エリートボトルにツール・ド・フランス仕様とイネオスモデル

数多くのプロチームに採用されたエリートのウォーターボトル「FLY(フライ)」。7月6日に開幕するツール・ド・フランスの開催を記念する特別モデルが数量限定で登場。

ツール・ド・フランス 2019 コレクションボトル TDF オフィシャル BOX

2019年はFLYボトルが3種類と、新型サーモボトルのICE FLYに1種類の計4種類のデザインが用意されている。最もベーシックな550mlのボトルには、マイヨジョーヌのイエローに大きめの大会ロゴとロードバイクをあしらったグラフィックと、もう1種類はブラックボディにゴールドのプリントで100枚目のマイヨジョーヌを記念するロゴと歴代マイヨジョーヌのデザインというスペシャルなデザインになっている。

FLY 750mlにはブラックボディにポップなロードバイクのイラストとTDFの文字が描かれ、新しいICE FLYにはイエローとブラックのツートン背景にシンプルに大会ロゴが描かれている。

各ボトル単品でも購入できるが、コレクター向けにスペシャルなケースにコレクションボトルが1つづつ収められた「TDFオフィシャルBOX」も用意された。

ツール・ド・フランス 2019 コレクションボトルTDF オフィシャル BOX

内容:コレクションケース、FLY 550 TDF2019 イエロー、ブラック、FLY 750 TDF2019 ブラック、ICE FLY 550 TDF2019 ホワイト。価格は5900円(税別)。

FLY(フライ)チームボトル2019 TEAM INEOS

スポンサーの交代により、5月1日よりチームスカイからチームイネオスへとチーム名が変更となり、選手たちが使用するチームボトルのデザインも新しくなった。

FLY(フライ)チームボトル2019 TEAM INEOS

容量:550ml/750ml
価格は税別で730円(550ml)、870円(750ml)

●カワシマサイクルサプライのホームページ

銚子イイ!グルメライドは楽しくておいしい自転車イベント

自転車イベントのカテゴリーで人気急上昇中なのが「グルメライド」。5月25日に千葉県銚子市で「銚子イイ!グルメライド」が開催され、950人が参加。休憩ポイントに地元特産物が用意され、それをお目当てにペダルをこぐ。当日は全国的に猛暑に見舞われたが、太平洋の海風が心地よく、お腹ペコペコの身体にはどれも最高のおいしさだった。

犬吠埼灯台を背景に交通量の少ない太平洋岸を走る

お腹いっぱいで割安感ある参加費

2018年までは順位を競う耐久レースがここで行われていたが、主催者は今回からグルメライドに変更。それが功を奏して首都圏各地からたくさんのサイクリストが集まった。コースは脚力に応じて2タイプ。70kmには「お魚」「お野菜」「お肉」「スイーツ」の4つの補給地点が、40kmには「お肉」を除く地点がある。参加料は70kmが7500円、40kmが6000円。グループ割り引きなどもあり、これでお腹いっぱいになれるのだから割安である。

お魚エイドステーションでマグロやつみれ汁をいただく
カレーボール
キャベツなどの旬な野菜も銚子の特産品

銚子市は利根川が太平洋に注ぐ独特の地形を持つ漁港町。犬吠埼の灯台があり、風情あふれる町並みがある。この日は大漁で、コース途中の水揚げふ頭近くを通過したときは、荷こぼれしたイワシが路面に点在していてビックリ。銀色にきらめく魚を満載したダンプがひっきりなしに走っていく。

この地の過ごしやすい気象状況もサイクリストにはうれしい。この日は全国的に猛暑で、関東内陸部の熊谷や前橋は30度以上の真夏日となったが、銚子は最高気温25度。1日の寒暖差も少なく、真夏に走りに行くのはうってつけのロケーションだ。

そんなイベントはスタート前から楽しさしかない。順位を争うレースは緊張感にとらわれるが、グルメライドはマイペースで走ればいいからそれがない。加えて補給食の用意も不要。真夏の不安要素となるボトルの水がなくなる心配もない。補給地点に用意されているからだ。

「国内自転車界を成長させていきたい」と廣瀬佳正さん
tom’s cyclingのYOPIさん(左)とTOMIさん

主催者によると、地元サイクリストが走っていて楽しいコースを集め、要所に地元で取れたおいしいものを用意したという。実際にスタートすると銚子の観光スポットを巡りながら、海産物センター、銚子マリーナ、道の駅などに設営された休憩所でひと休み。単独でこの町を訪れても、どこを走ったらいいか、なにを食べたらいいかが分からないが、大会側が用意してくれるのだから気持ちが楽なのだ。

漁獲量日本一の港町として銚子はよく知っていたが、とっておきのポイントと味覚をイベント参加によって一挙両得。コースも分かったので、もう一度走りに来てみたいと感じた。ダイエットにはならなかったけど。

観光客・住民減の町に期待の新イベント

大会実行委員会の小倉和俊委員長

大会実行委員会の小倉和俊委員長は、「銚子は日本一の漁獲量を誇る港町ですが、野菜もおいしい。今回のコースは畜産で知られる旭市にも脚を伸ばす。屏風ヶ浦などの雄大な景色もある。走っていて楽しく、おいしいイベントを作りたかった」と意気込みを語った。地元で設備会社を経営しながら、廃校を利用したスポーツ合宿所を運営。同所はこの日のスタート&ゴール地点となった。自らもサイクリングやトライアスロンに挑戦し、「スポーツを通して銚子を活性化したい」と熱意を語る。銚子の魅力を堪能した参加者の姿に安堵の表情を浮かべた。

全国で楽しいイベント開催中

お肉エイドステーションなり

今回の大会は「たのしいがゴール」というスローガンを掲げたツール・ド・ニッポンの1イベント。今後は6月30日に静岡県で富士山一周サイクリング、9月8日に山梨県で富士山ロングライドなどが開催予定。参加者募集中。
●ツール・ド・ニッポンのホームページ

キャノンデール・ファクトリー・レーシング(CFR)ウエア発売

キャノンデール・ジャパンは、マウンテンバイククロスカントリー競技を中心にレース活動するキャノンデール・ファクトリー・レーシング(CFR)のレプリカチームキットを販売する。

CFRのライダーがワールドカップで着用するシマノ製のジャージは、ブラックを基調としたデザインに胸元と腕にレースシーンを連想させるチェッカーボードを配置し、レースチームとしての強い意志を表している。シンプルなデザインながらアクションの多い山中で存在感をアピールできるデザインとなっている。

ドイツチャンピオンのマニュエル・フミックと、ブラジルチャンピオンのエンリケ・アヴァンチーニはナショナルチャンピオンの証である国旗をモチーフにしたジャージを着用してレースに参戦(ただしレプリカナショナルチャンピオンジャージの販売予定はなし)。また、フランス人のマキシム・マロットは、今回発売するジャージをまとってワールドカップシーズンを戦う。

2018年のワールドカップでチームランキングトップに輝いた強力なメンバーは、2019年のレースシーンをリードしていくはず。今回発表するレプリカチームキットは、全国のキャノンデール正規販売店で販売する。 

CFR チームレプリカジャージ
サイズ :S, M, L
価格 :8000円(税別) 

CFR チームレプリカビブショーツ
サイズ :S, M, L
価格 :1万2000円(税別)

CFR チームレプリカMTBショーツ

CFR チームレプリカMTBショーツ
サイズ :S, M, L
価格 :1万2500円(税別)

●キャノンデール・ジャパンのホームページ

キナンの山本大喜は骨折で全日本選手権を欠場

KINAN Cycling Teamの山本大喜(まさき)は左大腿骨大転子骨折により、エントリーしていた全日本選手権タイムトライアル(6月27日)とロードレース(6月30日)を欠場する。チームが6月14日に明らかにした。

キナンの山本大喜

山本は6月2日に行われたツール・ド・熊野の第3ステージで、10.5km周回4周目の下りコーナーでオーバースピードで進入し、スリップして落車。その後、レースを再開しメイン集団への復帰を目指したが、左脚付け根を強打した影響によりレース途中でリタイアしていた。

レース翌日の初診では骨の異常は発見されなかったが、落車から10日以上経っても痛みが引かないため、再診したところ「左大腿骨大転子骨折」であることが判明した。幸い、骨のズレは認められなかったため、今後は保存治療を行い、1カ月をメドにリハビリとトレーニングを開始。9月頃のレース復帰を目指していく見通しとなっている。

山本はこの負傷により、エントリーしていた全日本選手権タイムトライアルとロードレース(6月30日)を欠場する。

山本大喜のコメント
「今回の怪我でたくさんの方に心配や、ご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありません。骨は折れてしまいましたが、心は折れていないので、安心してください!
 少しの間、レースから離れることになりますが、必ず一回り成長した山本大喜になって帰ってくるので、楽しみに待っていてください!
引き続き、KINAN Cycling Teamの応援をよろしくお願いします!」

●キナンのホームページ

ブリヂストンサイクルが小学生向け自転車交通安全教室

ブリヂストンサイクルは、サイクルセーフティの一環として交通安全活動を実施。5月31日(金)に全学年の全児童630名を対象とした自転車交通安全教室を栃木県栃木市立大平中央小で開催した。

見通しの悪い交差点で安全確認をする

今回は、全校生徒が対象の安全教室のため、それぞれの学年に合わせたプログラムを設定し、安全教室を実施した。1年生、2年生の児童は主に「信号機のある交差点の渡り方」をテーマに、横断歩道の渡り方やその際の安全確認の仕方などを、実際の歩行体験を通じて学んだ。3年生以上の児童は、主に「見通しの悪い交差点の通行」をテーマに、交差点での一時停止や危険予測、安全確認の仕方などを自転車乗車体験を通じて学習した。

各回45分のプログラムと短い時間だったが、講師の話しに集中し、真剣な眼差しで耳を傾ける児童の姿が見受けられ、交通安全に対する意識の高さを感じたという。また、全員が身近に潜む危険について体験学習したことで、より交通安全の理解を深めることができたようだ。

真剣に講師の話を聞く児童の様子 

ブリヂストンサイクルは、「今後も地域貢献活動や自転車の交通安全啓蒙活動を実施していきたい」という。

フルームが大腿骨骨折でツール・ド・フランス欠場へ

ツール・ド・フランスで4度の総合優勝を誇るイネオスのクリストファー・フルーム(英国)は6月12日、フランスで開催されているクリテリウム・デュ・ドーフィネ第4ステージのための試走で大腿骨を骨折。7月6日に開幕するツール・ド・フランスを欠場することになる。

クリテリウム・デュ・ドーフィネを走るクリストファー・フルーム ©ASO/Alex Broadway

ツール・ド・フランス史上最多タイの5勝目に挑むため、フルームはその前哨戦と言われるクリテリウム・デュ・ドーフィネに参戦。ベストコンディションの形成を進めていた。第4ステージはロアンヌで個人タイムトライアルが行われ、バイクでの試走時に下りで落車して側壁に激突した。

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