【ブエルタ・ア・エスパーニャ第3S】マイヨロホのファンアールト初勝利

第79回ブエルタ・ア・エスパーニャは8月19日、ポルトガルのウザンからカシュテロ・ブランコまでの182kmで第3ステージが行われ、前日に首位に立ったビスマ・リースアバイクのワウト・ファンアールト(ベルギー)が優勝。同選手は大会初出場で初勝利を挙げた。

首位ファンアールトが2024ブエルタ・ア・エスパーニャ第3ステージ優勝 ©Unipublic Sprint Cycling Agency

明日のハードな山岳はリーダーの役割をクスに譲りたい

「10回目のグランツール優勝を飾れてうれしい。両手を挙げられたのは久しぶりで、本当にうれしい」とファンアールト。

「明日からは、チームリーダーの役割をセップ・クスとキアン・アイデブルックスに譲りたい。彼らは超強いし、コースは超ハードな上りだ。総合優勝候補の選手たちにとって最初の試練になるだろうし、ボクがリーダージャージを維持するのは難しい。もう一度ステージ勝利が楽しめるように努力したい」

ポルトガルを走るブエルタ・ア・エスパーニャ第3ステージ ©Unipublic Cxcling Naike Ereñozaga
プリモシュ・ログリッチ ©Unipublic Cxcling Toni Baixauli
2024ブエルタ・ア・エスパーニャ第3ステージ ©Unipublic Cxcling Naike Ereñozaga
2024ブエルタ・ア・エスパーニャ第3ステージ ©Unipublic Cxcling Naike Ereñozaga

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)ワウト・ファンアールト(ベルギー、ビスマ・リースアバイク)
マイヨベルデ(ポイント賞)ワウト・ファンアールト(ベルギー、ビスマ・リースアバイク)
マイヨルナレス(山岳賞)ルイス・マテ(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ)
□マイヨブランコ(新人賞)マティアス・バチェク(チェコ、リドル・トレック)

2024ブエルタ・ア・エスパーニャ第3ステージ ©Unipublic Sprint Cycling Agency

【ブエルタ・ア・エスパーニャ第2S】グローブス優勝…首位はファンアールト

第79回ブエルタ・ア・エスパーニャは8月18日、ポルトガルのカスカイスからオウレンまでの191kmで第2ステージが行われ、アルペシン・ドゥクーニンクのカーデン・グローブス(オーストラリア)がゴール勝負を制して優勝。2023年の最終ステージに続く大会通算5勝目を挙げた。

カーデン・グローブスがファンアールトらを制してスプリント勝利 ©Unipublic Cxcling Naike Ereñozaga

前日の個人タイムトライアルで3秒遅れの3位だったビスマ・リースアバイクのワウト・ファンアールト(ベルギー)が、この日同タイムの2位となってボーナスタイム6秒を獲得。UAEエミレーツのブランドン・マクナルティ(米国)を逆転して首位に立った。

2024ブエルタ・ア・エスパーニャ第2ステージ ©Unipublic Cxcling Naike Ereñozaga
2024ブエルタ・ア・エスパーニャ第2ステージ ©Unipublic Cxcling Toni Baixauli
2024ブエルタ・ア・エスパーニャ第2ステージ ©Unipublic Cxcling Toni Baixauli

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)ワウト・ファンアールト(ベルギー、ビスマ・リースアバイク)
マイヨベルデ(ポイント賞)カーデン・グローブス(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)
マイヨルナレス(山岳賞)シュテファン・キュング(スイス、グルパマFDJ)
□マイヨブランコ(新人賞)マティアス・バチェク(チェコ、リドル・トレック)

ファンアールトが第2ステージで首位に ©Unipublic Cxcling Naike Ereñozaga

【ブエルタ・ア・エスパーニャ開幕】マクナルティがTTを制して首位に

第79回ブエルタ・ア・エスパーニャが8月17日にイベリア半島のポルトガルで開幕。第1ステージは首都リスボンからオエイラスまでの12km個人タイムトライアルで、UAEエミレーツのブランドン・マクナルティ(米国)がトップタイムで優勝。総合成績でも首位に立った。

米国タイムトライアルチャンピオンのブランドン・マクナルティがトップタイム ©Unipublic Sprint Cycling Agency

マクナルティは米国のタイムトライアルチャンピオンで、2023ジロ・デ・イタリア区間勝利に続くグランツール勝利。パリ五輪のタイムトライアルでは5位だった。

「パリ五輪からとてもいいコンディションで、この日も好調だった。12分間を全力で走った。チームには2人のスーパーエース、アルメイダとイェーツがいるので、この大会では彼らをサポートすることに徹する」とマクナルティ。

ワウト・ファンアールト ©Unipublic Cxcling Naike Erenozaga

大会は23日間、21ステージで、9月8日にスペインの首都マドリードにゴールする。

Tレックス・クイックステップのミケル・ランダ ©Unipublic Cxcling Beatriz Martinez
エドアルド・アッフィニ ©Unipublic Cxcling Beatriz Martinez
オスカル・ロドリゲス ©Unipublic Cxcling Angel Camarena
クサンドロ・ムーリッセ ©Angel Camarena

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)ブランドン・マクナルティ(米国、UAEエミレーツ)
マイヨベルデ(ポイント賞)ブランドン・マクナルティ(米国、UAEエミレーツ)
マイヨルナレス(山岳賞)シュテファン・キュング(スイス、グルパマFDJ)
□マイヨブランコ(新人賞)マティアス・バチェク(チェコ、リドル・トレック)

首位に立ったブランドン・マクナルティ ©Unipublic Sprint Cycling Agency

2024ブエルタ・ア・エスパーニャ出場176選手

ビスマ・リースアバイク(オランダ)
1 セップ・クス(米国)
2 エドアルド・アッフィニ(イタリア)
3 ロベルト・ヘーシンク(オランダ)
4 ステフェン・クライスバイク(オランダ)
5 キアン・アイデブルックス(ベルギー)
6 アッティラ・バルテル(ハンガリー)
7 ワウト・ファンアールト(ベルギー)
8 ディラン・ファンバーレ(オランダ)

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UAEエミレーツ(UAE)
11 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル)
12 フィリッポ・バロンチーニ(イタリア)
13 イサーク・デルトロ(メキシコ)
14 パヴェル・シバコフ(ロシア)
15 ジェイ・バイン(オーストラリア)
16 アダム・イェーツ(英国)
17 ブランドン・マクナルティ(米国)
18 マルク・ソレル(スペイン)

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イネオスグレナディアーズ(英国)
21 テイメン・アレンスマン(オランダ)
22 ローレンス・デプルス(ベルギー)
23 キム・ハイドゥク(ドイツ)
24 ジョナタン・ナルバエス(エクアドル)
25 ブランドン・リベラ(コロンビア)
26 カルロス・ロドリゲス(スペイン)
27 オスカル・ロドリゲス(スペイン)
28 ジョシュア・ターリング(英国)

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Tレックス・クイックステップ(ベルギー)
31 ミケル・ランダ(スペイン)
32 カスパー・アスグリーン(デンマーク)
33 マティア・カッタネオ(イタリア)
34 ジェームス・ノックス(英国)
35 ジェームス・ノックス(ベルギー)
36 カスパー・ピーダスン(デンマーク)
37 マウリ・ファンセベナント(ベルギー)
38 ルイス・フェルバーケ(ベルギー)

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リドル・トレック(米国)
41 マティアス・スケルモース(デンマーク)
42 ジュリオ・チッコーネ(イタリア)
43 テイオ・ゲイガンハート(英国)
44 パトリック・コンラッド(オーストリア)
45 サム・オーメン(オランダ)
46 マティアス・バチェク(チェコ)
47 オット・フェルハールデ(ベルギー)
48 カルロス・ベローナ(スペイン)

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デカトロンAG2Rラモンディアル(フランス)
51 ベン・オコーナー(オーストラリア)
52 ブリュノ・アルミライユ(フランス)
53 クレマン・ベルテ(フランス)
54 ジョフレ・ブシャール(フランス)
55 サンデル・デペステル(ベルギー)
56 フェリックス・ガル(オーストリア)
57 ビクトル・ラフェ(フランス)
58 バランタン・パレパントル(フランス)

レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)
61 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア)
62 ロジャー・アドリア(スペイン)
63 ジョバンニ・アレオッティ(イタリア)
64 ニコ・デンツ(ドイツ)
65 パトリック・ガンパー(オーストリア)
66 フロリアン・リポビッツ(ドイツ)
67 ダニエル・マルティネス(コロンビア)
68 アレクサンドル・ウラソフ(ロシア)

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アルペシン・ドゥクーニンク(ベルギー)
71 カーデン・グローブス(オーストラリア)
72 モーリス・バラーシュテット(ドイツ)
73 クインテン・ヘルマンス(ベルギー)
74 ユーリ・ホルマン(ドイツ)
75 クサンドロ・ムーリッセ(ベルギー)
76 エドワルト・プランカールト(ベルギー)
77 オスカル・リースビーク(オランダ)
78 ルーカ・ベルガリート(イタリア)

イスラエル・プレミアテック(イスラエル)
81 マイケル・ウッズ(カナダ)
82 ジョージ・ベネット(ニュージーランド)
83 マルコ・フリーゴ(イタリア)
84 ナダフ・ライスベルク(イスラエル)
85 マシュー・リッチテッロ(米国)
86 ライリー・シーアン(米国)
87 コービン・ストロング(ニュージーランド)
88 ディラン・トゥーンス(ベルギー)

ロット・デスティニー(ベルギー)
91 レナルト・ファンイートベルト(ベルギー)
92 ビクトル・カンペナールツ(ベルギー)
93 トーマス・デヘント(ベルギー)
94 アンドレアス・クロン(デンマーク)
95 アリエン・リビンズ(ベルギー)
96 シルバン・モニケ(ベルギー)
97 エドゥアルド・セプルベダ(アルゼンチン)
98 ヨナス。ウィルスリー(デンマーク)

グルパマFDJ(フランス)
101 ダビド・ゴデュ(フランス)
102 スベンエリック・ビーストルム(ノルウェー)
103 ケビン・ゲニエッツ(ルクセンブルク)
104 ロレンツォ・ジェルマーニ(イタリア)
105 シュテファン・キュング(スイス)
106 カンタン・パシェ(フランス)
107 レミ・ロシャ(フランス)
108 ルーベン・トンプソン(ニュージーランド)

EFエデュケーション・イージーポスト(米国)
111 リチャル・カラパス(エクアドル)
112 ルイ・コスタ(ポルトガル)
113 オウェイン・ドゥール(英国)
114 ダレン・ラファーティー(アイルランド)
115 ジェームズ・ショー(英国)
116 ハリー・スウェニー(オーストラリア)
117 リゴベルト・ウラン(コロンビア)
118 ジェフェルソン・セペダ(エクアドル)

モビスター(スペイン)
121 エンリク・マス(スペイン)
122 ホルヘ・アルカス(スペイン)
123 カルロス・カナル(スペイン)
124 オイエル・ラスカノ(スペイン)
125 ネルソン・オリべイラ(ポルトガル)
126 ナイロ・キンタナ(コロンビア)
127 エイネルアウグスト・ルビオ(コロンビア)
128 ペラヨ・サンチェス(スペイン)

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バーレーンビクトリアス(バーレーン)
131 アントニオ・ティベーリ(イタリア)
132 ダミアーノ・カルーゾ(イタリア)
133 カミル・グラデク(ポーランド)
134 ジャック・ヘイグ(オーストラリア)
135 ライナー・ケップリンガー(オーストリア)
136 フラン・ミホリェビッチ(クロアチア)
137 ヤシャ・ズッタリン(ドイツ)
138 トースタイン・トレーエン(ノルウェー)

ジェイコ・アルウラー(オーストラリア)
141 エディ・ダンバー(アイルランド)
142 ウェレイハゴス・バーへ(エチオピア)
143 アレッサンドロ・デマルキ(イタリア)
144 フェリックス・エンゲルハート(ドイツ)
145 クリス・ハーパー(オーストラリア)
146 マウロ・シュミット(スイス)
147 カラム・スコットソン(オーストリア)
148 フィリッポ・ザナ(イタリア)

アルケアB&Bホテルズ(フランス)
151 クリスティアン・ロドリゲス(スペイン)
152 エリー・ジェベール(フランス)
153 ティボー・ゲルナレック(フランス)
154 シモン・グリエルミ(フランス)
155L ローレンス・ハイス(ベルギー)
156 マティス・ルベール(フランス)
157 ルーカス・オウシアン(ポーランド)
158 ミヘル・リース(ルクセンブルク)

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アンテルマルシェ・ワンティ(ベルギー)
161 ルイス・メインチェス(南アフリカ)
162 フィト・ブラーツ(ベルギー)
163 コーベ・ホーセンス(ベルギー)
164 アルネ・マーリッツ(ベルギー)
165 トム・パコ(ベルギー)
166 シモーネ・ペティッリ(イタリア)
167 ロレンツォ・ロータ(イタリア)
168 レイン・タラマエ(エストニア)

©UNIPUBLIC CXCLING
©UNIPUBLIC CXCLING

DSMフィルメニッヒポストNL(オランダ)
171 マックス・プール(英国)
172 パベル・ビットネル(チェコ)
173 クリス・ハミルトン(オーストラリア)
174 ハイス・レイムライゼ(オランダ)
175 エンゾ・レインセ(オランダ)
176 ティム・ナーベルマン(オランダ)
177 マーティン・トゥスフェルト(オランダ)
178 ジュリアス・ファンデンベルフ(オランダ)

コフィディス(フランス)
181 ギヨーム・マルタン(フランス)
182 トマ・シャンピオン(フランス)
183 ブライアン・コカール(フランス)
184 ルーベン・フェルナンデス(スペイン)
185 ヨン・イサギレ(スペイン)
186 ヘスス・エラダ(スペイン)
187 ヨナタン・ラストラ(スペイン)
188 ケニー・エリッソンド(フランス)

アスタナカザクスタン(カザフスタン)
191 ロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア)
192 グレブ・ブルセンスキー(カザフスタン)
193 ジャンマルコ・ガロフォリ(イタリア)
194 ハロルド・ロペス(エクアドル)
195 イーデ・スヘリング(オランダ)
196 アロルド・テハダ(コロンビア)
197 サンティアゴ・ウンバ(コロンビア)
198 ニコラス・ビノクロフ(カザフスタン)

エキポケルンファルマ(スペイン)
201 ウルコ・ベラーデ(スペイン)
202 パブロ・カストリーリョ(スペイン)
203 ホルヘ・グティエレス(スペイン)
204 ウナイ・イリバール(スペイン)
205 パウ・ミケル(スペイン)
206 ホセ・パッラ(スペイン)
207 イボン・ルイス(スペイン)
208 アントニオ・ソト(スペイン)

エウスカルテル・エウスカディ(スペイン)
211 チョミン・フアリスティ(スペイン)
212 ジョン・アベラストゥリ(スペイン)
213 シャビエル・ベラサテギ(スペイン)
214 ミケル・ビスカラ(スペイン)
215 ジョアン・ボウ(スペイン)
216 シャビエル・イササ(スペイン)
217 ゴツォン・マルティン(スペイン)
218 ルイス・マテ(スペイン)

J SPORTSで三大ステージレース、世界選手権、モニュメントなど放送

スポーツテレビ局のJ SPORTSが2024シーズンにおける海外サイクルロードレースのラインアップを決定した。ツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャのグランツール全戦をはじめ、UCI世界選手権ロードレースやモニュメント4レースなど、UCIワールドツアーを中心に世界トップレベルのレースを放送する。

ツール・ド・フランス ©A.S.O. Pauline Ballet

レースは放送に加え、PC、スマホ、タブレットで見られる動画配信サービス「J SPORTSオンデマンド」でも配信。またサイクルロードレースの楽しさをより多くの人に伝えるため、注目のレースを毎月1~2番組厳選し、無料放送/J SPORTSオンデマンドで無料LIVE配信する予定。

2023ブエルタ・ア・エスパーニャ第19ステージ ©Rafa Gomez/SprintCyclingAgency©2023

2024シーズンのサイクルロードレース中継は、1月16日から開催されるツアー・ダウンアンダーで幕開け。新シーズンの開幕をより多くのファンに楽しんでもらうため、ツアー・ダウンアンダー初日の模様は、無料放送/配信になる。

2023ジロ・デ・イタリア総合優勝のログリッチ ©LaPresse

欧州のロードレースが本格開幕を迎える3月以降は、ロードレースファンが熱狂するパリ~ルーベなど春のクラシックレースを中心に多数のレースを放送。また最も注目を集めるツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャのグランツールは、全ステージを生中継&LIVE配信し、世界最高峰のハイレベルなレースを圧倒的ボリュームで紹介する。

サイクルロードレース優勝予想サービス「サイクル誰クル?」を2024年もJ SPORTSで生中継のあるレースを中心に開催。 年間総合表彰やグランツールごとの表彰に加え、月単位での表彰も予定しているので、短期間での順位争いも楽しい。

注目選手や好調な選手に投票する、応援している選手に投票する、コース設定や選手の特徴・脚質を研究してランキング上位を目指すなど楽しみかたはさまざま。 2024シーズンは2023年からバージョンアップした賞品を取り揃えるのでサイクルロードレース特集サイトの注目選手情報や、レース詳細ページをチェックしながら優勝予想に挑戦しよう。

●J SPORTSサイクルロードレース特集のホームページ

クスがブエルタ・ア・エスパーニャ初優勝…ユンボ・ビスマ勢がグランツール全制覇

第78回ブエルタ・ア・エスパーニャは最終日となる2023年9月17日、サルスエラ競馬場〜マドリード間の101.5kmで第21ステージが行われ、ユンボ・ビスマのセップ・クス(米国)が初優勝した。総合2位はヨナス・ビンゲゴー(デンマーク)、3位はプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)でユンボ・ビスマが表彰台を独占。

ユンボ・ビスマはグランツール全制覇をモチーフにした特製ジャージを着用した ©Rafa Gomez/SprintCyclingAgency©2023

またログリッチは5月のジロ・デ・イタリア、ビンゲゴーは7月のツール・ド・フランス総合優勝者で、ユンボ・ビスマの所属選手がグランツール(三大ステージレース)で全勝。自転車競技史上初の快挙を達成した。

マドリードの最終ステージでグローブスが今大会3勝目 ©Rafa Gomez/SprintCyclingAgency©2023

最終ステージの勝者はカーデン・グローブス(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)で、今大会3勝目、大会通算4勝目。ポイント賞を獲得した。

左からポイント賞のグローブス、新人賞のアユソ、総合優勝のクス、山岳賞のエベネプール ©Rafa Gomez/SprintCyclingAgency©2023

山岳賞はレムコ・エベネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)。新人賞はフアン・アユソ(スペイン、UAEエミレーツ)。チーム賞はユンボ・ビスマ。

アシスト役だったクスが歴史に名を刻む総合優勝を手に入れた ©Rafa Gomez/SprintCyclingAgency©2023

たくさんの思い出と楽しい時間を過ごした(クス)

「今日はレース全体の中で最も苦しんだステージだったと思う。アングリルで苦しんだときよりも苦しんだ。だから今は終わってよかったと思っている。選手たちがアタックの準備をしているのを見たとき、速いステージになるだろうと感じていた」とクス。

チャンピオンバイクはサーベロ ©Rafa Gomez/SprintCyclingAgency©2023

「ブエルタ・ア・エスパーニャで勝ったからといって、ボクは何も変わらないと思っていた。ボクはこれからもボクだとね。でも全然違っていた。この勝利は人生を変えるようなものだ。たくさんの楽しい思い出とともにこの経験を振り返ると思う。まだ感情に沈み込んでいるので、かなり時間がかかると思う。

セップ・クス ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023

さあ、盛大なお祝いだよ。家族、友人がここにいる。本当に素晴らしく特別なことになる。チームメートやスタッフと一緒に、ここまでの3週間の物語を語れることがうれしい。たくさんの思い出と楽しい時間を過ごしたからね」

マドリードの表彰台に登場したエベネプール ©Tommaso Pelagalli/SprintCyclingAgency©2023
総合トップスリー、左から2位ビンゲゴー、1位クス、3位ログリッチのシャンパンファイト ©Rafa Gomez/SprintCyclingAgency©2023
チーム優勝も手中にしたユンボ・ビスマはチームスタッフも登壇して歓喜 ©Rafa Gomez/SprintCyclingAgency©2023

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)セップ・クス(米国、ユンボ・ビスマ)
マイヨベルデ(ポイント賞)カーデン・グローブス(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)
マイヨルナレス(山岳賞)レムコ・エベネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)
□マイヨブランコ(新人賞)フアン・アユソ(スペイン、UAEエミレーツ)

ツール・ド・フランスのビンゲゴー、ブエルタ・ア・エスパーニャのクス、ジロ・デ・イタリアのログリッチ ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023

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