ビンチェンツォ・ニーバリがミラノ〜サンレモで逃げ切り優勝

バーレーン・メリダのビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)が3月17日に行われた第109回ミラノ〜サンレモで独走優勝した。

ミラノ〜サンレモを逃げ切ったビンチェンツォ・ニーバリ © LaPress – Marco Alpozzi

距離300kmの最長レース。序盤に初山翔(NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ)を含む9選手がアタック。雨の中を260kmにわたって逃げ続けたが、雨雲を突き抜けた残り30kmで捕まった。この時点で優勝候補、前年の覇者ミハウ・クビアトコウスキー(スカイ)やペテル・サガン(ボーラ・ハンスゴローエ)は絶好に位置にいて、有力スプリンターも相当の数が残っていた。

ビンチェンツォ・ニーバリがアタック © Tim De Waele/Getty Images/LaPresse/Fabio Ferrari

残り6.5kmでニーバリがアタック。ポッジオの上りを15秒先行して通過すると、スプリント勝負に持ち込みたいチームのアシスト陣が執拗に追撃を試みたが、ニーバリがゴールまで逃げ切った。

ミラノ〜サンレモでビンチェンツォ・ニーバリが優勝 © LaPress – Marco Alpozzi

「チームの完ぺきなアシストに感謝したい。集団の中で周囲に注意を払いながら、風を受けないようにしていた」とニーバリ。
「ポッジオでアタックして、監督から20秒差があると無線で情報を受けたときは驚きだった。さらにアタックを強めた。これまでで最高の勝利だとは言い切れないが、肩越しに後続集団を振り返ったとき、スプリンターたちに追いつかれないことを確信したシーンは壮観だった」

初山は150位で初出場のミラノ〜サンレモを完走した。

第109回ミラノ〜サンレモ © LaPresse/Fabio Ferrari
出発地のミラノは雨だったが、地中海に出ると晴れに ©
LaPresse/Fabio Ferrari
ビンチェンツォ・ニーバリがアタックして単独でゴールを目指す © LaPresse/Fabio Ferrari
単独でサンレモのゴールを目指すビンチェンツォ・ニーバリ © LaPresse/Fabio Ferrari
春を告げるレース、ミラノ〜サンレモ © LaPresse/Fabio Ferrari
ビンチェンツォ・ニーバリ © Tim De Waele/Getty Images/LaPresse/Fabio Ferrari
春のリビエラ海岸 © LaPresse/Fabio Ferrari
ビンチェンツォ・ニーバリ © Tim De Waele/Getty Images/LaPresse/Fabio Ferrari
ビンチェンツォ・ニーバリがポッジオの上りでアタック © Luca Bettini/BettiniPhoto
ビンチェンツォ・ニーバリ © Tim De Waele/Getty Images/LaPresse/Fabio Ferrari
ゴール前の直線路、ロード通りで必死に走るビンチェンツォ・ニーバリ © Luca Bettini/BettiniPhoto
ビンチェンツォ・ニーバリと後続の大集団はタイム差なしだった © LaPresse/Spada
ミラノ〜サンレモ優勝のビンチェンツォ・ニーバリ © LaPress – Marco Alpozzi
左から2位のカレブ・ユワン、ビンチェンツォ・ニーバリ、3位のアルノー・ドマール © LaPress – Marco Alpozzi

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キナンサイクリング、初出場となるツール・ド・ランカウイでプレゼンテーション

マレーシアで開催されるステージレース、ツール・ド・ランカウイが3月16日、ランカウイ島でのチームプレゼンテーションで幕開け。14カ国22チームの選手がステージへと上がったなか、この大会初出場のキナンサイクリングも晴れやかに登壇し、大きな拍手を受けた。

ツール・ド・ランカウイのチームプレゼンテーションに登壇したキナンチーム ©︎ KINAN Cycling Team

UCIアジアツアーにおける最高ランク、HCクラスにカテゴライズされるこの大会。ステージ数やレースオーガナイズなど、その大会の規模から「アジア最大のステージレース」とも称される。国際登録における第1カテゴリーのUCIワールドチームをはじめ、これまで数多くの強豪チームが参戦。2018年もUCIワールドチームからアスタナ(カザフスタン)、ディメンションデータ(南アフリカ)がエントリー。第2カテゴリーにあたるUCIプロコンチネンタルチームからも、実力派チームがマレーシア入りしている。

チーム創設4年目にして初出場を決めたキナンからは、山本元喜、椿大志、中西健児、マルコス・ガルシア、サルバドール・グアルディオラ、トマ・ルバの6選手がメンバー入り。個人総合争いを左右する山岳ステージでの走りはもとより、逃げや集団牽引、勝負どころでのアタックなど、あらゆるレース展開に対応できる布陣を敷く。

チームは15日にマレーシア入り。ランカウイ島到着が深夜となったものの、翌朝には元気にトレーニングライドへ出発。約2時間、しっかりと汗を流しながら調整した。 夜にはチームプレゼンテーションに出席。ランカウイ島の伝統舞踊の演舞に続き、出場チームが順に登場。キナンは14番目にステージへ。6選手と石田哲也監督が登壇し、司会者がときおり日本語を交えながらチームを紹介した。

そのほか、この日は有力選手たちによるプレスカンファレンス(記者会見)が行われている。翌17日は出場チーム、大会関係者が一斉にマレーシア本土へと移動。18日から始まるレースに備える。その第1ステージはカンガーからクリムまでの147.9km。いよいよ、総距離1341.2kmに及ぶ8日間の戦いが始まる。

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最大10万円キャッシュバック TREK FESTキャンペーンがスタート

トレック・ジャパンが最大10万円キャッシュバックなど豪華賞品が当たるTREK FESTキャンペーンを3月16日にスタートさせた。期間は2018年3月16日(金) から4月22日(日) まで。この期間に対象製品を購入した人に販売店より専用応募用紙が渡され、それを応募する。

キャンペーンページ

■賞品について
A賞:最大10万円キャッシュバック
当選人数:3人
購入した自転車本体の価格(標準小売価格)に応じて、下記の金額をキャッシュバック。以下購入価格は税別。
20万円以上の場合:10万円
10万円以上20万円未満の場合:5万円
10万円未満の場合:3万円

Bontrager Chi Townバックパック

B賞:Bontrager Chi Townバックパック
当選人数:30人
日本未展開の”Bontrager Chi Town Backpack”は、41Lの大容量バックパック。サイクリストの自転車通勤に必要なすべての機能が備わった、最高に使い勝手のいいバッグ。

オリジナルモバイルバッテリー

C賞:オリジナルモバイルバッテリー
当選人数:200人
トレックロゴ入りオリジナルモバイルバッテリー(非売品)。薄型ボディにマイクロUSB充電用ケーブル・Lightning/USB-Cアダプタが本体に内蔵された使いやすいモバイルバッテリー。容量:2600mAh

■応募条件
日本国内のトレック正規販売店でトレックの2018年モデルの完成車もしくはフレームセット(キッズバイク除く)をキャンペーン期間中に購入された人が対象。応募には店頭でお渡しする応募コードが必要。2017年以前のモデルはキャンペーン対象外。トレック・ジャパンのメールマガジンへの登録(不要な人はメールマガジンより配信停止する)

■抽選・当選発表
応募受付期間終了後、厳正な抽選を行い、当選者を決定。

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コスミックプロSLリミテッド2018年モデルに限定カラー<フランス>が登場

アメアスポーツジャパンが取り扱うマビックは、2018年フットウエア限定モデルとしてコスミックプロSLリミテッド<フランス>と、その同じデザインをモチーフとしたキャップを2018年3月15日から全国の正規販売店で順次発売を開始した。価格はソックスと専用シューズケース付きで4万円(税別)。

コスミックプロSLリミテッド

同デザインのソックス付きがいいね
専用シューズケース付き

コスミックプロSLリミテッド<フランス>
マビックアパレル誕生から10年を迎える節目の年を記念するとともに、フランスのサイクリング文化に敬意を表してフランステイストを存分に取り入れた「トリコロール=フランス国旗の三色」をデザインコンセプトとしている。デザインのみならず、そのパフォーマンスにおいてもこだわりぬいたシューズ。マビックフットウエアの高いフィッティングや、ソールフレックスを100としてライダーのパフォーマンスを最大限発揮させるべく、アッパーとソールのバランスを最大限活かしたスペシャルモデルとなっている。

ローディーキャップ 3800円(税別)

5月にも第2弾として限定モデルを発表予定。今回はまた同デザインモチーフでローディーキャップも同時発売されている。

マビックの日本語ホームページ

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新城幸也がツール・ド・台湾で総合優勝…2秒差で逃げ切る

新城幸也が3月11日から5日間の日程で開催されていたツール・ド・台湾で総合優勝した。新城がステージレースで総合優勝したのは、2012年にフランスのリモージュ近郊で開催されたツール・デュ・リムザン以来6年ぶり。プロチームの所属はバーレーン・メリダだが、今回は日本ナショナルチームのエースとして参戦。第1ステージで区間優勝した岡本隼(愛三レーシング)、小野寺玲、鈴木龍、雨澤毅明(以上宇都宮ブリッツェン)、佐野淳哉(マトリックス・パワータグ)とともに戦った。

ツール・ド・台湾で総合成績のリーダージャージを獲得した新城幸也

新城は第3ステージで先頭集団に加わり、この日終わって2秒遅れの総合2位に浮上。第4ステージで区間3位になった新城がボーナスタイム4秒を獲得して、2位に2秒差をつけての首位に。ベテランの佐野は体調不良により第3ステージでリタイアしてしまったが、最終日の第5ステージも若手のアシストで新城の総合トップを守り抜いた。

「経験のある新城と若手メンバーによるベストなチームワークで成功を収めることにより、ナショナルチームの意義と活動する価値を大きく高めた。2018年世界選手権ロード男子エリートの3人枠獲得のためにも非常に意味のある結果」と浅田顕監督。

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政府の自転車活用推進本部がアンケート…安全快適な利用環境実現へ

政府の「自転車活用推進本部」が3月14日からアンケートを開始し、サイクリストをはじめとする多くの人からの意見や要望を調査している。締め切りは2018年3月27日(火)。

自転車活用推進法に基づき、自転車の活用の推進に関する目標や実施すべき施策を定める「自転車活用推進計画」の骨子がとりまとめられている。2018年夏までの計画策定に向け、広く国民から意見を聞くためのアンケート実施だという。

アンケートそのものは短時間で回答できるが、事前に骨子を読んでおき、自らの意見や要望を考えておく必要がある。アンケートはスマホ、パソコンからアクセスできる。パソコンは「ウインドウズのみ」と記されているが、最新のMac OSなら回答可能。

「ぜひ自転車の安全快適な利用環境を実現するよう要望してください。国民の熱意が政府の姿勢を決定します」とNPO自転車活用推進研究会の小林成基さん。

アンケート募集の案内

現時点での計画の骨子案

有識者会議における配付資料及び議事録

インターネットによるアンケート調査

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