ヒマラヤ未踏峰ホワイトウェーブに向け出国…箱根よりもスゴい青学大山岳部

青山学院大体育会山岳部がヒマラヤにある未踏峰「ホワイトウェーブ」に挑戦するため、先発準備隊として田口純也登攀隊長(4年)と松原峻彦隊員(2年)が9月8日に羽田空港から出国。香港を経由してネパールのカトマンズに入る。

未踏峰に挑むメンバー。左から松原峻彦(2年)、杉本俊太(3年)、登攀隊長の田口純也(4年)、池田昂史(4年)、村上正幸隊長(山岳部監督)

メンバーは5人で、11日には後発隊として池田昂史隊員(4年)、杉本俊太隊員(3年)、山岳部監督でもある村上正幸隊長(43)が現地を目指す。「ホワイトウェーブ」東稜、そして北壁ダイレクトという2ルートからの登頂を目指す。登頂予定日は2018年10月12〜18日。

羽田空港出発フロアで行われたミーティングでは、村上隊長が先発隊に「トラブルのない日はないと思うが、それを楽しむくらい余裕をもって行動しよう。それと絶対にあきらめてはいけない」とメッセージ。観光局への登山申請などをこなして、ヒマラヤ直下へと移動する。

松原峻彦と田口純也が先発隊としていよいよ日本を出国
2隊員の荷物。これ以外の大量の機材・用具はすでにカトマンズに輸送されている

同大山岳部のこれまでの実績は輝かしいものがある。2013年には同じヒマラヤの未踏峰アウトライアー(標高7034m)初登頂に成功。2015年には、このアウトライアー登山隊に参加して6000mの高度を経験した真下孝典が、6大学からの6人による日本山岳会学生部隊の隊長としてジャネII峰(6318m)に初登頂した。近年は箱根駅伝で4連覇中の陸上長距離部などとともに学内で最優秀選手、優秀団体表彰を受けるなどその活動は高く評価されている。

約2カ月の遠征期間中は、パソコン、衛星モデム、太陽光発電機器持ち込んで衛星通信によるブログの更新やGPSによる隊の現在地共有などITを駆使。できるかぎりのリアルタイム共有をしていく。

羽田空港で日本に残る支援部員やOBと

遠征隊概要
隊の名称:2018青山学院大学山岳部 東ネパールWhiteWave登山隊
英語名称:WhiteWave Expedition of Aoyamagakuin Univ. Alpine Club 2018
時期:2018年9月下旬から10月末
エリア:ネパール東部カンチェンジュンガ山群
山名:WhiteWave(現地名:Anidesh Chuli)未踏
標高:6960m(ネパール政府発表値)
主催:青山学院大学体育会山岳部 / 緑ヶ丘山岳会

日程
9月8日 日本発ーカトマンズ:先発準備隊2名出国
9月11日 日本発ーカトマンズ:後発隊3名出国。観光局への申請や遠征準備
9月15日 カトマンズータプレジェン:車での移動
9月17日 キャラバン開始(タブレジェン〜BC): BCは標高5800m地点の氷河末端を想定
9月27日 ABC設置
10月1日 高度順応及びルート工作:東稜へのアイスフォール通過
10月10日 東稜アタック:ABCーCampE1,2ー頂上
10月15日 北壁ダイレクトアタック:下降は東稜を想定
10月19日 バックキャラバン開始(BCータプレジェン)
10月26日 タプレジェンーカトマンズ:車での移動後、帰国準備
10月28日 夜 カトマンズー日本

●青山学院大山岳部のFacebook
●青山学院大山岳部のtwitter
●青山学院大山岳部のブログ

関西空港や新千歳空港の閉鎖で羽田は大ラッシュ。最初の難関は搭乗に間に合うのか?

⚫関連ニュース

青山学院大山岳部がヒマラヤの人類前人未踏峰「ホワイトウェーブ」挑戦

⚫最新ニュースへ

karrimor(カリマー)の2018FWアイテムが続々と登場

英国のアウトドアブランド「カリマー」が2018年の秋冬アイテムリリース。ウィンターアクティビティに対応できる機能を搭載したアウトドアウエアやバックパックのほか、ファッショナブルなライフスタイルシリーズも充実している。

女性用の本格的アウトドアウエアも

9月3日(月)からECサイトも2018FWへと切り替わった。

カリマーのフィールドシリーズ
カリマーのフィールドシリーズ
カリマーのファッショナブルなライフスタイルシリーズ
ウィンターアクティビティに対応できる機能を搭載したアウトドアウエアやバックパックも
カリマーのファッショナブルなライフスタイルシリーズ

●karrimor(カリマー)
アルピニズム発祥の国、英国のアウトドアブランド。その語源は「carry more=もっと運べる」。1946年にチャールズ&メアリー・パーソン夫妻によって誕生。最初のクライミングザックが登場してから現在に至るまで、世界の高峰、極地、熱帯雨林へと無数の挑戦をし続けている。

⚫関連ニュース

カリマーのトリビュートシリーズに新しく4つのモデルがラインナップ

⚫最新ニュースへ

ESSが米軍採用の特殊セラコート塗料を駆使したアイウエアを発売

米国No.1ミリタリーアイウエアブランド「ESS」と、通常塗装の概念を超えた米軍基準採用(ミルスペック)塗料/コーティング「セラコート」とのコラボレート企画、「JAPAN LIMITED CERAKOTE SERIES」に新商品が加わった。

ESS 5B CERAKOTE チタニウム/ミラーグレー 2万7000円(税別)

高い光学性能と耐衝撃性を有するバリステックレンズとともに、ESS製品最大の特徴とも言える高い耐衝撃性能をもつバリスティックフレームにこの特殊コーティング「セラコート」を施すことで、さらにハイスペックなアイウエアを完成させた。

サイクリストや普段使いとしても人気の「5B」と「CDI」の2モデルに採用。CROSSBOW CERAKOTEシリーズで人気カラーだったアーマーブラック(マットブラック)とチタニウムそれぞれ2カラーが用意され、全4モデルを発売する。

ESS 5B CERAKOTE アーマーブラック/スモークグレー 2万5000円(税別)

人気のマットブラックやシルバー系のヘルメットカラーとの相性もよく、これからのシックなファッションにもマッチするカラーリング。高い機能性に加え、ファッション性も兼ね備えたミリタリーグレードの高性能アイウエア。各界のプロフェッショナルたちの注目を集める逸品になりそうだ。取り扱いは米国ESSの日本代理店事業を行うノーベルアームズ。2018年10月上旬から発売予定。

ESS CDI CERAKOTE チタニウム/スモークグレー 2万7000円(税別)
ESS CDI CERAKOTE アーマーブラック/スモークグレー 2万7000円(税別)

⚫関連ニュース

究極レベルで曇りにくい「ESS」アイウエアを高温多湿の環境で実験してみた

⚫最新ニュースへ

ホノルルマラソン個人エントリーでもツアー参加者向けサービスが受けられる

2018年12月9日に開催される「JALホノルルマラソン2018」に個人で参加する人向けのオプショナルプラン「マラソンパック」を国際興業が企画し、9月1日より販売を開始する。従来のマラソンツアー参加者の特典として提供されるホテルラウンジ利用、クロークサービス、スタート地点への送迎、ゴール地点のテント利用が可能。

ホノルルマラソンに参加する日本人旅行者は近年、航空券やホテルの予約、マラソンの参加申し込みなどのすべてを自分で手配する傾向が多くなっている。今回企画された「マラソンパック」は、そんな個人参加者からのニーズが高いツアー参加者向けのサポートサービスをお得なオプショナルパック商品としてまとめた。
①ホテルツアーラウンジ利用券(シェラトン・プリンセス・カイウラニホテル)
②レース当日のクロークサービス
③スタート地点への送迎
④ゴール地点でのサービステント利用券
個人参加者でも快適なサポートサービスが受けられるという大変珍しい企画。

●JALホノルルマラソンとは
2018年12月9日、第46回大会開催。フルマラソンの部、10㎞ラン&ウォークの部。アラモアナ公園をスタートし、ワイキキビーチ、ダイヤモンドヘッドを経てハワイカイで折り返し、カピオラニ公園でフィニッシュするシーサイドコース。2017年フルマラソン参加者は2万6369人、うち日本人参加者は1万1785人。

●国際興業株式会社
ホノルル市ワイキキにシェラトン・ワイキキ、ザ・ロイヤル・ハワイアン・ラグジュアリーコレクション・リゾート、モアナ・サーフライダー・ウェスティン・リゾート&スパ、シェラトン・プリンセス・カイウラニなどのホテルを所有・経営しているほか、ホノルルマラソンツアーなど各種トラベルサービス事業を展開。

航空券・ホテルをご自身で手配してホノルルマラソンに参加するお客様のためのマラソンパック
■代金:1万5000円
■含まれるもの:
①シェラトン・プリンセス・カイウラニのツアーラウンジ利用
[開設日時]
12/6(木)13:00~18:00
12/7(金)・8(土)・10(月)9:00~18:00
12/9(日)13:00~18:00
日本語新聞や情報誌、コーヒー・紅茶などのドリンク(無料)を用意。ラウンジではツアースタッフがオプショナルツアー、レストラン情報など、滞在中の相談に乗ってくれる。チェックインまでの待ち時間や自由時間に利用大。
②クロークサービス
[日時]12/8(土)9:00~17:00
[場所]シェラトン・プリンセス・カイウラニのツアーラウンジ
レース当日の着替えなどを預けると、大会当日サービステントで受け取ることができる。
③スタート地点への送迎
[日時]12/9(日)3:00~3:30頃 *確定時間は現地にて案内
シェラトン・プリンセス・カイウラニからスタート地点への送迎バス(片道)を利用できる。
④ゴール地点のサービステントの利用
[日時]12/9(日)7:00~15:00
●ゴール後のリフレッシュサービス(軽食、ドリンク、おしぼりなど)●クロークサービス(前日に預かった荷物の引き渡し)●休憩スペース ●フィニッシャータイムテーブル:家族や仲間の走行状況検索サービス

■申込み方法:
ホームページの予約フォームから
受付後、回答メール(振り込みの案内)が送られてくる
■締め切り日:2018年10月25日(木)定員になり次第締め切り
■取消料:11月5日(月)以降に取り消しの場合100%の取消料がかかる

⚫関連ニュース

エタップ・デュ・ツールの日本人参加枠を国際興業が発売開始

⚫最新ニュースへ

ションカ2連勝、室屋はエンジン回転数超過で失格…レッドブル・エアレース第5戦

究極の三次元モータースポーツRed Bull Air Race World Championship(レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ)2018年シーズン第5戦の決勝が8月26日(日)にロシアのカザンで開催された。12万8000人の観客が見守る中、マーティン・ションカ(チェコ)が2連勝。室屋義秀は第2戦カンヌ以来のファイナル4進出かと思われたが、ラウンド・オブ8での飛行中にエンジン回転数の上限超過したことで失格となり、8位に終わった。

レッドブル・エアレース第5戦カザン大会 © Predrag Vuckovic/Red Bull Content Pool

予選を53秒351とまずまずのタイムで5位通過した室屋は、ラウンド・オブ14で52秒774とさらにタイムを縮めてニコラス・イワノフ(フランス)を退け、ラウンド・オブ8に進出。続く対戦ではカービー・チャンブリス(米国)より先に飛び、フライト直後に無線で聞こえてきたレース・ディレクターの声は「室屋、51秒643、ノーペナルティ」。それを聞いた瞬間、久しぶりに機上でガッツポーズを決めた室屋だったが、エアポートに戻ってファイナル4の準備をしている最中に、先ほどのフライトでエンジン回転数がルール7.1.8.4で規定されている上限値の2,950rpmを超過していて、失格となったことを知らされ、カザンでのレースが終わった。

室屋義秀はエンジン回転数超過で失格8位。第5戦カザン大会 © Predrag Vuckovic/Red Bull Content Pool

レース後に室屋は「フライトはすごくよくてトラックレコードとなるタイムを出していたのですが、ミーティングの後にRPM(エンジン回転数)がオーバーしたことを知りました。今まで一度も経験したことがないことなので、チームで究明したいと思います」とコメント。

2度目となるカザンでのレッドブル・エアレースを制したのは、前節から調子を上げているマルティン・ションカだった。カザン入りしてからフライトラインを見つけるのに苦労していたションカは、土曜日の予選は54秒356で12位と出遅れたが、決勝日1回戦のラウンド・オブ14で最速の52秒246を記録。ラウンド・オブ8ではトラックレコードとなる52秒009を叩き出してファイナル4に進出した。

レッドブル・エアレース第5戦カザン大会を飛ぶ室屋義秀 © Andreas Schaad/Red Bull Content Pool

そのファイナル4では先行のマイケル・グーリアンが52秒238の好タイムを出てプレッシャーをかけてきた。最初のセクターこそグーリアンが上回ったが、ションカはバーティカルターンを完璧に攻略。最終的に0.115秒上回る52秒123でゴールし、グーリアンを退けて2連勝を果たした。総合ランキングは今大会2位のグーリアンが12をポイント獲得して再び首位に返り咲いたが、前節まで首位のマット・ホール(オーストラリア)が今大会7位に終わったことで、ションカが総合3位から2位に上がった。

室屋は8位で3ポイントを獲得し、5位に踏みとどまった。

次戦は9月15日(土)、16日(日)のウィーナー・ノイシュタット大会(オーストリア)。最終戦は11月17日(土)、18日(日)に米国テキサス州フォートワースのテキサスモータースピードウェイでの開催が決定した。

ションカがレッドブル・エアレース第5戦カザン大会を制す © Predrag Vuckovic/Red Bull Content Pool

⚫関連ニュース

レッドブル・エアレース第5戦がロシアのカザンで8月25・26日に開催

⚫最新ニュースへ

U20女子W杯でヤングなでしこが初優勝…スペインに3-1で快勝

フランスのバンヌで開催されてきた女子サッカーの年代別ワールドカップは8月24日に決勝戦が行われ、U20日本代表がスペインを3対1で下して初優勝した。日本はグループリーグで首位スペインに0-1で敗れていたが、米国に1-0、パラグアイに6-0で勝利してグループ2位で決勝リーグに進出。準々決勝でドイツを3-1、準決勝でイングランドを2-0で制してこの日を迎えた。

⚫関連ニュース

サッカーワールドカップ準決勝の夜はホテルがもぬけの殻…どこに見にいったの?

⚫最新ニュースへ