ブエルタ・ア・エスパーニャの各ステージが最終版の距離修正

第77回ブエルタ・ア・エスパーニャは全21ステージの競技距離を最終版に修正した。

2022ブエルタ・ア・エスパーニャのコースマップ

8月19日(金) 第1ステージ ユトレヒト(オランダ)=チームタイムトライアル 23.3km
8月20日(土) 第2ステージ ゼルトゲンボス(オランダ)〜ユトレヒト 175.1km
8月21日(日) 第3ステージ ブレダー〜ブレダー(オランダ) 193.5km
8月22日(月)移動日
8月23日(火) 第4ステージ ビトリアガステイス〜ラグアディア 152.5km★
8月24日(水) 第5ステージ イルン〜ビルバオ 187.2km★
8月25日(木) 第6ステージ ビルバオ〜アセンシオン・アル・ピコハノ 181.2km★★★
8月26日(金) 第7ステージ カマルゴ〜ソスティエルナ 190km★★
8月27日(土) 第8ステージ ラポラ・ラビアナ〜コラウファンクアヤ 153.4km★★
8月28日(日) 第9ステージ ビリャビシオサ〜レ・プラエレス 171.4km★★★
8月29日(月) 休養日
8月30日(火) 第10ステージ エルチェ〜アリカンテ=個人タイムトライアル 30.9km
8月31日(水) 第11ステージ エルポゾアリメンタシオン〜カボデガタ 191.2km
9月1日(木) 第12ステージ サロブレーニャ〜ペナスブランカス 192.7km★
9月2日(金) 第13ステージ ロンダ〜モンリティリャ 168.4km
9月3日(土) 第14ステージ モントロ〜シエラデラパンデラ 160.3km★★★
9月4日(日) 第15ステージ マルトス〜シエラネバダ 152.6km★★★
9月5日(月) 休養日
9月6日(火) 第16ステージ サンルカル・デ・バラメダ〜トマレス 189.4km
9月7日(水) 第17ステージ アラセナ〜モナステリオ・デ・テンテュディア 162.3km★
9月8日(木) 第18ステージ トルヒーリョ〜アルトデルピオルナル 192km★★★
9月9日(金) 第19ステージ タラベラデラレイナ〜タラベラデラレイナ 138.3km★★
9月10日(土) 第20ステージ モラルサルサル〜プエルト・デ・ナバセルラダ 181km★★★
9月11日(日) 第21ステージ ラスロサス〜マドリード 96.7km
★は難易度

2022ブエルタ・ア・エスパーニャ出場183選手リスト

ブエルタ・ア・エスパーニャ公式ソングを歌うメキシコのロレーナ・メディナ

ユンボ・ビスマ(オランダ)
1 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア)
2 エドアルド・アッフィニ(イタリア)
3 ローハン・デニス(オーストラリア)
4 ロベルト・ヘーシンク(オランダ)
5 クリス・ハーパー(オーストラリア)
6 セップ・クス(米国)
7 サム・オーメン(オランダ)
8 マイク・テウニッセン(オランダ)

2021年、ログリッチが第17ステージで優勝し、総合成績でも首位に ©PHOTOGOMEZSPORT2021
ブエルタ・ア・エスパーニャを見ようと多くのオランダ人が集まった ©Charly López

AG2Rシトロエン(フランス)
11 ベン・オコーナー(オーストラリア)
12 クレマン・シャンプッサン(フランス)
13 ヤーコ・ハンニネン(フィンランド)
14 ボブ・ユンゲルス(ルクセンブルク)
15 ナンス・ペテルス(フランス)
16 ニコラ・プロドム(フランス)
17 アントワーヌ・ロージェル(フランス)
18 アンドレア・ベンドラーメ(イタリア)

ユトレヒトでブエルタ・ア・エスパーニャのチームプレゼンテーションが行われた ©Charly López

アスタナカザクスタン(カザフスタン)
21 ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア)
22 サムエーレ・バティステッラ(イタリア)
23 ダビ・デラクルス(スペイン)
24 エフゲニー・フェドロフ(カザフスタン)
25 アレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン)
26 ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア)
27 ワジム・プロンスキー(カザフスタン)
28 アロルド・テハダ(コロンビア)

マイヨロホを着用して走るミゲルアンヘル・ロペス ©Photogómez Sport

バーレーンビクトリアス(バーレーン)
31 ミケル・ランダ(スペイン)
32 サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア)
33 ジーノ・メーダー(スイス)
34 ワウト・プールス(オランダ)
35 ルイスレオン・サンチェス(スペイン)
36 ヤシャ・ズッタリン(ドイツ)
37 フレッド・ライト(英国)
38 エドアルド・ザンバニーニ(イタリア)

ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)
41 サム・ベネット(アイルランド)
42 マッテオ・ファッブロ(イタリア)
43 セルヒオ・イギータ(コロンビア)
44 ジャイ・ヒンドレー(オーストラリア)
45 ウィルコ・ケルデルマン(オランダ)
46 ヨナス・コッホ(ドイツ)
47 ライアン・ミューレン(アイルランド)
48 ダニー・ファンポッペル(オランダ)

座礁しないようにゴールを目指してください ©Charly López

コフィディス(フランス)
51 ヘスス・エラダ(スペイン)
52 ブライアン・コカール(フランス)
53 ダビデ・チモライ(イタリア)
54 トマ・シャンピオン(フランス)
55 ルベン・フェルナンデス(スペイン)
56 ホセ・エラダ(スペイン)
57 レミ・ロシャス(フランス)
58 ダビデ・ビレッラ(イタリア)

EFエデュケーション・イージーポスト(米国)
61 リゴベルト・ウラン(コロンビア)
62 ヨナタン・カイセド(エクアドル)
63 ヒュー・カーシー(英国)
64 エステバン・チャベス(コロンビア)
65 メルハウィ・クドゥス(エリトリア)
66 マーク・パデュン(ウクライナ)
67 ジェームズ・ショー(英国)
68 ジュリアス・ファンデンベルフ(オランダ)

EFエデュケーション・イージーポスト ©Charly López

グルパマFDJ(フランス)
71 ティボー・ピノ(フランス)
72 ブルーノ・アルミライル(フランス)
73 ファビアン・リーンハルト(スイス)
74 ルディ・モラール(フランス)
75 カンタン・パシェ(フランス)
76 セバスティアン・レイシェンバック(スイス)
77 マイルズ・スコットソン(オーストラリア)
78 ジェイク・スチュワート(英国)

ティボー・ピノ ©ASO Alex BROADWAY

イネオスグレナディアーズ(英国)
81 リチャル・カラパス(エクアドル)
82 ディラン・ファンバーレ(オランダ)
83 テイオ・ゲイガンハート(英国)
84 イーサン・ヘイター(英国)
85 ルーク・プラップ(オーストラリア)
86 カルロス・ロドリゲス(スペイン)
87 パベル・シバコフ(ロシア)
88 ベン・ターナー(英国)

リチャル・カラパス ©PHOTOGOMEZSPORT2020

アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ(ベルギー)
91 ヤン・バークランツ(ベルギー)
92 ヤン・ヒルト(チェコ)
93 ユリウス・ヨハンセン(デンマーク)
94 ルイス・メインチェス(南アフリカ)
95 ドメニコ・ポッツォビーボ(イタリア)
96 レイン・タラマエ(エストニア)
97 ヘルベン・タイッセン(ベルギー)
98 ボーイ・ファンポッペル(オランダ)

イスラエル・プレミアテック(イスラエル)
101 マイケル・ウッズ(カナダ)
102 パトリック・ベビン(ニュージーランド)
103 アレッサンドロ・デマルキ(イタリア)
104 イタマル・アインホルン(イスラエル)
105 クリストファー・フルーム(英国)
106 オメル・ゴールドスタイン(イスラエル)
107 カールフレドリク・ハーゲン(ノルウェー)
108 ダリル・インピー(南アフリカ)

クリストファー・フルーム ©A.S.O. Charly Lopez

ロット・スーダル(ベルギー)
111 トーマス・デヘント(ベルギー)
112 セドリック・ブーレンス(ベルギー)
113 フィリッポ・コンカ(イタリア)
114 ステフ・クラス(ベルギー)
115 ジャラッド・ドリズナーズ(オーストラリア)
116 カミル・マウェツキー(ポーランド)
117 ハリー・スウェニー(オーストラリア)
118 マキシム・ファンヒルス(ベルギー)

モビスター(スペイン)
121 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン)
122 マティアス・ノルスゴー(デンマーク)
123 ルイス・マス(スペイン)
124 エンリク・マス(スペイン)
125 グレゴール・ミュールベルガー(オーストリア)
126 ネルソン・オリベイラ(ポルトガル)
127 ホセ・ロハス(スペイン)
128 カルロス・ベローナ(スペイン)

新人賞のエンリク・マス ©PHOTOGOMEZSPORT2020

クイックステップ・アルファビニル(ベルギー)
131 ジュリアン・アラフィリップ(フランス)
132 レミ・カバニャ(フランス)
133 ドリス・デベナインス(ベルギー)
134 レムコ・エベネプール(ベルギー)
135 ファウスト・マスナダ(イタリア)
136 ピーター・セリー(ベルギー)
137 イラン・ファンウィルデル(ベルギー)
138 ルイス・フェルバーケ(ベルギー)

世界チャンピオンのジュリアン・アラフィリップ ©A.S.O. Pauline Ballet

バイクエクスチェンジ・ジェイコ(オーストラリア)
141 サイモン・イェーツ(英国)
142 ローソン・クラドック(米国)
143 ルーク・ダーブリッジ(オーストラリア)
144 カーデン・グローブス(オーストラリア)
145 ルーカス・ハミルトン(オーストラリア)
146 マイケル・ヘップバーン(オーストラリア)
147 ケランド・オブライアン(オーストラリア)
148 カラム・スコットソン(オーストラリア)

2018ブエルタ・ア・エスパーニャで総合優勝したサイモン・イェーツ © Luis Ángel Gómez

DSM(オランダ)
151 テイメン・アレンスマン(オランダ)
152 ニキアス・アルント(ドイツ)
153 マルコ・ブレンナー(ドイツ)
154 ジョン・デゲンコルプ(ドイツ)
155 マーク・ドノバン(英国)
156 ヨナス・ビデバーグ(デンマーク)
157 ヨリス・ニューエンハイス(オランダ)
158 ヘンリ・ファンデンアベーレ(ベルギー)

トレック・セガフレード(米国)
161 ジュリアン・ベルナール(フランス)
162 ダリオ・カタルド(イタリア)
163 ケニー・エリッソンド(フランス)
164 ダーン・ホーレ(オランダ)
165 アレックス・キルシュ(ルクセンブルク)
166 フアン・ロペス(スペイン)
167 マッズ・ピーダスン(デンマーク)
168 アントニオ・ティベーリ(イタリア)

UAEエミレーツ(UAE)
171 マルク・ソレル(スペイン)
172 パスカル・アッカーマン(ドイツ)
173 イボ・オリベイラ(ポルトガル)
174 フアン・アユソ(スペイン)
175 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル)
176 ブランドン・マクナルティ(米国)
177 フアン・モラノ(コロンビア)
178 ヤン・ポランツ(スロベニア)

ジョアン・アルメイダ ©Massimo Paolone/LaPresse

アルペシン・ドゥクーニンク(ベルギー)
181 ティム・メルリール(ベルギー)
182 フロリス・デティエ(ベルギー)
183 ジミー・ヤンセンス(ベルギー)
184 クサンドロ・ムーリッセ(ベルギー)
185 ロバート・スタナード(オーストラリア)
186 ライオネル・タミニオー(ベルギー)
187 ジャンニ・フェルメールス(ベルギー)
188 ジェイ・バイン(オーストラリア)

ブルゴスBH(スペイン)
191 イェツセ・ボル(オランダ)
192 オスカル・カベド(スペイン)
193 ホセマヌエル・ディアス(スペイン)
194 ヘスス・エスケラ(スペイン)
195 ビクトル・ランゲロッティ(モナコ)
196 ダニエル・ナバーロ(スペイン)
197 アンデル・オカミカ(スペイン)
198 マヌエル・ペニャルベル(スペイン)

ケルンファルマ(スペイン)
201 ロジャー・アドリア(スペイン)
202 ウルコ・ベラーデ(スペイン)
203 エクトル・カレテロ(スペイン)
204 フランシスコ・ガルバン(スペイン)
205 ラウル・ガルシア(スペイン)
206 パウ・ミケル(スペイン)
207 ホセ・パッラ(スペイン)
208 ボイチェフ・レパ(チェコ)

エウスカルテル・エウスカディ(スペイン)
211 ミケル・ビスカラ(スペイン)
212 シャビエル・アスパレン(スペイン)
213 イバイ・アスラメンディ(スペイン)
214 ジョアン・ボウ(スペイン)
215 カルロス・カナル(スペイン)
216 ミケル・イトゥリア(スペイン)
217 ゴツォン・マルティン(スペイン)
218 ルイス・マテ(スペイン)

アルケア・サムシック(フランス)
221 エリー・ジェベール(フランス)
222 アントニー・ドゥラプラス(フランス)
223 ティボー・ゲルナレック(フランス)
224 シモン・グリエルミ(フランス)
225 ダニエル・マクレー(英国)
226 ルーカス・オウシアン(ポーランド)
227 クレモン・ルッソ(フランス)

アルケア・サムシックはマイヨロホと同じ赤ジャージから蛍光イエローに ©Charly López
ツール・ド・フランスで不正薬物使用が明らかになったナイロ・キンタナはレース参戦を直前で見送った ©Photogómez Sport
2021ブエルタ・ア・エスパーニャ第12ステージ ©PHOTOGOMEZSPORT2021

ティソがジロ、ツール、ブエルタバージョンの腕時計を発売

ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャのオフィシャルタイムキーパーを務めるティソがTサイクリングシリーズを発売した。アンバサダーのプリモシュ・ログリッチがインスピレーションの一部となったスポーツウォッチ。

TISSOTジロ・デ・イタリア

世界のサイクリストをインスパイアするエリートライダーに敬意を表してデザインされた特別なティソが登場した。クラシックな雰囲気とウォッチ全体に散りばめられた自転車パーツとのリンクに惹きつけられる、ロードレースファン必見のアイテム。

「時間がすべて」とログリッチ

ブエルタ・ア・エスパーニャで3度の優勝を果たし、オリンピックチャンピオンでもあるプリモシュ・ログリッチは語っている。「私はレースに全力が出せるように努力をする。そしてレースのすべての瞬間を楽しむために、なにもかもを捧げる」

TISSOTのアンバサダーでもあるログリッチ

偉大なチャンピオン、そして唯一無二のウォッチは、こうした正確さと情熱によって作られる。だからこそ、2020年のツール・ド・フランス総合2位であるログリッチがティソのアンバサダーであり、新しいティソ Tレース サイクリングシリーズのインスピレーションの一部であることは驚くにあたらない。 

TISSOTジロ・デ・イタリア

世界中のサイクリストをインスパイアするエリートライダー、プロトンのヒーローたちに敬意を表してつくられた新世代のティソ Tレース サイクリングは、ツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャの3つのスペシャルエディションで登場。1853年以来、感動の時を刻んできたティソは、この伝説的なレースのすべてにおいてオフィシャルタイムキーパーを務めている。 

TISSOTジロ・デ・イタリア

ティソ Tレースサイクリングの2022年エディションは、スポーツに軸足を置きつつ、以前にも増してクラシックなルックスと自転車を彷彿させるパーツデザインを融合させた。

プッシュボタンはブレーキレバーを、針はスポークをイメージ。レーシングバイクのフレームの軽さを表現したラグ、カセットを連想させるリューズとケースバック、さらにウォッチケースのミドルリングはカーボンで作られている。またラバーブレスレットには、ツールバイクのハンドルグリップをイメージしたパンチングレザーが追加された。 

TISSOTツール・ド・フランス

ケースバックにはレースロゴが刻印され、各大会のカラー(ジロはピンク、ツール・ド・フランスは黄色、ブエルタは赤)が秒針とリューズに施されている。

TISSOTブエルタ・ア・エスパーニャ

ジロ・デ・イタリア 
T135.417.37.051.01
税込価格 ¥69,300(本体価格 ¥63,000)
近日入荷予定

TISSOTジロ・デ・イタリア

ツール・ド・フランス 
T135.417.37.051.00
税込価格 ¥69,300(本体価格 ¥63,000)
7月以降入荷予定

TISSOTツール・ド・フランス

ブエルタ・ア・エスパーニャ 
T135.417.37.051.02
税込価格 ¥69,300(本体価格 ¥63,000)
8月下旬以降入荷予定

TISSOTブエルタ・ア・エスパーニャ

2022ブエルタ・ア・エスパーニャ出場23チームが発表

2022年8月19日にオランダのユトレヒトで開幕する第77回ブエルタ・ア・エスパーニャの出場23チームが5月14日にマドリードで発表された。

UCIワールドチームは全18、UCIプロチームのうち2021年ランキング上位2チーム、そしてワイルドカード(主催者推薦)としてスペインのUCIプロ3チームが加わった。

2022ブエルタ・ア・エスパーニャ出場チーム

●UCIワールドツアーチーム
AG2Rシトロエン(フランス)
アスタナカザクスタン(カザフスタン)
バーレーンビクトリアス(バーレーン)
ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)
コフィディス(フランス)
EFエデュケーション・イージーポスト(米国)
グルパマFDJ(フランス)
イネオスグレナディアーズ(英国)
アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ(ベルギー)
イスラエル・プレミアテック(イスラエル)
ユンボ・ビスマ(オランダ)
ロット・スーダル(ベルギー)
モビスター(スペイン)
クイックステップ・アルファビニル(ベルギー)
バイクエクスチェンジ・ジェイコ(オーストラリア)
DSM(オランダ)
トレック・セガフレード(米国)
UAEエミレーツ(UAE)

●UCIプロチーム
アルペシン・フェニックス(ベルギー)
アルケア・サムシック(フランス)

●主催者推薦
エウスカルテル・エウスカディ(スペイン)
ケルンファルマ(スペイン)
ブルゴスBH(スペイン)

2022ブエルタ・ア・エスパーニャのコースマップ

2022ブエルタ・ア・エスパーニャ日程
8月19日(金) 第1ステージ ユトレヒト(オランダ)=チームタイムトライアル 23.3km
8月20日(土) 第2ステージ ゼルトゲンボス(オランダ)〜ユトレヒト 175.1km
8月21日(日) 第3ステージ ブレダー〜ブレダー(オランダ) 193.2km
8月22日(月)移動日
8月23日(火) 第4ステージ ビトリアガステイス〜ラグアディア 153.5km★
8月24日(水) 第5ステージ イルン〜ビルバオ 187.0km★
8月25日(木) 第6ステージ ビルバオ〜アセンシオン・アル・ピコハノ 180.0km★★★
8月26日(金) 第7ステージ カマルゴ〜ソスティエルナ 190.1km★★
8月27日(土) 第8ステージ ラポラ・ラビアナ〜コラウファンクアヤ 154.5km★★
8月28日(日) 第9ステージ ビリャビシオサ〜レ・プラエレス 175.5km★★★
8月29日(月) 休養日
8月30日(火) 第10ステージ エルチェ〜アリカンテ=個人タイムトライアル 31.1km
8月31日(水) 第11ステージ エルポゾアリメンタシオン〜カボデガタ 193.0km
9月1日(木) 第12ステージ サロブレーニャ〜ペナスブランカス 195.5km★
9月2日(金) 第13ステージ ロンダ〜モンリティリャ 171.0km
9月3日(土) 第14ステージ モントロ〜シエラデラパンデラ 160.3km★★★
9月4日(日) 第15ステージ マルトス〜シエラネバダ 148.1km★★★
9月5日(月) 休養日
9月6日(火) 第16ステージ サンルカル・デ・バラメダ〜トマレス 188.9km
9月7日(水) 第17ステージ アラセナ〜モナステリオ・デ・テンテュディア 160.0km★
9月8日(木) 第18ステージ トルヒーリョ〜アルトデルピオルナル 191.7km★★★
9月9日(金) 第19ステージ タラベラデラレイナ〜タラベラデラレイナ 132.7km★★
9月10日(土) 第20ステージ モラルサルサル〜プエルト・デ・ナバセルラダ 175.5km★★★
9月11日(日) 第21ステージ ラスロサス〜マドリード 100.5km
★は難易度

2023ブエルタ・ア・エスパーニャの開幕地はバルセロナ

スペインのバルセロナが2023年に行われる第78回ブエルタ・ア・エスパーニャの開幕地となった。初日はバルセロナの市街地でチームタイムトライアルが行われ、第2ステージのフィニッシュにもなる。チームプレゼンテーションなどのセレモニーも同地で行われる。

ブエルタ・ア・エスパーニャがバルセロナに最後に立ち寄ったのは2012年で、ステージのゴール地点となった。バルセロナでの直近の個人タイムトライアルは1978年。またバルセロナが首都となるあるカタルーニャ地方が開幕地となるのは1962年に続いて2回目。

2012年の第9ステージでバルセロナにゴールしたときは、アンドラをスタート。モンジュイックの丘がゴールとなり、ベルギーのフィリップ・ジルベールが優勝した。

バルセロナが開幕地となった1962年は、距離90kmの第1ステージが行われ、発着がバルセロナとなったた。スペイン・バスク地方出身のアントン・バルティアが優勝した。

1978年はモンジュイックで大会最後の個人タイムトライアルが行われた。フランス人のベルナール・イノーが優勝し、ツール・ド・フランス5勝、ジロ・デ・イタリア3勝に加え、ブエルタ・ア・エスパーニャ2勝という記録を樹立した。

2009年にはツール・ド・フランスも第6ステージでバルセロナ市内を通過し、ノルウェーのトール・ヒュースホウトが優勝。続く第7ステージではスタート地点となった。

ブエルタ・ア・エスパーニャのホームページ
●ブエルタ・ア・エスパーニャ特集サイト

ポガチャル、ツール・ド・フランス、クラシック、世界制覇に挑む

世界最大の自転車レース、ツール・ド・フランス2連覇中、東京五輪ロード銅メダルのタデイ・ポガチャル(23=スロベニア)がさらなる高みを目指して2022シーズンに挑む。自転車競技史上最強の選手と言われるエディ・メルクス(76=ベルギー)も初めて「自分を超える選手になるだろう」とお墨付きを与えた。

タデイ・ポガチャルが第20ステージで2019ブエルタ・ア・エスパーニャ3勝目 ©Photogómez Sport

グランツールだけでなくワンデーレースでも勝てる逸材

スロベニアはかつての社会主義国、ユーゴスラビアから1991年に独立した小国だ。しかし自転車界では一気に強豪国に。それをけん引するのがポガチャルだ。身長176cm、体重66kg。2019年に現在も所属するUAEエミレーツと契約。三大大会の1つ、ブエルタ・ア・エスパーニャに起用されて区間3勝、いきなり総合3位になった。まだ20歳だった。

近年の自転車レースは高速化と専門性が顕著になり、ワンデーレースで優勝をねらうタイプと2日以上の大会日程で総合優勝を争うタイプに分けられてきた。ツール・ド・フランスのように23日間の長丁場で頂点をねらうならワンデーレースは視野に入れず調整することが常套手段となった。ブエルタ・ア・エスパーニャ1回、ツール・ド・フランス2回の出場で、総合3位、1位、1位の成績を手中にしたポガチャルはまさに後者のタイプと思われていた。

2019ブエルタ・ア・エスパーニャで新人賞ジャージを着る ©Photogómez Sport

ところが2021年、ポガチャルはワンデーレースの伝統大会、春のリエージュ〜バストーニュ〜リエージュ(ベルギー)、秋のイル・ロンバルディア(イタリア)で優勝。近年の傾向を完全に打ち破る成績を修めた。

ワンデーレースでも複数日レースでも暴れまくったのがかつてのメルクスだ。ジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスで5勝、ワンデーレースの最高峰である世界選手権で4勝(アマチアロード含む)。春先に開催される伝統のレースも総ナメにして、その強さから「人食い鬼」とさえ呼ばれた。これまでメルクスは「自らと並び立つ現役選手は?」の問いに答えなかったが、イル・ロンバルディアの優勝後にポガチャルの名前を口にした。

そのコメントはポガチャル自身の耳にも入り、「彼がそう言うならボクは自転車競技の新たな歴史を作れるように頑張る」と意気揚々だ。

ポガチャルが2020ツール・ド・フランス第20ステージで首位に ©A.S.O. Pauline-Ballet

ツール・ド・フランスのみならずフランドルと世界選手権にも照準

チームは1月5日からスペインでキャンプイン。10日にはリモート取材に応じた。2022シーズンのポガチャル最大の目標は7月のツール・ド・フランスで3連覇を達成することだが、それ以外にも驚くべきターゲットを口にした。「ワンデーレースの女王」と言われる4月3日のツール・デ・フランドル(ベルギー)にプロ選手となってから初参戦することを表明。8月には得意とするブエルタ・ア・エスパーニャ、そして9月の世界選手権で世界王者のタイトル獲得を目指すという。

2021リエージュ〜バストーニュ〜リエージュのゴール勝負を制して初優勝。左から2人目 ©A.S.O. Aurelien Vialatte

ツール・ド・フランス最多となる5勝を記録した選手は過去に4人いるが、5勝目はいずれも30歳前後。22歳で2勝を挙げた選手は皆無だ。ポガチャルにはまだ相当の時間がある。メルクスを超える最強選手となるのか? キーとなるのは2022シーズンだ。2月20日から26日までチームのおひざ元で開催されるUAEツアーが初戦。4月はツール・デ・フランドルを皮切りに、連覇をねらう24日までのリエージュ〜バストーニュ〜リエージュまで伝統レースを毎週末こなす。

総ナメにするようなことがあればメルクスの再来を疑う余地はない。

2021ツール・ド・フランス、2年連続で黄色のマイヨジョーヌを着用してパリにがい旋 ©A.S.O. Aurelien Vialatte