JBCF東日本ロードクラシック群馬でキナンの中島康晴は8位

国内リーグのJプロツアー2018年シーズン第5戦、JBCF東日本ロードクラシック群馬大会の初日が4月28日に行われた。今シーズン、Jプロツアー初参戦となったキナンサイクリングは、中島康晴がチーム最上位となる8位でフィニッシュ。中島と山本元喜が終盤に形成された先頭グループに加わり優勝争いを展開したが、あと一歩及ばず。2日目での雪辱を誓うこととなった。

JBCF東日本ロードクラシック群馬で中島康晴が8位 ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

2018年は1月のシーズンインからUCI(国際自転車競技連合)公認の国際レースをメインに走ってきたキナンだが、そこで得た収穫と課題を反映させる場として、満を持しての国内リーグ参戦。メンバーは中島と山本のほか、中西健児、雨乞竜己、新城雄大の日本人選手5人で臨んだ。

この大会は例年、初日と2日目のワンデーレース2連戦として行われている。初日は群馬サイクルスポーツセンターに設定された1周6kmのコースを17周回する102km。リザルトに応じた付与ポイントに反映されるレイティングはAAに指定される。コースの周回前半は下り基調、後半が上り基調。そして、スタート・フィニッシュが設けられるコントロールライン手前約100mからの急坂もコースの特徴として挙げられる。

2017年はこの大会で中島が集団スプリントを制して優勝。2018年はチームとしてその再現をねらうべく、スピード域の高いレース展開を進めることを意識。前夜のミーティングでは、序盤から逃げに選手を送り込み、ライバルチームに対して先手を打ちつつレースを進めることを確認。展開に合わせて、状況に適した選手を前方に送り込めるよう各選手が集団の好位置で走ることもミッションの1つとなった。

迎えたレースは、1周回目から出入りの激しいものとなる。しばらく様子をうかがいながら進行したキナン勢だったが、4周回後半の上り区間で山本がアタック。これは成功に至らないが、以降も次々とチャンスを作り出すべく動きを繰り返す。7周回目に入り、中西がアタックを決める。一時は単独で集団に対し1分のリードを得るが、その後6人が追走。これを機にプロトン(メイン集団)全体が活性化し、再び集団は1つに。中西も集団へと引き戻された。

序盤から続いたアタック合戦の均衡が破られたのは9周目。3選手のアタックが容認され、キナン勢は集団に待機。前を行く3人とのタイム差が40秒となったところで、中島が集団前方へと上がってコントロールを開始。11周回目の後半には山本が先頭へのブリッジをねらってアタック。一時は約25秒差にまで迫るが、次の周回までには集団に吸収された。

終盤に向けて態勢を整えたいキナン勢は、再び中島や新城、中西を軸に集団をコントロール。逃げグループは人数を減らすとともに勢いが落ち、徐々に集団がタイム差を縮めていく。そして、残り2周回となったところで逃げていた選手をすべて吸収。レースを振り出しに戻した。この直後、勝負を左右する動きが起こる。周回後半の上り区間で7人が集団からアタック。これに中島と山本が加わる。さらにその後の下りを利用して3人が先頭へ。この動きに中島が乗じ、後続にタイム差をつけて最終周回の鐘を聞く。山本が含まれる追走は人数を増やして8人に。メイン集団との差はあっという間に開いていった。

中島らの先頭グループは追走メンバーの合流により11人とし、アタックかスプリントか、それぞれの思惑が交錯する。残り500mで他選手がアタックするが、ここはしっかりと対応。山本が下りで中島を引き上げながら少人数でのスプリントに持ち込んだ。そして最後の直線。キナン勢は中島に勝負を託したが、スプリント力に勝るライバルチームの選手たちにあと一歩及ばず。このレース2連覇をかけての走りだったが、8位だった。

キナン勢は山本が11位、集団でフィニッシュを目指した雨乞が15位、中西が34位、新城が42位。チャンスがありながらも勝ちを逃す悔しい結果となった。一方で、当初の予定通り序盤から積極的にレースを展開し、要所ではしっかりと前方を確保するなど、勝負できる位置を終始走り続けられたことは翌日への収穫といえそうだ。その次戦は、今回の悔しさを晴らす雪辱戦となる。29日に行われるDay-2は、この日と同じ群馬サイクルスポーツセンターを舞台に22周回・132kmで争われる。レイティングはAAAA。キナン勢は初日と同じ5選手で出走する。

JBCF 東日本ロードクラシック群馬大会 Day-1結果(102km)
1 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング) 2時間30分42秒
2 岡篤志(宇都宮ブリッツェン) +0秒
3 アイラン・フェルナンデス(スペイン、マトリックスパワータグ)
4 入部正太朗(シマノレーシング) +1秒
5 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)
6 岸崇仁(那須ブラーゼン)
8 中島康晴(KINAN Cycling Team) +2秒
11 山本元喜(KINAN Cycling Team) +29秒
15 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +1分4秒
34 中西健児(KINAN Cycling Team) +1分13秒
42 新城雄大(KINAN Cycling Team) +1分25秒

中島康晴

中島康晴のコメント
レース中盤に3選手が飛び出してからは、ブリッジをねらうにしても、スプリントをねらうにしても、対応可能なタイム差でレースを進めることを心がけた。チーム全体の動きはよく、取りこぼしもなく終盤を迎えられたので、あとは自分がスプリントで勝負するだけだったが、それまでに脚を使っていたこともあり悔しい結果になってしまった。選手間でコミュニケーションを図りながら走れば、さらに効率的なレース運びができるはずだし、みんなのコンディションもよいので、次こそは勝ちたい。
自分と山本元喜が残り2周で抜け出したのは、ねらったというよりは他選手の動きに合わせたことでできあがった形だった。もし集団が追いついてくるようなら、スプリンターの雨乞で勝負することを考えていた。結果的に逃げ切りとなり、元喜が牽いてくれて自分で勝負することになったが、最後は脚に余裕のある他チームのスプリンターとの差が出てしまった。
明日は距離が長く、気温も上がるとの予報なので、きっとサバイバルレースになると思う。キナンはそうしたレースに強いし、今日の反省を生かして走ればきっとよい結果が残せるだろう。

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中島康晴が4位…ツアー・オブ・タイランド第4ステージ

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キナンJBCF東日本ロードクラシック群馬

キナンサイクリングは4月28、29日に開催される国内リーグ「Jプロツアー」の一戦、JBCF東日本ロードクラシック群馬に出場する。チームにとって2018年のJプロツアーは初参戦。ここまでUCI(国際自転車競技連合)公認の国際大会をメインにレース活動を行ってきたが、そこで得た収穫と課題を反映させる場として、満を持して国内リーグへと臨む。

JBCF東日本ロードクラシック群馬に出場するキナンサイクリングのメンバー ©︎KINAN Cycling Team

今回の出場選手は山本元喜、中西健児、雨乞竜己、中島康晴、新城雄大の5選手。2017年のこの群馬シリーズでは、1日目に中島康晴が集団スプリントを制して優勝。2018年はチームとしてこの再現をねらうべく、両日ともにスピード域の高いレース展開を意識して走りたいという。

レース会場となる「群馬サイクルスポーツセンター」は1周6km。周回前半は下り基調、後半が上り基調。そして、スタート・フィニッシュが設けられるコントロールライン手前約100mからの急坂もコースの特徴として挙げられている。28日の1日目は17周回、距離102km、29日の2日目は22周回、距離132kmで争われる。またリザルトに応じた付与ポイントに反映されるレイティングは、1日目がAA、2日目がAAAAとなっている。

選手・スタッフは大会前日の4月27日に開催地の群馬入りし、28日からのレースを迎える。

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TOJいなべプレイベントにキナン選手出演…トークショーでファンとつながる

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TOJいなべプレイベントにキナン選手出演…トークショーでファンとつながる

国内最大級のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の第3ステージとして5月22日に三重県いなべ市で国際レースが開催される。その1カ月前となる4月22日に関連イベントが同地で開催された。いなべステージのホームチームであるキナンサイクリングからは中島康晴と雨乞竜己、加藤康則ゼネラルマネージャーが出演。さまざまな催しを通じてファンとの交流を図るなど、大会本番に向けて選手、応援する人たちにとってもモチベーションとなる夢のような1日となった。

午前中からお昼をまたいで開かれたのが「いなべステージ徹底解説 TOJトークバトル」。加藤GMを筆頭に、チームUKYOからは片山右京監督、愛三工業からは別府匠監督が出演。それぞれ、南信州(第5ステージ)、美濃(第4ステージ)でホームチームを務めるとあり、中部地区3ステージの代表者が顔そろえた形に。三重県の鈴木英敬知事といなべ市の日沖靖市長も出演し、ロードレース解説者・栗村修の軽妙なMCのもとトークが弾んだ。

いなべステージについて加藤GMは「そろそろ勝ちたい」と、これまでチームとしてホームステージで勝利を挙げられていないことに言及。一方で、「総合成績も見すえているので、いなべステージだけに集中するのは難しい部分がある」と、チーム事情も交えて応援してくれる地元ファンに理解を訴えるとともに、チームとして「今年こそは」との思いが強いことをアピール。期待に添える結果を残すことを約束。会場となった「イオンモール東員」に集まった人たちから大きな拍手が起こった。

続いて行われた「プロ選手とスピードバトル」には中島と雨乞が登場。あらかじめ計測された一般参加者上位3人のタイムに両者が挑んだ。一般参加者といえどそのレベルは高く、先にトライした中島でも歯が立たず。満を持して立ち上がったスプリンターの雨乞だったが、計測器のエラーでチャレンジ無効に。気を取り直して再挑戦したが、1本目の疲れもあってかタイムは伸びず。結果、普段は自転車競技部でトラックを専門にしているという一般参加者が優勝を飾った。

選手の解説付きサイクリングでレース本番コースを知る

午後から会場を屋外へと移して行ったのが、「キナンサイクリングチームと走るTOJ」と銘打ったサイクリングイベント。中島と雨乞に加え、2017年までキナンに所属した地元三重県出身の阿曽圭佑(愛三工業)も急きょ参戦。このイベントのために集まった一般サイクリストともに、いなべ市内の旧跡を見学したのちツアー・オブ・ジャパンで実際にレース使用されるコースへ。

コース走行では、レース出場経験のある中島の解説をメインに、本番ではどんな展開が考えられるかを予想しながらサイクリング。大会でフィニッシュラインが設けられるいなべ市梅林公園では、雨乞と一般サイクリストとの即席スプリント勝負が起こったほか、名所でもある激坂区間では中島や阿曽のクライミングスピードに参加者から驚きの声が上がるなど、選手・参加者ともに普段のライドでは体験できないようなかけがえのない時間を過ごした。そして最後は、雨乞がスプリント実演でフィナーレ。

サイクリング後には、一部参加者が選手たちとともに近くの阿下喜温泉で「裸の付き合い」を行うなど、国内外を駆け巡るプロ選手とファンとがより身近に感じられるイベントとなった。こうした取り組みによって、より楽しみがふくらむツアー・オブ・ジャパンいなべステージ。レースは5月22日(火)午前9時20分にスタートが切られる予定だ。(Report:清水翠、Edit:福光俊介)

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キナンAACAカップ第4戦はアイラン・フェルナンデスが優勝

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キナンAACAカップ第4戦はアイラン・フェルナンデスが優勝

キナンサイクリングがホストを務める東海地区のロードレースシリーズ「キナンAACAカップ」は4月21日、2018年シーズン第4戦を国営木曽三川公園長良川サービスセンター内特設コースで行った。トップカテゴリーの1-1クラスは102kmで争われ、国内プロチームが上位を独占。最後はアイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)が地力を発揮して優勝した。

KINAN AACA CUP第4戦はアイラン・フェルナンデスが優勝 ©︎KINAN Cycling Team / Midori SHIMIZU

3月31日の第3戦ではキナンの新城雄大が上りスプリントを制して優勝。中西健児が2位に続き、ワンツーフィニッシュを飾った。そのいい流れを今節も継ぎたいキナンは11-1カテゴリーに新城、中西のほか、山本元喜、塚本一樹、雨乞竜己、中島康晴の6選手を起用。国内プロチームからマトリックスパワータグ、INTERPRO STRADALLI CYCLINGも参戦。UCIレースさながらのハイレベルなレースが期待された。

迎えたレースは、序盤から落ち着かない展開。アタックの応酬となり、出入りが激しくなる。毎周回のように仕掛ける選手が現れるが、いずれも決定打にはならない。また、一時は6人が抜け出す場面もあったが、ここは佐野淳哉(マトリックスパワータグ)がブリッジを試みたことで、他選手も次々と追随。結局逃げグループの形勢には至らない。

均衡が破られたのは残り10周回を迎えたタイミング。間瀬勇毅(マトリックスパワータグ)、水野恭兵(INTERPRO STRADALLI CYCLING)、そしてキナンの中島。この3人が集団からの抜け出しに成功し、逃げの態勢に入る。さらにフェルナンデスと佐野のマトリックス勢、中西と新城のキナン勢による4人の追走グループも形成される。

快調に飛ばす逃げの3人は追走グループに対し最大で45秒のリード。その形勢に変化はないまま終盤へと移り、やがて最終周回に突入。先頭3選手の逃げ切り濃厚かと思われたが、勝負がかかる局面とあり牽制状態となる。かたや、追走の4人は前に合流するべく猛追を開始。一気の追い上げで先頭3人に合流を果たした。

7人にふくらんだ優勝争い。最後はマトリックス勢とキナン勢によるスプリントとなり、加速の違いを見せたフェルナンデスがトップでフィニッシュラインを通過。優勝を決めた。2位には中島、3位には間瀬選手と続いた。(レポート:清水翠、編集:福光俊介)

キナンの選手たちが講師を務める恒例の「レーススキルアップ講座」は集団走行時のローテーションをテーマに実施。中島と、今回はレース出場のなかった椿大志がメインとなり、先頭交代の効率的な方法を参加者に向けて説いた。そのほか、選手たちと一緒にレースコースを走行する「キッズラン」も行われ、ちびっ子ライダーたちの力走に会場は和やかなムードに包まれた。

キナンAACAカップ2018 第4戦1-1クラス(102km、5.1km×20周回)結果
1 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
2 中島康晴(KINAN Cycling Team)
3 間瀬勇毅(マトリックスパワータグ)
4 新城雄大(KINAN Cycling Team)
5 中西健児(KINAN Cycling Team)

KINAN AACA CUP 2018 ポイントランキング(第4戦終了時)
1 新城雄大(KINAN Cycling Team) 576pts
2 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ) 512pts
2 津田悠義(EQADS) 512pts
2 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) 512pts
2 中島康晴(KINAN Cycling Team) 512pts

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課題と収穫が明確となった5日間…キナンのツール・デュ・ロワールエシェール

フランスで開催されていたステージレース、ツール・デュ・ロワールエシェールは、4月15日に行われた第5ステージをもって閉幕。最終日のキナンサイクリングは中西健児の51位がチーム最上位。総合では新城雄大の78位が最高となった。日本人選手のみで臨んだステージレースは、課題と収穫が明確となった5日間だった。

ツール・デュ・ロワールエシェール第5ステージ ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

この大会に4年連続出場を果たしたチームは第1ステージから果敢にトライを繰り返したが、めまぐるしく変化する天候や激しい位置取り合戦に悪戦苦闘。チャンスが目の前にありながら、あと一歩生かしきれない状況が続いた。だが、第4ステージではこれまでの走りが高く評価された新城がフェアプレー賞を獲得。レースに臨むたびに収穫や明るい材料も増えてきた。

5人で出走したキナンだったが、第2ステージで椿大志を、第4ステージで塚本一樹をそれぞれリタイアで失い、最終日は新城、中西、雨乞竜己の3人で出走する。大会の最後を飾るのは、恒例ともいえるブロワの市街地サーキット。7.5kmを13周回する97.5kmで争われる。ハイスピードダウンヒルに始まり、道幅の狭いポイントや上り区間が待ち受ける、変化に富んだ周回コース。終始ポジション争いが激しくなることから、終盤は常に好位置につけておくことが勝負に加わる絶対条件。キナン勢はエーススプリンターの雨乞を軸にステージ優勝を狙って臨んだ。

序盤に4選手の逃げが決まると、プロトン(集団)はリーダーチームを中心に落ち着いて展開。キナン勢3選手は集団の半ばにつけ、レース全体のペースアップに備える。周回を経るごとに新城と中西がポジションを上げていき、重要な局面で雨乞を前方へと送り出す構えを整えていく。レース後半には、3選手が隊列を組んで前方をうかがおうという姿勢も見られた。

だが、集団が粘る逃げグループを追うべくペースを一気に上げると消耗戦の様相へと変化。残り2周回に入ったところで雨乞が集団から遅れ、狙っていたスプリントでの勝負はかなわなかった。その後は3選手ともに完走を目指しての走り。それぞれメイン集団からは下がり、安全なポジションでフィニッシュラインを通過した。

これにより、個人総合では新城の78位がチーム最高位。ヨーロッパ各地の若手選手が多く集まった大会での戦いは、2017年までと比較しチーム全体の完走率こそ上がったものの、逃げでのアピールや目に見えるリザルトなどは実現できず。しかし、日本人選手だけで戦術を組み立て実行することや、レースへの心構えなどフランスでの戦いから大きな刺激を受けた。

日本人選手の強化を目的に実施した春のフランス遠征は、レースのリザルトにはとどまらない多くの収穫を得て終わりを迎える。選手・チームが本場のレースでの自らの位置を知るとともに、この経験や感触を主戦場であるアジアや日本のレースでいかにして反映させていくかがこの先のテーマとなる。個々のレベルアップによって、チーム全体の底上げがなされていることを、近く控えるレースで証明する。

ツール・デュ・ロワールエシェール第5ステージ結果(97.5km)
1 マシュー・ギブソン(イギリス、JLTコンドール) 2時間12分38秒
2 パトリック・クラウセン(デンマーク、リワルセラミックスピードサイクリングチーム) +0秒
3 アスビョルン・クラフ(デンマーク、チーム ヴィルトゥサイクリング)
4 ヤコブウィレム・アリエセン(オランダ、メテック・TKHコンチネンタルサイクリングチーム)
5 トロンハーコン・トロンセン(ノルウェー、チーム コープ)
6 トニー・ユレル(フランス、ソジャサンエスポワールACNC)
51 中西健児(KINAN Cycling Team) +13秒
90 新城雄大(KINAN Cycling Team) +1分5秒
109 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +3分10秒

個人総合時間
1 アスビョルン・クラフ(デンマーク、チーム ヴィルトゥサイクリング) 19時間44分49秒
2 エミールナイゴール・ヴィニェボ(デンマーク、チーム コロクイック) +7秒
3 ヨセフ・チェルニー(チェコ、エルコフ・アーサー サイクリングチーム) +20秒
4 トニー・ユレル(フランス、ソジャサンエスポワールACNC) +1分54秒
5 ヨナス・ヴィンデゴール(デンマーク、チーム コロクイック) +1分58秒
6 アレクサンダー・カンプ(デンマーク、チーム ヴィルトゥサイクリング) +2分0秒
78 新城雄大(KINAN Cycling Team) +16分45秒
85 中西健児(KINAN Cycling Team) +17分44秒
113 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +30分33秒

ポイント賞
1 アスビョルン・クラフ(デンマーク、チーム ヴィルトゥサイクリング) 30pts

山岳賞
1 ピエール・テラソン(フランス、CR4C ロアンヌ) 10pts

ヤングライダー賞
1 ヨナス・ヴィンデゴール(デンマーク、チーム コロクイック) 19時間46分47秒

チーム総合
1 チーム ヴィルトゥサイクリング 59時間19分29秒
24 KINAN Cycling Team +1時間0分0秒

中西健児

中西健児のコメント
(途中リタイアに終わった)昨年よりははるかによく走れるようになっていたので、この1年の成長は感じられた。リザルトにこそ結びつかなかったが、日々チームオーダーをみんなで考えてそれを実行に移した点で、日本人選手だけでも連携して走ればチャンスは膨らむことが分かった。今後のレースで必ずつなげていきたい。

雨乞竜己

雨乞竜己のコメント
明らかにパワー不足。レースの大事な局面でその差がはっきり出てしまった。個人的には、ヨーロッパでスピード域を高めてアジアや日本のレースに生かしていきたいと考えていた。あとは主戦場(アジアや日本)で結果を残すこと、それに尽きる。

新城雄大

新城雄大のコメント
久々のヨーロッパでのレースは、逃げに乗ることが目標の1つだった。毎日挑戦したが一度も逃げられず、その点では悔しい。それでも、ハイレベルのレースで自分にもできることが見つけられたし、その精度を上げて結果に結び付けていきたい。この大会だからこそできることは確実に存在していたし、チームとしてもっとチャレンジしてもよかった5日間だったとは思う。ただ、連携面では密にコミュニケーションを図ってレースにつなげることができたので、この先のレースではどんなメンバー編成になってもあらゆるアプローチができると思う。

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新城雄大がフェアプレー賞を獲得…ツール・デュ・ロワールエシェール第4ステージ

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新城雄大がフェアプレー賞を獲得…ツール・デュ・ロワールエシェール第4ステージ

キナンサイクリングが出場しているフランスのステージレース、ツール・デュ・ロワールエシェールは、4月14日に第4ステージが行われた。スタートからフィニッシュまで終始アップダウンの連続となった1日は、リザルトこそ新城雄大の76位がチーム最上位だったが、大会開幕以降続けてきた積極的な走りが実り、新城がフェアプレー賞を獲得。表彰台に登壇して祝福を受けた。

ツール・デュ・ロワールエシェール第4ステージで序盤から奮闘した新城雄大がフェアプレー賞を獲得 ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

大会は後半戦へ。ここまでの3ステージでは、激しいペースの変化やめまぐるしく変わる気象コンディションなどに苦しめられる選手が続出。キナンは第3ステージで新城や中西健児が集団内の好位置をキープしながら、バイクトラブルや他選手の落車に起因する足止めで後退。狙って臨んだステージで悔しい結果に終わった。

ここから残る2ステージは雪辱戦。特にこの日行われる第4ステージは、スタート直後から山岳カテゴリーに含まれない急坂をこなすなど、アップダウンの繰り返し。前半には最大勾配18%の山岳ポイントを2回通過するほか、後半にも2カ所の山岳ポイントが控えている。今大会のクイーンステージ(最難関区間)と目され、総合争いからは遅れをとっているキナン勢は、サバイバルが予想される中でどれだけレースを動かせるがポイントになる。

選手、そしてチームとしてアピールを期して迎えた1日は、これまで同様にスタートからアタックの応酬。新城や中西もこの中に加わるが、簡単にはプロトン(メイン集団)の容認が得られず、完全に抜け出すまでには至らない。新城が数秒のリードを奪いかけながらも集団のチェックにあった直後に8人の逃げが決まる。キナン勢はあと一歩のところでレースを先行することができず、メイン集団に待機することとなった。

やがて勾配18%の区間へと突入。このところの雨で路面はウェットで、さらにはコケが生い茂り滑りやすいコンディション。1回目の上りでメイン集団は前方に位置していた選手がバランスを崩したことをきっかけに大渋滞。ほとんどの選手がバイクを降り、走って上ることを強いられた。これにより一度は後方へと下がったキナン勢だったが、2回目の上りを終えてから新城、中西、雨乞竜己はメイン集団へと復帰。勝負どころに向けて、立て直しを図った。

しばらくは逃げとの差をコントロールしていたメイン集団だったが、丘陵地帯をめぐるコース設定も関係してか、後半に入っても思うようにタイム差が縮まらない。終盤2カ所の山岳ポイントでさらにペースを上げて、逃げる選手たちの吸収を目指す。スピードアップする集団にあって、前が見える位置を走ってきた新城ら3選手だったが、この日最後の山岳ポイントでメイン集団が分断し、後方に取り残される。周回コースに入るまでに前方へ戻りたいところだったが、そのままグルペット状態になった後続グループでフィニッシュを目指す形になった。

4選手の逃げ切りが決まってから約12分で新城と中西が、さらに約7分後に雨乞がそれぞれフィニッシュラインを通過。この3選手が最終ステージへと駒を進めることとなった。なお、塚本一樹はレース序盤の急坂で遅れを喫し、中盤までにリタイア。チームはこれで2選手を失った。

存在感を示すべく集中して臨んだステージでのビッグリザルトこそ生まれなかったが、レース後に新城がオーガナイザー(主催者)選定のフェアプレー賞に選出されたことが発表された。大会開幕から逃げ狙いのアタックなどの果敢な走りを繰り返してきたことが、ヨーロッパでも一定の評価を得た。各賞ジャージの選手たちと同様に表彰台に登壇し、フィニッシュエリアに集まった多くのファンから万雷の拍手を受けた。

ハイレベルのレースが繰り広げられた大会は、15日に行われる第5ステージでクライマックスを迎える。最後を飾るのはロワールエシェール県の県庁所在地・ブロワの市街地サーキット。7.5kmを13周回する97.5kmで争われる。距離が短いこともあり、スピード感あふれるレースとなることは必至。キナンはエーススプリンターの雨乞を軸に最後のチャンスに挑む。雨乞にとっても、スプリントを狙った第1、第2ステージで悔いの残る結果に終わっており、3度目の正直とばかりに自慢の爆発力を見せたいところだ。

ツール・デュ・ロワールエシェール第4ステージ結果(183km)
1 エミールナイゴール・ヴィニェボ(デンマーク、チームコロクイック) 4時間26分27秒
2 アスビョルン・クラフ(デンマーク、チームヴィルトゥサイクリング) +0秒
3 クリスアンケル・セレンセン(デンマーク、リワルセラミックスピードサイクリング) +1秒
4 ヨセフ・チェルニー(チェコ、エルコフ・アーサーサイクリングチーム)
5 トロンハーコン・トロンセン(ノルウェー、チームコープ) +1分33秒
6 アリステア・スレイター(イギリス、JLTコンドール) +1分35秒
76 新城雄大(KINAN Cycling Team) +12分4秒
90 中西健児(KINAN Cycling Team)
118 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +19分9秒
DNF 塚本一樹(KINAN Cycling Team)

個人総合時間
1 アスビョルン・クラフ(デンマーク、チームヴィルトゥサイクリング) 17時間32分18秒
2 エミールナイゴール・ヴィニェボ(デンマーク、チームコロクイック) +1秒
3 ヨセフ・チェルニー(チェコ、エルコフ・アーサーサイクリングチーム) +13秒
4 トニー・ユレル(フランス、ソジャサンエスポワールACNC) +1分47秒
5 ヨナス・ヴィンデゴール(デンマーク、チームコロクイック) +1分51秒
6 アレクサンダー・カンプ(デンマーク、チームヴィルトゥサイクリング) +1分55秒
80 新城雄大(KINAN Cycling Team) +15分33秒
95 中西健児(KINAN Cycling Team) +17分24秒
118 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +27分16秒

ポイント賞
1 エミールナイゴール・ヴィニェボ(デンマーク、チームコロクイック) 21pts

山岳賞
1 ピエール・テラソン(フランス、CR4C ロアンヌ) 10pts

ヤングライダー賞
1 ヨナス・ヴィンデゴール(デンマーク、チームコロクイック) 17時間34分9秒

チーム総合
1 チームヴィルトゥサイクリング 52時間41分25秒
24 KINAN Cycling Team +55分42秒

フェアプレー賞
新城雄大(KINAN Cycling Team)

塚本一樹
のコメント
ステージを追うごとに技術面、走りのレベルともに上がっている実感がある。日本のレースとは違う経験ができて、今後のキャリアにも必ず生かせると思う。それができれば、もっとチームに貢献ができるだろうし、これからのレースでより精度を高めていきたい。序盤の急坂で対応ができず、それが結果的にリタイアにつながっていることも理解している。日本のレースでは走ることのないようなコースで、バイクを降りて走るなんて経験も初めて。他国の選手との力量がはっきりと分かった瞬間だった。

中西健児
のコメント
第3ステージはバイクトラブルがあり勝負ができずに終わったが、このステージでは個々の力量が試されるレースで、それに挑むことができた。(好リザルトとはならず)自分に足りないものが何かを思い知る、このレースに出場してこそ得られる収穫の1日だった。シビアな位置取りの中で、前の見えるポジションから急坂に入るなど、日本人メンバーでも展開を組み立てることができている。こうした動きは、UCIアジアツアーや日本国内のレースでも、重要な場面で局面を大きく動かすスキルとして生かせると思う。

新城雄大

新城雄大のコメント
(開幕以降)ここまでチームとしてアピールができていなかったので、フェアプレー賞という形で存在を示すことができてよかった。残り1ステージは、より高いレベルで戦ったことで得られる賞を獲得して再び表彰台に上がりたい。

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