宇都宮ブリッツェンが導入したアスリート用物理療法機器に注目

⾃転⾞ロードレースのプロチーム「宇都宮ブリッツェン」が伊藤超短波とオフィシャルサプライヤー契約を結んだ。1916年に創業した伊藤超短波は、低周波や超⾳波などのエネルギーを利⽤した物理療法機器を開発・製造。五輪代表選手やメジャーリーガーなどのアスリートに愛用されている。

マイクロカレントのATminiパーソナルを愛用する増田成幸

宇都宮ブリッツェンは2014年から同社の物理療法機器を使用。自転車レース開催中にケガが発⽣した時には、同社が治療器を迅速に渡して、その早期リカバリーをサポートしているという。

選⼿同⼠の接触、道路上の落⽯などで落⾞のリスクがある自転車レースだが、とりわけシーズン中でのケガは⼀刻も早いリカバリーが求められる。ケガの治癒を促進するために物理療法機器が用いられている。

今回の契約により、サポート体制をより強化するとともに、予防可能なケガ・故障を防ぐためのコンディショニングもサポート。レースごとに最⾼のパフォーマンスを発揮できるようにする。

伊藤超短波が宇都宮ブリッツェンとオフィシャルサプライヤー契約

「2014年から選⼿の怪我や疲労のリカバリーのために、物理療法機器のサポートをいただいた。実際にレースやトレーニングでの落⾞により、⾻折や筋⾁への損傷などがある度に相談し、さまざまな治療器がある中で、ベストな機器を選択してもらったので、選⼿や⾸脳陣は安⼼してリカバリーに専念することができた」と清⽔裕輔監督。

ワールドベースボール日本代表や紀平梨花も愛用

伊藤超短波の物理療法機器がスポーツ界で注目されるようになったのは1999年からだ。当時から関係の深かった柔道競技を中⼼に物理療法機器によるケガのケアやケガ予防のためのコンディショニングサポートを開始。その活動は次第にスポーツ界全体に浸透し、今では野球、レスリング、サッカー、陸上など多くの選⼿やチーム、各種競技団体の活躍を⽀えている。

NHKの「クローズアップ現代+」では陸上100m日本記録保持者の桐生祥秀選手がケガの回復に使用したという機器が紹介された。電極コードの付いた粘着パッドを身体の2カ所に当て、マイクロカレント(微弱電流)を流すことで、運動後の筋肉をトリートメントするというもの。医療機器ではない一般でも購入できるものも登場し、3〜4万円でだれでも入手できる。

日本人メジャーリーガーの多くも登板後のケアやヒジ手術後の回復を目的として愛用していることが、各選手のSNSなどでツイートされる。大腿部やふくらはぎを酷使する自転車競技でもマイクロカレントを駆使している選手は多い。

フィギュアスケートの紀平梨花も愛用。ケガからの復活も順調に推移しているという

同社にはEMS専用機のスタイリフト(税別14万8000円)もあり、自転車競技の元全日本チャンピオンも現役時代には愛用。ペダルが踏めないようなケガを負ったときも、その他の筋肉の状態を維持・強化できるために重宝しているという。

また、治療促進と筋肉強化に加え、美容機器としても使える複合機のツインビートRも注目されている。EMS(トレーニング)、TNS(リラックス)、MCR(ケア)、ビューティー(EMS+TNS+トリートメント)の機能を搭載し、価格は19万8000円(税別)。

桐生祥秀やダルビッシュが愛用するコンディショニング機器

戦い続けるアスリートのためのコンディショニング機器

ウワサのEMS筋トレマシンには、くびれを作る裏技もある

筋肉運動は継続が大事。小型軽量化、充電池採用なのでいつでも、どこでも、ながら運動できる

美容機器ツインビートRの裏技…アスリート向き筋トレも

ツインビートR

●伊藤超短波のホームページ

アークテリクス×ビームスのコンセプトはDIMENSIONS

アークテリクスとビームスがコラボしたスポーツアパレルが8月10日からビームス公式オンラインショップ、ビームス・ビームス ボーイレーベル取り扱い店舗(一部地域を除く)で予約受付けを開始した。

ビームス創立25周年となる2001年にスタートしたビームス別注コレクションは、その後20年以上にわたり、東京・原宿で生まれたセレクトショップならではのカラーデザインで、多くのファンを魅了してきた。

2022年秋冬コレクションから、この両ブランドのパートナーシップは、アークテリクス×ビームスプロジェクトとして新たなフェーズへと突入。今まで日本国内ビームスのみで販売されてきたコレクションは、2022年から米国、英国、カナダ、中国のストア11店舗でも販売される。

Beta Jacket

さまざまなアウトドアクティビティに対応可能なフレキシブルな機能が詰め込まれた。GORE-TEXの特徴でもある優れた耐久性・防水透湿性・防風性のプロテクションに加え、軽量で、柔らかくしなやかな着心地と、着用時の静音性が特徴の「N30p 3L GORE-TEX fabric with GORE C-KNIT™ backer technology」を採用。

Beta Jacket 5万6100円(税込)

通常BETA JACKETとは異なるダブルジップ仕様。上腕の刺繍と胸のロゴのベース色が黒色でまとまることで左右の統一感ある仕上がりに。上腕に入った「ビッグバード」ロゴはビームスプロジェクトの象徴ともいえるデザインアイコン。

Mantis 26 Backpack

開口部にドローブリッジ方式を採用し、大きなメイン コンパートメントに簡単にアクセスが可能。荷物の整理が簡単な複数のポケットのほか、仕事の日にはノートパソコン、休みの日にはハイドレーションリザーバーを収納できるスリーブも内側に備えている。

Mantis 26 Backpack 2万2000円(税込)

白を基調として、ブラックだけでなくグレーカラーを差し色に使うことで柔らかみのある色遣いに。ゴールドのロゴ刺繍に合わせ、サイドジッパーはカーキになっている。

Mantis 2 Waistpack

腰や肩に快適に装着でき、必要な持ち物をミニマルに収納が可能。ジッパー式フロントポケットはキークリップ付き。出し入れしやすいスタッシュポケットやジッパー式セキュリティポケット付き。バックパネルのスマートで控えめなポケットには、スマートフォンやトランジットパスが入ります。BETA JACKETのカラーリングを落とし込んだ配色。

Mantis 1 Waistpack

Mantis2(2.5L)より一回り小ぶりとなる、1.5L容量。Mantis 26のデザインをコンパクトに落とし込んでいる。ジッパーにグレーを配することで柔らかさを演出したカラーリングに。

●アークテリクスのホームページ

セブンイレブンにレッドブルF1デザイン缶が限定発売

3年ぶりのF1日本グランプリに翼をさずけるため、レッドブルはアクセル全開連続サプライズ企画「#待ってたぞ鈴鹿」として「F1デザイン缶」を限定発売した。

2022年のF1日本GPをより特別なものにするべく、2021年のデザイン缶に大型アップデートを投入。トップドライバー4名のイラストが加わった。モータースポーツファンの心の声「#待ってたぞ鈴鹿」。日本グランプリ開催まで止まらないという想いをさらにスピードアップさせたいという。

発売される商品はレッドブル・エナジードリンクOracle Red Bull Racingデザイン、レッドブル・シュガーフリーScuderia AlphaTauriデザイン。それぞれ数量限定、250ml、価格は191円(税別)。全国のセブンイレブン(一部店舗では取り扱いのない場合も)で販売される。

●レッドブルの詳細ページ

かすみがうらファンキャンピングが9月の週末限定で開催

2022年9月17日(土)~25日(日)土日祝日限定で霞ヶ浦湖畔に期間開催される「遊び場&キャンプ場」「かすみがうらファンキャンピング」。2021年も期間限定で開催しているが、新コンテンツを加えパワーアップした。

イベントは「芝生アクティビティ」「自然アクティビティ」「サイクリングアクティビティ」の大きく3つのアクティビティを用意。お得な1日遊び放題券もある。また、夜は湖畔でキャンプ泊ができ、日帰りでも1泊2日のレジャーとしても楽しめる。

<湖上サイクリング・食材収穫サイクリング・ラジオドラマサイクリング・謎解きサイクリング>
自転車を使ったさまざまなコンテンツを紹介。気軽に参加できる謎解きサイクリングから、BBQの食材を自分たちで調達できる収穫サイクリング、霞ヶ浦の湖上をサイクリングできる特別な経験も期間限定で楽しめる。

かすみがうらファンキャンピング
・開催日:①2022年9月17日(土)~19日(月祝)
      ②2022年9月23日(金祝)~25日(日)
・主 催:かすみがうら市 
・協 賛:かすみがうらアクティビティコミッション
・Webサイト:http://tour-de-nippon.jp/kasumigaura-funcamping/
・事務局:かすみがうらファンキャンピング運営受託者
               一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパン 

スカイランニングで再び世界タイトル獲得を目指す…上田瑠偉

脊髄損傷の治療方法発見に取り組む研究の資金助成を目的にしたチャリティランニングイベント、Wings for Life World Runが5月8日に世界各地で同時開催され、東京の神宮外苑ではトレイルランの上田瑠偉が参加。2022シーズンは世界タイトルを狙っていくと意気込みを語った。

上田瑠偉が神宮外苑で激走 ©Jason Halayko for Wings for Life World Run

ケガで苦しんだから、走れる喜びを多くの人に感じてほしい

上田は起伏の激しい山間部をランニングするトレイルランの第一人者。長野県の名門・佐久長聖高で走っていたオンロードラン出身選手でもあり、2021年は新潟県の南魚沼市で開催されたWings for Life World Runのアプリ大会に初参加している。

「南魚沼大会は夜間のランニングとなりましたが、想像以上に多くの人が集まって、この大会やチャリティイベントとしての関心の高さを推測することができた」という。

高校時代は、度重なる怪我で走れないときのほうが多かった上田。「だからこそ走れるようになったときの喜びや生きてる実感というのを強く感じました。Wings for Life World Runは脊髄損傷の走れない人が走れるようになるかもしれない、そんな素敵な夢を実現させ得る世界的イベント。 ボクが感じた走れる喜びを脊髄損傷の方にも感じてほしい」と、2022年もアプリランに出場。

今回は新国立競技場に隣接する明治神宮外苑で、都心部のジョギング愛好家が夜間でも走っているコース。「昨年はヘッドランプをつけたけど、今回は都心部の明るさがあるので不要。アイウエアは調光レンズを選択して、透明のサングラスを投入した」とナイトランに備え、一般参加者とともにアプリを起動させてそれぞれの記録に挑んだ。

トレイルランの上田瑠偉

9月9日、イタリアでスカイランニング世界選手権開催

2019年にスカイランナーワールドシリーズでアジア勢として初の年間王者。世界タイトルを獲得した。コロナ禍で海外遠征がままならなくなった2020年は、全国の都道府県を訪れ、上田が全国に記録を残すプロジェクト、「Japan F.K.T. Journey」を企画。各都道府県を巡ることで、より身近に、いつでも世界レベルの上田に挑戦できる機会を作った。

2021年になると次第に海外に行けるようになり、2022年はさらに自由に遠征できる環境が整いつつある。

「その中で5月末にスペインであるスカイランニング大会、セガママラソンでタイトルを取ることが目標。また9月9日にイタリアでスカイランニング世界選手権もあるので、そこでまた世界一を取れるように頑張りたい。

トレイルランの上田瑠偉、スノーボードの鬼塚雅、フィギュアスケートの紀平梨花

スカイランニングがオリンピックの正式種目に採用される可能性はある。国際競技団体が2024年のパリ五輪の競技入りを目指して精力的に活動している。

トレイルランは五輪種目ではないが、2024年のパリ大会はレイルランが盛んなフランスで開催され、よく遠征に行く国として見守っている。トレイルランは2028年五輪での正式種目採用に向けた活動もあり、「もしオリンピック種目になったときのため、そのときタイトルが取れるように日々トレーニングを続けていく」と将来を見据える。

紀平梨花…ケガでさらに強くなったなと言ってもらえるようなシーズンにしたい

紀平梨花 ©Suguru Saito / Red Bull Content Pool

福田穣が追いつかれるまで逃げ続けるランで世界1位に

脊髄損傷の治療方法発見に取り組む研究の資金助成を目的に、世界のトップアスリートを含む参加者が同時スタートで走るWings for Life World Runで、日本の福田穣(31歳、福岡県出身、プロランナー)が64.4km走り、男性部門の世界1位になった。

福田穣がWings for Life World Runで男子優勝 ©Bambi Kawakubo Mami for Wings for Life World Run

地球上で最後まで逃げ続けたランナー

何万人のランナーが世界各地で一斉にスタートする。スタートから30分後にキャッチャーカーと呼ばれる追跡車がスタートから走り出し、参加者たちを追いかける。キャッチャーカーは最初ゆっくりと走り、時間を追うごとに徐々にスピードを上げていく。キャッチャーカーに追い抜かれた時点でその参加者はレースが終了となり、世界で最後に追い抜かれた参加者に世界チャンピオンの称号が与えられる。

新型コロナウイルス感染により、「フラッグシップ・ラン」と呼ばれる、前述したリアルなラン大会は日本では3年連続で開催されなかったが、アプリを使って所定のコース、または自分の好きな場所で走る「アプリラン」は実施された。

2022年のイベントは165カ国で192の異なる国籍の人々、合計16万1892人が参加。日本では東京の神宮外苑で179人、他のアプリラン・イベント参加者と通常のアプリラン参加者合わせて日本全体では2060人が走った。

福田はWings for Life World Run App Run Eventマリンメッセ福岡に参加した。国士舘大時代に箱根駅伝に出場。八千代工業、西鉄の実業団選手として走り、プロ転向。現在は世界最強のマラソン軍団『NN Running Team』に日本人初の選手として所属。パリ五輪を目指し進化を続ける。

日本人女子は過去に2人が世界チャンピオンに

2015、2016年と2年連続で女子の部は日本人が世界チャンピオンに輝いている。2015年:渡邊裕子さん56.33 km、2016年:吉田香織さん65.71 km。2022年大会での女性部門の1位は米国のニーナ・ザリーナさんで、記録は56km。

紀平梨花…ケガでさらに強くなったなと言ってもらえるようなシーズンにしたい

トレイルランの上田瑠偉、フィギュアスケートの紀平梨花、スノーボードの鬼塚雅が神宮外苑のランに参加

スカイランニングで再び世界タイトル獲得を目指す…上田瑠偉

上田瑠偉が神宮外苑で激走 ©Jason Halayko for Wings for Life World Run