ゴデュ初優勝、ログリッチ0秒差首位守る…ブエルタ・ア・エスパーニャ

第75回ブエルタ・ア・エスパーニャは10月31日、ビジャビシオサ〜アルトデラファラポナ間の170kmで第11ステージが行われ、グルパマFDJのダビ・ゴデュ(フランス)がゴール手前200mからスパートしてメジャー初優勝を飾った。総合優勝では首位プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)がその座を守った。

ダビ・ゴデュがステージ優勝 ©PHOTOGOMEZSPORT2020

2連続の超難関ステージの初日は、序盤に形成された7人の第1集団に加わったゴデュ(フランス)がゴール手前で抜け出して優勝した。

「ハロウィーンだから絶叫したわけじゃない。困難なシーズンはうまくいかなくて、ようやくホッとできたからだ」とゴデュ。
「ツール・ド・フランスでもいい走りができなくて、やる気を維持するためにこの大会に臨んだ。ゴール前は逆風だったが、スプリント力はあるので自信があった」

新人賞のエンリク・マス ©PHOTOGOMEZSPORT2020

総合優勝をかけてタイム差なしの大接戦を演じるログリッチと2位リチャル・カラパス(エクアドル、イネオス・グレナディアス)は、5つの峠を越えたこの日もタイム差なしでゴール。これまでの着順の合計でログリッチが首位を守った。

マイヨロホのログリッチ ©PHOTOGOMEZSPORT2020
山岳賞のギヨーム・マルタン ©PHOTOGOMEZSPORT2020

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨベルデ(ポイント賞)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨルナレス(山岳賞)ギヨーム・マルタン(フランス、コフィディス)
□マイヨブランコ(新人賞)エンリク・マス(スペイン、モビスター)

マイヨロホを守ったログリッチ ©PHOTOGOMEZSPORT2020

第10ステージにもどる≪≪   ≫≫第12ステージにすすむ

2020ブエルタ・ア・エスパーニャ出場176選手

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ログリッチV3で同タイム首位…ブエルタ・ア・エスパーニャ第10S

第75回ブエルタ・ア・エスパーニャは10月30日、カストロウルディアレス〜スアンセス間の185kmで第10ステージが行われ、13秒遅れの総合2位プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)が今大会3勝目。総合成績でも首位を奪還した。

プリモシュ・ログリッチが今大会3勝目 ©PHOTOGOMEZSPORT2020

ゴール手前が上り坂となるステージで、ログリッチが最後に集団を抜け出してスパートしたことで大集団が二分。首位リチャル・カラパス(エクアドル、イネオス・グレナディアス)は3秒遅れの第2集団でのゴールとなった。ログリッチは1着のボーナスタイム10秒も獲得し、カラパスとタイム差で並び、これまでの着順の合計で首位に立った。

2020ブエルタ・ア・エスパーニャ第10ステージ ©PHOTOGOMEZSPORT2020

大会は第12、13ステージで最難関の山岳に突入する。ツール・ド・フランスで最終日前日に逆転負けを喫したログリッチ。ジロ・デ・イタリア連覇の夢を捨てて日程重複した今大会に乗り込んだカラパス。どちらも母国の自転車人気を高めたヒーローがタイム差なしで勝負どころに挑む。

2020ブエルタ・ア・エスパーニャ第10ステージ ©PHOTOGOMEZSPORT2020
アレハンドロ・バルベルデ、ホセ・ロハス、カルロス・バルベロの地元スペイン勢 ©PHOTOGOMEZSPORT2020
2020ブエルタ・ア・エスパーニャ第10ステージ ©PHOTOGOMEZSPORT2020

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨベルデ(ポイント賞)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨルナレス(山岳賞)ギヨーム・マルタン(フランス、コフィディス)
□マイヨブランコ(新人賞)エンリク・マス(スペイン、モビスター)

タイム差ゼロで首位を譲り渡したリチャル・カラパス ©PHOTOGOMEZSPORT2020

第9ステージにもどる≪≪   ≫≫第11ステージにすすむ

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ログリッチが2勝目…首位カラパスに13秒差に詰め寄る

第75回ブエルタ・ア・エスパーニャは10月28日、ログロニョ〜アルトデモンカルビリョ間の164kmで第8ステージが行われ、大会連覇をねらうユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)と首位リチャル・カラパス(エクアドル、イネオス・グレナディアス)がゴールまでの上り坂で抜け出し、最後はログリッチが13秒差をつけて優勝した。

ポイント賞ジャージを着るプリモシュ・ログリッチ ©PHOTOGOMEZSPORT2020

ログリッチは第1ステージに続く2勝目、大会通算3勝目を挙げるとともに、首位を守ったカラパスとの差を13秒にした。

©PHOTOGOMEZSPORT2020

1カ月半前のツール・ド・フランスでは最終日前日に首位陥落。今大会も初日に首位に立ったが、第6ステージでその座を明け渡したログリッチ。この日は未経験の山岳だったが、「チャンスがあれば勝負をかけよう」と積極的に走り、上りに強いカラパスを置き去りにした。

「献身的にアシストしてくれるチームメートのためにも」とエースとしての自覚をもって再び首位を見すえる。

2020ブエルタ・ア・エスパーニャ第8ステージ ©PHOTOGOMEZSPORT2020
リチャル・カラパス ©PHOTOGOMEZSPORT2020

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)リチャル・カラパス(エクアドル、イネオス・グレナディアス)
マイヨベルデ(ポイント賞)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨルナレス(山岳賞)ギヨーム・マルタン(フランス、コフィディス)
□マイヨブランコ(新人賞)エンリク・マス(スペイン、モビスター)

2020ブエルタ・ア・エスパーニャ第8ステージ ©PHOTOGOMEZSPORT2020

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2020ブエルタ・ア・エスパーニャ出場176選手

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ログリッチ首位、フルーム脱落…ブエルタ・ア・エスパーニャ開幕

第75回ブエルタ・ア・エスパーニャは10月20日、イルン〜アラーテ間の173kmで第1ステージが行われ、前年覇者であるプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)が最後の坂で抜け出してステージ優勝。初日から深紅のリーダージャージを着用した。

ログリッチがブエルタ・ア・エスパーニャ第1ステージで優勝 ©PHOTOGOMEZSPORT2020

2011、2017年の総合優勝者、クリストファー・フルーム(英国、イネオス・グレナディアス)は11分12秒遅れ。区間2位に入ったリチャル・カラパス(エクアドル)は2019ジロ・デ・イタリアを制した実力者だけに、エース交代劇が見られそうだ。

大会は11月8日に首都マドリードにゴールする。

2020ブエルタ・ア・エスパーニャ第1ステージ ©PHOTOGOMEZSPORT2020
ブエルタ・ア・エスパーニャ第1ステージで総合成績の上位進出が期待されていたEFのダニエル・マルティネス(コロンビア)がリタイア ©PHOTOGOMEZSPORT2020
ログリッチから1秒遅れでリチャル・カラパス、ダニエル・マーティン、エステバン・チャベスらがゴール ©PHOTOGOMEZSPORT2020
2019年の覇者ログリッチが初日から首位に立った ©PHOTOGOMEZSPORT2020

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨベルデ(ポイント賞)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨルナレス(山岳賞)セップ・クス(米国、ユンボ・ビスマ)
□マイヨブランコ(新人賞)エンリク・マス(スペイン、モビスター)

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2020ブエルタ・ア・エスパーニャ出場176選手

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ログリッチ、フルーム…ブエルタ・ア・エスパーニャ10月20日開幕

10月20日に開幕する第75回ブエルタ・ア・エスパーニャ記念大会に、ユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)が前年のチャンピオンとしてナンバーカード1番を背負って出場する見込みとなった。チームメートにはトム・デュムラン(オランダ)。イネオス・グレナディアスのクリストファー・フルーム(英国)も3度目の総合優勝をねらってエントリーしてきた。

第75回ブエルタ・ア・エスパーニャの暫定リスト。ログリッチはナンバーカード1として主催者が発表している
ログリッチェが2019ブエルタ・ア・エスパーニャを制した ©Photogómez Sport

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アラフィリップ痛恨…ログリッチに差された上に降格処分

ユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)が10月4日にベルギーで開催されたリエージュ〜バストーニュ〜リエージュで優勝した。世界チャンピオンの称号であるアルカンシエルを着用したドゥークニンク・クイックステップのジュリアン・アラフィリップ(フランス)は5選手によるゴール勝負で勝利を確信して両手を広げたが、ログリッチが先着。さらにゴール前の走路妨害で5位に降格となった。

アラフィリップが両手を広げたが、左のログリッチが先着。アラフィリップはさらに降格となり、2位がマルク・ヒルシ、3位がタデイ・ポガチャルに ©A.S.O. Gautier Demouveaux

現在まで開催されている自転車ロードレースで最古の歴史を誇る大会は、ツール・ド・フランス総合優勝のタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)、世界選手権3位のマルク・ヒルシ(スイス、サンウェブ)らが優勝を争って激しいゴール勝負を展開。

世界チャンピオンの称号であるアルカンシエルを着用して登場したジュリアン・アラフィリップ ©A.S.O. Gautier Demouveaux

アラフィリップがゴールスプリントで突き放してトップフィニッシュを確信したが、最後までスピードをゆるめなかったログリッチにかわされた。ログリッチは大会初優勝。アラフィリップは5人の集団の最下位に降格となり、表彰台には2位ヒルシ、3位ポガチャルが立った。

リエージュ〜バストーニュ〜リエージュが2020年はコロナ禍により10月4日に開催された ©A.S.O. Gautier Demouveaux
世界チャンピオンのアラフィリップ。左はマルク・ヒルシ ©A.S.O. Gautier Demouveaux
ツール・ド・フランスと世界選手権の雪辱を果たしたログリッチ ©A.S.O. Gautier Demouveaux
アラフィリップの降格処分を受けて表彰台下で顔を合わせたポガチャル(左)とヒルシ ©A.S.O. Gautier Demouveaux
雨模様のスタートとなり、世界チャンピオンのアンナ・ファンデルブレッゲンもアルカンシエルの上にレインウエアを着用 ©A.S.O. Thomas Maheux
女子のリエージュ〜バストーニュ〜リエージュは男子と同日に距離135kmで行われた ©A.S.O. Thomas Maheux
女子はエリザベス・デイニャンが独走勝利 ©A.S.O. Thomas Maheux
女子優勝はトレック・セガフレードのエリザベス・デイニャン。左が2位グレース・ブラウン、右が3位エレン・バンダイク ©A.S.O. Thomas Maheux

●リエージュ〜バストーニュ〜リエージュのホームページ