タデイ・ポガチャルが区間2勝でUAEツアーを2連覇

UCIワールドツアー第1戦、UAEツアーは最終日となる2月26日に山岳コースで第7ステージが行われ、前年の覇者タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)が独走で優勝。2年連続で総合優勝した。

2022UAEツアー第7ステージ、ポガチャルとそれを援護するアシスト陣 ©LaPresse – Fabio Ferrari

7日間の日程で開催された大会で、ポガチャルは2つある山岳ステージで優勝。第4ステージで混戦を抜け出して優勝し、首位に立つと最終ステージでもライバルを置き去りにして逃げ切った。最大の勝負どころとして最終日に設定された山岳、ジェベルハフィートでは3年連続のステージ優勝。

アタックしたアダム・イェーツに反応するポガチャル ©LaPresse – Fabio Ferrari

総合優勝を争うイネオスグレナディアーズのアダム・イェーツ(英国)が逆転を狙ってアタックしたが、ポガチャルはこれに反応。残り1kmでイェーツを振り切り、1秒差をつけてゴールに飛び込んだ。

総合2位は22秒遅れでイェーツ。総合3位は最終ステージで5秒遅れの区間3位でゴールしたペリョ・ビルバオ(バーレーンビクトリアス)。

ポガチャルがイェーツの出方をうかがう ©LaPresse – Fabio Ferrari

「チームメートがハードワークをしてくれたあと、ジェベルハフィートで勝ててほんとうにうれしい」とポガチャル。

「チームメートのラファウ・マイカがアタックした。ラファウがステージ優勝できればよかったが、ゴールまで距離があったので抜け出すことはできず、作戦を変更した。チームメイト全員が一生懸命引っ張った」

ポガチャルがUAEツアーを連覇 ©LaPresse – Fabio Ferrari

「アダム・イェーツが攻撃に出たが、それはボクが今まで経験した中で最もハードな攻撃の一つで、本当に大変だった。ハオ・アルメイダとラファウがボクのところに戻ってくるのを待った。ハオはステージ勝利のチャンスをつかむためにカウンターアタックしたが、ライバルたちが追従したので僕たちは勝利のためにスプリント争いに集中した。それはうまくいった」

「UAEツアーは今シーズン初の目標だった。ボクたちのホームレースだ。スポンサーにとって重要なので、冬の時間を無駄にしないで、このレースに向けて準備を進めてきた。これから次の目標に向けて、できるだけ長くコンディション調整していきたい」

2022UAEツアーを制したポガチャル ©LaPresse – Fabio Ferrari

ログリッチが最古のレース、ミラノ〜トリノで優勝

ユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)が10月6日にイタリアで行われた第102回ミラノ〜トリノで優勝した。シーズン13勝目。最後の上り坂でイネオス・グレナディアーズのアダム・イェーツとアタックし、残り250mで振り切った。3位はドゥクーニンク・クイックステップのハオ・アルメイダ(ポルトガル)。4位にUAEエミレーツのタデイ・ポガチャル(スロベニア)。

ログリッチとアダム・イェーツが最後の坂でアタック ©LaPresse – Marco Alpozzi

1876年に始まったミラノ〜トリノは、1892年にベルギーで始まったリエージュ〜バストーニュ〜リエージュよりも古い。何度が大会が行われなかったことがあり、現在まで継続されるレースとしてはリエージュに譲る。

世界選手権ロードを連覇したジュリアン・アラフィリップも参戦 ©LaPresse – Marco Alpozzi
距離189kmで行われたミラノ〜トリノ ©LaPresse – Marco Alpozzi
ミラノ〜トリノ ©Dario Belingheri/BettiniPhoto
第102回ミラノ〜トリノ ©LaPresse – Marco Alpozzi
ミラノ〜トリノを制したログリッチ ©LaPresse
残り250mでログリッチがイェーツを置く座りにしてゴール ©Tommaso Pelagalli/BettiniPhoto
ミラノ〜トリノ優勝のログリッチを中央に、左が2位アダム・イェーツ、右が3位アルメイダ ©Gian Mattia D’Alberto / LaPresse

ポガチャルがUAEツアー第3S優勝…惜敗のイェーツは総合2位へ

UAEエミレーツのタデイ・ポガチャル(スロベニア)が2月23日に行われたUAEツアー第3ステージで、前年の覇者アダム・イェーツ(英国、イネオス・グレナディアス)をタイム差なしで制して優勝。総合成績でも首位を守った。

ポガチャルがUAEツアー第3ステージで優勝 ©LaPresse – Fabio Ferrari

この日はジャバルハフィート州立公園に駆け上がる山岳ステージで、ポガチャルは2020年に続いてこのアップヒルを制した。これまでにスペインのアレハンドロ・バルベルデが2018、2019年に2連勝して以来の記録。

「チームメートが厳しい横風から守ってくれて感謝している。アダム・イェーツは上り坂に強いので、勝負の瞬間まで体力を保持する必要があった。だからアダムの後輪についていった。彼は何回かアタックしたけど、逃がすことはなかった」とポガチャル。

リーダージャージを着るポガチャルと、それをけん引するUAEエミレーツ勢 ©LaPresse – Fabio Ferrari

イェーツはステージ勝利を逃したものの、前日の総合5位から43秒遅れの総合2位に浮上した。強烈な横風で集団が分断された第1ステージで、イェーツはポガチャルとともに先頭集団に残ったが、得意ではない第2ステージの個人タイムトライアルで1分近くも遅れ、総合5位に甘んじていた。

UAEツアーの勝負どころ、ジャバルハフィートを上る ©LaPresse – Fabio Ferrari
アダム・イェーツのアタックに反応するタデイ・ポガチャル(右)とセップ・クス ©LaPresse – Fabio Ferrari
ポガチャルがイェーツを制して優勝。総合成績でも首位を守った ©LaPresse – Gian Mattia D’Alberto
UAEツアー第3ステージ優勝のポガチャル ©LaPresse – Gian Mattia D’Alberto
UAEツアー第3ステージで首位を守ったポガチャル ©LaPresse – Gian Mattia D’Alberto

🇦🇪UAEツアー関連ニュース
UAEツアーでワールドシリーズ33戦開幕…コロナ禍でどうなる?(2021年2月21日)
ファンデルプールがUAEツアー第1ステージで優勝(2021年2月22日)
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●UAEツアーのホームページ

UAEツアーでワールドシリーズ33戦開幕…コロナ禍でどうなる?

自転車ロードレースの2021シーズン到来。UCI(国際自転車競技連合)ワールドツアー全33レースの緒戦として、2月21日から27日まで中東のUAEでUAEツアーが開催される。ジロ・デ・イタリアを主催するRCSスポルトが大会運営し、放送権はIMGが統括。日本では有料インターネットチャンネルのGCN+で生中継される。スタート記念キャンペーンの50%引きを適用すると年間2750円。

2021UAEツアーに参戦する有力選手 ©LaPresse – Fabio Ferrari

コロナ禍と若手台頭、昨季はこの大会がすべての始まりだった

2020年2月23日に開幕した7日間のステージレースの主催者は大会6日目の早朝、参戦していたUAEエミレーツのチームスタッフ2人が感染したとして、残る2ステージをただちに打ち切った。

出場中だった新城幸也(当時バーレーン・マクラーレン、現バーレーンビクトリアス)を含む全選手がホテルに長期隔離された。しばらくしてUAEエミレーツのスプリンター、フェルナンド・ガビリア(コロンビア)の罹患が発覚。このあと、自転車競技界もコロナ禍に巻き込まれていく。

アダム・イェーツ ©LaPresse

5ステージで打ち切られた大会は、その時点で首位にいたアダム・イェーツ(英国)が総合優勝者となった。同選手は今季、母国のイネオス・グレナディアスに移籍し、今回のUAEツアーには連覇をかけて乗り込んでくる。

「トレーニングはいい感じでこなせたが、レースで同じような走りができるとは限らない。チームはボクをサポートしてくれるが、ツール・ド・ラプロバンスで勝ったイバン・ソーサもいるので、2つのオプションがある」とイェーツ。
「チームには強いクライマーもいるが、この大会は個人タイムトライアルもあるので、ボクにはそれが不利となりそうだ」

ホームチームのUAEエミレーツはポガチャルが雪辱を期す

2020年の大会で区間1勝と総合2位の成績を修め、一躍トップ選手の仲間入りを果たしたのが、UAEエミレーツのタデイ・ポガチャル(スロベニア)だ。21歳の若手選手だったが、そのシーズンは2カ月延期されて開催されたツール・ド・フランスで総合いきなり優勝した。そのポガチャルが今季の緒戦として選んだのが、チームが拠点を置くUAEツアーである。ポガチャルと同じチームに電撃移籍したスイスのマルク・ヒルシも今大会に初出場する予定。

「ツール・ド・フランスで総合優勝したけれど、選手としては変わっていない。今年も同じモチベーション、同じ集中力、同じ目標を持っている」とポガチャル。
「UAEツアーはホームレースなので、チームにとって本当に重要なイベントだ。昨年はここで2位に終わったのは少し残念だったが、今回は再チャレンジとなる」

タデイ・ポガチャル ©LaPresse

イネオス・グレナディアスからイスラエルスタートアップネーションに移籍したクリストファー・フルーム(英国)にとっても感慨深い大会だ。2019年、ツール・ド・フランス最多の5勝目を目指したが、直前の大ケガで参加できず。懸命のリハビリを行い、カムバックしたのが昨季のUAEツアーだった。今季は南米合宿をこなして現地レースに出場予定だったが、現地の感染拡大により大会が中止になり、移籍チームでの初レースはこのUAEツアーになった。

「レースを楽しみにしている。自分の弱点を修正するために米国カリフォルニアでいい冬を過ごした。リハビリは間違いなく昨年の今ごろよりもいい」とフルーム。
「もちろん総合優勝をねらって出場するわけではないが、本来の調子を戻せるようなきっかけとなる走りがしたい」

クリストファー・フルーム ©LaPresse

個人タイムトライアルの世界チャンピオン、フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアス)は初出場。スプリンター勢はロット・スーダルのカレブ・ユアン(オーストラリア)、2020ツール・ド・フランスでポイント賞を獲得したドゥークニンク・クイックステップのサム・ベネット(アイルランド)、ボーラ・ハンスグローエのパスカル・アッカーマン(ドイツ)も出場。

フィリッポ・ガンナ ©LaPresse
アルペシン・フェニックスのマチュー・ファンデルプール(オランダ) ©LaPresse
トレック・セガフレードのビンチェンツォ・ニバリ(イタリア) ©LaPresse
サム・ベネット ©LaPresse
パスカル・アッカーマン ©LaPresse

そして2020年の大会で自転車選手として最初に罹患したガビリア。シーズン中に2度目の感染を経験したがカムバック。この大会に懸ける意気込みはだれよりも強い。

昨季はコロナ禍が若手台頭を後押し

コロナ禍で開催される2シーズン目。1月にオーストラリアで開催予定だったワールドツアー2大会が中止となり、そのためUAEツアーが開幕戦となった。欧州では依然として感染が落ち着く兆しはない。国際団体は大会日程を平時のものに戻したが、中止あるいは延期も想定される。昨季は後半に主要大会が凝縮され、そんな強行日程が若手台頭を後押しした。

有料インターネットチャンネルのGCN+はスタート記念キャンペーンの50%引きを適用すると年間2750円。

●UAEツアーのホームページ

UAEツアーにフルーム、ポガチャル、A・イェーツ参戦

2月21日から27日まで中東のUAEで開催されるUAEツアーが出場選手を発表した。前年の覇者アダム・イェーツ(英国、イネオス・グレナディアス)をはじめ、2020ツール・ド・フランス総合優勝のタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)、イスラエルスタートアップネーションに移籍したクリストファー・フルーム(英国)らが参加する。

2020年はアダム・イェーツ(右)とタデイ・ポガチャルが激しく争った ©LaPresse – Fabio Ferrari

ポガチャルは2020年のUAEツアー総合2位。ポガチャルと同じチームに電撃移籍したスイスのマルク・ヒルシが初出場する予定。

クリストファー・フルーム ©LaPresse – Fabio Ferrari
2020UAEツアー総合優勝のアダム・イェーツ ©LaPresse – Fabio Ferrari
タデイ・ポガチャル ©LaPresse – Fabio Ferrari

個人タイムトライアルの世界チャンピオン、フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアス)はUAEツアー初出場。

タイムトライアルの世界チャンピオン、フィリッポ・ガンナ ©Fabio Ferrari/LaPresse

スプリンター勢はロット・スーダルのカレブ・ユアン(オーストラリア)、2020ツール・ド・フランスでポイント賞を獲得したドゥークニンク・クイックステップのサム・ベネット(アイルランド)、ボーラ・ハンスグローエのパスカル・アッカーマン(ドイツ)、UAEエミレーツのフェルナンド・ガビリア(コロンビア)が出場。

カレブ・ユアン ©LaPresse – Fabio Ferrari
ボーラ・ハンスグローエのパスカル・アッカーマン ©LaPresse – Fabio Ferrari

UCIプロチームのアルペシン・フェニックスはマチュー・ファンデルプールを起用する。

マチュー・ファンデルプール ©LaPresse – Marco Alpozzi

●UAEツアーのホームページ