ベネット2勝目、ログリッチ首位堅持…パリ〜ニース5S

「ルート・オ・ソレイユ=太陽への道」という愛称を持つ8日間のステージレース、パリ〜ニースは3月11日に第5ステージが行われ、ドゥークニンク・クイックステップのサム・ベネット(アイルランド)がスプリント勝負を制し、第1ステージに続いて優勝した。

2021パリ〜ニース第5ステージ ©A.S.O. Fabien Boukla

個人総合成績では、前日に首位に立ったユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)がその座を守った。大会5日目で、首位が入れ替わらなかったのは今大会で初めて。

日本勢として唯一出場するバーレーンビクトリアスの新城幸也 ©A.S.O. Fabien Boukla
マイヨジョーヌのログリッチ(先頭手前) ©A.S.O. Fabien Boukla
2021パリ〜ニース第5ステージ ©A.S.O. Fabien Boukla
2021パリ〜ニース第5ステージの中間スプリント争い ©A.S.O. Fabien Boukla
サム・ベネットがパリ〜ニース第5ステージ優勝 ©A.S.O. Fabien Boukla

パリ〜ニース関連ニュース
パリ〜ニース開幕…ベネットがスプリントVで首位に(2021年3月8日)
ボル優勝、首位はマシューズ…パリ〜ニース第2ステージ(2021年3月9日)
ビッセガーが最速タイムで首位に…パリ〜ニース第3ステージ(2021年3月10日)
ログリッチがパリ〜ニース第4ステージを制して首位に(2021年3月11日)
●パリ〜ニースのホームページ

パリ〜ニース開幕…ベネットがスプリントVで首位に

「ルート・オ・ソレイユ=太陽への道」という愛称を持つ8日間のステージレース、パリ〜ニースが3月7日にフランスで開幕し、初日の第1ステージでドゥークニンク・クイックステップのサム・ベネット(アイルランド)がスプリント勝負を制して優勝。総合成績でも首位に立った。

2021パリ〜ニース第1ステージ ©A.S.O.-Fabien-Boukla

大会は14日まで。目的地のニースは新型コロナウイルス変異株の感染者が増加している地域で、週末は24時間の外出禁止が命じられている。2020年は最終ステージが中止になった。

2021パリ〜ニース第1ステージ ©A.S.O.-Fabien-Boukla
2021パリ〜ニース第1ステージ ©A.S.O.-Fabien-Boukla
サム・ベネットがパリ〜ニース第1ステージ優勝 ©A.S.O.-Fabien-Boukla
パリ〜ニースのマイヨジョーヌを着用するサム・ベネット ©A.S.O.-Fabien-Boukla

●パリ〜ニースのホームページ

ベネット2勝目、ポガチャル総合Vへ前進…UAEツアー

中東を走る7日間のステージレース、UAEツアーは2月26日に第6ステージが行われ、ドゥークニンク・クイックステップのサム・ベネット(アイルランド)がゴール勝負を制して優勝。第4ステージに続く2勝目を挙げた。

2021UAEツアー第6ステージ ©LaPresse – Fabio Ferrari

総合成績ではUAEエミレーツのタデイ・ポガチャル(スロベニア)が首位を守った。

2021UAEツアー第6ステージ ©LaPresse – Fabio Ferrari

「今日も平たんステージだったから勝ちたかった。最後の直線は横風になって、多くの選手が乱雑に走行ラインを変えたが、チームメートのモルコフが残り150mまで完ぺきに連れていってくれた」とベネット。

リーダージャージを着るタデイ・ポガチャル ©LaPresse – Fabio Ferrari

総合1位を守ったポガチャルは、「横風で忙しい1日となったが、フィニッシュまで1段階近づいた。昨日の山岳ステージが終わって、ボクのシェイプに問題はない。明日もこんな集団走行になるといいな」と語った。

サム・ベネットがステージ2勝目 ©LaPresse – Fabio Ferrari
総合1位を守ったタデイ・ポガチャル ©Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

🇦🇪UAEツアー関連ニュース
UAEツアーでワールドシリーズ33戦開幕…コロナ禍でどうなる?(2021年2月21日)
ファンデルプールがUAEツアー第1ステージで優勝(2021年2月22日)
アルペシン・フェニックスがUAEツアーから撤退(2021年2月22日)
世界チャンピオンのガンナがUAEツアーのTTステージ優勝(2021年2月23日)
ポガチャルがUAEツアー第3S優勝…惜敗のイェーツは総合2位へ(2021年2月23日)
サム・ベネット通算50勝をUAEツアー第4ステージで飾る(2021年2月25日)
ビンゲゴー区間V、ポガチャル首位死守…UAEツアー第5S(2021年2月26日)
●UAEツアーのホームページ

2021UAEツアー第6ステージ ©LaPresse – Fabio Ferrari

サム・ベネット通算50勝をUAEツアー第4ステージで飾る

中東を走る7日間のステージレース、UAEツアーは2月24日に第4ステージが行われ、ドゥークニンク・クイックステップのサム・ベネット(アイルランド)がゴール勝負を制して優勝。プロ通算50勝目を挙げた。

2021UAEツアー第4ステージ ©LaPresse – Fabio Ferrari

UAEエミレーツのタデイ・ポガチャル(スロベニア)はタイム差なしの大集団の中でゴールし、総合成績で首位を守った。前年の覇者アダム・イェーツ(英国、イネオス・グレナディアス)とのタイム差は43秒のまま。

サム・ベネットがUAEツアー第4ステージを制した ©LaPresse – Fabio Ferrari

「昨年のUAEツアーではステージ優勝できなかったので、これを達成できてうれしい」とベネット。

「第1ステージも調整がよかったが、グループが分断されてリードアウト役がいなくなってしまった。あのときは今日よりも調子がよかった。総合成績の上位をねらう選手らがああした展開に持っていってしまい、フラストレーションがたまった。今日はチームメートが素晴らしい働きをしてくれた。勝利することが使命だったのでかなり安堵した」

2021UAEツアー第4ステージ ©LaPresse – Fabio Ferrari
リーダージャージを着るタデイ・ポガチャル ©LaPresse – Fabio Ferrari
2021UAEツアー第4ステージ ©LaPresse – Fabio Ferrari

🇦🇪UAEツアー関連ニュース
UAEツアーでワールドシリーズ33戦開幕…コロナ禍でどうなる?(2021年2月21日)
ファンデルプールがUAEツアー第1ステージで優勝(2021年2月22日)
アルペシン・フェニックスがUAEツアーから撤退(2021年2月22日)
世界チャンピオンのガンナがUAEツアーのTTステージ優勝(2021年2月23日)
ポガチャルがUAEツアー第3S優勝…惜敗のイェーツは総合2位へ(2021年2月23日)
●UAEツアーのホームページ

2021UAEツアー第4ステージ ©LaPresse – Fabio Ferrari

UAEツアーでワールドシリーズ33戦開幕…コロナ禍でどうなる?

自転車ロードレースの2021シーズン到来。UCI(国際自転車競技連合)ワールドツアー全33レースの緒戦として、2月21日から27日まで中東のUAEでUAEツアーが開催される。ジロ・デ・イタリアを主催するRCSスポルトが大会運営し、放送権はIMGが統括。日本では有料インターネットチャンネルのGCN+で生中継される。スタート記念キャンペーンの50%引きを適用すると年間2750円。

2021UAEツアーに参戦する有力選手 ©LaPresse – Fabio Ferrari

コロナ禍と若手台頭、昨季はこの大会がすべての始まりだった

2020年2月23日に開幕した7日間のステージレースの主催者は大会6日目の早朝、参戦していたUAEエミレーツのチームスタッフ2人が感染したとして、残る2ステージをただちに打ち切った。

出場中だった新城幸也(当時バーレーン・マクラーレン、現バーレーンビクトリアス)を含む全選手がホテルに長期隔離された。しばらくしてUAEエミレーツのスプリンター、フェルナンド・ガビリア(コロンビア)の罹患が発覚。このあと、自転車競技界もコロナ禍に巻き込まれていく。

アダム・イェーツ ©LaPresse

5ステージで打ち切られた大会は、その時点で首位にいたアダム・イェーツ(英国)が総合優勝者となった。同選手は今季、母国のイネオス・グレナディアスに移籍し、今回のUAEツアーには連覇をかけて乗り込んでくる。

「トレーニングはいい感じでこなせたが、レースで同じような走りができるとは限らない。チームはボクをサポートしてくれるが、ツール・ド・ラプロバンスで勝ったイバン・ソーサもいるので、2つのオプションがある」とイェーツ。
「チームには強いクライマーもいるが、この大会は個人タイムトライアルもあるので、ボクにはそれが不利となりそうだ」

ホームチームのUAEエミレーツはポガチャルが雪辱を期す

2020年の大会で区間1勝と総合2位の成績を修め、一躍トップ選手の仲間入りを果たしたのが、UAEエミレーツのタデイ・ポガチャル(スロベニア)だ。21歳の若手選手だったが、そのシーズンは2カ月延期されて開催されたツール・ド・フランスで総合いきなり優勝した。そのポガチャルが今季の緒戦として選んだのが、チームが拠点を置くUAEツアーである。ポガチャルと同じチームに電撃移籍したスイスのマルク・ヒルシも今大会に初出場する予定。

「ツール・ド・フランスで総合優勝したけれど、選手としては変わっていない。今年も同じモチベーション、同じ集中力、同じ目標を持っている」とポガチャル。
「UAEツアーはホームレースなので、チームにとって本当に重要なイベントだ。昨年はここで2位に終わったのは少し残念だったが、今回は再チャレンジとなる」

タデイ・ポガチャル ©LaPresse

イネオス・グレナディアスからイスラエルスタートアップネーションに移籍したクリストファー・フルーム(英国)にとっても感慨深い大会だ。2019年、ツール・ド・フランス最多の5勝目を目指したが、直前の大ケガで参加できず。懸命のリハビリを行い、カムバックしたのが昨季のUAEツアーだった。今季は南米合宿をこなして現地レースに出場予定だったが、現地の感染拡大により大会が中止になり、移籍チームでの初レースはこのUAEツアーになった。

「レースを楽しみにしている。自分の弱点を修正するために米国カリフォルニアでいい冬を過ごした。リハビリは間違いなく昨年の今ごろよりもいい」とフルーム。
「もちろん総合優勝をねらって出場するわけではないが、本来の調子を戻せるようなきっかけとなる走りがしたい」

クリストファー・フルーム ©LaPresse

個人タイムトライアルの世界チャンピオン、フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアス)は初出場。スプリンター勢はロット・スーダルのカレブ・ユアン(オーストラリア)、2020ツール・ド・フランスでポイント賞を獲得したドゥークニンク・クイックステップのサム・ベネット(アイルランド)、ボーラ・ハンスグローエのパスカル・アッカーマン(ドイツ)も出場。

フィリッポ・ガンナ ©LaPresse
アルペシン・フェニックスのマチュー・ファンデルプール(オランダ) ©LaPresse
トレック・セガフレードのビンチェンツォ・ニバリ(イタリア) ©LaPresse
サム・ベネット ©LaPresse
パスカル・アッカーマン ©LaPresse

そして2020年の大会で自転車選手として最初に罹患したガビリア。シーズン中に2度目の感染を経験したがカムバック。この大会に懸ける意気込みはだれよりも強い。

昨季はコロナ禍が若手台頭を後押し

コロナ禍で開催される2シーズン目。1月にオーストラリアで開催予定だったワールドツアー2大会が中止となり、そのためUAEツアーが開幕戦となった。欧州では依然として感染が落ち着く兆しはない。国際団体は大会日程を平時のものに戻したが、中止あるいは延期も想定される。昨季は後半に主要大会が凝縮され、そんな強行日程が若手台頭を後押しした。

有料インターネットチャンネルのGCN+はスタート記念キャンペーンの50%引きを適用すると年間2750円。

●UAEツアーのホームページ