7月7日 第2ステージ ブリュッセル(ベルギー)

2日目は大会唯一のチームタイムトライアルが行われ、初日に首位に立ったマイク・テウニッセン(オランダ)を擁するユンボ・ビスマが、平均時速57.657kmのトップタイムで優勝。20秒遅れの2位にイネオス。21秒遅れの3位にドゥークニンク・クイックステップ。テウニッセンが2日間の合計タイムで首位を堅持し、マイヨジョーヌを堅持。チームは総合成績の上位5位までを独占した。

ユンボ・ビスマがトップタイムをたたき出し、テウニッセンのマイヨジョーヌを守った ©ASO Pauline BALLET

ユンボ・ビスマがジロ・デ・イタリアに続いてTTT圧勝

チームタイムトライアルのウォーミングアップをするゲラント・トーマスらイネオス勢 ©ASO Pauline BALLET

出場22チームが5分間隔で出走するチームタイムトライアル。8人編成の各チームは空気抵抗の大きい先頭を交代しながらゴールを目指す。4人目がフィニッシュラインを通過した瞬間がチームの記録。ただし脱落した選手はそれぞれのゴールタイムが各自の記録となる。つまりコースの途中まで全力で先頭を務め、残りの4人にあとを託して脱落していく捨て駒のような選手もいる。極めてシビアな種目だ。

ユンボ・ビスマは大会2日目のこのチームタイムトライアルを最重要視していた。タイムトライアルの元世界チャンピオン、トニー・マルティン(ドイツ)を獲得したのもそのためだ。5月のジロ・デ・イタリアではその甲斐あって優勝。そしてこのツール・ド・フランスでも圧勝した。前日にアシスト役のテウニッセンが思いもよらぬマイヨジョーヌ獲得というハプニングもあったが、それはチームのモチベーションをさらに高めるだけだったようだ。

「勝利したのは8選手だが、たくさんの人が応援してくれたおかげ。マイヨジョーヌを楽しむことができた」と首位を守ったテウニッセン。

2019ツール・ド・フランス第2ステージはチームタイムトライアル ©ASO Pauline BALLET
スタート台に並んだエガン・ベルナル ©ASO Pauline BALLET

一方、大会連覇をねらうゲラント・トーマス(英国)のイネオスは2位。

「高速スピードに遅れを取ることなくチームメートに着いていけたのでよかった。コーナーごとに可能な限りのペースを維持した。リスクを避けるために減速したのはほんのちょっとだ」

目標通りチームタイムトライアルを制して笑顔のユンボ・ビスマ勢 ©ASO Pauline BALLET

イネオスはツール・ド・フランスのチームタイムトライアルで常にわずかの差で優勝を逃してきた。22チームの第1スタートだったイネオスはそつのない走りで好タイムを記録。最終スタートのユンボ・ビスマがゴールするまでトップを譲らなかった。

「ドゥークニンク・クイックステップとユンボ・ビスマが怖いことは分かっていた。でも悪くない走りだったよ」と、大きな失敗なくこの種目を終えたことに安堵の気持ちをにじませた。

オランダのユンボ・ビスマがチームタイムトライアルを制した ©ASO Pauline BALLET

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)マイク・テウニッセン(オランダ、ユンボ・ビスマ)
マイヨベール(ポイント賞)マイク・テウニッセン(オランダ、ユンボ・ビスマ)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)グレッグ・バンアベルマート(ベルギー、CCC)
□マイヨブラン(新人賞)ワウト・ファンアールト(ベルギー、ユンボ・ビスマ)

2019ツール・ド・フランス第2ステージのコースマップ(クリックすると拡大します)
ブリュッセルのアトミウム ©ベルギー・フランダース政府観光局
国王の執務室や迎賓館となっているブリュッセル王宮 ©Milo Profi
ブリュッセル、芸術の丘から旧市街方向の眺め ©ベルギー・フランダース政府観光局
ブリュッセル、グランプラス広場 © Milo Profi

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7月10日 第5ステージ サンディエデボージュ〜コルマール

ポイント賞1位のマイヨベールを着用するボーラ・ハンスグローエのペテル・サガン(スロバキア)がゴール勝負を制し、今大会初優勝。大会通算12勝目を挙げた。総合1位のジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥークニンク・クイックステップ)は同タイムの同一集団でゴールし、首位のリーダージャージー、マイヨジョーヌを守った。

サガンが2019ツール・ド・フランスでまず1勝目 ©ASO Alex BROADWAY

サガンが7年ぶりに見せた超人ハルクポーズ

ヤンチャで、いかにも悪ガキっぽい雰囲気が人気のサガン。しかし幼少期からMTBで修得した自転車操縦技術、そして隠れたところで鍛錬する体幹の強さはピカイチ。やはりゴール勝負ではサガンの実力が抜きんでている。「キング・オブ・スプリンター」の称号であるマイヨベールは2012年から1年を除いて6回受賞。これは最多タイ記録だ。唯一2017年のみ逃しているが、これはゴールスプリント時に微妙な危険走行判定を受けて失格になったためだ。

サガンがいきなり頭角を現したのが2012年の第1ステージ。その年は破竹の勢いで3勝し、歯に衣着せぬコメントでにぎやかした。この日のガッツポーズは「超人ハルク」をマネしたもので、2012年にも見せた得意の雄姿。テレビ番組の主人公がいざというときになると緑色に変化することにちなんだという。

キャラバン隊がやって来た ©ASO Thomas MAHEUX

この日はドイツ国境に近いアルザス地方の丘陵地がコースで、前日に勝利したドゥークニンク・クイックステップのスプリンター、エリア・ビビアーニ(イタリア)ら純粋なスプリンターは途中で遅れていた。サガンの強さは起伏がちなコースでも先頭に位置して、最後のゴール勝負に加われることもある。

「勝利を目指して常に積極的に行かなくちゃいけない。平たん部分を含めてチームメートが完ぺきにコントロールしてくれた。だから最後にボクたちチームが目指していた勝利をつかむことができたんだ。まずはチームメートの働きに感謝したい」とサガン。

みんなこの日を待っていた! ©ASO Alex BROADWAY

かつては若気のいたりで、表彰式女性のお尻にタッチして問題に。事後に謝罪するという失態もあった。しかし3年連続で世界チャンピオンになると、人間としても成長。サインをもらうために出待ちをしている子どもたちの前に必ず立ち止まり、握手や写真を一緒に撮ったりする。

ポイント賞争いでは頭ひとつ飛び抜けている。最多記録更新となる7回目の受賞も夢ではない。

2019ツール・ド・フランス第5ステージ ©ASO Alex BROADWAY
ボージュ山系を走る ©ASO Alex BROADWAY

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥークニンク・クイックステップ)
マイヨベール(ポイント賞)ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)ティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・スーダル)
□マイヨブラン(新人賞)ワウト・ファンアールト(ベルギー、ユンボ・ビスマ)

2019ツール・ド・フランス第5ステージのコースマップ(クリックすると拡大します)
サンディエデボージュ、教会の中庭 ©Ville de Saint-Dié-des-Vosges
サンディエデボージュ盆地のながめ ©Ville de Saint-Dié-des-Vosges
サンディエデボージュ、ツールドラリベルテ ©Ville de Saint-Dié-des-Vosges
コルマール ©Office du Tourisme Colmar
コルマール ©CRTA Zvardon
コルマール ©Office du Tourisme Colmar

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7月9日 第4ステージ ランス〜ナンシー

ドゥークニンク・クイックステップのスプリンター、エリア・ビビアーニ(イタリア)が大集団によるゴール勝負を制して初優勝。チームはジュリアン・アラフィリップ(フランス)に続く2日連続のステージ優勝となり、さらに前日に首位に立ったアラフィリップがその座を守った。

2019ツール・ド・フランス第4ステージはランス大聖堂をスタート ©ASO Pauline-BALLET

ビビアーニ初優勝。マイヨジョーヌのアラフィリップも勝利をアシスト

フランス北東部のナンシーにはこれまで15回ゴールしているが、地元フランスの4勝を上回っているのが、5勝のイタリア勢だ。この町はイタリアから移民してきた人が多い。フランスの元サッカー選手ミシェル・プラティニもイタリア移民だが、国内リーグではこのナンシーでデビューしている。それだけにイタリア選手が頑張らないわけがない。

序盤からステージ優勝を目指した選手らが先行したが、有力スプリンターを擁するチームが逃がすわけはない。ゴールまでの残り距離を把握しながら徐々に差を詰めていき、終盤にすべての選手を吸収した。こうなれば瞬発力のあるスプリンターがいて、それをけん引するアシスト陣がいるチームが主導権を握る。

マイヨジョーヌのアラフィリップ ©ASO Pauline-BALLET
2019ツール・ド・フランス第4ステージで逃げ続ける3選手 ©ASO Pauline-BALLET

抜きんでた力を発揮したのはドゥークニンク・クイックステップだ。残り1kmからは首位のマイヨジョーヌを着るアラフィリップがけん引役を引き受けた。さらに2人のアシストがハイペースで引っ張り、ビビアーニが最も得意とする残り180mから一気にスパートし、アヌシーでイタリア勢の6勝目を記録した。

ビビアーニはジロ・デ・イタリア5勝、ブエルタ・ア・エスパーニャ3勝を誇るトップスプリンターだが、ツール・ド・フランスには2014年しか出場していない。2015年から2017年はスカイ(現イネオス)に所属していて、メンバーはクリストファー・フルームを総合優勝させるためのアシスト選手が選ばれたので、ビビアーニに出場機会はなく、これが初勝利となった。2018年に現チームに移籍したのが成功の引き金となった。

ビビアーニ(右から2人目)がツール・ド・フランス初優勝 ©ASO Pauline-BALLET

「今年最大の目標が達成できた。第1ステージで勝利を逃したけど、昨日アラフィリップが勝ってくれてチームに勢いがついた。これでミッションがコンプリートできたと感じている」

これで三大大会全制覇。もともとリオ五輪トラック競技の金メダリストで、2020年東京五輪ではトラックに復帰することも計画されている。

ステージ優勝のビビアーニ(左)マイヨジョーヌのアラフィリップ ©ASO Alex-BROADWAY
2019ツール・ド・フランス第4ステージ ©ASO Alex-BROADWAY

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥークニンク・クイックステップ)
マイヨベール(ポイント賞)ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)ティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・スーダル)
□マイヨブラン(新人賞)ワウト・ファンアールト(ベルギー、ユンボ・ビスマ)

2019ツール・ド・フランス第4ステージのコースマップ(クリックすると拡大します)
ランスの大聖堂 © Cyrille Beudot
ランス近郊ヴェルゼネ © Cyrille Beudot
ランス、シャンパーニュ・メゾンのテタンジェ ©Carmen Moya
ナンシーの街、夜の風景 ©Regine Datin
ナンシーのカリエール広場 ©Regine Datin
ナンシーのスタニスラス広場 ©Regine Datin

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日本から仏地方都市トゥールーズへの特別チャーター便初運行

2019年5月14日午後に成田空港を飛び立ったエールフランス航空の特別チャーター便(AF4011)が同日夜、トゥールーズ・ブラニャック空港に到着。日本からフランスの地方空港へ運航したチャーター便第1号の到着を地元関係者が盛大に祝った。

5月14日、トゥールーズ・ブラニャック空港。放水アーチで迎えられる特別チャーター便

成田空港を2019年5月14日15時27分に飛び立った同機はトゥールーズ・ブラニャック空港に同日の午後8時28分に到着。日本からフランスの地方空港へのチャーター便第1号の到着を祝うため、同空港では放水アーチで機体を迎え、降り立った乗客を空港、エールフランス航空トゥールーズ支社、オクシタニー地方圏議会、オクシタニー地方観光局、トゥールーズ都市圏の関係者が出迎え、プレゼントを一人ひとりに手渡した。また、到着翌日の5月15日には、オクシタニー地方圏議会主催による歓迎レセプションがトゥールーズ市内で催された。 

この特別チャーター便は、エールフランス航空、フランス観光開発機構、ワールド航空サービスの共同ツアーとして企画され、その実施においてフランスのオクシタニー地方圏議会とオクシタニー地方観光局が全面的に支援した。 

5月14日、トゥールーズ・ブラニャック空港での関係者出迎え

ワールド航空サービスがチャーターオーナーとなった同便の機材はボーイング777-300で、全296席(4クラスでファーストクラスにあたるラ・プルミエール4席、ビジネスクラス58席、プレミアムエコノミークラス28席、エコノミークラス206席)。 

乗客は、オクシタニー地方の有名観光地であるトゥールーズ、モンペリエ、アルビ、コルドシュルシエル、カルカッソンヌ、サンシルラポピー、ポンデュガール、ルルド、ピレネー山脈などを巡るワールド航空サービス社の9つのツアーを通じ、南仏オクシタニーのバラエティ豊かな魅力を堪能した。なかにはプロヴァンス地方やバスク地方、スペインにも足を伸ばすツアーもあり、日本-トゥールーズの直行便は、南仏からスペインへの広範なエリアの旅程の開発の強みになることが示された。 

フィリップ・クレバッサ(トゥールーズ・ブラニャック空港社長)

日本人観光客の皆様がこの空港からフランス発見の旅に出発されるのを誇りに思います。皆様の来訪で、トゥールーズ空港、トゥールーズ都市圏、オクシタニー地方の長きにわたる努力はようやく報われ、ここからまた両国の交流が始まります。今回の直行便の運航はフランスの地方空港として初めてのものであり、最近の当空港が近代化を図ってきたように、長距離路線の開拓という我々の意思をさらに強めるものとなりました。今後さらに、外国のお客様にヨーロッパでも最も高いレベルの観光やサービスを提供できるよう努力してまいります。

5月15日、オクシタニー地方圏議会主催の歓迎レセプション。ワールド航空サービスの松本佳晴社長(左)とキャロル・デルガ オクシタニー地方圏議会議長

キャロル・デルガ(オクシタニー/ピレネー・メディテラネ地方圏議会議長)

この素晴らしい第一歩は、わが地方が日本との関係発展に向けて取り組んできた努力のたまものです。私は観光業の発展を戦略の最優先事項に置いてきました。新しい市場においてオクシタニー地方の観光デスティネーションを重要な位置に引き上げ、ヨーロッパのデスティネーションのトップ10に名を連ねることを目標としています。このチャーター便第1号の運航は、我がオクシタニー地方観光局とそのパートナー機関が共同で行ってきた野心的な努力の成果です。彼らはこれまで日本へ数多くのミッションを派遣するなかで、日本の旅行業者と関係を深め、彼らにオクシタニーという観光デスティネーションを紹介してきたのです。»

ジャンリュック・ムダン(トゥールーズ市長、トゥールーズ都市圏議会議長、トゥールーズ魅力創造機構Agence d’Attractivité)

私どもトゥールーズ都市圏が、東京とフランスの地方を結ぶ最初の直行便の到着地となったことをうれしく思います。かつての「遠い国日本」というのは今日、トゥールーズ観光の歴史で過去のものになりました。私どもは胸を張って日本人観光客をお迎えし、この土地のあらゆるものを発見して欲しいと言うことができます。このフライトにより、私たちのスタッフやトゥールーズ魅力創造機関の努力が美しく結実しました。このフライトはトゥールーズと日本の友好関係を深め、すでに古くから続く文化・経済の絆をより強固にすることでしょう。

オクシタニー地方、首府トゥールーズのキャピトール広場。© Franck CHAREL

ゾラン・ジェルキック(エールフランス航空/KLMオランダ航空副社長)

東京からトゥールーズへの直行便の運航により、エールフランス航空はフランス全土における観光業発展の戦略に貢献し、素晴らしい戦略の実現に柔軟に対応する所存です。この夏、1日7便運航するエールフランス航空のトゥールーズ~パリ・シャルル・ド・ゴール便に加え、エールフランス航空とKLM航空のそれぞれのハブ空港(シャルル・ド・ゴール空港とアムステルダム・スキポール空港)と日本を結ぶ週45便のお陰で、エールフランス/KLMグループにとって、トゥールーズ地域へ来訪する他大陸からの旅客数の多さで日本は2位となります。

日本旅行業協会(JATA)の「ヨーロッパの美しい村30選」に選ばれたオクシタニー地方のサンシルラポピー © CRTO / P-Thebault

鶴 de France(つる・ど・ふらんす)を折ってみんなの思いをツール・ド・フランスに届けよう

世界最高峰のサイクルロードレース「ツール・ド・フランス」の名を冠した自転車競技イベント「2019ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」のPR企画として、2019年も「鶴de France」(つる・ど・ふらんす)が実施される。

日本のファンが折った「つる・ど・ふらんす」は2018年の第5ステージで現地に届けられた

7月にフランス全土で開催される「ツール・ド・フランス2019」に出場する選手たちの安全と健康を祈念し、ツール・ド・フランス4賞ジャージ柄の折り鶴を日本のイベント会場に来たファンに折ってもらい、大会開催期間中のフランスに届ける。

イベント会場内の「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」PR特設コーナーで、だれでも参加できる。鶴を折った人全員に、大会オリジナルステッカーをプレゼント。

鶴 de France(つる・ど・ふらんす)とは

■目的
「ツール・ド・フランス2019」に出場する選手たちの安全と健康を祈念するとともに、本企画を通じて、より多くの人に「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」を知ってもらうために実施。企画は誰もが気軽に参加・体験できるものとし、「ツール・ド・フランス」になじみのない人にも覚えてもらいやすい名称としている。

■実施概要
今後開催されるイベントの「2019ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」PR特設コーナーで、来場者にツール・ド・フランス4賞ジャージの柄の折り鶴(黄色、緑、赤ドット、白)を折ってもらう。折った鶴を「千羽鶴」として、ツール・ド・フランス本大会(2019年7月6日~28日)に届ける。また、参加者全員に大会オリジナルステッカーをプレゼント。

大会オリジナルステッカー

■実施イベント会場

①「サイクルドリームフェスタ2019」
・日時=5月5日(日・祝)10:00~16:00
・会場=明治神宮外苑聖徳記念絵画館前通り
2019ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムPR特設コーナー
イベント詳細

②「さいたまスポーツフェスティバル2019」
・日時=5月11日(土)、5月12日(日)10:00~18:00
・会場=さいたまスーパーアリーナコミュニティアリーナ
2019ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムPR特設コーナー
イベント詳細

③「鉄道のまち大宮鉄道ふれあいフェア」
・日時=5月25日(土)10:00~16:00
・会場=大宮駅西口イベントスペース
2019ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムPR特設コーナー
イベント詳細

④「UCI公認国際自転車ロードレース『NTN presents 2019 Tour of Japan』第8ステージ東京」
・日時=5月26日(日)9:00~15:00頃
・会場=大井埠頭メイン会場
2019ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムPR特設コーナー
イベント詳細

2018年の最終日、「つる・ど・ふらんす」が選手とともにパリに凱旋した

ツール・ド・フランスの4賞ジャージとは

ツール・ド・フランスにはさまざまな賞が設定され、4つの特別なジャージが用意されている。
●マイヨジョーヌ(個人総合優勝):黄色のジャージ
●マイヨベール(ポイント賞):緑色のジャージ
●マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞):白地に赤玉のジャージ
●マイヨブラン(新人賞):白色のジャージ

「フランスに乾杯!グラスいっぱいの芸術を」フランス体験レポーターも募集

フランス観光開発機構は4月25日、エールフランス航空の協賛を得て、2019年度キャンペーン「フランスに乾杯!グラスいっぱいの芸術を」を始動する。恒例の「フランス体験レポーター」も募集し、2名2組・計4名にノルマンディー地方とサントル・ヴァル・ド・ロワール地方を旅してもらう。

キャンペーンテーマは「アート」と「お酒」

キャンペーンはフランスの地域の特色を表すものとして「アート」と「お酒」を選び、それをテーマにしたフランス旅行の魅力を訴求する。

アートとお酒、そのどちらも、地域の風土と作り手の創造性が掛け合わされ生まれる芸術。キャンペーンではこの二つをテーマにした旅行を提案し、その土地の特色をより深く体感してもらうことを目的としている。

キャンペーンはフランス観光開発機構の公式サイト(jp.france.fr)内に4月25日にオープンする特設ページとSNSを中心に展開する。

2019年のピックアップデスティネーションは

ノルマンディー地方のモンサンミッシェル ©DaLiu Shutterstock.com

2019年のキャンペーンで取り上げるピックアップデスティネーションは、北西フランスに位置し、世界遺産モンサンミッシェルを有するノルマンディー地方、フランス王家ゆかりの古城が並び、こちらも世界遺産登録地のロワール河流域を有するサントル・ヴァル・ド・ロワール地方の二つ。

アートの観点からみると、ノルマンディー地方は芸術史の大きな転換期となった印象派の発祥地であり、繊細な光の機微に魅せられて多くの画家が作品を残した場所。一方、ロワール河流域には広大な緑の土地に、レオナルド・ダ・ヴィンチやはじめとする多くの芸術家や建築家、造園家がイタリアから招かれ、壮麗な城館や庭園を中心にフランス流ルネサンスが花開いた土地。

お酒に関しては、ノルマンディーではブドウの栽培に適さぬものの、リンゴからできるシードルや、洋梨からできるポワレというフレッシュ感あふれる飲み物が作られる。サントル・ヴァル・ド・ロワール地方はサンセール、シノン、ヴーヴレ、クレマン・ド・ロワールをはじめ30以上ものアペラシオンがあるフランス第三のワイン生産地。色も味わいもさまざまなワインを生みだし、その多様性はテロワールのモザイクと言われるほど。

サントル・ヴァル・ド・ロワール地方のシャンボール城 © L. de Serres / Domaine National de Chambord

フランス体験レポーター募集

2016年度キャンペーンから実施する「フランス体験レポーター」を2019年も募集する。今回は2名2組、計4名を一般公募し、上記2地方を旅してもらう。応募方法はレポーターへの意気込みを1分以内の動画に撮影し、自身のSNSアカウントにハッシュタグ「#フランスに乾杯」をつけて投稿。駐日フランス大使をはじめとする審査員による選考をうけて選ばれたレポーターは7月に現地を旅行し、9月にその模様を撮影した動画をキャンペーン特設ページで公開する。応募締切は5月20日23時59分。