チャベスが復活の独走勝利…カラパス首位死守【ジロ・デ・イタリア第19S】

第102回ジロ・デ・イタリアは5月31日、トレビーゾ〜サンマルティーノディカストロッツァ間の151kmで第19ステージが行われ、ミッチェルトン・スコットのエステバン・チャベス(コロンビア)が峠の頂上に設定されたゴールに独走で飛び込んで優勝。総合成績ではリカルド・カラパス(エクアドル、モビスター)がライバルの先行を許さずマリアローザを守った。大会は残り2日。

エステバン・チャベスが復活のステージ優勝 ©Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

2016、2018年に続く区間3勝目を挙げたチャベス。この日はスタート直後に形成された11人の第1集団に加わっていた。コロンビア勢がグランツールを制したのはこれで80回目。ジロ・デ・イタリア29、ツール・ド・フランス19、ブエルタ・ア・エスパーニャ32という内訳だ。ジロ・デ・イタリアでは3つの年で3勝を挙げたのは、コロンビア選手としては初めてという。

2016年に最終日の2日前に首位に位置していた実力者。最終的にはビンチェンツォ・ニーバリに逆転され、総合2位でフィニッシュした。グランツールの総合優勝も期待されたが、チャベスにとってはそれからが試練の日々だった。

「あの後ボクは体調不良になり、苦しい日々を過ごしてきた。でもあきらめなかった。ゴールまでの上りはその辛さを考えれば楽だった。支えてくれたすべての人に感謝したい」とチャベス。ゴール地点にはコロンビアから駆けつけた両親がいて、笑顔で抱き合った。

ジロ・デ・イタリア第19ステージ、チャベスが先頭集団からアタック ©Fabio Ferrari / LaPresse
ゴール地点にはエステバン・チャベスの両親が待ち構えていた ©Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

首位カラパスはモビスターチームの援護を得てライバルの先行を許さずマリアローザを守った。

「いまベローナに着いたよという日がもうすぐ来る。今日はミゲルアンヘル・ロペスがアタックすることが予想されていたけど、チームメートのミケル・ランダがボクのために動いてくれた。最後までマリアローザを守る自信はある」とカラパス。

ジロ・デ・イタリア第19ステージ ©Fabio Ferrari / LaPresse
ジロ・デ・イタリア第19ステージ、ログリッチェがアタックするがライバル選手が反応 ©Fabio Ferrari / LaPresse
ログリッチェの先行を許さずゴールするマイヨジョーヌのカラパスら ©Massimo Paolone / LaPresse
ジロ・デ・イタリア第19ステージ ©Marco Alpozzi / LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)リカルド・カラパス(エクアドル、モビスター)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)
マリアアッズーラ(山岳賞)ジュリオ・チッコーネ(イタリア、トレック・セガフレード)
□マリアビアンカ(新人賞)ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)

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チャベスとサイモン・イェーツがワンツーフィニッシュ…ジロ・デ・イタリア第6ステージ

第101回ジロ・デ・イタリアは5月10日、カルタニセッタ〜エトナ間の164kmで第6ステージが行われ、ミッチェルトン・スコットのエステバン・チャベス(コロンビア)とサイモン・イェーツ(英国)がエトナ山の山頂ゴールにワンツーフィニッシュ。チャベスは2年ぶり2度目の区間勝利で、山岳賞ジャージを獲得。イェーツが総合成績で首位に立ち、初めてマリアローザを獲得した。英国勢がマリアローザを着用したのは4人目。

エステバン・チャベスとサイモン・イェーツがワンツーフィニッシュ © Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

この日は50km地点で28人の第1集団が形成されたが、この中にチャベスがいた。後続集団からも執拗にアタックが試みられ、最後のエトナ山の上りで次々と先行していた選手らを吸収。しかしチャベスだけが逃げ切った。残り1.5kmで後続集団からイェーツがアタックして、残り500mでチャベスに合流。最後はチャベスを先着させて同じチームの2人がゴールした。

ジロ・デ・イタリア第6ステージ © Fabio Ferrari – LaPresse

「ボクにとってもチームにとっても最高の1日となった。これまでのジロ・デ・イタリアのさまざまな思いを上りながら回想していた」とチャベス。2016年のジロ・デ・イタリアでは最終日の2日前までマリアローザを着用していた。最終日前日にビンチェンツォ・ニーバリに逆転され、52秒遅れの総合2位でフィニッシュ。2017年は腱炎などで失意のシーズンを過ごしたが、大好きなジロ・デ・イタリアにカムバックしてきた。
「最後に追いついてきたサイモンはこう声をかけてくれた。『カモン! キミがステージ優勝するんだ』とね」

サイモン・イェーツがジロ・デ・イタリア第6ステージでマリアローザ © Massimo Paolone – LaPresse

「チャベスは先頭集団で勝利に値するほどの走りを見せていた。彼が人数の多い第1集団にいてくれたおかげで、ボクはメイン集団の中でサドルに座っているだけでよかった。最後はマリアローザを取れると確信していた」とイェーツ。
「開幕時のイスラエルからこのジャージを獲得するために努力してきた。最終日のローマまでチームキャプテンとしてこれを守り抜く努力をしたい」

エトナ山を上るエステバン・チャベス © Fabio Ferrari – LaPresse

ジロ・デ・イタリア第6ステージ

●ダイジェスト動画

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)サイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)エリア・ビビアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ)
マリアアッズーラ(山岳賞)エステバン・チャベス(コロンビア、ミッチェルトン・スコット)
□マリアビアンカ(新人賞)リカルド・カラパス(エクアドル、モビスター)

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