ルイスレオン・サンチェスがパリ〜ニース第3ステージで首位に

3月4日に開幕した8日間のステージレース、パリ〜ニースは大会3日目となる7日に第3ステージが行われ、区間2位に入ったアスタナのルイスレオン・サンチェス(スペイン)が総合成績でトップに立った。

パリ〜ニース第3ステージで総合1位に立ったアスタナのルイスレオン・サンチェス ©Roberto Bettini/BettiniPhoto

第2ステージまではボーナスタイムの差があるだけで、サンチェスは15秒遅れの総合11位につけていた。この日は単独で逃げていた選手をディレクトエレルジーのジョナタン・イベール(フランス)と追いかけた。後続集団との差を広げて首位に立ちたいサンチェスが収支先頭に立って追撃したため、逃げた選手を捕らえたあとはイベールのスパートに追従できなかったが、集団に38秒差をつけたことで首位に立つことができた。

「最初はステージ優勝をねらっていたが、後続集団とのタイム差が開いたので、リーダージャージを獲得する目標に変更した」とサンチェス。
「明日は最初の難関となるタイムトライアルが待ち構えているので、今日の疲れをできるだけ取って、このジャージを守れるように頑張りたい」

大会は3月11日に地中海に面したニースにゴールする。

●関連ニュース

ルイスレオン・サンチェスがバルベルデとの接戦を制す…ブエルタ・ア・ムルシア

●最新ニュースへ

パリ〜ニース、ティレーノ〜アドリアティコ、3月初旬にほぼ同時開催

春に開催される中規模のステージレース、フランスのパリ〜ニースとイタリアのティレーノ〜アドリアティコが大会詳細を発表した。パリ〜ニースは3月4日から11日まで、ティレーノ〜アドリアティコは7日から11日まで。どちらもシーズン序盤のメジャーレースとして注目されている。

2017ティレーノ〜アドリアティコで総合優勝したナイロ・キンタナ

パリ〜ニースはパリ近郊のシャトゥから8日間かけて地中海沿岸のニースを目指す。第4ステージのサンテティエンヌで個人タイムトライアルが行われる。最終日前日のラ・コルミャンヌが最大の山岳ステージ。そして最終日の第8ステージも一発逆転の可能性を秘める舞台が設定されている。

2017パリ〜ニース

2018パリ〜ニースのコース

ティレーノ〜アドリアティコは7日間のステージレース。イタリア半島西岸のティレニア海から東岸のアドリア海を目指す。チームタイムトライアルで開幕し、最終日の個人タイムトライアルで終幕する。第4ステージが最大の山岳ステージとなり、第5ステージは落車事故で他界したミケーレ・スカルポーニの故郷にゴールする。

2018ティレーノ〜アドリアティコのコース

パリ〜ニース、ドーフィネの出場全チーム発表…ツール・ド・フランスの姉妹大会

2018年のロードシーズンもいよいよ開幕。ツール・ド・フランスを主催するASOが、1月8日に姉妹大会となるとパリ〜ニース(3月5〜12日)とクリテリウム・デュ・ドーフィネ(6月4〜11日)の出場22チームを発表した。どちらも8日間のステージレース。パリ〜ニースはシーズン最初の本格的なステージレース、クリテリウム・デュ・ドーフィネはツール・ド・フランスの前哨戦として注目されている。

2017パリ〜ニース

ツール・ド・フランスと同様に自動的に出場権が与えられるトップ18チームに加え、ワイルドカード(主催者推薦枠)として4チームが出場権を得た。パリ〜ニースはコフィディス、デルコ・マルセイユプロバンスKTM、ディレクトエネルジー、フォルテュネオ・サムシック(すべてフランス)。クリテリウム・デュ・ドーフィネはコフィディス、フォルテュネオ・サムシック、フォルテュネオ・サムシック(以上フランス)、ワンティ・グルップゴベール(ベルギー)の4チームが出場権を獲得。

トップ18チームはAG2Rラモンディアル(フランス)、アスタナ(カザフスタン)、バーレーン・メリダ(バーレーン)、BMC(米国)、ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)、FDJ(フランス)、ロット・スーダル(ベルギー)、ミッチェルトン・スコット(オーストラリア)、モビスター(スペイン)、クイックステップフロアズ(ベルギー)、ディメンションデータ・ケベカ(南アフリカ)、EFエデュケーションファースト・ドラパック(米国)、カチューシャ・アルペシン(スイス)、ロットNLユンボ(オランダ)、スカイ(英国)、サンウェブ(ドイツ)、トレック・セガフレード(米国)、UAEエミレーツ(UAE)。

2017クリテリウム・デュ・ドーフィネで総合優勝したヤコブ・フルサング(アスタナ)

●関連ニュース
ツール・ド・フランス出場22チーム発表…主催者推薦でフォルテュネオなど4チーム
https://wp.me/p9qRLD-iO