デマール区間優勝、負傷のトーマスはジロ・デ・イタリア棄権

第103回ジロ・デ・イタリアは10月6日、カターニア〜ビラフランカティッレーナ間の140kmで第4ステージが行われ、グルパマFDJのアルノー・デマール(フランス)がゴール勝負でボーラ・ハンスグローエのペテル・サガン(スロバキア)を写真判定の末に撃破。2019年に続く大会2勝目を挙げた。

デマール(右端)がサガン(右から3人目)をわずかに制した ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse

総合成績では、前日に首位に立ったドゥークニンク・クイックステップのホアン・アルメイダ(ポルトガル)が中間スプリントポイントでボーナスタイムを2秒加算し、ゴールも大集団の中でフィニッシュしてその座を守った。

ジロ・デ・イタリア第4ステージは写真判定にもつれ込んだ ©Massimo Paolone/LaPresse
101のデマールがタイヤ1本分の差で51のサガンより先着。82はダビデ・バッレリーニ

イネオス・グレナディアスのゲラント・トーマス(英国)は前日、路面に転がっていたボトルを踏んで転倒して負傷。第4ステージを出走せず、大会を離れた。

バーレーン・マクラーレンの新城幸也はトップと同タイムの71位。総合成績では25分51秒遅れの108位。

フランスチャンピオンのデマールが大会通算2勝目 ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse
マリアローザのアルメイダ ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥークニンク・クイックステップ)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)
マリアアッズーラ(山岳賞)ヨナタン・カイセド(エクアドル、EF)
□マリアビアンカ(新人賞) ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥークニンク・クイックステップ)

アルメイダがマリアローザをキープ ©Massimo Paolone/LaPresse

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アルノー・デマールがミラノ〜トリノでユワンを制して優勝

第101回ミラノ〜トリノが8月5日、距離198kmで開催され、グルパマFDJのアルノー・デマール(フランス)がゴール勝負を制して優勝した。2位はロット・スーダルのカレブ・ユワン(オーストラリア)、3位はストラーデビアンケを制したユンボ・ビズマのワウト・ファンアールト(ベルギー)。

アルノー・デマールが優勝 ©Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

「これまで以上にいいパフォーマンスが発揮できるコンディションだったし、チームとしても駆け引きできる状態でレースに挑むことができた」とデマール。

「ブエルタ・ア・ブルゴスでトレーニングキャンプが実を結んだことに気づいていた。今日の勝利は重要だった。ミラノ〜サンレモの前にいい感触をつかみたかったからね」

ミラノ〜トリノ間を走るイタリアの伝統レース ©LaPresse – Fabio Ferrari

チームとしてグルパマ勢は落ち着いて自信を持って走っていたという。コースが刷新されたこともあまり影響はなかった。また、チーム編成が6人という戦いとなったが、レースを動かしやすく、さらに制御することもできたという。

「この新しい状況野中で8月に最初のモニュメントを獲得できたのがうれしい。これからはスプリントを待つのではなく、もっと積極的に走りたい」とデマール。

第101回ミラノ〜トリノ ©LaPresse – Fabio Ferrari
競技距離は198km ©LaPresse – Fabio Ferrari
第101回ミラノ〜トリノを制したアルノー・デマール ©LaPresse -Giao Mattia D’Alberto

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