJ、コフィディス、デルコマルセイユなどフランスのトップチームがレースの主導権を握ると予想される。
NIPPO・ヴィーニファンティーニはマルコ・カノラとダミアノ・クネゴをキャプテンに、ベテランと若手がバランスよく編成される。前週末の「トロフェオ・ライグエリア」でカノラとサンタロミータは体調不良に苦しんだが、現在は回復し、レースへの準備を順調に進めている。
注目選手はトロフェオ・ライグエリアで10選手ほどに絞られた先頭集団に残り、2位以下のスプリントで区間4位に入ったプロ2年目のニコラ・バジョーリ。僅差のスプリントでプロ初の表彰台を逃したが、プロ1年目から2年目にかけて大きなステップアップを遂げ、その活躍が期待されている。
●西村大輝のコメント
ツール・デュ・オバールマタンを迎える。今回も非常に厳しいレースと聞いているので、心して走ろうと思う。数日前から持病の喘息の状態が悪化していて、不安もあるが、とにかくベストを尽くしてチームに貢献したい。
●マリオ・マンゾーニ監督のコメント
脚のそろったメンバーでの参戦ということもあり、いいレースになると期待している。特に先週のライグエリアで活躍した若いバジョーリにとっては、コンディションもよく勢いもあるので、重要なレースになるだろう。チーム全員で協力してよい結果を残したい。
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