あおり運転対策も…法人向けLTE通信型ドライブレコーダー

GPS応用機器メーカーのユピテルが法人向けLTE通信型ドライブレコーダー『BU-SV750LTE』を2020年2月に発売する。スマートドライブの提供する法人向けクラウド車両管理サービス「SmartDrive Fleet」と連携し、LTE通信で記録映像や現在地などリアルタイムで確認ができる。

LTE通信型ドライブレコーダー BU-SV750LTE

レンズ1つで前後左右と車内の状況を記録

昨今の「あおり運転」増加や2019年12月1日に施行予定の改正道交法において、運転中にスマートフォンなどを使用する「ながら運転」厳罰化に対応したいという要望に応えるため同連携を実施した。LTE通信型ドライブレコーダー 『BU-SV750LTE』 は超広角レンズを採用し、前後左右車内の状況を1台で記録。内蔵するLTEモジュールによりWebブラウザ上でいざという時の状況が確認できる。

その瞬間の前後20秒を記録し再生可能に

LTE通信型ドライブレコーダー『BU-SV750LTE』を装備したユーザーはスマートドライブの提供するクラウド車両管理『SmartDrive Fleet』上で記録したヒヤリハット映像をリアルタイムで見ることができる。 ヒヤリハット映像は急ブレーキ、急加速などの危険運転時に前後20秒記録され、リアルタイムに『SmartDrive Fleet』上で地図を見ながら再生できる。

画面イメージは開発中のもの

LTE通信型ドライブレコーダー BU-SV750LTE
ボディは円柱型で下部に超広角レンズをレイアウト
<主なスペック>
■ 外径寸法(突起部除く):幅 87mm× 直径 50mm
■ レンズ画角:垂直 240°、水平150°
■ 記録画素数:約300万画素
[SD カード記録画素数 2048×1440 /サーバー送信記録画素数 1024×720]
■ SD カード付属(カード付属(16GB)16 G B)
■ G センサー/ GPS / HDR 搭載

SmartDrive Fleet について
車両のシガーソケットに装着するセンシングデバイスを利用したクラウド型車両管理サービス。デバイスから取得したデータで運転リスク診断を行ったり、車両稼働率分析から効率的なルート提案、日報の自動化などを通して車両を持つ企業の車両事故の削減や保険料・運用コストの最適化、営業効率の向上といった課題解決に取り組む。

スマートドライブについて
世界中の交通・移動データを収集・解析し、事故のない社会、移動がより効率的で快適な社会をつくっていくためのサービスやプラットフォームを開発・提供しているスタートアップ。 将来私たちの子供や孫の世代においても役に立つようなデータプラットフォームやサービス、コネクテッドな社会のインフラとなるようなものをつくっていくという。
<会社概要>
会社名 : 株式会社スマートドライブ
設立 : 2013年10月
代表取締役 : 北川烈
資本金 : 28億4100万円(資本準備金等を含む)
所在地 : 〒100-0011 東京都千代田区内幸町 1-1-6 NTT 日比谷ビル 5F

ユピテルについて
映像技術とGPS応用機器のメーカー。50年以上にわたる歴史とブランドを有し常に時代が求める創造性豊かな製品を提供。現在はドライブレコーダー、ポータブルカーナビゲーションなどをラインアップ。これまで培ってきた高度な技術力と、IT・IoT・AI・VRといった最先端技術を活かした価値あるプロダクトやサービスを創造している。
<会社概要>
会社名 : 株式会社ユピテル
設立:1970年10月
代表取締役会長 兼 CEO : 安楽憲彦
資本金 : 3億8500万円
所在地 : 東京都港区芝浦 4-12-33

警報可能距離が3倍になったレーザー&レーダー探知機LS310

ユピテルがレーザー&レーダー探知機の新製品、スーパーキャット LS310を2019年11月から発売する。レーザー受光部に新方式「エスフェリックレンズ」を採用し、警報可能距離が3倍になった。オープン価格。

ダッシュボード取り付け用ブラケットは標準装備

レーザー式移動オービスも受信対応した業界初のレーザー&レーダー探知機「スーパーキャット LS300」の後継機。

<特長>
●超広範囲&長距離探知を実現
●【特許】リアルタイム警報
●【特許】インテリジェントキャンセル〈 iキャンセル〉
●受信対応衛星数 全84基
●GPSデータ162,000件以上
●取締や無線などを82識別で警報

遠方から発せられて微弱になったレーザー光をキャッチし、レンズによっ て集光させることでより早く探知できるようになった

遠方から発せられて微弱になったレーザー光をキャッチし、レンズによって集光させることでより早く探知できるようになった。独自に設計したエスフェリックレンズ (非球面レンズ)により、探知範囲(水平) 約40度を実現している。広範囲でのレーザー光探知が可能。

大型液晶3.6インチ、薄型17mmボディ

受信対応衛星数は全84基
GPS 31基/ガリレオ 22基/グロナス 24基/みちびき 3基/SBAS 4基(ひまわり 2基 GAGAN 2基)※2019年2月19日現在稼働数より(一時使用禁止衛星を除く)

リアルタイム警報
公開取り締まり情報、速度取り締まり指針で取り締まり中の路線を点滅させて警報。

直付け用両面テープでそのまま固定

取り締まりや無線などを82識別で警報
取り締まり・検問データも5万7000件以上収録

安全運転支援機器との警報連動が可能
Safety Monitor「OKITE(オキテ)」OP-EWS2。ドライバーの顔を認識し、居眠りやわき見を検知すると、音声と表示でドライバーに警告する。※接続には別途、通信ケーブル(OP-CB12)本体2000円(税別)が必要

見やすく、操作しやすい向きに調整可能

●ユピテルのホームページ
●ユピテルのお客様ご相談センター
0120-998-036

【スーパーSALE全品驚愕大特価11日1:59迄】LS310 ユピテル レーザー&レーダー探知機 GPSアンテナ内蔵 レーザー式移動オービス対応 3.6インチ液晶搭載 Yupiteru SuperCat(※GS203同等品)

価格:34,800円
(2020/6/8 13:15時点)
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レーザー&レーダー探知機…警報可能距離が3倍増に進化

ユピテルから新製品「レーダー探知機 LS700」が発売された。レーザー受光に新方式「エスフェリックレンズ」を採用したので、微弱なレーザー光を集光。警報可能距離は同社従来製品の3倍で、遠方のオービスもキャッチする性能を持つ。オープン価格。

ダッシュボード上に設置した「レーダー探知機 LS700」

「エスフェリックレンズ」を新採用して探知距離約3倍

遠方から発せられて微弱になったレーザー光をキャッチし、レンズによって集光させることでより早く探知できるようになった

遠方から発せられて微弱になったレーザー光をキャッチし、レンズによって集光させることでより早く探知できるようになった。独自に設計したエスフェリックレンズ (非球面レンズ)により、探知範囲(水平) 約40度を実現している。広範囲でのレーザー光探知が可能。

アンテナ別体で好みの位置に取り付け可能
アンテナを別体にすることで、モニターを好みの位置に取り付けることができる。アンテナはダッシュボード上などの障害物や遮蔽物のない場所に取り付ける。

アンテナはダッシュボード上などの障害物や遮蔽物のない場所に設置する
アンテナを別体にすることで、モニターを好みの位置に取り付けることが可能

受信対応衛星数は全84基
GPS 31基/ガリレオ 22基/グロナス 24基/みちびき 3基/SBAS 4基(ひまわり 2基 GAGAN 2基)※2019年2月19日現在稼働数より(一時使用禁止衛星を除く)

リアルタイム警報
公開取り締まり情報、速度取り締まり指針で取り締まり中の路線を点滅させて警報。

ハンドル横に設置

インテリジェントキャンセル〈iキャンセル〉
自動ドアなどによる誤警報を自動でキャンセル登録。

取り締まりや無線などを82識別で警報
取り締まり・検問データも5万7000件以上収録

安全運転支援機器との警報連動が可能
Safety Monitor「OKITE(オキテ)」OP-EWS2。ドライバーの顔を認識し、居眠りやわき見を検知すると、音声と表示でドライバーに警告する。※接続には別途、通信ケーブル(OP-CB12)本体2000円(税別)が必要

12mm薄型ボディながら3.6インチの大画面
宙づりで設置しても安定感がある

●ユピテルのホームページ
●ユピテルのお客様ご相談センター
0120-998-036

モニターは静電式タッチパネル

●業界初、新型の光オービスに対応したレーザー&レーダー探知機 ユピテルLS300

【スーパーSALE全品驚愕大特価11日1:59迄】LS700 ユピテル レーザー&レーダー探知機 レーザー式移動オービス対応 大画面3.6インチ液晶搭載 Yupiteru SuperCat

価格:40,980円
(2020/6/8 13:13時点)
感想(2件)

フレーム内蔵ポンプを試してみた…トピークのおすすめポンプ3モデル

個人的な経験から言うと、パンク修理キットや携帯ポンプを持っていないときに限ってパンクする。万全の装備をしていればパンクしない。つまりキットやポンプはお守りみたいなものだ。でもツール・ド・フランスを走るプロ選手はポンプなんて持ってないよね。フレームに重いポンプなんか装備せずに走りたい。それをかなえるアイデア商品があった。

フレームのこの部分に内蔵してしまうのだ

ポンプを持っていないように見えるのがプロっぽい

サイクリングをするときは万一に備えてパンク修理キットと携帯ポンプを持って走らなければならない。この携帯ポンプというのがじつにやっかいだ。大きくて丈夫なほうが楽に空気が入るのだが、いつするとも限らないパンクに備えたお守りなのだから、多少手こずっても軽くて小さくて、目立たないほうがいい。

そこで今回入手したのがフレームの中に入ってしまうトピーク社のニンジャP。厳密に言うと、サドルとフレームを結ぶシートポストというチューブの中に収納する。チューブの内径は自転車によって異なるが、付属するアタッチメントを交換することで3タイプの内径に対応。ほとんどのスポーツバイクに使える。

トピークのニンジャPは重さ62g。およそ11気圧まで充填可。仏式バルブ専用
ゴム製リングを交換することで3サイズの内径に内蔵することができる
グレーの樹脂製リングで空気穴をふさいで、ダストが入らないようにして収納する
グレーの樹脂製リングをスライドさせると空気穴が露出する

使い方はこんな感じ。まずフレームからサドルの付いたシートポストを抜く。このシートポストの中に携帯ポンプを収納し、ポンプのネジを指で回していくと、樹脂製のリングが太くふくらんでいき、ポストの内径にしっかりと固定されるという仕組み。着脱に工具は不要だが、シートポストを抜くときに工具がいる。

5mmアーレンキーを使って締め込んでいくとゴム製リングがつぶれていくのだが、この作業は指でできるので工具不要だ
この部分をシートポストから出しておけば、指で簡単に回すことができる

携帯ポンプの平均的な重量は200g、長さは25cmほどだが、この内蔵ポンプは62g、20cmとかなり小さい。こういった軽くて小さいものは空気を入れるのが相当大変だが、思ったよりもスムーズに装填できた。大きなものほどポンピング回数は少なくて済むが、パンクするとも限らないのに重いものを携行するのは苦痛でもある。携帯ポンプはたくさんのタイプとモデルがあるので、それぞれの考え方に応じて選択するのがいい。価格は2500円(価格はすべて税別)。

従来から使用していた重めの携帯ポンプと比較してみた
たいていはこんなふうにフレームのどこかに搭載するのだが、見た目がよくない
フレーム内にポンプを内蔵するとこんなにもシンプルに

テールランプ兼用ポンプも賢いアイデア

ミニロケットiグロウ

自転車には白い前照灯と、赤いテールライトあるいは反射板を装備する必要がある。トピークのミニロケットiグロウは携帯ポンプの胴の部分が赤く光るので、自転車の後部に取りつけておくとテールライトとしての役目も果たす。ボタン電池2個で点灯50時間、点滅100時間。3000円。

上端部にあるスイッチを入れると赤く光る

スタンド兼用ポンプがあれば遠征が楽しくなるかも

自転車ライフを送るためには2種類のポンプを使い分ける。1つは携帯ポンプ。もう1つが毎回の走行前に適正空気圧を入れるためのフロアポンプだ。気圧計が付いたドッシリとしたタイプで、床に置いて体重をかけながら空気を装填するのでこう呼ばれる。

自転車フックの付いたフロアポンプ。ポンプとスタンド部分は分離することもできる
1台2役のすぐれもの。遠征先などでとても便利

トピークのトランスフォーマーXXは、スタンドのないスポーツバイクを引っかけることができるアイデアグッズ。簡単な整備もこれを利用すれば容易に作業できる。クルマに積んでいき、遠征先などで利用すると便利。重量は2.21kg。1万4000円。

●トピークの日本語ホームページ

うっかり違反抑止ナビ…ユピテルから2019年モデルが新登場

ユピテルのナビは「うっかり違反抑止ナビ」。ポータブルカーナビゲーションの2019年モデルが新登場でラインナップした。モデルはYPF7550ML、YPB745ML、YPB735ML、YPB555ML、YPL525ML。

ハイエンドモデル(7インチ・フルセグ) : YPF7550ML
スタンダードモデル(7インチ・ワンセグ) : YPB745ML、YPB735ML
ベーシックモデル(5インチ・ワンセグ) : YPB555ML
バリューモデル(5インチ) : YPL525ML

うっかり違反をしないように警告してくれる

・うっかり違反を抑止する、オリジナル警告・警報データ7万3千件以上収録
・2019年春版「マップルナビPro3」搭載
・業界唯一、日本語・英語・中国語・韓国語の4カ国語で音声案内&地図表示
・安全運転アシスト機能「一方通行進入禁止案内」「交差点対向車注意案内」
・昭文社「まっぷる」観光ガイド情報、約8万件収録
・シガープラグコード付属、誰でもカンタン取付け
・ロードサービス「カーレスキュー」1年間無料

発売時期:2019年4月初旬
価格:オープン価格

YPF7550ML

ユピテル ポータブルカーナビ YPF7550ML フルセグチューナー内蔵 7.0型+2019年春版マップルナビPro3搭載【プラス1年保証で安心】

価格:40,700円
(2020/6/8 13:05時点)
感想(1件)

【GARMIN fenix 5X Sapphireインプレ後編】登山に使ったら頂上までの残り距離や所要時間を教えてくれた

高度計(Altimeter)、気圧計(Barometer)、コンパス(Compass)機能があるABCウォッチに光学式心拍計とGPSを搭載したfenix 5X Sapphire(フェニックス・ファイブエックス・サファイア)を駆使して、本格的な登山に出かけた。

アクティビティによってその運動に必要な表示項目が出現。登山なら獲得標高などがわかる

パソコンでルート作成して転送すれば登山ナビに

日本人なら一度は国内最高峰の富士山に登りたい。夏山シーズンにそんな計画を立て、その練習のために丹沢の塔ノ岳(標高1491m)登頂を目指した。筆者の登山歴は初級レベルだが、同行する仲間は始めたばかり。低山ハイキングの途中にいつも質問されるのが、「もう半分くらい歩きましたか?」「あとどのくらいで頂上ですかね?」。こちらも明確な回答が出せないので、用意した地図を示しながら適当なことを答えるしかない。

大自然のまっただ中にいて、現在はコースのどの位置にいるのか。距離にしてあと何km、標高差にしてあと何m上ればいいのか。そんな魔法のアイテムがあったらいいな、と思ったらあったのだ。fenix 5X Sapphireだ。

アクティビティで登山を選ぶと獲得標高、所要時間、昇降速度が自動的に表示されるようになる
GPS稼働中の軌跡は水色ラインで表示される。赤い矢印は北を指し示す
コースナビ中の地図。アップとダウンボタンで拡大と縮小ができる

登山コースをパソコンサイトで作って、あらかじめデバイスに送り込んでおけば、残り距離や高度、到着予想時間などが表示される。すでにランやサイクリングで使いこなしてきた機能だが、フルカラー登山地形図を収納しているfenix 5X Sapphireなら本格的登山に使えるのである。

最も簡単なのはデバイス内の地図データに収録されたPOI(ポイント・オブ・インタレスト)を選択してナビしてもらうこと。ただし「富士山」や「丹沢山」などの著名な山岳しかプリインストールされていない。今回の目標である「塔ノ岳」は見つからなかったので、座標を調べて設定するしかない。

チャージングクリップを使ってデバイスと同期すれば自作コースも同時に送り込まれる
ここまで11.17km歩いて、所要時間は2時間22分03秒、現在のペースは1kmあたり24分30秒
GPSによる捕捉は森の中でもかなり正確にその位置を特定してくれる
気圧は日々変化するので出発地点で高度を校正しておく必要がある。写真は校正していなかったケース

座標には60進数(度分秒)と10進数の単位があって、fenix 5Xに入力する単位は60進数となる。登山の目的地に割り当てられた座標は登山サイトなどで簡単に見つけることができるが、10進数の場合は変換する必要がある。

例えば丹沢山系の塔ノ岳なら「北緯35°27′2565″、東経139°09′7892″」とあれば60進数。「北緯35.454064、東経139.163278」とあれば10進数で、ガーミンデバイスには前者を入力する。インターネットに変換サイトがあってこれを利用するといいし、googleマップを利用して目的地にポイントを合わせると2種類の座標が表示されるサイトもある。

さらに確実なのは登山計画ルートを入れておくこと。丹沢くらいに人気があるルートなら途中の山小屋の位置がPOIとしてプリインストールされているので、それを次々と選んでいき、頂上までのコースを作成する。もしPOIが見つからなければパソコンのgaminconnect.comサイトで作成する。作業はそれほど難しいものではなく、今回はコースを自作してデバイスに送り込んでおいた。

塔ノ岳にいたる大倉尾根。ひたすらバカのように上るのでバカ尾根とも呼ばれている
直近4時間の心拍数の推移。運動の強さを5段階で色分け表示する
休憩時にストップボタンを押したときは、再スタートの時に「再開」ボタンを押すのを忘れないように
コースナビ中の高低図。歩いたところが緑色になり、その先は青色に表示される
コースナビ中。残り距離、到着予想時刻が表示されるのが頼もしい。赤い三角はゴール地点の方角
コースナビ中。これまで歩いた距離、タイム、現在のペースが表示される

富士山のトレーニングルート、丹沢塔ノ岳に投入

当日は早朝に小田急線の渋沢駅に仲間と集合し、路線バスで15分ほどの大倉バス停へ。現地に到着したらまずはGPSを起動して、デバイスの高度計を校正しておく。高度は天気の気圧配置によって変動するので、その日の気象状況に合わせて修正しておく必要があるのだ。例えば富士山須走口五合目の高度は2500mだが、高気圧に覆われていると2400mなどと表示されてしまう。そのまま富士山に登ると山頂の高度が3676mと残念な数字になる。できればここは3776mの数字を見て登頂を祝したい。

大倉バス停で気圧校正を済ませたら、「塔ノ岳」と名前を付けておいたコースを選択してスタートボタンを押す。

ところでよくある失敗。休憩時に停止ボタンを押して計測をいったん止めることがよくあるが、再スタート時に50パーセントの確率で「再開」ボタンを押し忘れる。記録が途中で途切れてしまった経験はGPSデザイスユーザーならだれでもあるだろう。だったら休憩時もGPSを稼働したままにしておき、ゴールするまで右サイドのボタンはさわらないほうがいい。だからデバイスの電池寿命は重要なのだ。あるいは設定で「自動停止」をオンにしておき、止まっているとデバイスが判断したときは「自動停止」するようにしておくといい。

コースナビ中の高低図。歩いたところが緑色。山頂まで、まだ半分程度だ
アクティビティを終了したあとは詳細を手元でも確認できるが、Gamin Connectに転送したほうがさらに詳しく分かる
塔ノ岳の自作ルートをデバイスの地図で表示。拡大/縮小も自在にできる

頂上までの距離が分かれば残りの体力配分ができる

こうして塔ノ岳を目指す登山に挑んだのだが、大自然の中で現在地の把握、気圧変動による天候予測、心拍数による身体的な状況などを数値で確認できることの安心感たるやこの上ない。あとどのくらい頑張ればいいかがつかめれば、残りの体力と相談してペース配分を的確にコントロールすることができる。これほどまでに便利なものがあるとは。

こうして塔ノ岳から無事に下山したあとは、Bluetooth接続でスマホにデータを送り込み、歩いたコースを確認したり、勾配に応じて変化する心拍数を照らし合わせたりしながら、登山仲間と楽しいひとときを過ごす。みんな、富士山の初登頂に向けて自信を深めることができたトレーニングに大満足だった。 もちろん登山地図や装備品は従来どおりに用意するのは当然として、ABC機能・心拍計・GPSという三種の神器がそろった最先端ツールが本格的登山においても頼もしい存在となるのは間違いない。

アクティビティ終了後に歩いたルートの高低図を表示する
塔ノ岳登山の実績をパソコンのgaminconnect.comサイトで確認してみよう
標高、スピード、心拍、気温の推移、消費カロリーや最大心拍数などさまざまなデータが収集されている
ペリカン社製「Pelican 1150」プロテクターケースに収納されている

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【GARMIN fenix 5X Sapphireインプレ前編】本格登山にも使えるABCウォッチ
【GARMIN fenix 5X Sapphireインプレ中編】アプリやオプション連携でできるスゴいこと

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