オランダのトム・デュムラン(ユンボ・ビスマ)が2022シーズンを限りに引退することを、自信のインスタとfacebookで6月3日に明らかにした。31歳。

2017年のジロ・デ・イタリアで総合優勝したデュムランだが、2022年大会は第14ステージでリタイア。「体力面で疲れている」ことを引退の理由としている。
ツール・ド・フランスへの出場予定はなく、「9月末にオーストラリアで開催される世界選手権のタイムトライアルに参加できるように、最後の頑張りを見せたい」と語った。



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オランダのトム・デュムラン(ユンボ・ビスマ)が2022シーズンを限りに引退することを、自信のインスタとfacebookで6月3日に明らかにした。31歳。
2017年のジロ・デ・イタリアで総合優勝したデュムランだが、2022年大会は第14ステージでリタイア。「体力面で疲れている」ことを引退の理由としている。
ツール・ド・フランスへの出場予定はなく、「9月末にオーストラリアで開催される世界選手権のタイムトライアルに参加できるように、最後の頑張りを見せたい」と語った。
第105回ジロ・デ・イタリアは5月13日、ディアマンテ〜ポテンザ間の196kmで第7ステージが行われ、クーン・ボウマン(オランダ、ユンボビスマ)がトム・デュムラン(オランダ、ユンボビスマ)のアシストを受けて初優勝。総合成績ではトレック・セガフレードのフアン・ロペス(スペイン)がマリアローザを守った。
ボウマンはジロ・デ・イタリア初優勝で、2017年のクリテリウム・デュ・ドーフィネの区間勝利以来の勝ち星。デュムランは優勝候補の一角だったが、第4ステージの上りで9分以上も遅れ、マリアローザ争いから脱落していた。
●4賞ジャージ
■マリアローザ(個人総合成績)フアン・ロペス(スペイン、トレック・セガフレード)
■マリアチクラミーノ(ポイント賞)アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
■マリアアッズーラ(山岳賞)クーン・ボウマン(オランダ、ユンボビスマ)
□マリアビアンカ(新人賞) フアン・ロペス(スペイン、トレック・セガフレード)
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2017ジロ・デ・イタリア総合優勝者、30歳のトム・デュムラン(オランダ、ユンボ・ビスマ)がレース活動を休止すると1月22日夜に決意。チームは本人が活動休止をコメントする動画を23日に収録し、即日発表した。
デュムランが決断したのはスペインのアリカンテで行われていたチームキャンプのまっただ中。ここ1年間、自転車選手として活動することが苦しくなってきた。それはここ3カ月でさらに強くなっていった」とデュムラン。
「チームにいい成果をもたらしたい。チームメートが活躍してほしい。自分自身の妻や家族にも幸せを感じてもらいたい。だったらなにをすればいいのか? いつも自問自答してきたが、明らかな答えを見つけるにはレースばかりに忙殺されて、しっかりと道を見つけることができなかった。
「もう私はなにをするべきかが分からなくなってしまった。それは幸せとはかけ離れた生活だと感じた。そんな状況をリセットしたいから、私はしばらくレースを離れようと思った」
活動休止期間は未定だが、苦悩の末に決断したデュムランは「次の朝はとても気持ちよく目を覚ますことができた」とコメントしている。
オランダのトム・デュムランが2020シーズンから母国オランダのユンボ・ビスマに所属することが8月20日に同チームから発表された。3年契約。チームサンウェブとの契約が終了することは8月19日にチームが発表していた。
デュムランは2017ジロ・デ・イタリアの総合優勝者。さらに同年、ベルゲンで開催された世界選手権では個人タイムトライアルで世界チャンピオンになった。ユンボ・ビスマには2018ツール・ド・フランスで総合4位になったプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア)がいるが、デュムランとともにツートップとして走ることになる。
デュムランとログリッチェは個人タイムトライアルに強く、上りもスペシャリストに負けない実力を備えたオールラウンダーとして、2018ツール・ド・フランス、2019ジロ・デ・イタリアなどで常にライバルとしてつばぜり合いを展開してきた。
オランダのトム・デュムランは2019シーズン終了をもってチームサンウェブと契約を終える。2019年8月19日にチームが発表した。前身のアルゴス・シマノから同チームに所属したのは8年間となった。
2012年にアルゴス・シマノに入団した21歳のデュムランは、ステージレースの総合優勝をねらう選手としての成長の道を歩み始めた。2014年はタイムトライアルのスペシャリストとして画期的な年となり、初の国内タイトルと世界選手権で銅メダルを獲得。4勝を挙げた。
2015年、デュムランはブエルタ・ア・エスパーニャで深紅のリーダージャージを一時着用。最終的に総合6位でレースを終えた。2016年にはリオ五輪で個人タイムトライアル銀メダルを獲得した。
2017年にはジロ・デ・イタリアで総合優勝を果たした。さらにベルゲンで開催された世界選手権では個人タイムトライアルとチームタイムトライアルのダブルタイトルを獲得。2018年はジロ・デ・イタリアの連覇に挑んだが、2位になった。
デュムランは8月24日に開幕するブエルタ・ア・エスパーニャの出場を希望していたが、チームは「復調は見られない」と8選手のメンバーに選出せず。ウィルコ・ケルデルマン(オランダ)を総合成績の上位をねらうエースに起用し、経験豊富なニコラス・ロッシュ(アイルランド)をアシストに、ニキアス・アルント(ドイツ)がキャプテンを務める布陣となった。
「選手として常に最高の達成可能なものを探している。自分が正しい場所にいるかどうか、自分にとって最高のチームとはなにか、そして最良のオプションと機会がどこにあるかを常に自問している。他のチームからは常にオファーがあったが、この環境では他のチームと話をしないようにしていた」とデュムラン。
「ツール・ド・フランスを欠場し、家に座っている自分を見つけてがっかりした後、新しい環境ならリフレッシュできると考え始めた。だから、他チームの要請に耳を傾けることにした。素晴らしいオファーがあり、キャリアとして次のステップに進むのは最適な機会であると思った」
デュムランはさらに続けた。
「出て行くのは本当に痛い。ボクの心はここにあり、このチームと一緒に非常に誇りに思っている偉大なことを達成した。サンウェブでグランツール優勝が可能であることを証明した。見ている草が常に緑になるとは限らないことを知っているし、サンウェブなしで今日の場所に到達することはなかったと強調したい。与えられたチャンスに、チームが新しいオプションを探求する機会を与えてくれたことに感謝したい」
サンウェブのトム・デュムラン(オランダ)が7月6日に開幕するツール・ド・フランスを欠場することを6月20日にチームが発表。フランスでの長い3週間にわたって身体面でいいコンディションを保てないと判断したため。
多くの紆余曲折があり、参戦への道もあったが、28歳のデュラムランにとって今はこの困難な時期から回復するための時間が必要だと判断されたという。
「膝の回復が思わしくなく、先月は全体的につてもツラかった。ジロ・デ・イタリアで膝を負傷した後、ツール・ド・フランスで果たせなかったことをやりたいと希望したが、今週それが残された時間を使ってベストコンディションを作るには現実的ではないことに気づいた。一生懸命やってきたけど、自分の体に耳を傾け、非現実的なゴールを追いかけるのをやめなくてはならない」とデュムラン。
●家に帰る準備はできていない…デュムラン失意のジロ・デ・イタリア棄権
「トムはツール・ド・フランスに間に合うことを本当に熱望していたし、彼はできる限り努力したが、結論としてはそれは単に不可能ということ。私たちは休息、回復、徐々にレースに戻るプロセスを計画したが、回復が思わしくなく挫折せざるを得なかった」とサンウェブのアンコ・ボーレンス医師。
「トムが完全なフィットネスレベルに戻るために必要な時間はすでにない。彼の強い意志とツール・ド・フランスでレースする野心にもかかわらず、目標を修正。今回は回復を心がけるのが最善の方法だと結論した」
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