アジア競技大会男子チームパシュートで日本は3位

ジャカルタ・アジア競技大会は11日目となる8月28日、自転車トラック競技・男子チームパシュートで日本が銅メダルを獲得。今村駿介(中央大)、一丸尚伍、近谷涼、橋本英也(ブリヂストンサイクリング)の男子は、前日の予選では5位に沈んだものの、この日は橋本が沢田桂太郎(日本大)に代わり出場。1回戦では今回のベストとなる4分04秒222の走行タイムでカザフスタンとの3位決定戦へと進み、安定した走りでカザフスタンを下して銅メダルを獲得した。

アジア競技大会男子チームパシュートを走る日本チーム ©2018 JCF

チームパシュートは4人1組でチームを組み、4kmの走行タイムを競う競技で、先頭交代をしながら走り、3番手の選手のフィニッシュで計測される。基本は対戦形式だが、今大会では予選1位と4位、2位と3位が1回戦で対戦し、勝者が決勝戦へ進み、残りのチームのうち1回戦の走行タイム上位2チームが3位決定戦へと進んだ。

アジア競技大会男子チームパシュートで日本は3位 ©2018 JCF

橋本英也のコメント
最低限の結果を出すことができた。今日は有酸素運動に強い自分がメンバーに入り、確実に銅メダルをねらえる作戦で走った。調子はいいのでディフェンディングチャンピオンとして出走するオムニアムでは優勝をねらいたい。優勝する自信はある。

アジア競技大会のチームパシュートに出場した日本チーム ©2018 JCF

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アジア大会男子チームスプリントで雨谷・新田・深谷の日本チームが3位

ジャカルタ・アジア大会は10日目となる8月27日、自転車トラック競技が始まり、男子チームスプリントで日本が銅メダルを獲得。雨谷一樹、新田祐大、深谷知広(すべて競輪選手)の日本チームは予選4位で3-4位決定戦へと進み、韓国を下した。女子チームスプリントは前田佳代乃(京都府自転車競技連盟)と太田りゆ(競輪選手)が出走し、予選4位で3-4位決定戦に進んだが、韓国に破れて4位。

アジア競技大会男子チームスプリント ©2018 JCF

チームスプリントは男子3名、女子2名でチームを編成し、トラック(250m)を男子3周、女子2周して走行タイムを競う競技。それぞれの選手が1周回ずつ先頭を引いたあとに離脱していき、最終走者のゴールタイムにより順位が決まる。予選の上位2チームが1-2位決定戦、3位と4位が3-4位決定戦に進む。

アジア競技大会男子チームスプリント ©2018 JCF

雨谷一樹のコメント
予選ではミスをしてしまったが、3-4位決定戦ではいつもの走りができたのでよかったと思う。

新田祐大のコメント
予選で自分と深谷が自己ベストを出すことができた。ミスがあったものの3-4位決定戦に出ることができたので、タイムを出すことを目標に走り、全体で一番よいタイムを出すことができた。直前の落車で治療や調整をしながら大会を迎えたが、万全の状態にしてもらい、それが高いモチベーションにもつながった。昨日から身体はいい状態になり、今日も走るのが楽しみで、思った以上の成績が出た。とてもいい大会になった。

深谷知広のコメント
予選は残念だった。チームワークのバランスが崩れてしまったことが原因。しかし決定戦ではしっかりと力を出すことができた。予選と決定戦でタイムが落ちてしまっているので、2本目にタイムを上げていくことを今後の課題にしたい。

アジア競技大会男子チームスプリント3位の新田祐大・深谷知広・雨谷一樹 ©2018 JCF

アジア競技大会男子チームスプリント ©2018 JCF

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長迫吉拓がアジア競技大会BMXレースで金…畠山紗英は接触で8位

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長迫吉拓がアジア競技大会BMXレースで金…畠山紗英は接触で8位

ジャカルタ・アジア大会は8日目となる8月28日、自転車競技男子BMXレース決勝で長迫吉拓(モトクロスインターナショナル)が優勝し、金メダルを獲得。同じく決勝に出場した吉村樹希敢(GAN TRIGGER)は6位。女子では畠山紗英(日本体育大)が決勝に進んだが、他選手と接触して転倒し、8位だった。長迫はシーディングランを首位で通過し、モト(3回行われる1回戦)から安定した走りで、首位で決勝に進出。決勝では第1コーナー前から先行して優勝した。

長迫吉拓がアジア競技大会BMXレースで金メダル ©2018 JCF

長迫吉拓のコメント
久しぶりのアジアの大会。各国のレベルが上がっているなかで、危ない面もあったが、自信はあったので積極的に走った。リオ五輪を経験して挑んだ今回のアジア大会では、勝たないといけないというプレッシャーのなか勝つことができた。これは東京五輪へ向けてのいいステップになったと思う。自転車競技で今大会初めて金メダルを獲得できたので、このいい流れを明後日からのトラック競技につなげてほしい。

アジア競技大会BMXレースで長迫吉拓が先頭を走る ©2018 JCF

アジア競技大会BMXレースの長迫吉拓 ©2018 JCF
アジア競技大会BMXレースで長迫吉拓(中央)が金メダル ©2018 JCF

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悔しさはあるが素晴らしいチームワーク…アジア大会で銀の別府史之

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与那嶺恵理がわずか0.16秒差で金を逃して2位…アジア大会タイムトライアル

ジャカルタ・アジア競技大会は7日目となる8月24日、自転車競技の女子個人タイムトライアルが行われ、与那嶺恵理(ウィグル・ハイ5)が銀メダルを獲得。走行タイムは優勝した韓国の羅亜凜からわずか0.16秒差の31分57秒26。羅はロードレースと合わせて二冠。女子個人タイムトライアルはスバンからカガクまでの18.7kmのコースで登り基調だった。与那嶺はロードレースでの銅メダルに次ぐ2つ目のメダル獲得。

アジア競技大会自転車女子タイムトライアルで2位になった与那嶺恵理(右)。優勝は韓国の羅亜凜(中央) ©2018 JCF

アジア競技大会自転車女子タイムトライアルでの与那嶺恵理 ©2018 JCF

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与那嶺恵理は女子ロードレースで3位…アジア競技大会

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別府史之が男子個人タイムトライアルで3位…アジア競技大会

ジャカルタ・アジア競技大会は7日目となる8月24日、自転車競技の男子個人タイムトライアルが行われ、別府史之(トレック・セガフレード)が銅メダルを獲得。走行タイムは56分19秒20で、優勝したカザフスタンのアレクセイ・ルツェンコ(アスタナ)と1分42秒07差。男子個人タイムトライアルは女子と同じスバンからカガクまでのコースだが、前半に平坦区間が加わった43kmで争われた。別府はロードレースで銀メダルを獲得していて、2つ目のメダル獲得となった。

アジア競技大会自転車男子タイムトライアルの別府史之 ©2018 JCF

別府史之のコメント
昨日に引き続きのメダル獲得をうれしく思う。自分のリズムを大事にし、ラスト5kmはなにも考えずただ踏み続けた。自分のベストを尽くして走り、メダルを獲得できてすがすがしい気持ち。今回のアジア大会の結果に満足している。もちろん金メダルを獲得できなかったことは残念だが、チームとして次につながるレースができたと思う。

アジア競技大会自転車男子タイムトライアルで3位になった別府史之(右) ©2018 JCF

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悔しさはあるが素晴らしいチームワーク…アジア大会で銀の別府史之

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悔しさはあるが素晴らしいチームワーク…アジア大会で銀の別府史之

アジア競技大会は6日目の8月23日、自転車男子ロードレースで別府史之(トレック・セガフレード)が銀メダルを獲得。走行タイムは優勝したカザフスタンのアレクセイ・ルツェンコと同じ3時間25分25秒。中根英登(NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ)は5位。男子ロードレースはスバンからカガクまでの145.5kmで開催され、最後は3選手によるゴールスプリントとなった。別府は24日に開催される個人タイムトライアルにも出場する。

アジア競技大会男子ロードレース、別府史之はわずかにルツェンコ(左)にかわされた ©2018 JCF

コースは前日の女子のコースに40kmの平坦区間を加えた145.5kmのコースで、女子と同じくラスト15kmからの登り区間が勝負どころとなる。多くの有力国が4名参加の中で、アジア大会は日本選手団の総数に限りがあり、自転車競技全体でより多くのメダルを獲得するためにロード男子の参加選手は2名となった。日本チームからは別府と新城幸也が出場する予定だったが、新城が大会直前のレースでの落車の怪我により参加を見合わせ、急きょ中根が参加することとなった。有力選手はカザフスタンのルツェンコとエフゲニー・ジディッチ、イランのミルサマド・プルセエディらで、特にルツェンコが登りもスプリントも強力であり、最終局面ではルツェンコとの勝負になることが予想された。

スタートして数kmでアタックがかかり、中国、韓国、ベトナムの3名の逃げが決まる。乗り損ねた他の数カ国も追走をかけるが成功はせず、集団はカザフスタンのアシスト選手が2分弱のタイム差でコントロールをする。日本チームは他国に比べ少人数のためこの展開はありがたく、追走のアタックに気をつけながら後半に備える。85km地点を超えて先頭3名とのタイム差が1分ほどに縮まったところでイランのアタックを皮切りに集団から追走アタックがかかり、6名ほどが抜け出したが、別府と中根はメンバーだけをチェックして動かず最後の勝負どころまでカザフスタンのコントロールに任せる。

アジア競技大会男子ロードレースに出場する中根英登(左)と別府史之 ©2018 JCF

最初のアタックの3名から唯一残って独走を続けていた韓国のヤンから2分差で集団はラスト15kmの登りに入る。最初の1km強の登り区間で20名弱まで絞られ、そこからカザフスタンはエースのルツェンコが先頭を牽き集団を小さくしていく。ラスト5kmあたりで別府、中根、カザフスタンのルツェンコ、タイの2名という5名の先頭集団となる。中根が強さを見せて別府を強力にサポートする。中根のサポートを得て別府がスプリント力もあるルツェンコを相手にいいタイミングでスプリントをしたが、ゴール直前でかわされて2位。銀メダルを獲得した。

アジア競技大会男子ロードレースを走る別府史之 ©2018 JCF

別府史之のコメント
ラスト5kmは平坦基調なのでスプリントでねらったほうがいいと考え、登り区間で中根選手にアシストしてもらい、最後は万全の体制でスプリントに挑んだが、あと少しの差で勝つことができなかった。金メダルをねらっていたので悔しさはあるが、銀メダルという結果を残すことがよかったと思う。ここまで戦えたのはナショナルチームのおかげ。素晴らしいチームワークがいい結果につながった。中根選手とも同部屋でずっとレースについて話していた。どういう展開になるかわからないのがレースだが、うまくコミニュケーションが取れ、いいチームワークを発揮できたと思う。

中根英登のコメント
ラスト15kmの登り区間では集団前方で危険なアタックをチェックし、ラスト5、6kmの急勾配区間で再びアタックがあったため、その動きに対応しながら、自分も登りきる前に様子見のアタックを仕掛けた。しかし、苦しそうにしながらも他の選手たちが付いてきたので、そこからは自分が集団を引ききって別府選手のスプリントで勝ちに行く作戦に切り替え、ラスト300mまで集団を引き、最後は別府選手にスプリントをまかせた。別府選手と一緒に走るのは初めてだったにもかかわらず、数的不利な状況、無線もないなかでたくさんコミュニケーションを取れたこともあり、初めて走ったとは思えないチームワークを発揮できた。お互いが自分の持ち味を発揮できる動きができ、その結果でメダルが取れたと思う。

アジア競技大会男子ロードレースに優勝したルツェンコ(中央)。左が2位の別府史之 ©2018 JCF

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