キナン勢は難コースに苦戦…ツール・デュ・ロワールエシェール第3ステージ

フランスのステージレース、ツール・デュ・ロワールエシェールは4月13日、第3ステージが行われた。急坂や未舗装区間が含まれる難コースでキナンサイクリングは新城雄大の73位が最上位。レース終盤に苦戦を強いられ、トップから3分以上の差をつけられた。出走4選手はいずれもフィニッシュして次のステージへと駒を進めていて、残り2日間での雪辱を誓う。

©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

冷雨の中でのレースとなった前日の第2ステージ。雨乞竜己がスプリントを狙って臨んだが、寒さと序盤からのハイスピードの影響もあり上位進出は果たず。とはいえ各選手がステージを終えるごとにコンディションを上げていて、大会中盤以降のステージに期待をふくらませる1日でもあった。また、このステージで椿大志がリタイア。残るステージを4選手で戦う。

第3ステージは、ドゥルエ(Droué)からバンドーム(Vendôme)までの178km。前半と後半にそれぞれ1カ所ずつ山岳ポイントが設定され、終盤はバンドームの周回を約2周走ってフィニッシュ。周回コースは途中、短いながらも勾配8%の上りがあるほか、未舗装区間も登場。例年このコースでプロトン(メイン集団)全体が活性化していて、今回も個人総合成績を視野に入れたレースが展開されると予想された。キナンチームとしては、これまでのステージ同様逃げのチャンスをうかがうほか、周回コースでは好位置から勝負できる状況を作り出せるよう意識して臨む。

そして迎えたスタート。序盤に2選手の逃げが決まり、キナン勢はいずれもメイン集団に待機。次なる展開へと備える。山岳ポイントの上りなど、要所ではしっかりと前方を確保し、大きな変化にも対応できる態勢を整えていく。逃げとメイン集団とは最大で約7分30秒の開きとなるが、有力チームを中心にペースをコントロール。キナン勢もそれに合わせる形で淡々とレースを進行させた。

後半に入ると、メイン集団は逃げを本格的に追い始めたほか、終盤の周回コースを意識してペースが少しずつ上がっていく。キナン勢も集団内でのポジションを上げ、好位置で勝負できる状況が見えてくる。しかし、残り30kmから立て続けにトラブルが発生。中西健児がホイールトラブルでバイク交換し、後方からの追い上げを余儀なくされる。さらには、位置取りが激しくなった集団内の各所で落車が次々と発生。これでスピードダウンを強いられ、クラッシュを免れた選手たちとの差が広がっていく。強い横風も相まって、キナン勢の前方復帰は厳しい展開となってしまった。

新城が第2集団で、中西、雨乞、塚本一樹の3人は第3集団でバンドームの周回コースへ。先行する選手たちへの合流はかなわなかったが、4人ともフィニッシュを通過して次のステージへとつなげた。総合争いを含め、プロトン全体が激しい動きとなることを見越し、このステージに集中力を高めていたキナン勢だったが、この大会の厳しさや難しさを痛感する1日となった。それでも、ステージを追うごとに集団内でのポジショニングや、勝負を意識した動きに手ごたえをつかむなど、選手たちは徐々にヨーロッパレースに適応しつつある。あとは、限られた機会の中でチャンスを作り、それを生かせるかにかかってきている。

14日に行われる第4ステージは、ブレ(Bourré)を発着する183km。スタート直後から山岳カテゴリーに含まれない急坂をこなすなど、終始アップダウンが繰り返されるコース設定。前半には最大勾配18%の山岳ポイントを2回通過するほか、後半にも2カ所の山岳ポイントが控えていて、今大会のクイーンステージ(最難関区間)と目される。キナン勢はいずれも総合争いからは遅れてしまったが、サバイバルが予想される中でどれだけレースを動かせるがポイントになる。

ツール・デュ・ロワールエシェール第3ステージ結果(178km)
1 トニー・ユレル(フランス、ソジャサンエスポワールACNC) 4時間16分54秒
2 ヨナス・ヴィンデゴール(デンマーク、チームコロクイック) +0秒
3 アスビョルン・クラフ(デンマーク、チームヴィルトゥサイクリング)
4 ヨセフ・チェルニー(チェコ、エルコフ・アーサーサイクリングチーム)
5 エミールナイゴール・ヴィニェボ(デンマーク、チームコロクイック)
6 アレクサンダー・カンプ(デンマーク、チームヴィルトゥサイクリング)
73 新城雄大(KINAN Cycling Team) +3分15秒
94 塚本一樹(KINAN Cycling Team) +5分6秒
95 雨乞竜己(KINAN Cycling Team)
117 中西健児(KINAN Cycling Team)

個人総合時間
1 トニー・ユレル(フランス、ソジャサンエスポワールACNC) 13時間5分55秒
2 ヨナス・ヴィンデゴール(デンマーク、チームコロクイック) +4秒
3 アスビョルン・クラフ(デンマーク、チームヴィルトゥサイクリング) +5秒
4 エミールナイゴール・ヴィニェボ(デンマーク、チームコロクイック) +8秒
5 アレクサンダー・カンプ(デンマーク、チームヴィルトゥサイクリング)
6 ヨセフ・チェルニー(チェコ、エルコフ・アーサーサイクリングチーム) +10秒
77 新城雄大(KINAN Cycling Team) +3分25秒
105 中西健児(KINAN Cycling Team) +5分16秒
120 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +8分3秒
125 塚本一樹(KINAN Cycling Team) +8分53秒

ポイント賞
1 ヨヒム・アリエセン(オランダ、メテック・TKH コンチネンタルサイクリングチーム) 21pts

山岳賞
1 ピエール・テラソン(フランス、CR4C ロアンヌ) 10pts

ヤングライダー賞
1 ヨナス・ヴィンデゴール(デンマーク、チームコロクイック) 13時間5分59秒
52 塚本一樹(KINAN Cycling Team) +8分49秒

チーム総合
1 チームコロクイック 39時間18分34秒
25 KINAN Cycling Team +15分55秒

塚本一樹

塚本一樹のコメント
必要に応じてチームカーへ下がることや、集団の前の方で動くことなど、高いレベルのレースで必要な技術を学びながら走ることができている。今後はこうした動きからチームに貢献できるよう精度を上げていきたい。勝負に加われるようになるためには、瞬発的な動きを鍛えていく必要があると感じている。第4ステージでは集団の前方を確実に押さえて周回コースに入りたい。それができれば上位争いも見えてくると思う。

新城雄大

新城雄大のコメント
前半から常に前が見える位置をキープして、重要な局面での動きに備えていた。ペースの上がった後半も(中西)健児さんと連携できていたが、周囲で落車が続いたことでポジションを下げてしまったのと横風の影響で、集団復帰ができないまま周回コースに入ることになった。終盤まではよい動きができていただけに、悔しいレースになってしまった。前の方で走り続けられればどんなレースができるのか、というのは個人的にも興味がある。第4ステージは逃げへのトライも含めて、ステージ優勝を狙って走りたい。チームとしてもこの大会で存在感を示すことができていない。残るステージで何としてもアピールしたい。

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冷雨に苦しみながらも4選手がメイン集団…ロワールエシェールのキナン

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冷雨に苦しみながらも4選手がメイン集団…ロワールエシェールのキナン

フランスで開催されているツール・デュ・ロワールエシェールは4月12日に第2ステージが行われた。今大会唯一の200km超えのステージは冷雨による過酷な条件下でのレースとなった。そんな中、キナンサイクリングは4選手がメイン集団でフィニッシュ。最上位は雨乞竜己の27位だった。椿大志はレース前半にリタイア。第3ステージ以降は4選手で臨むことになった。

©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

スプリントによる勝負となった前日の第1ステージ。キナンも雨乞で勝負に出たが、最終盤で集団のいたるところで発生した落車により足止めを余儀なくされ、上位進出はかなわなかった。第2ステージは、そのリベンジに賭ける1日となる。コースはスタートからしばらくは平坦基調が続き、140km過ぎと150km過ぎにそれぞれ山岳ポイントが設定。最後はラ・フェルテアンボーの周回を約3周走ってフィニッシュする。第1ステージ同様にスプリント勝負となることが予想されていたが、天候やレース展開次第では定石通りとはならないことも大いに考えられる。キナン勢は引き続き逃げにトライしつつ、スプリント態勢となれば再度雨乞で勝負することを前夜のミーティングで確認した。

この日は早朝から雨が降り、スタート直後からは強さが増していった。また、気温が10度を下回る過酷なレースコンディション。その中でキナン勢は予定通り逃げにトライを繰り返した。しかしスタートから1時間は平均時速49kmとハイペース。集団全体が簡単に逃げを容認するムードではなかったこともあり、50km地点を目前にしてようやく9人の先行が許される。キナン勢はここに加わることができず、メイン集団内で次なる展開に備えることとなった。

スプリントを狙うチームを中心にコントロールされる集団は、逃げる選手たちを常に射程圏内にとらえながら走行。レースそのものは淡々と進行した。だが、キナン勢にとって痛手となる事態が発生。早いペースに対応できなかった椿がリタイアを決断。フランスのレースでの戦い方を知る選手を失うこととなった。4人になったキナン勢は、その後もメイン集団で走行。逃げグループは人数を減らしながら終盤の周回コースへ。ほどなくして集団も続いた。

キナン勢はここから雨乞のスプリントを狙い、ポジションを上げていきたいところだが、集団全体のペースアップと寒さとがたたり、集団中ほどに位置。集団は逃げを最終周回までに捕まえてスプリント態勢へと移る。雨乞もそれに合わせる形でポジションを前へと動かしていった。

雨乞は狙っていたスプリントに加わることはできなかったものの、集団前方を確保してフィニッシュラインを通過。チーム最上位となる27位。新城雄大が84位、中西健児が99位、塚本一樹が106位。いずれもメイン集団内でのステージを終えた。2日間を終えての総合では、84位の新城と108位の中西が主要選手と同タイム。翌日からの攻勢をうかがう。

翌13日に行われる第3ステージは、ドゥルエ(Droué)からバンドーム(Vendôme)までの178kmで争われる。前半と後半にそれぞれ1カ所ずつ山岳ポイントが設定され、終盤はバンドームの周回を約2周走ってフィニッシュ。周回コースは途中、短いながらも勾配8%の上りがあるほか、未舗装区間も登場。集団全体が活性化することは必至で、個人総合成績を視野に入れたレースが展開されるはずだ。今後4人でのレースとなるキナンとしては、逃げに加わるほか、集団内で好ポジションを確保し、レース全体の動きを見ながら勝負どころに備えることになる。

ツール・デュ・ロワールエシェール第2ステージ結果(200km)
1 アロイス・カンコフスキー(チェコ、エルコフ・アーサー サイクリングチーム) 4時間26分9秒
2 マシュー・ギブソン(イギリス、JLT・コンドール) +0秒
3 ヨヒム・アリエセン(オランダ、メテック・TKH コンチネンタルサイクリングチーム)
4 アルフダン・デデッケル(ベルギー、ロット・スーダルU23)
5 キャスパー・フォンフォルサク(デンマーク、チーム コロクイック)
6 パトリック・クラウセン(デンマーク、リワルセラミックスピードサイクリングチーム)
27 雨乞竜己(KINAN Cycling Team)
84 新城雄大(KINAN Cycling Team)
99 中西健児(KINAN Cycling Team)
106 塚本一樹(KINAN Cycling Team)
DNF 椿大志(KINAN Cycling Team)

個人総合時間
1 ヨヒム・アリエセン(オランダ、メテック・TKH コンチネンタルサイクリングチーム) 8時間49分1秒
2 アロイス・カンコフスキー(チェコ、エルコフ・アーサー サイクリングチーム) +0秒
3 レオナルド・ボニファツィオ(イタリア、AVC エクサンプロヴァンス)
4 マシュー・ギブソン(イギリス、JLT・コンドール) +4秒
5 レト・ミューラー(スイス、シャンベリーシクリズムフォルマシオン) +7秒
6 シーン・レイク(オーストラリア、ベネロン・スイスウェルネス サイクリングチーム)
84 新城雄大(KINAN Cycling Team)
108 中西健児(KINAN Cycling Team)
124 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +2分57秒
127 塚本一樹(KINAN Cycling Team) +3分47秒

ポイント賞
1 ヨヒム・アリエセン(オランダ、メテック・TKH コンチネンタルサイクリングチーム) 21pts

山岳賞
1 ニコラ・プロドーム(フランス、シャンベリーシクリズムフォルマシオン) 8pts

ヤングライダー賞
1 マシュー・ギブソン(イギリス、JLT・コンドール) 8時間49分5秒
51 塚本一樹(KINAN Cycling Team) +3分43秒

チーム総合
1 ロット・スーダルU23 26時間27分33秒
25 KINAN Cycling Team +2分47秒

椿大志

椿大志のコメント
(3月の)ツール・ド・ランカウイ以降調子が下がる一方で、立て直せないままこの大会を迎えてしまった。とてもではないがレースに参加できるコンディションではなかったということ。前日第1ステージを走った時に、位置取りやスピードといったヨーロッパのレース特有の雰囲気を体が覚えていて、レースの空気を感じ取るといった部分を今後に向けた収穫にしたい。レースを通して若い選手によし悪しを都度伝えられなくなってしまったことは悔しいし、もどかしい。それでも、知りたいことや困っていることがあれば相談に乗りたいし、自分からも積極的に発言することでこの遠征の意義を見出していきたい。

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第1ステージはスプリントを狙うも落車の影響で機能せず…キナンのロワールエシェール

フランス北中部のロワールエシェール県を舞台に行われるステージレース、ツール・デュ・ロワールエシェールが4月11日に開幕。4年連続の出場となったキナンサイクリングは5選手がスタートラインに並んだ。183.5kmで争われた第1ステージではスプリントを狙うも、フィニッシュ直前に複数の落車が発生。これに影響されて上位進出はならず。翌日以降のステージで再挑戦することとなった。

ツール・デュ・ロワールエシェールに参戦するキナンチーム ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

4月6日にフランス入りし、県庁所在地であるブロワを拠点に活動を行っているキナン。トレーニングや調整を進め、遠征終盤に入りここまでの成果を試す場として今大会へと臨んでいる。今回のメンバーは椿大志、塚本一樹、中西健児、雨乞竜己、新城雄大。チームは2017年以降、この遠征におけるメンバー選出を若手から中堅年代の日本人選手に限定していて、2018年も平均年齢23歳の5人で編成。サイクルロードレースの本場であるヨーロッパでのレースを通じて、チームの底上げを目指す。

59回目を迎えるこの大会はレースカテゴリーこそUCI2.2クラスだが、活躍した選手が数年後にトッププロチーム入りするなど、将来を有望視される選手たちの登竜門的な位置づけとも言われている。キナンとしてもこれまで以上に戦力を整えて参戦しているだけに、存在感を示すことが求められる。

迎えた第1ステージはブロワからフジェールシュルビエーブルまでの183.5km。スタートから21kmと28.4kmに山岳ポイントが設けられる。そのうち1つ目の山岳ポイントは最大勾配20%の急坂。2つ目の山岳ポイント以降は平坦基調。しかし、コースレイアウトには記されないアップダウンが潜んでいるほか、この土地特有の強風やテクニカルなコーナーが集団をふるいにかける。そして最終盤はフジェールシュルビエーブルに設けられた10.5kmの周回コースを約3周半めぐってフィニッシュする。

スタートから発生した逃げ狙いのアタックにキナン勢も応戦。リードを奪うチャンスも見られたが実らず、他チームの3選手が飛び出すとプロトン(メイン集団)はそれを容認。キナン勢5人はメイン集団でレースを進めることとなった。逃げる3人とメイン集団との差は約5分程度にまで広がったが、スプリントを狙うチームを中心にタイム差をコントロール。キナン勢も集団内でポジションを確保しながら、残り50kmを過ぎてから本格化したペースアップに対応した。

やがてプロトンは終盤の周回コースへ。最終周回には逃げていた選手を吸収し、スプリントの態勢へと移ってゆく。キナンは雨乞が集団前方を押さえながら勝負に備える。しかし、残り3km手前から断続的に落車が発生。集団の前方、後方問わず次々と複数の選手によるクラッシュが起き、キナン勢も足止めを余儀なくされてしまった。このステージに集中していた雨乞も目の前で起きた落車によって止まらざるを得ず、勝負に絡むことはできなかった。

フィニッシュから3km以内でのトラブルであれば、発生時に属していた集団と同タイム扱いとなるが、これが適用されたのは新城と中西の2人。ともにステージ優勝者と同じタイムとなっている。

翌12日の第2ステージはベルヌアンソローニュ(Vernou-en-Sologne)からラ・フェルテアンボー(La Ferté-Imbault)までの200km。スタートからしばらくは平坦基調が続き、140km過ぎと150km過ぎにそれぞれ山岳ポイントが設定される。最後はラ・フェルテアンボーの周回を約3周走ってフィニッシュ。第1ステージ同様、スプリント勝負となることが予想されているが、天候やレース展開次第では定石通りとはならないことも大いに考えられる。第1ステージで悔しい結果となったキナンとしては、挽回を狙って臨むことになる。

ツール・ドゥ・ロワール・エ・シェール第1ステージ結果(183.5km)
1 レオナルド・ボニファツィオ(イタリア、AVC エクサンプロヴァンス) 4時間23分2秒
2 ヨヒム・アリエセン(オランダ、メテック・TKH コンチネンタルサイクリングチーム) +0秒
3 ディラン・マルドナード(フランス、AVC エクサンプロヴァンス)
4 アリダン・デデッケル(ベルギー、ロット・スーダルU23)
5 キャスパー・フォンフォルサク(デンマーク、チームコロクイック)
6 ケヴィン・ボイエ(フランス、S.C.オリンピック・デ・ディジョン)
78 新城雄大(KINAN Cycling Team)
108 中西健児(KINAN Cycling Team)
122 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +2分47秒
137 塚本一樹(KINAN Cycling Team) +3分37秒
147 椿大志(KINAN Cycling Team) +9分6秒

個人総合時間
1 レオナルド・ボニファツィオ(イタリア、AVC エクサンプロヴァンス) 4時間22分52秒
2 ヨヒム・アリエセン(オランダ、メテック・TKH コンチネンタルサイクリングチーム) +4秒
3 ディラン・マルドナード(フランス、AVC エクサンプロヴァンス) +6秒
4 シーン・レイク(オーストラリア、ベネロン・スイスウェルネスサイクリングチーム) +7秒
5 ニコラ・プロドーム(フランス、シャンベリーシクリズムフォルマシオン)
6 アリダン・デデッケル(ベルギー、ロット・スーダルU23) +10秒
80 新城雄大(KINAN Cycling Team)
108 中西健児(KINAN Cycling Team)
136 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +2分57秒
144 塚本一樹(KINAN Cycling Team) +3分47秒
147 椿大志(KINAN Cycling Team) +9分16秒

ポイント賞
1 レオナルド・ボニファツィオ(イタリア、AVC エクサンプロヴァンス) 15pts

山岳賞
1 ニコラ・プロドーム(フランス、シャンベリーシクリズムフォルマシオン) 8pts

ヤングライダー賞
1 ディラン・マルドナード(フランス、AVC エクサンプロヴァンス) 4時間22分58秒
60 塚本一樹(KINAN Cycling Team) +3分41秒

チーム総合
1 AVC エクサンプロヴァンス 13時間9分6秒
25 KINAN Cycling Team +2分47秒

雨乞竜己

雨乞竜己のコメント
しばらくは集団内で椿や(新城)雄大と一緒に動いていて、周回コースに入ってからは単独でポジション確保していた。(足止めとなった場面は)周囲の選手に挟まれるような感じになってしまい、足をついて踏ん張るのがやっとだった。1ステージ走って、感触はすごくよい。距離を進むごとに体の動きもよくなってきて、調子は悪くないと感じている。第2ステージも混戦となりそうだが、もう1度挑戦する。

新城雄大

新城雄大のコメント
逃げにトライしたが、全体のペースが速かったことと、細かなアップダウンやワインディングで脚を使ってしまい、他選手のアタックに反応できないまま逃げの3人を行かせてしまった。その後は気持ちを切り替えて、集団内でリラックスして走った。周回コースに入ってからは、雨乞さんのスプリントのアシストができればと思っていたが、落車が起きたこともあり、ひとまずはフィニッシュすることに専念した。調子は悪くないので、第2ステージでは逃げにトライしつつも、第3ステージ以降で勝負できるよう準備をしていきたい。

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キナンがツアー・オブ・タイランドでチーム優勝…ルバは総合3位

ツアー・オブ・タイランドは最終日となる4月6日、ローイエットからコーンケーンまでの110.7kmで第6ステージが行われ、キナンサイクリングの中島康晴が4位に入った。最終成績はトマ・ルバが個人総合3位、チーム総合で1位を確定させた。

ツアー・オブ・タイランドでキナンのルバが総合3位に ©︎KINAN Cycling Team / Satoru KATO

最終日は今大会最短距離の110.7km。前日第5ステージの229kmと比べると半分以下の距離だ。その距離の短さゆえ、レースは神経質な展開になった。リアルスタート後からのアタック合戦は逃げが容認されないまま進行。数選手が飛び出す場面はあっても、すぐに集団が吸収していく。途中2カ所設定された中間スプリントでは、ポイント賞争いとボーナスタイムによる総合順位争いが絡んだスプリントが展開される。ポイント賞2位の中島も2つめの中間スプリントに挑み、4位通過して1ポイントを加算する。

その後も集団はひとつのまま進行し、最後のスプリント勝負へ。ポイント賞リーダーのマルティン・ラス(エストニア、チーム イルミネート)が圧倒的なスプリントで優勝。中島もスプリントに挑戦したが、4位に終わった。これでツアー・オブ・タイランドの全日程が終了した。キナンの最終成績はルバが個人総合3位となり、表彰台の一角を確保。チーム総合でも1位となり出場4選手全員でポディウム登壇の栄誉にあずかった。

ツアー・オブ・タイランド第6ステージ結果(110.7km)
1 マルティン・ラス(エストニア、チーム イルミネート) 2時間23分15秒
2 秋田拓磨(シマノレーシングチーム) +0秒
3 レイモンド・クレダー(オランダ、チームUKYO)
4 中島康晴(KINAN Cycling Team)
5 リ・ジセン(中国、チンハイ チャンユードサイクリングチーム)
6 ドミニク・ペレス(フィリピン、セブンイレブン・クリック ロードバイクフィリピンズ)
67 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team)
71 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team)
76 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team)

個人総合時間
1 ベンジャミン・ディボール(オーストラリア、セントジョージコンチネンタルサイクリングチーム) 24時間1分4秒
2 アルテム・オベチキン(ロシア、トレンガヌサイクリングチーム) +16秒
3 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +18秒
4 ホルヘカミーロ・カスティブランコ(コロンビア、チーム イルミネート) +2分9秒
5 リュウ・ジャンペン(中国、ヘンシャンサイクリングチーム)
6 サラウット・シリオンナチャイ(タイ、タイランドコンチネンタルサイクリングチーム) +2分14秒
21 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team) +2分20秒
27 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +2分30秒
73 中島康晴(KINAN Cycling Team) +16分49秒

ポイント賞
1 マルティン・ラス(エストニア、チーム イルミネート) 82pts
2 中島康晴(KINAN Cycling Team) 61pts

山岳賞
1 ベンジャミン・ディボール(オーストラリア、セントジョージコンチネンタルサイクリングチーム) 28pts
3 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) 20pts

チーム総合
1 KINAN Cycling Team 72時間8分24秒

マルコス・ガルシア

マルコス・ガルシアのコメント
4人で出場は厳しかったけれど、いいレースができたし、いい結果になったと思う。 次はツール・ド・熊野での勝利を目指したい。日本でお世話になっている人たちのためにも、熊野で勝ちたい。

サルバドール・グアルディオラ

サルバドール・グアルディオラのコメント
チーム総合で1位、トマの個人総合3位、中島が平坦ステージで連日上位に入れた。今回は上出来だったと思うし、チームとしてもいいバランスだったと思う。次のレースはツアー・オブ・ジャパンになると思う。一度家に帰ってレースに備えるよ。

トマ・ルバ

トマ・ルバのコメント
得意でない平坦ステージが多く、なおかつチームは4人での出場で総合3位はいい結果だと思う。山岳の第3ステージの後、チーム全員がお互いに助け合い、個人総合順位を守ってチーム総合では1位を獲れた。ベストな結果だと思う。次の目標となるツアー・オブ・ジャパンに備えて、まずは家に帰ってしっかり休息をとってトレーニングするよ。

中島康晴

中島康晴のコメント
今日は序盤からアタック合戦が続いて速いペースでレースが進んだ。一度集団が2つに割れた時があって、リーダーチームが前の集団に乗せていく動きをしていたので、マルコスと自分で対応した。集団がひとつにまとまった後はサルバとマルコスに任せて、最後のスプリントに向けてトマがいい位置にポジショニングしてくれた。でも結果は4位で、あと一歩届かないところばかりでチームには申し訳ないと思っている。でもトマの総合3位を守りながらチーム総合も獲れたので、最低限の結果は残せたかなと感じている。
これだけ集団スプリントになるツアー・オブ・タイランドは初めて。個人総合と区間優勝を同時に狙うのはなかなか難しいが、すべてはチーム全員が役割をまっとうした結果。個人総合3位、ポイント賞2位、山岳賞3位と、このメンバーで全ての賞のトップ3に入れたのは上出来だとは思うけれど、どれかひとつでも1位になりたかった。
今年はまだチームに優勝がないので、次のレースでは勝てるようにしたい。5月、6月と日本での重要なレースを控えているので、キープ・ゴーイングで進んでいく。

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http://pressports.com/2018/04/06/ルバ総合3位、チーム首位をキープして最終日へ/

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ルバ総合3位、チーム首位をキープして最終日へ…ツアー・オブ・タイランド

ツアー・オブ・タイランドは4月5日、ナコーンラーチャシーマーからローイエットまでの229kmで第5ステージが行われた。前日同様の集団でのスプリント勝負となり、キナンサイクリングは中島康晴が6位に入った。

ツアー・オブ・タイランド第5ステージに挑む中島康晴らキナン勢 ©︎KINAN Cycling Team / Satoru KATO

5日目はナコーンラーチャシーマーから北東に進み、ローイエットまでの229km。スタート前の9.9kmのパレードランを含めると約240kmを走ることになる。もちろん今大会の最長ステージであり、第2の難所とも言える。距離は長いものの、カテゴリーがつく山岳はなく、道のうねりのようなアップダウンはあるがほぼ平坦と言ってもいい。

2日目の第2ステージ以降、晴れて暑い毎日。チームカーに大量の水と氷を用意してレースをスタートした。リアルスタート後のアタック合戦は40km地点過ぎまで続き、愛三工業の岡本隼を含む9人の逃げが容認される。メイン集団はリーダーチームのセントジョージコンチネンタルサイクリングとトレンガヌサイクリングがコントロールし、最大3分以上まで差が広がる。

64km地点、101km地点に設定された中間スプリントごとにスプリントをしながら逃げ集団は進行。186km地点の3つ目の中間スプリントあたりから集団との差が詰まり始める。キナンを含む各チームが追走に加担し、残り5kmで逃げは全て吸収され、前日に続き集団でのスプリント勝負へ。勝ったのはポイント賞リーダーのマルティン・ラス(エストニア、チームイルミネート)。前日に続きステージ2連勝を挙げた。

中島も前日に続きチームメイトの協力を得てスプリント勝負にチャレンジしたが、6位に終わった。ポイント賞争いでは2位を維持してはいるものの、この日2位に入ったレイモンド・クレダー(オランダ、チームUKYO)が5点差に迫っている。トマ・ルバ、サルバドール・グアルディオラ、マルコス・ガルシアも同一集団でゴール。ルバの個人総合3位と、チーム総合1位を維持して、翌日の最終日を迎える。

ツアー・オブ・タイランド第5ステージ結果(229km)
1 マルティン・ラス(エストニア、チーム イルミネート) 4時間57分52秒
2 レイモンド・クレダー(オランダ、チームUKYO) +0秒
3 パク・ソンベク(韓国、KSPO・ビアンキアジアプロサイクリング)
4 モハドザムリ・サレー(マレーシア、トレンガヌサイクリングチーム)
5 アブドゥル・ガニ(インドネシア、KFCサイクリングチーム)
6 中島康晴(KINAN Cycling Team)
49 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team)
71 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team)
87 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team)

個人総合時間
1 ベンジャミン・ディボール(オーストラリア、セントジョージコンチネンタルサイクリングチーム) 21時間37分49秒
2 アルテム・オベチキン(ロシア、トレンガヌサイクリングチーム) +16秒
3 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +18秒
4 リュウ・ジャンペン(中国、ヘンシャンサイクリングチーム) +2分9秒
5 サラウット・シリオンナチャイ(タイ、タイランドコンチネンタルサイクリングチーム)
6 ホルヘカミーロ・カスティブランコ(コロンビア、チーム イルミネート) +2分10秒
21 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team) +2分20秒
28 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +2分30秒
76 中島康晴(KINAN Cycling Team) +16分49秒

ポイント賞
1 マルティン・ラス(エストニア、チーム イルミネート) 66pts
2 中島康晴(KINAN Cycling Team) 48pts

山岳賞
1 ベンジャミン・ディボール(オーストラリア、セントジョージコンチネンタルサイクリングチーム) 28pts
3 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) 20pts

チーム総合
1 KINAN Cycling Team 64時間58分39秒

トマ・ルバ

トマ・ルバのコメント
とても退屈だったね(笑)。距離は長いし平坦だったし。集団のポジションをキープして長いこと「待つ」日だった。途中メカトラがあって自転車を交換することになったけれど、チームメートの助けもあってポジションに戻れた。残り20kmからは中島のスプリントのために逃げを追走して、彼はまたトップ10に入ることができた。よかったよ。
明日は最後だけれど、今日と同じようになるだろうね。でも距離が短いから気を抜けない。個人総合3位からのジャンプアップは難しいだろうから、チーム総合1位とあわせて維持して表彰台は確保したい。

中島康晴

中島康晴のコメント
今日は距離が長いこともあって、リーダーチームも2分差の選手を逃げに乗せようという動きがあり、横風もあったので(チームとして)後手を踏まないように注意していた。そこで脚は使ったが、追走するチームは後ろに残せたので、いい展開にはできたと思う。フィニッシュ地点は3年前にも走っていて、緩いカーブが続くことは理解していた。でも残り300mでスプリントが一瞬止まった。加速力のあるラスにとってはそういう展開にしたかったようだが、(個人的には)その時にちょっと集団に埋もれてしまって思い切り行けなかったのが悔やまれる。明日は最後なので、今度こそみんなの働きに応えたい。

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キナンサイクリングがツール・デュ・ロワールエシェールに参戦へ

キナンサイクリングチームが発足以来4年連続となる春のフランス遠征に挑む。遠征メンバーは椿大志、塚本一樹、中西健児、雨乞竜己、新城雄大。平均年齢23歳の5人で構成される。4月6日に日本を出国してフランス入り。北中部の都市ブロアを拠点にトレーニングを行なっていく。遠征の終盤では4月11〜15日に4年連続の出場となるツール・デュ・ロワールエシェールに臨む。

ツール・デュ・ロワールエシェールに出場するキナンチームメンバー ©︎KINAN Cycling Team

2017年以降、この遠征におけるメンバー選出は若手から中堅年代の日本人選手に限定し、サイクルロードレースの本場である欧州フランスでのトレーニング、さらにはその成果を試す場としてUCIヨーロッパツアーへの出場によって強化を図ることを目的としている。

同大会は過去に活躍した選手がトッププロチーム入りするなど、将来を有望視される選手たちの登竜門的な位置付けとも言われている。2017年の第2ステージを制したアレックス・フレーム(ニュージーランド)は2018シーズンからUCIワールドチームのトレック・セガフレードへ。同じく個人総合優勝を果たしたアレクサンダー・カンプ(デンマーク)は2017年の世界選手権アンダー23ロードレースで銅メダルと大きな飛躍を果たしている。

2018年は、開幕からの2ステージが平坦基調。大会中盤の第3、第4ステージがアップダウンに富み、総合成績を狙っての激しいレースとなることが予想される。最終の第5ステージはこの大会恒例ともいえるロワールエシェール県の県庁所在地であるブロアの市街地に設けられた周回コースでのクライマックスとなる。

平坦ステージではエーススプリンターの雨乞を軸に、大会中盤からは逃げや勝負どころのアタックでレースを動かすべく果敢にトライしていきたいという。今回のメンバーでは椿、雨乞、新城はヨーロッパでの競技活動経験があり、これまでに培ってきた走りを発揮する絶好の機会ともなる。2018年は完走者2名だったが、今回はこれまで以上に戦力を整えてレースへと臨む。

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