レッドブル・アイスクロスが2020年2月15日横浜で開催

アイスホッケー、ダウンヒルスキー、スノーボードクロスの要素を取り入れたアイスクロス・ダウンヒル競技が2020年2月15日(土)に横浜で開催される。2018年12月に日本において初開催された大会に続いて2回目。前回は「レッドブル・クラッシュドアイス」という名称だったが、競技名称が変更された。

2018年12月の横浜大会 ©Joerg Mitter/ Red Bull Content Pool

安床武士、山内斗真、山本純子が参戦へ

2001年にRed Bull Crashed Iceとしてスタートしたこの競技は2010年より世界選手権として開催し、2018年に日本初の大会を横浜で開催した。そして20年目の節目となる今シーズンより、Red Bull Crashed Ice World Championship はATSX(All Terrain Skate Cross)連盟が主催する世界選手権として、その名称を「Red Bull Ice Cross World Championship」(レッドブル・アイスクロス・ワールドチャンピオンシップ)に変えて新たにスタートする。

ジュニア優勝のジョアニー・バレスケスを中央に左が2位マルティン・バロ、右が3位山内斗真 ©Mihai Stetcu/Red Bull Content Pool

日本では、2018年の初開催に続いて2回目の大会を2020年2月15日(土)に再び横浜で開催予定となった。この観戦チケットを11月8日(金)18:00よりオフィシャルホームページで先行受付を開始する。

ATSX主催の世界選手権Red Bull Ice Cross World Championshipは、大会開催規模と獲得ポイントでATSX 250、ATSX 500、ATSX 1000の3クラスに分かれている。大会に出場するのはRed Bull Crashed Ice男子世界チャンピオンのキャメロン・ナーズ(米国)をはじめ、往年のチャンピオンであるカイルとスコットのクロクソール兄弟(カナダ)、同じく元チャンピオンのマルコと、その兄に負けるとも劣らないルカのダラーゴ兄弟(オーストリア)。日本からはX-GAMESで幾度も優勝しているインラインスケート・ハーフパイプ界トップアスリートの安床武士と、昨シーズン初参戦ながら、ボストン大会のジュニア部門で日本人初表彰台(3位)を獲得した山内斗真が参戦を予定している。

日本男子のエース安床武士 ©Andreas Langreiter / Red Bull Content Pool

女子は2シーズン連続で世界チャンピオンに輝き勢いに乗るアマンダ・トルンゾ(米国)とリベンジに燃えるジャクリーン・レジェール(カナダ)、そしてワールドチャンピオンを狙うミリアム・トレパニエ(カナダ)などの強豪選手に、日本からは表彰台さらには初優勝を狙う山本純子が参加。

これまで単身で海外大会を転戦してきた山本純子にとっては夢にまで見た国内大会だった © Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

■アイスクロス・ダウンヒルについて
アイスホッケー、ダウンヒルスキー、そしてスキークロスやスノーボードクロスの要素を取り入 れた競技。アイスホッケーのプロテクターを付けた恐れ知らずの選手たちが、コース途中に設置されたヘアピンカーブやバンクコーナー、連続バンプや段差などの障害物をかわしながら高低差のある全長最大約700mの氷の特設コースを滑り降りるレース。
コースは自然の地形やスキー場、さらには街中に特設会場を設置して行われる。カテゴリーは男子、女子、ジュニアの3つで、レースは1ヒート4名ごとに行い、最高時速は約80kmにも達する。
各ヒートの上位2名が次のレースに勝ち進み、決勝レースも4名で競われる。コースの難易度と獲得できるポイントによって大会はATSX 250、ATSX 500、ATSX 1000の3クラスに分けられている。この20年の間に競技の人気は大きくなり、これまで51カ国から1000人以上が大会に参加しているが、彼らを見るために多くの熱烈なファンが会場に詰め掛けている。

ボストン大会はレッドソックスのフェンウェイパークが会場となった ©Mihai Stetcu/Red Bull Content Pool

ATSX 1000 / Red Bull Ice Cross World Championship Yokohama 2020 ATSX 1000 / レッドブル・アイスクロス・ワールドチャンピオンシップ横浜2020
会場:臨港パーク特設会場(神奈川県横浜市西区みなとみらい1丁目1-1)
日時:2020年2月15日(土)
OPEN 15:00
START 18:00
※雨天決行・荒天中止 ※予告なく変更になる場合あり
内容:アイスクロス・ダウンヒル世界選手権(Red Bull Ice Cross World Championship)のATSX 1000クラスの大会。
ホームページ
主催:レッドブル・ジャパン
後援:横浜市(予定)
協賛:BFGoodrich、株式会社SUBARU、FAVRE-LEUBA

■チケット販売窓口

※各先行受付、一般販売ともに上記URLからアクセス可
席種
SSエリア:観覧デッキからスタートや会場を見渡せるVIPエリア
Sエリア:コース至近のエキサイティングエリア
Aエリア:一般観戦エリア
AエリアU-18:18歳以下限定(入場時に年齢確認を行う場合あり)
オフィシャルHP先行受付(先着)
期間:11月8日(金)18:00~11月21日(木)23:59
料金(税込):
SSエリア10,000円
Sエリア 6,000円
Aエリア一般 4,000円
AエリアU-18 2,000円
ローソンチケット最速先行受付(先着)
期間:11月22日(金)11:00~11月29日(金)23:59
一般先行受付期間:12月1日(日)
一般発売期間:12月14日(土)12:00~

備考
・未就学児無料(保護者同伴に限り)
・すべて立ち見席
チケット問い合わせ先:ローソンチケットインフォメーション電話:0570-000-777(10:00~18:00)

渦中の野中生萌と原田海が一般ボルダリング大会にゲスト参戦

スポーツクライミングの野中生萌(みほう)、日本代表候補の原田海と井上祐二が11月9日に三重県の熊野ボルダリングエリアで開催されるボルダリングコンペティションの決勝戦Red Bull Asura Exhibition Session(レッドブル・ アシュラ・エキシビション・セッション)にゲストチームとして参加する。

2018ワールドカップ年間ランキング1位の野中⽣萌もゲスト参戦 © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

エナジードリンクブランドのレッドブルが主催する大会で、女性クライマーを含む3人1組のチーム形式で行うボルダリングコンペティションの決勝戦。宮城、東京、⻑野、名古屋、大阪、福岡で開催した予選を勝ち抜いた21チーム63人とゲスト3人が参加する。

ファン(8〜5級)、ミドル(4〜3級)、オープン(2級以上)の3カテゴリーで開催され、決勝ラウンドでは各カテゴリー3課題をこなす。オブザベーションタイム(下見時間)の後、メンバー全員が同時に課題にトライ。時間内に3人のメンバーがどれだけ多くの課題を完登できるかを競う。

ボルダリングW杯優勝など世界トップレベルの実力を有する野中生萌 © Jason Halayko/Red Bull Content Pool

会場となるのは熊野ボルダリングエリア(三重県熊野市紀和町湯ノ口10)。外岩に挑む一般参加型のボルダリング大会はレッドブルアスリートでもある野中自らが発案。2018年に開催され、2020東京五輪代表を目指す野中と原田が参加している。

●大会の公式サイト

Red Bull Asura Exhibition Session にはゲストクライマーとして野中生萌が参加 ©Suguru Saito / Red Bull Content Pool
野中⽣萌が難所に挑む © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

レッドブルから始めるわらしべ長者アドベンチャー参加者募集

エナジードリンクブランドのレッドブルは、世界中の18歳以上の学生を対象としたトラベルアドベンチャー「Red Bull Can You Make It ?」(レッドブル・キャンユー・メイクイット?)を2020年4月21日(火)〜4月28日(火)にヨーロッパで開催する。

レッドブル・キャンユー・メイクイット? ©Paolo Ascani / Red Bull Content Pool

Red Bull Can You Make It?は、お金を一切使わずにアムステルダム、コペンハーゲン、バルセロナ、ブタペスト、ミラノのいずれかからスタートし、1週間以内にゴールのベルリンを目指すトラベルアドベンチャー。現金のみならずクレジットカード、さらには自分のスマートフォンも持つことができず、ゴールにたどり着くためには移動、飲食、宿泊、そして優勝に必要なポイントが獲得できるアドベンチャーまで全てを、レッドブルを通貨としてわらしべ⻑者のように物々交換で手に入れる必要がある。

レッドブル・キャンユー・メイクイット? ©Paolo Ascani / Red Bull Content Pool

1チーム3名で参加し、ゴールに早くたどり着くのではなく、ヨーロッパ各地に設けられたチェックポイントでのチャレンジへの成功や、事前配布リストに記載のアドベンチャーへの挑戦、Instagramに投稿したトラベルアドベンチャーのコンテンツの質でポイントを獲得し、最もポイントが多いチームが優勝となる。

参加できるのは大学、大学院、専門学校に通う18歳以上の学生(高校生は対象外)。

レッドブル・キャンユー・メイクイット? ©Paolo Ascani / Red Bull Content Pool

前年の日本勢は絶体絶命からどんでん返し

前回の2018年は世界から200チーム600名が参加し、日本からは3チームが参加した。そのうちの1チーム「OMOTENASHism」は、スタートするやいなやレッドブルとの物々交換でマドリード〜パリ間の航空券3人分を手に入れる快挙を見せたが、レッドブルを手荷物に入れていたために搭乗時に液体物として没収され、パリ到着時には本当の無一文に。困窮して本部に連絡すると「君らはパフォーマーだろ?」と言われ、ストリートパフォーマンスを駆使してトラベルアドベンチャーをなんとか再開。

その後再度レッドブルがなくなり、さらには支給された携帯をなくしてどん底に陥った彼らだったが、アドベンチャーで最も難易度が高いとされる他人の結婚式にゲストとして参列を果たしただけでなく、披露宴のご馳走で空腹をしのぐなどの想定外の活躍を見せた。この活躍により?日本代表枠は2019年に3枠から5枠に広がっている。

レッドブル・キャンユー・メイクイット? ©Stephan Bednaić / Red Bull Content Pool

イベントに参加する日本の大学、大学院、専門学校に通う学生を11月1日(金)〜2020 年2月18日(火)AM7:59 の期間に募集する。参加希望者は1分以内のチーム紹介動画を作成してオフィシャルサイトからエントリーする。応募締め切り後の2020年2月18日(火)AM8:00〜2月25日(火)にオフィシャルサイトで動画が公開され、エントリー動画の中で「いいね」の数が多かった日本の上位5チームがイベントへの参加権を獲得する。

レッドブル・キャンユー・メイクイット? ©Henrik Eliasson / Red Bull Content Pool

Red Bull Can You Make It? 2020
レッドブル・キャンユー・メイクイット? 2020

内容:2020年4月21日(火)〜4月28日(火)にヨーロッパで行われる1チーム3名で参加のトラベルアドベンチャー。今回のスタート地点となるアムステルダム/コペンハーゲン/バルセロナ/ブタペスト/ミラノのいずれからスタートし、1週間以内にゴールのベルリン到着をめざす。現金、クレジットカード、自分のスマートフォン(※1)の保有は不可。レッドブル・エナジードリンク(最初は 24 本のみ保有)を物々交換しながら移動、飲食、宿泊を確保し、ヨーロッパ各地に設けられたチェックポイント(※2)を最低6カ所通過しなければならない。ゴールに早く着くことが目的ではなく、以下の3項目で獲得できるポイントの合計が多いチームが優勝。
・チェックポイントでのチャレンジに挑戦して成功した場合
・事前に渡されるリストに記載のアドベンチャーチャレンジを実施
・トラベルアドベンチャー最中に投稿するインスタグラムコンテンツの「質」で得られるポイント
※1:支給されたスマートフォンを携帯
※2:チェックポイント通過ごとにレッドブル24本が支給される

レッドブル・キャンユー・メイクイット? ©Maurice van der Meijs/Red Bull Content Pool

参加資格:
・日本の大学、大学院、専門学校に通う18歳以上の学生(高校生は対象外) ※2020年4月21日(火)〜4月28日(火)に学校に在籍の方 2020年3月卒業予定の方はご参加いただけません 20 歳未満の方は保護者の同意が必要です
・英語が話せる方(推奨、必須ではありません)
・2020年4月20日(月)〜4月29日(水)に渡航可能な方
募集期間:
2019年11月1日(金)〜2020年2月18日(火)AM07:59
応募方法:
・自分のチームのPR動画(1分以内)を作成
※縦でも横でもInstagramストーリーズでも OK
・動画はYouTubeまたはvimeoにアップ
・redbullcanyoumakeit.com からエントリー
選考方法:
2020年2月18日(火)AM8:00〜2月25日(火)にオフィシャルサイトで動画公開。動画の「いいね」数、クオリティ、その他の面から総合的に選考。
定員:
日本は最大5チーム

●オフィシャルサイト

備考: ヨーロッパへの渡航費、イベント前後の宿泊費はレッドブルが負担。その他の詳細はオフィシャルサイトでご確認ください。

レッドブル・キャンユー・メイクイット? ©Maurice van der Meijs/Red Bull Content Pool

世界最恐のMTBイベント、レッドブル・ランページ無料ライブ配信

エナジードリンクブランドのレッドブルが米国ユタ州で、マウンテンバイクフリーライド世界最高峰のイベント、Red Bull Rampage(レッドブル・ランページ)を開催。レース開催日当日はRed Bull TVで大会の模様が日本語実況・解説付きで無料でライブ配信される。

レッドブル・ランページ ©Garth Milan/Red Bull Content Pool

選手自らが難しく造成したコースに挑む

歩くことすらも困難な崖道を己の身と自転車だけで駆け抜けるこのイベントは、4日間かけて選手たち本人がコースを作り、残りの4日間でそのコースを練習してからそのまま本番へ挑む“完全DIYスタイル”が特徴。

レース開催日当日はRed Bull TVで大会の模様が日本語実況・解説付きで無料でライブ配信され、画面内でリアルタイムに繰り広げられる予測不能でドキドキ&ハラハラな展開を現地観戦さながらに体感可能。

米国ユタ州で開催されたレッドブル・ランページ ©Garth Milan/Red Bull Content Pool

解説を担当するのは栗瀬裕太さん、実況はスポーツMCアリーさん。無料ライブ配信は、10月25日(金)25:00からの予定で、ライブ終了後はいつでも視聴可能。レース本番のみの配信となる。

●Red Bull Rampageの詳細サイト

ユタ州バージン ©Christian Pondella/Red Bull Content Pool

唯一ペダルをこいではいけない自転車種目に初代世界チャンピオンジャージ

米国の男女デュオ、トミー・ズーラとペイトン・リドノーが、スイスのベルンバイクパークで行われたレッドブルUCI(国際自転車競技連合)パンプトラック世界選手権で優勝。UCIが自転車競技の世界チャンピオンに与える5色の虹色ジャージ、アルカンシエルを初戴冠した。

世界チャンピオンのトミー・ズーラ(左)とペイトン・リドノー ©Red Bull Content Pool

アルカンシエルは自転車競技界においての世界チャンピオンの称号。世界選手権で各種目の優勝者に1年間、アルカンシエルを着用させるのが伝統だが、今回初めてパンプトラックもUCI公認種目として開催され、男女の優勝者にアルカンシエルが与えられた。

パンプトラックは起伏のあるコースを体重移動やバンクなどを利用して、ペダルをこがないで前進してゴールを目指す種目。今回のレースにはBMXのオリンピック選手やMTB界の有力選手らが参戦した。

女子の世界チャンピオンとなったペイトン・リドノー ©Dan Griffiths / Red Bull Content Pool
トミー・ズーラがパンプトラックを攻める ©Dan Griffiths / Red Bull Content Pool

2018年、米国アーカンソー州で第1回パンプトラック世界選手権が開催された。このときはスイスのデュオ、デビッド・グラーフとクリスタ・フォンニーダーハウゼンが優勝し、地元スイスでタイトルを守るために戻ってきた。

130人以上の選手がスイスのベルンにあるスイスバイクパークに集まり、最先端のパンプトラックに挑み、22カ国・26選手が予選を通過した。

ファイナルは厳しい雨に見舞われたが、会場に詰めかけたファンが選手を後押し。世界チャンピオンとしては2代目となるが、パンプトラック種目として初めてのアルカンシエルが優勝者に授与された。

UCI公認の世界選手権となったパンプトラック ©Dan Griffiths / Red Bull Content Pool

●UCI BMXレーシングのホームページ

高梨沙羅がおバカなレースで審査員…レッドブル・ボックスカートレース

エナジードリンク・ブランドのレッドブルは10⽉6⽇(⽇)、東京都稲城市と神奈川県川崎市にあるよみうりランドで、⼿作りカートのクリエイティビティとタイムを競うレース、Red Bull Box Cart Race Tokyo 2019(レッドブル・ボックスカートレース東京2019)を開催した。

©Jason Halayko/Red Bull Content Pool

カーブやジャンプ台などの障害物が設置された坂道コースを、動⼒を持たない⼿作りのカートで⾛⾏し、タイム、カートの創造性、レース前のパフォーマンスの基準で競う。

笑顔で採点するスキージャンプ選手の高梨沙羅
©Jason Halayko/Red Bull Content Pool
©Suguru Saito / Red Bull Content Pool

舞台となったのは、よみうりランド園外の特設コース(約300m)。参加チームは⼀般公募によるチームと特別枠チームの約60チーム。インディカーレース優勝で元F1レーサーの佐藤琢磨も30号車 FWD富士生命「いくぜ、人生電車号」のパイロットとして参加し、自転車競技とモータースポーツで鍛えたコントロール技術で会場をわかせた。

©Keisuke Kato/Red Bull Content Pool

レースを審査したのはレッドブルアスリートの⾼梨沙羅(スキージャンプ)、ホンダF1マネージングディレクターの⼭本雅史⽒、世界No.1 B-Girl のami(Red Bull BC One World Final 2018年初代世界⼥王)、NHK教育テレビ「つくってあそぼ」のワクワクさんとして知られる久保⽥雅⼈⽒、元プロ野球選手桑田真澄氏の次男Matt(アーティスト) 。

©Keisuke Kato/Red Bull Content Pool

ゴールレポートを全国区で⼈気の福岡発のTV番組「ゴリパラ⾒聞録」でおなじみの、 ゴリけんとパラシュート部隊が担当した。

©Suguru Saito / Red Bull Content Pool
©Jason Halayko/Red Bull Content Pool

●レッドブル・ボックスカートレース東京2019のホームページ

室屋義秀がフィナーレとなるレッドブル・エアレース優勝

レッドブル・エアレース最後の大会となる2019年シーズン最終戦、レッドブル・エアレース千葉大会は9月8日(日)にマスタークラスの競技が千葉県立幕張海浜公園で行われ、室屋義秀が優勝。千葉大会の優勝は3回目。総合優勝はこの日3位に入ったオーストラリアのマット・ホール。

2日間で10万人の観衆が室屋義秀のフライトに声援を送った ©Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

台風の接近でスケジュールが大幅に前倒しになったファイナルレース。94戦目のエアレースは14年の歴史に幕を下ろすという最後の大会だった。奇しくもこの日、9月8日はエアレース黎明期の第一人者、オーストリアのハンネス・アルヒが墜落死した命日でもあった。

会場となった千葉県立幕張海浜公園は季節外れの猛暑にもかかわらず、7日(土)に約4万人、8日(日)に約6万人、2日間でのべ10万人が集まった。日本のファンが大声援を送る室屋は1回戦となるラウンド・オブ・14でまさかの敗退を喫した。

レッドブル・エアレース千葉大会を飛ぶ室屋義秀 ©Jason Halayko/Red Bull Content Pool
レッドブル・エアレース千葉大会 ©Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

14人のエリートパイロットが出場する最高峰のマスタークラスは、1対1の対戦でタイムの速かった7選手がラウンド・オブ・8に進出。唯一残された1枠は敗者の中で最もタイムが速かったパイロットが救済される。室屋はこの最後の1枠に滑り込むことができた。それがファイナルにふさわしいドラマチックなフィナーレにつながっていく。

ションカはラウンド・オブ14で敗退し、ワールドチャンピオンを逃した ©Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

ラウンド・オブ・8を勝ち上がった室屋は決勝レースであるファイナル4へ。最後の戦いはここまで勝ち残った4選手が順番に飛び、最速ラップを記録したパイロットが千葉大会の優勝者となる。さらにはシリーズ総合のワールドチャンピオンも決定する。室屋が2年ぶりにワールドチャンピオンとなれる条件は室屋自身が優勝すること、そしてホールが4人の中で4位になることだった。

2番手で登場した室屋は冷静でスムーズなフライトを披露し、58.636秒をマーク。最終パイロットのホールを前にトップに立っていた。ここでホールは離陸前にチームスタッフと戦略を検討。あえてリスクを犯さず、確実に3位までにまとめて総合優勝をつかみにいく判断をしてテイクオフ。その作戦通りにうまくまとめて3位になり、千葉大会の優勝は同期である室屋に譲ったが、わずか1ポイント差で悲願のワールドタイトルを手中にした。

ファンの後押しで敗者最速から勝ち上がれた(室屋)

最後のレッドブル・エアレース、千葉大会を制した室屋義秀 ©Jason Halayko/Red Bull Content Pool

「レースに勝ち、ベストパフォーマンスが発揮できたので、結果に満足しています」と室屋。
「これが今年の自分の実力です。マット・ホールにはわずか1ポイント届きませんでした。長年一緒に戦ってきましたし、彼のことをうれしく思っています。ホームファンの前で優勝するのはこれで3回目です。フィニッシュラインを越える前に初めてファンの皆さんの姿を確認したのですが、皆さんからのエナジーを感じました。皆さんのおかげで敗者最速から優勝できました」

レッドブル・エアレース千葉大会の結果
1.Yoshihide Muroya (JPN)
2. Kirby Chambliss (USA)
3. Matt Hall (AUS)
4. Pete McLeod (CAN)
5. Nicolas Ivanoff (FRA)
6. Mika Brageot (FRA)
7. François Le Vot (FRA)
8. Ben Murphy (GBR)
9. Michael Goulian (USA)
10. Juan Velarde (ESP)
11. Cristian Bolton (CHI)
12. Matthias Dolderer (GER)
13. Martin Šonka (CZE)
14. Petr Kopfstein (CZE)

ラストチャンスでプレッシャーを感じた(ホール)

マット・ホールが悲願の、そして最後のワールドチャンピオンに ©Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

「大きな安堵感を得ている。史上最高の脇役になってしまう可能性を心配していたので、チャンピオンになることができてほっとしている」とホール。
「非常にフラストレーションがたまる展開だったが、ふさわしい結果が得られた。今日はプレッシャーを感じていた。過去にタイトル決定戦を4回経験してきたが、今回はラストチャンスだったので、プレッシャーはこれまで以上に高かった。カメラの前では冷静で順調そうに振る舞っていたが、内心はずっとツラかった。今日は感情面で難しい1日だった。自分にはチャンピオンがふさしいと言うつもりはないが、参戦を続け、上位陣にプレッシャーをかけ続けてきた。年間総合トップ3に5回も入ったのに一度もチャンピオンを獲れなかったら、一生悔いが残っただろう。ようやく自分はワールドチャンピオンだと言えるようになった」

2019レッドブル・エアレース ワールドチャンピオンシップ最終順位
1. Matt Hall (AUS) 81 pts
2. Yoshihide Muroya (JPN) 80 points
3. Martin Šonka (CZE) 68 points
4. Ben Murphy (GBR) 48 pts
5. Kirby Chambliss (USA) 48 pts
6. Pete McLeod (CAN) 48 pts
7. Nicolas Ivanoff (FRA) 47 pts
8. Mika Brageot (FRA) 44 pts
9. Michael Goulian (USA) 42 pts
10. Juan Velarde (ESP) 39 pts
11. François Le Vot (FRA) 34 pts
12. Cristian Bolton (CHI) 27 pts
13. Petr Kopfstein (CZE) 10 pts
14. Matthias Dolderer (GER) 6 pts

レッドブル・エアレース千葉の決勝時間が大幅に変更

レッドブル・エアレース最後の大会となる2019年シーズン最終戦、レッドブル・エアレース千葉大会は9月8日(日)にマスタークラスの競技が千葉県立幕張海浜公園で行われるが、大会プログラム(スケジュール)は天候を考慮のうえ、安全な競技実施を最優先に時間調整された。

レッドブル・エアレース千葉大会 © Mihai Stetcu/Red Bull Content Pool

8日の開場時間は午前9時に変更。マスタークラスの競技は午前10時〜13時頃まで実施。閉場が15時となった。

マスタークラスの競技(Round of 14)は午前10時からスタートし、Round of 8およびFinal 4を12時から実施する。なおチャレンジャーズクラスの順位は7日の予選結果をもとに決定される。

なお最新情報はtwitterのレッドブル・エアレース千葉大会アカウントを確認のこと。

Round of 14の組み合わせ(午前10時スタート)

  • Juan Velarde (ESP) vs. Kirby Chambliss (USA)
  • Martin Šonka (CZE) vs. Nicolas Ivanoff (FRA)
  • Matt Hall (AUS) vs. Michael Goulian (USA)
  • Yoshihide Muroya (JPN) vs. Ben Murphy (GBR)
  • François Le Vot (FRA) vs. Cristian Bolton (CHI)
  • Pete McLeod (CAN) vs. Matthias Dolderer (GER)
  • Mika Brageot (FRA) vs. Petr Kopfstein (CZE)

千葉大会の予選結果
1. Juan Velarde (ESP) 56.760,
2. Martin Šonka (CZE) 56.879,
3. François Le Vot (FRA) 57.052,
4. Matthias Dolderer (GER) 57.159,
5. Yoshihide Muroya (JPN) 57.570,
6. Petr Kopfstein (CZE) 57.777,
7. Matt Hall (AUS) 58.056,
8. Michael Goulian (USA) 58.060,
9. Mika Brageot (FRA) 58.389,
10. Ben Murphy (GBR) 58.663,
11. Pete McLeod (CAN) 59.015,
12. Cristian Bolton (CHI) 59.298,
13. Nicolas Ivanoff (FRA) 59.317,
14. Kirby Chambliss (USA) 1:00.549

千葉大会予選を終えての世界ランキング
1. Martin Šonka (CZE) 67 points,
2. Matt Hall (AUS) 61 pts,
3. Yoshihide Muroya (JPN) 55 points,
4. Ben Murphy (GBR) 37 pts,
5. Michael Goulian (USA) 37 pts,
6. Juan Velarde (ESP) 35 pts,
7. Nicolas Ivanoff (FRA) 33 pts,
8. Mika Brageot (FRA) 31 pts,
9. Pete McLeod (CAN) 30 pts,
10. Kirby Chambliss (USA) 26 pts,
11. Cristian Bolton (CHI) 24 pts,
12. François Le Vot (FRA) 22 pts,
13. Petr Kopfstein (CZE) 10 pts,
14. Matthias Dolderer (GER) 4 pts