ノイシュバンシュタイン城は上から見るに限る…レッドブル・エアレース

レッドブル・エアレースのパイロットで、2016年の世界チャンピオンであるマティアス・ドルダラー(ドイツ)とマルティン・ソンカ(チェコ)がドイツの誇る2つの観光名所を上空から訪問した。ノイシュバンシュタイン城と最高峰2962mのツークシュピッツェだ。空のF1といわれるエアレースは2月2〜3日にUAEのアブダビで開幕。第2戦は4月20〜22日にフランスのカンヌで開催予定で、その間隙を突いて両選手はドイツを訪れた。

ノイシュバンシュタイン城の上空を飛ぶマティアス・ドルダラーとマルティン・ソンカ © Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

「母国の素晴らしい景色を堪能するために友だちを連れてくるのはとても楽しい」とドルダラー。
「ノイシュバンシュタイン城はやはり上から見るに限るね。オーストリア国境にあるツークシュピッツェだって最高だ。マルティンも喜んでくれたかな」

開催期間が2カ月も空いてしまったシーズン日程だけに両選手ともフライトの感触を確認するなど次戦に向けての準備は怠りない。第2戦はフランスのリビエラ海岸に舞台を移し、海面ギリギリのところを時速370kmで爆走する。3日間の通しチケットはまだ販売中とのことなので、ぜひ!

マティアス・ドルダラーとマルティン・ソンカがドイツ最高峰ツークシュピッツェを見下ろす © Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

●レッドブル・エアレース日程
2月2〜3日 アブダビ(UAE)
2月21〜22日 カンヌ(フランス)
5月26〜27日 千葉(日本)
6月23〜24日 ブダペスト(ハンガリー)
8月25〜26日 カザン(ロシア)
9月=開催期日と開催地調整中
10月6〜7日 インディアナポリス(米国)
11月=開催期日と開催地調整中

マルティン・ソンカがバイエルン地方を飛行する © Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

●関連ニュース

レッドブル・エアレース千葉の開催決定…5月26〜27日に幕張海浜公園で

●最新ニュースへ

日本一長い石段を駆け上がるRed Bull白龍走…参加者募集開始

レッドブルは6月17日(日)に熊本県下益城郡美里町で、日本一の長さを誇る3333段の石段を駆け上がるレース「Red Bull白龍走(はくりゅうそう)」を2018年も開催し、その参加者募集を開始した。

© Jason Halayko/Red Bull Content Pool

石段3333段を含む総距離3333mの上り坂レースは2015年の初開催から2018年で4年目を迎える。今回は初の試みとしてレース前日の6月16日(土)に高校生・大学生を対象とした1チーム4選手によるチーム戦も開催する。褒賞としてエキスパート男女優勝者の名前が、ゴール地点に建てられている大会記念碑にタイムとともに刻まれる。2017年は、北海道から沖縄までの全国各地から多くの人が参加した。

3333段の石段は1200年の歴史を持つ釈迦院の表参道の御坂に1980年から8年かけて作られた。完成当時は石段を上空から見ると、まるで白龍がうねり昇る姿に見えたため、記念碑には「白龍が昇るが如し石段は3333段で日本一」と刻まれている。

© Jason Halayko/Red Bull Content Pool

17日の個人戦への参加者999人と、16日の学生限定チーム戦への参加33チーム132人を4月4日から下記サイトで募集開始。参加費は学生チームが1チーム4444円、個人戦は1人4444円。16日参加選手は後夜祭、17日参加選手は前夜祭が熊本市内の飲食店で開催される(要予約)。

●Red Bull白龍走の参加者募集ページ

日本一の長さを誇る3333段の石段を駆け上がるRed Bull白龍走 © Hirotada Arimori / Red Bull Content Pool

●関連ニュース

ジャンプ台をかけ上るヒルクライムスプリントレースRed Bull 400参加者募集開始

●最新ニュースへ

世界一クールな通学スタイル…BMX界の若きエース中村輪夢が学ランで爆走(笑撃のオチあり)

夏のスポーツ祭典の正式種目採用が決定し、JFBF(全日本フリースタイルBMX連盟)主催の全日本大会やFISE WORLD SERIESが日本初上陸するなど、注目度が高まっているBMXフリースタイル・パーク。世界レベルの実力を持ち、シーンの熱い視線を集めているレッドブル・アスリートの中村輪夢(りむ)。

中村輪夢 © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

16歳の高校2年生。新学期初日から遅刻をしそうになった場合、どうやって間に合わせるか?を作品にした映像が公開された。

中村輪夢の通学スタイル

新学期初日から遅刻をしそうになった中村輪夢(スクリーンショットなのでクリックしても再生しません)

●中村輪夢について知っておくべき5つのこと

Information
中村輪夢がエクストリームスポーツの祭典、FISE WORLD SERIES Hiroshima 2018に参戦。開催日は2018年4月6日(金)~8日(日)で入場は無料、大会の詳細など最新情報は下記公式HPで。
FISE WORLD SERIES Hiroshima 2018

●関連ニュース

東京五輪新種目のBMXフリースタイル・パーク…中村輪夢が初代チャンピオンに

●最新ニュースへ

安床ブラザーズが氷上のクロススポーツでも果敢なメイクで会場を沸かせる

インラインスケート・ハーフパイプのアスリートでXゲームズをはじめとして数々の国際大会で優勝している安床エイト(34)と安床武士(31)の安床ブラザーズが「ATSX レッドブル・クラッシュドアイス・ワールドチャンピオンシップ」に初挑戦。決勝進出を果たしたレース以外にもフリースタイルのデモンストレーションが行われ、インラインスケートで培った確かな技術を安床ブラザーズが披露。スタイルあふれるトリックの数々で来場した多くの観客を沸かせた。

フリースタイルコンペティションに参戦した安床武士 ©Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

アイスホッケー、ダウンヒルスキー、スノーボードクロスの要素を取り入れたアイスクロス・ダウンヒル競技。安床ブラザーズが出場したのは3月10日にカナダのエドモントンで開催された最終戦だ。

前日の予選では、決勝進出が確定する上位32人には入れなかったものの、敗者復活戦を勝ち抜き、初参戦ながら見事に決勝進出を果たした。女子の山本純子も手堅い走りで予選を突破していて、史上初めて日本人3選手が決勝に進出。しかし、終日晴天に恵まれた決勝日は日中の最高気温が冬のエドモントとしては予想外に暖かい8度に達し、会場になっている公園の雪が解けて水がコースに流れ込むハプニングで大会の開始が遅延。これにより決勝トーナメント1回戦「Round of 64」が急きょ中止になり、その結果安床ブラザーズの決勝レースが残念ながらなくなってしまった。

フリースタイルコンペティションに参戦した安床エイト ©Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

兄エイトは大会について「本当は決勝戦に出られたのですが、天候の影響で今日は氷の状態が悪く、ボクらが出るはずのレースがなくなり、歯がゆい気持ちが残るレースでした」とコメント。弟武士は「インラインスケートでXゲームズを優勝しているから、その期待のまなざしで見られるのはすごいプレッシャーでした。ただ大会自体は全て最高で、メチャクチャ大好きになりました」とコメントしている。

●関連ニュース

安床ブラザーズ。インラインスケートの王者がクラッシュドアイスに挑む

●最新ニュースへ

レッドブル・クラッシュドアイスはクロクソールとトルンゾが総合優勝

アイスクロスダウンヒル競技の世界選手権「ATSX レッドブル・クラッシュドアイス」が2017-18シーズン最終戦となる第4戦を3月10日にエドモントン(カナダ)で開催し、男子は2015年チャンピオンのスコット・クロクソール(カナダ)が、女子はランキング首位のアマンダ・トルンゾ(米国)が首位となり、ワールドチャンピオンの称号を獲得した。

2017–18シーズンチャンピオンのスコット・クロクソール(左)とアマンダ・トルンゾ(右) ©Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

ワールドチャンピオンのタイトル争いは女子の場合、各大会の順位を得点換算し、さらに全4戦のうち高得点の3つを加算して総合順位を決める。男子はこのルールとともに、ライダーズカップと呼ばれる各大会の得点も加算される。

注目の最終戦、男子。準決勝でランキング首位のクロクソールと2位マルコ・ダラーゴ(2014年チャンピオン=オーストリア)、ランキング3位のキャメロン・ナーズ(2016年、2017年チャンピオン=米国)、2012年のチャンピオンでスコットの兄カイル・クロクソールという事実上の決勝戦が行われた。

レッドブル・クラッシュドアイス エドモントン大会 ©Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

実力が拮抗する4人はスタートからBF GOODRICH TRACTION CORNERと呼ばれるヘアピンコーナー手前までは一団となっていたが、そのヘアピンコーナーでダラーゴとナーズがもつれて転倒し、クロクソール兄弟が悠々とゴール。これでナーズが表彰台を、ダラーゴが優勝を逃し、さらにスコットの4位以上が確定したことで、2015年以来2度目の総合優勝を手に入れた。

女子はトルンゾが準決勝に進出した段階で、自身初の年間優勝を自力で獲得した。

大会の様子についてRed Bull TVでオンデマンド視聴が可能(日本語解説付き)

公園内に作られた特設コース ©Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

●関連ニュース

山本純子は準決勝進出ならず。「応援してくれた分、将来の日本開催につなげたい」

●最新ニュースへ

山本純子は準決勝進出ならず。「応援してくれた分、将来の日本開催につなげたい」

アイスクロスダウンヒル競技の世界選手権、「ATSX レッドブル・クラッシュドアイス」が2017-18シーズン最終戦となる第4戦を3月10日にエドモントン(カナダ)で開催され、日本女子として唯一参戦の山本純子はクォーターファイナルのスタート後に荒れた氷面に足を取られて転倒。ゴールまで猛追したが準決勝進出となる2着以内に入れず、ここで敗退した。

山本純子。画像は練習時のカット

「前のヒートでも氷面の荒れに足が引っかかってしまった選手がいて、そんなアクシデントが発生する可能性は想定していたんですけど、同じように引っかかってしまって残念です。転んでもリカバリーできる転び方だったので、最後まで追いつくって気持ちで走ることはできたんですけど、最初のロスが大きかったかな」と山本。

悔しさはあるはずだが、それを押し隠してコメントを続ける。
「今回のレースに関しても予選からレースに向かうまで詰めるところは詰められたし、着実に技術面は向上している。それだけにいい結果につながるようにもっともっと頑張っていきたいと思います」

レッドブル・クラッシュドアイス、決勝戦前の練習でスタート台からコースを臨む山本純子

今季はフル参戦し、着実に10位前後の位置にはいる。しかしもうひとつ抜けられない。そこを抜けられるように努力を継続していきたいと語る。最初の転倒以外は練習でやってきたことが出せていたと感触をつかむ一方で、スタート直後のドロップインの時にすでにバランスを崩していたのが、最初のアクシデントを誘発したのだと分析。そういった小さなミスをしっかり修正していきたいと決意を新たにした。

山本純子。画像は練習時のカット

日本勢がだれも出場していなかった時代から今日まで継続して参戦する唯一の存在。滞在先で宿泊拠点をシェアするレース仲間からは日本開催を期待する声を受ける。
「各国の選手も日本でこのクラッシュドアイスを盛り上げてほしいとか、次の日本選手が出てきてほしいと応援してくれているんですよね。みんなのそんな思いを日本初開催につなげていけたらと思います」

クラッシュドアイス、エドモントン大会

●関連ニュース

山本純子がレッドブル・クラッシュドアイス最終戦に…安床ブラザーズ初参戦

●最新ニュースへ