レッドブル・エアレース第4戦は鎖橋の下をくぐり抜けるブダペストで開催

究極の三次元モータースポーツRed Bull Air Race World Championship(レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ)2018年シーズンの第4戦が6月23日(土)、24日(日)にハンガリーのブダペストで開催される。ファンの中で人気が高い開催地のひとつとして知られるハンガリーの首都は常に多くのファンを集めていて、2009シーズンにはドナウ川の両岸に65万人もの観客を集めた。

レッドブル・エアレース第4戦はブダペストで開催される © Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

ブダペストはレーストラックのスタートセクションがユニークなことから、シーズンハイライトのひとつとして扱われている。トップパイロットたちがセーチェーニ鎖橋の下をくぐり抜けてレーストラックに進入する姿は、ファンなら見逃せない名シーン。

ドナウ川両岸に広がるブダペストは、ブダとペストという2地区から成り立っている。ペスト側の川岸に建てられているネオゴシック建築の国会議事堂を含む両岸の見事な景色は、レースアクションに美しいパノラマビューを加えてくれる。ブダ側にはゲッレールト山頂の自由の女神とツィタデラも確認できる。ブダペストはこのような美しい建築物や観光地を数多くあるため、「世界で最も美しい都市ベスト10」に定期的にランクインしている。

ペトル・コプシュタ © Predrag Vuckovic/Red Bull Content Pool

ブダペストのドナウ川上空を飛ぶ © Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

シリーズは第6戦の開催地がウィーナー・ノイシュタットに決定し、レッドブル・エアレースが生まれ故郷オーストリアに舞い戻ることになった。ワールドチャンピオンを巡る戦いの緊張感が高まろうとするタイミングで、レッドブル・エアレースのパイロットたちは新開催地へ向かうことになる。

オーストリアの首都ウィーンの南に位置するウィーナー・ノイシュタットは、2003年にオーストリアで誕生したレッドブル・エアレースの母国凱旋にふさわしいロケーション。ウィーナー・ノイシュタットの澄み切った山の空気は、2018シーズンの行方を左右する可能性を秘めているレースに最高のコンディションを提供してくれると期待されている。

●レッドブル・エアレース日程
2月2〜3日 アブダビ(UAE)
2月21〜22日 カンヌ(フランス)
5月26〜27日 千葉(日本)
6月23〜24日 ブダペスト(ハンガリー)
8月25〜26日 カザン(ロシア)
9月15〜16日 ウィーナーノイシュタット(オーストリア)
10月6〜7日 インディアナポリス(米国)
11月=開催期日と開催地調整中

マット・ホールとマイケル・グーリアンのフライト © Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

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戸田ボートコースの藻が異常繁殖で全日本社会人選手権の会場変更へ

7月7日(土)から8日(日)まで埼玉県戸田市の戸田ボートコースで開催予定だった第68回全日本社会人選手権が、宮城県登米市の宮城県アイエス総合ボートランド(長沼ボート場)に変更されることになった。戸田ボートコースは藻の繁殖がひどく、施設管理者である埼玉県を中心に多数のボート関係者も加わって懸命に除去作業を行ってきたが、2000mでの安全な通常のレースができると断言できる状態にないことから、場所を移しての開催となった。6月18日に日本ボート協会から発表された。

戸田ボートコースの水草(藻)の異常繁殖は2017年から確認されていた。コースの両側から水草が生長し、真ん中まで届く勢いに。ボートのブレードに水草が引っかかって、オールが手から抜けてしまうほど。水草が異常繁殖した理由は不明だが、近年の水質浄化努力によってコースの透明度が高くなり、太陽光が湖底近くまで届くことによって水草が育ち、水草が育ったことによってさらに水質がよくなり、水草が爆発的に増えたのではないかとの予測。水温が高くなるとさらに育成が進むと予想されている。

戸田ボートコースは1964年に開催された東京オリンピックのボート競技会場。戦争のため幻のオリンピックとなった1940年東京オリンピックにあわせて建設されたボートコースを再整備して使用された。2020年の東京五輪では、現在の国際会場の規格に合わなくなっていることから、建設中の海の森水上競技場が会場となる。それでも戸田は現在でも首都圏を代表するボートコースとして、大学や実業団のトップクラスの選手から一般市民まで幅広く活用されている。

1964東京五輪の会場だった戸田漕艇場は現在の国際大会を開催する基準に満たないことから、2020年は新設会場の海の森水上競技場で行う

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想像してたけど想像以上にツラい! 日本一長い石段を駆け上がるRed Bull白龍走

日本一の長さを誇る3333段の石段を駆け上がるステアクライムレース、Red Bull白龍走(はくりゅうそう)が6月17日(日)に熊本県下益城郡美里町で開催された。4回目の大会は北海道から沖縄県まで、過去最大の962人が参加した。

Red Bull 白龍走に過去最多の962人が参加 © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

大会は、過去のRed Bull白龍走で男子35分、女子45分以内にゴールしているエキスパートクラスと、一般クラスに分けて実施。一般クラスに男性797人(完走656人)、女性133人(完走90人)が出場し、男性は27分04秒でゴールした田中飛鳥(たなかあすか、28歳、福岡県在住)、女性は33分23秒でゴールした岩村聖華(いわむらせいか、33歳、熊本県在住)が1位となった。エキスパートクラスには男性28人、女性4人が出場し、24分42秒でゴールした五郎谷俊(ごろうたにしゅん)と33分22秒のクルーパ理智(くるーぱりち)が優勝し、優勝の褒賞として石段横の大会記念碑にそれぞれの名前が刻まれることになった。

3333段を駆け上がるRed Bull 白龍走 © Jason Halayko/Red Bull Content Pool

Red Bull 白龍走を制した五郎谷俊(中央)。右は2位永里剛城、左は3位荒木諭志 © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

「日本一の階段ということで、どれだけツラいか自分の頭の中でイメージしながら階段の方まで向かってきました。いざ走ってみると想像のさらに上を行くツラい階段が続いて、まさに心臓破りの階段でした」とエキスパート男子の部で優勝した五郎谷。
「いつもトレーニングをしているのですが、階段で足もパンパンになりました。このような場所は日本中探してもここしかないので、人生でとてもいい経験になりました。また来年参加できれば、記録更新をねらっていきたいと思います」

クルーパ理智が女子のトップタイムを記録 © Jason Halayko/Red Bull Content Pool

2017年に一般の部で初出場してエキスパート優勝者を上回る大会新記録で優勝したクルーパは、今大会はエキスパートで参戦。2017年の自身の記録を大きく更新して優勝した。
「今年2回目の参加だったのですが、エキスパートで優勝できて、また全体でも1位だったので感無量です! うれしい!」とコメント。

●第4回Red Bull白龍走記録
エキスパート男性
五郎谷俊(ごろうたにしゅん、埼玉県在住、25歳、タイム24分42秒)
2位 永里剛城(ながさとごうき、鹿児島県在住、28歳、タイム26分02秒)
3位 荒木諭志(あらきさとし、熊本県在住、33歳、タイム26分32秒)

エキスパート女性
1位 クルーパ理智(くるーぱりち、福岡県在住、46歳、タイム33分22秒)
2位 青木佐和(あおきさわ、熊本県在住、52歳、タイム36分23秒)
3位 下村亜夕美(しもむらあゆみ、福岡県在住、40歳、タイム36分33秒)

一般男性
1位 田中飛鳥(たなかあすか、福岡県在住、28歳、タイム27分04秒)
2位 福迫誠(ふくさこまこと、鹿児島県在住、38歳、タイム28分12秒)
3位 エース栗原(えーすくりはら、山梨県在住、30歳、タイム29分21秒)

一般女性
1位 岩村聖華(いわむらせいか、熊本県在住、33歳、タイム33分23秒)
2位 俵千香(たわらちか、福岡県在住、34歳、タイム34分51秒)
3位 前田美帆(まえだみほ、長崎県在住、22歳、タイム35分42秒)

エキスパートクラスの激闘 © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

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カリマーのトリビュートシリーズに新しく4つのモデルがラインナップ

英国発祥のアウトドアブランド「 karrimor( カリマー)」がアウトドアで培ってきたあらゆるシーンで機能するツールをライフスタイルにフィードバックしたトリビュートシリーズ。同シリーズから新たに4つのモデルが発売される。シリーズはアフターワークアクティビティをテーマに、ライフスタイルをより便利に、快適に、というコンセプトのもとに開発。コーディネートしやすいよう、シンプルなデザインを踏襲し、多様なライフスタイルにフィットするバッグがラインナップ。ビジネスやトラベルなどで活躍する機能を搭載したトリビュートシリーズは、2018年6月中旬より全国のカリマー取扱店で発売開始。

カリマーのトリビュートシリーズ

tribute 25
トラベルやデイリー使用はもちろんのこと、ビジネスでも活躍するスタンダードなデイパック。専用設計のPCホルダーを採用し、パッド入りのため高い保護性を備え、A4 サイズの書類なども出し入れしやすい設計。

tribute 20
タウンからビジネスまで対応するデイリーユースパック。PCホルダー、オーガナイザー付きポケット、横持ちできるサイドハンドルなど用途に合わせた機能を搭載させたスマートなデザイン。

tribute tote
デイリーユースはもちろん、出張やトラベルで活躍する利便性と大容量を実現した、トートバッグのハイエンドモデル。

tribute crossbody pouch
財布やパスポートなどの大切なアイテムをオーガナイズするバッグインバッグ。コーディネートしやすいベーシックな形状の2WAY仕様。

カリマーはアルピニズム発祥の英国のアウトドアブランド。その語源は「carry more=もっと運べる」。1946年にカリマーはチャールズ&メアリー・パーソン夫妻によって誕生した。最初のクライミングザックが登場してから現在に至るまで世界の高峰、極地、熱帯雨林へと無数の挑戦をし続けている。

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カリマー独自のライノクロスを使用したurban dutyシリーズに新製品

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カリマー独自のライノクロスを使用したurban dutyシリーズに新製品

ライフスタイルにも彩りを与えるデザインと素材感が魅力のカリマー「urban duty」シリーズに新しくロールトップタイプのショルダーバッグがラインナップした。タウンユースとはいえ、耐久性を求められるシーンは意外と多いという点に着目し、「汚れやスレなどの生地の経年による変化を楽しんでみたい」と考え、カリマーは同シリーズのために、硬く鎧(よろい)のようなサイの皮膚をイメージさせるrhinocloth(ライノクロス)を開発。シンプルでクラシックなデザインと、使い勝手のいい機能が搭載されたurban duty series[jig 20]を発表。2018年6月中旬から全国のカリマー取扱店で発売開始。

カリマーのアーバンデューティ jig 20

ライノクロスとは厚手のナイロンに特殊加工とワックスコーティングを施したカリマー独自の新素材。丈夫でハリがあり、使い込むことによってできる独特のシワが、風合い・味わいを演出。ワックス加工により撥水性をプラス。 

カリマーはアルピニズム発祥の英国のアウトドアブランド。その語源は「carry more=もっと運べる」。1946年にカリマーはチャールズ&メアリー・パーソン夫妻によって誕生した。最初のクライミングザックが登場してから現在に至るまで世界の高峰、極地、熱帯雨林へと無数の挑戦をし続けている。

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ESSクロスブレイドに世界トップレベルのトレイルランナー上田瑠偉モデル

マラソンや登山を楽しんでいる人たちがその延長として両方の長所を楽しめると近年ブームになりつつあるトレイルランニング。国内で数々の優勝に輝き、海外でもトップクラスのランナーとして活躍する上田瑠偉(うえだるい)が、究極性能のサングラスESS「CROSSBLADE(クロスブレイド)」とタッグを組んだ。

クロスブレイドを愛想するトレイルランナーの上田瑠偉

究極性能のサングラスを開発するアイウエアブランドとして世界的に知られるESSの日本総代理店、ノーベルアームズが、「CROSSBLADE 上田瑠偉モデル」(税込み2万2680円)を6月28日(木)より全国発売する。ESSブランドでアスリートモデルを一般販売するのは初めてとなる。

クロスブレイド上田瑠偉モデル

「CROSSBLADE 上田瑠偉モデル」はスカイブルーのフレームカラーにイエロー色のESSのロゴが刻印される。セット内容はフレーム(スカイブルー)、レンズ(スモークグレー)、マイクロファイバーケース。販売は全国の眼鏡専門店、スポーツ眼鏡店、アウトドアショップ、バイク・カーショップ、サイクルショップ、セレクトショップなど全国180店舗。

上田が主戦場とするのは標高2000m以上の高所山岳などを走る通称「スカイランニング」と呼ばれる競技。2020年に行われるスカイランニングの世界選手権での優勝を目標に掲げていることから、フレームカラーを空のイメージ=スカイブルーとした。

ESSは米国をはじめ全世界の軍隊、警察、消防、レスキューなど過酷な現場で活躍する人の装備品として知られるアイウエアブランド。紫外線をカットする、まぶしくないなどの基本的なサングラスの機能だけではなく、ショットガンなどから目を保護する耐衝撃性、裸眼よりも解像度が鮮明な視認性、息を吹きかけても曇らない防曇性などに優れている究極性能のサングラスをラインナップする。

レンズはポリカーボネートを強化したミリタリーグレードのバリスティックレンズ

中でも「CROSSBOW(クロスボウ)」とその後継モデル「CROSSBLADE」は、ビーチバレーの坂口佳穗(マイナビ/KBSC所属)や、オフロードレーシングドライバー塙郁夫、トライアスリート一本松静香など数多くのアスリートに商品提供され、愛用者が多い。

上田は2017年から「CROSSBOW」と「CROSSBLADE」の提供を受け、レースに参加してきた。「顔にぴったりフィットし、曇らない。長時間かけていても痛くならない」などのメリットを感じ、2018年3月に正式に同社とスポンサー契約を結んだ。

レンズ内側はESSが開発した最上級の防曇レンズコーティングが施される

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