J SPORTSがジロ・デ・イタリア含めグランツール生中継&LIVE配信

国内最大4チャンネルのスポーツテレビ局、ジェイ・スポーツ(J SPORTS)は2021シーズン、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャにジロ・デ・イタリアを加えたグランツール全戦を全ステージ生中継する。またPC、スマホ、タブレットで見られる「J SPORTSオンデマンド」でもLIVE配信する。

J SPORTSは2021年1月に発表した放送・配信ラインナップにツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャと並んでグランツールの1つに数えられるジロ・デ・イタリアや、クラシックレースの中でも特に古い歴史があり、格式高くモニュメントと呼ばれるレース、ミラノ~サンレモ、イル・ロンバルディアなど7レースを新たに追加した。

新たなレースが追加されたことによりモニュメントは4レース、そして2016年以来5年振りとなるグランツール全戦、全ステージの生中継&LIVE配信が実現する。春はモニュメント3レースを含む春のクラシックレースや総合系の活躍が注目されるステージレースにグランツール初戦となるジロ・デ・イタリア、夏には世界最大にして最高峰のレース、ツール・ド・フランスにグランツール最終戦のブエルタ・ア・エスパーニャ、秋にはクライマーズクラシックと呼ばれるモニュメントレースのイル・ロンバルディアをはじめとするワンデーレースと世界トップレベルのレースを年間通して放送する。

J SPORTSサイクルロードレース中継 実況・解説陣コメント
「私たちも再びジロ・デ・イタリアを中継できることが、そして3大グランツールをすべて中継できることが非常にうれしく、またこれらのレースを解説、実況できることを光栄に思います。ジロ・デ・イタリアはグランツール最初のレースということで、各チームの3週間の走りを見ることのできるシーズンにおいて欠かせないレースです。私たちも5年振りにお届けするジロ・デ・イタリアを楽しみにしています。一緒にレースを盛り上げていきましょう」
<Cycle*2021 月チャリ~#jspocycle NEWS~【緊急編成】新シーズンのレース中継カレンダー予習SP!!!!!!!>より引用
●J SPORTSオンデマンドで無料見逃し配信中

3月の自転車ロードレース配信予定

ヨーロッパでサイクルロードレースシーズンが本格スタートする3月は5つのレースを放送。イタリア語で「白の道」という意を持つワンデーレース、ストラーデ・ビアンケはコースの約3割におよぶ未舗装路に獲得標高差は3000mを超える過酷なレース。シクロクロス巧者に有利と言われ、2021年のシクロクロス世界選手権で壮絶な優勝争いを繰り広げた現世界王者マチュー・ファンデルプール(アルペシン・フェニックス)と、昨シーズン怪我から復帰し大活躍をした元世界王者ワウト・ファンアールト(ユンボ・ビスマ)の因縁の対決から目が離せない。

フランスを駆け抜けるその様子から「ミニツール・ド・フランス」とも呼ばれるパリ~ニースはかつて多くのツール・ド・フランス王者を生み出してきた他、このレースでいい成績を修めた選手はその後のシーズンでも輝かしい成績を残すと言われており、これから始まるシーズンを占う上で見逃すことのできないレース。

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ワンデークラシックレースの中でも特に古い歴史と格式を誇る5つのモニュメントレースのうち最初に開催されるミラノ~サンレモ。名前の通りミラノからサンレモまでを走るレースの総距離はワンデーレースの中でも最長の約300km。過酷な耐久レースを舞台に繰り広げられる世界最高峰のパンチャーとスプリンターの決戦に注目。

グランツールを見すえた選手が集うティレーノ~アドリアティコ、ボルタ・ア・カタルーニャも見逃せない。J SPORTSでは全レース、全ステージを生中継&LIVE配信、またパリ~ニースとボルタ・ア・カタルーニャの第1ステージは無料でお届けする。

3月以降の自転車ロードレース配信予定

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ジロ・デ・イタリア主催者推薦枠はイタリアの3チーム

RCSスポルトは2月10日、ジロ・デ・イタリアストラーデビアンケティレーノ〜アドリアティコミラノ〜サンレモの出場全チームを発表した。ジロ・デ・イタリアはツール・ド・フランスと同様に1チーム増の23チームとなったが、ツール・ド・フランスが主催者推薦枠すべてをフランスチームにしたのに対し、ジロ・デ・イタリアはすべてイタリアチームを選出した。

ジロ・デ・イタリア ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse

ジロ・デ・イタリア

●開催期間=5月8〜30日
●出場数=8人編成の23チーム

2021ワールドツアーチーム(19)
AG2Rシトロエン(フランス)
アスタナ・プレミアテック(カザフスタン)
バーレーンビクトリアス(バーレーン)
ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)
コフィディス(フランス)
ドゥークニンク・クイックステップ(ベルギー)
EFエデュケーションNIPPO(米国)
グルパマFDJ(フランス)
イネオス・グレナディアス(英国)
アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ(ベルギー)
イスラエルスタートアップネーション(イスラエル)
ユンボ・ビスマ(オランダ)
ロットスーダル(ベルギー)
モビスター(スペイン)
バイクエクスチェンジ(オーストラリア)
DSM(ドイツ)
ケベカアソス(南アフリカ)
トレック・セガフレード(米国)
UAEエミレーツ(UAE)

2020プロチームランキング1位(1)
アルペシン・フェニックス(ベルギー)

ワイルドカード(3)
バルディアーニCSFファイザネ(イタリア)
エオーロ・コメタ(イタリア)
ビーニザブKTM(イタリア)


●ジロ・デ・イタリアのホームページ

ストラーデビアンケ

イタリア語で「白い道」という意味のストラーデビアンケ ©LaPresse – Fabio Ferrari

●開催期間=3月6日
●出場数=7人編成の25チーム

2021ワールドツアーチーム(19)

2020プロチームランキング上位2チーム(2)
アルペシン・フェニックス(ベルギー)
アルケア・サムシック(フランス)

ワイルドカード(4)
アンドローニジョカトリ・シデルメク(イタリア)
バルディアーニCSFファイザネ(イタリア)
エオーロ・コメタ(イタリア)
ビーニザブKTM(イタリア)

●ストラーデビアンケのホームページ


ティレーノ〜アドリアティコ

ティレーノ〜アドリアティコ総合優勝のサイモン・イェーツ ©LaPresse – Marco Alpozzi

●開催期間=3月10〜16日
●出場数=7人編成の25チーム

2021ワールドツアーチーム(19)

2020プロチームランキング1位(1)
アルペシン・フェニックス(ベルギー)

ワイルドカード(5)
アンドローニジョカトリ・シデルメク(イタリア)
バルディアーニCSFファイザネ(イタリア)
ガスプロム・ルスベロ(ロシア)
エオーロ・コメタ(イタリア)
ビーニザブKTM(イタリア)

●ティレーノ〜アドリアティコのホームページ


ミラノ〜サンレモ

ミラノ〜サンレモの終盤は紺碧の地中海リビエラ海岸を走る ©LaPresse/Fabio Ferrari

●開催期間=3月20日
●出場数=7人編成の25チーム

2021ワールドツアーチーム(19)

2020プロチームランキング上位2チーム(2)
アルペシン・フェニックス(ベルギー)
アルケア・サムシック(フランス)

ワイルドカード(4)
アンドローニジョカトリ・シデルメク(イタリア)
バルディアーニCSFファイザネ(イタリア)
ノボノルディスク(米国)
トタル・ディレクトエネルジー(フランス)

●ミラノ〜サンレモのホームページ

2021ジロ・デ・イタリアはトリノで5月8日開幕

2021年の第104回ジロ・デ・イタリアがイタリア北西部のピエモント州都トリノで開幕することが2月4日にミラノで発表された。同州は最終週に行われる第19ステージと第20ステージが再訪する。

トリノが開幕地となるのは1961年、2011年に続いて3回目。大会は5月8日から30日まで。

5月8日の開幕日はトリノの繁華街で距離9.0kmの個人タイムトライアルが第1ステージとして開催される。第2ステージは市内のストゥピニジ公園からノバーラまでの173kmで、平たん区間となりスプリンターのゴール勝負が予想される。第3ステージはビエッラからカナーレまでの187km。コース後半は山岳地帯となり、山岳賞争いがスタートする。

トリノ ©Regione Piemonte

大会には2020年の覇者テイオ・ゲイガンハート(英国)とエガン・ベルナル(コロンビア)のイネオス・グレナディアス勢、グルパマFDJのティボー・ピノ(フランス)、トレック・セガフレードのビンチェンツォ・ニバリ(イタリア)、ドゥークニンク・クイックステップのレムコ・エベネプール(ベルギー)などが参戦予定。

トリノを訪れた2011年のジロ・デ・イタリア

タイムトライアルの世界チャンピオンであるイタリアのフィリッポ・ガンナ(イネオス・グレナディアス)は「トリノの開幕日を楽しみにしている。前回のようにタイムトライアルでトップタイムを出してマリアローザを着ることを目指したい」と語った。

●ジロ・デ・イタリアのホームページ

ジロ・デ・イタリアで活躍したアルメイダがバーチャルレース優勝

ドゥークニンク・クイックステップのホアン・アルメイダ(ポルトガル)が12月26日、RCSスポルトの主催による勝ち抜きバーチャルレース、チャレンジオブスターズのクライマー部門で優勝した。同選手は同じRCSスポルトが運営するジロ・デ・イタリアで15日間もマリアローザを着用して注目された。

「数カ月の間にリアルとバーチャルで2回もステルビオ峠を上るとは思わなかった。ジロ・デ・イタリアのその峠もきつかったが、バーチャルでも厳しかった」とアルメイダ。

「こういったバーチャルでは休みどころがないので、想像以上に過酷なんだ。それでも今年はいい感じで最後まで走ることができて、いいシーズンとなった。とりわけチームが献身的にサポートしてくれたことはありがたかった。この努力が来年に実を結ぶことを楽しみにしているよ」

同日にスプリンター部門も行われ、イネオス・グレナディアスのベン・スウィフト(英国)が決勝で、ジロ・デ・イタリアでポイント賞を獲得したグルパマFDJのアルノー・デマール(フランス)を破って優勝した。

●チャレンジオブスターズのfacebook

ゲイガンハート、ログリッチがノックダウンレースに参戦

ジロ・デ・イタリアを運営するRCSスポルトの主催による勝ち抜きバーチャルレース、チャレンジオブスターズが12月26日に開催され、ジロ・デ・イタリア総合優勝のタオ・ゲイガンハート(英国、イネオス・グレナディアス)、ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝のプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)らが出場する。

2020ジロ・デ・イタリア総合優勝のゲイガンハートがバーチャルレースに参戦 ©Fabio Ferrari/LaPresse

イベントにはクライマー部門8選手、スプリンター部門8選手が出場し、1対1の対戦でトーナメントを勝ち上がっていく方式。26日の欧州中央時間午後5時にスプリンター部門、午後7時にクライマー部門が始まる。日本時間は27日午前1時、同3時となり、公式facebookなどで視聴できる。

●チャレンジオブスターズのfacebook

プランBを遂行したイネオス・グレナディアス記念モデル発売

2020ジロ・デ・イタリアで総合優勝、新人賞、チーム賞、ステージ通算7勝と大活躍した英国のイネオス・グレナディアスの偉業を記念して、イタリアのピナレロ社から記念モデルが発売された。

2020ジロ・デ・イタリアを制したテオ・ゲオゲガンハート

コロナ禍の中、10月3日から25日の3週間にわたって開催されたジロ・デ・イタリア。 序盤で総合優勝を狙うエースのゲラント・トーマス(英国)が落車による怪我で戦線離脱する中、イネオス・グレナディアスはステージ優勝に目標をスイッチ。地元イタリアのフィリポ・ガンナが序盤のTTステージ優勝で一時マリアローザを獲得した。

2020ジロ・デ・イタリアで3つの個人タイムトライアルと1区間の合計4勝を挙げたフィリッポ・ガンナ

ガンナはマリアローザをすぐに手放すも、テオ・ゲオゲガンハート(英国)が第15ステージの山頂ゴールを制してステージ優勝。そして総合優勝への道筋が見えたとき、チームは「プランB」を発動し総力を挙げてゲオゲガンハートをアシスト。

ジロ・デ・イタリアではゲオゲガンハートの2勝、ナルバエスの1勝を含めチーム通算7勝をマーク

ガンナとローアン・デニス(オーストラリア)という、新旧ふたりのTT世界王者による強力なアシストにも助けられ、徐々にマリアローザへの距離を縮めていき、ついに最終ステージの個人TTでマリアローザを手に入れることに成功した。

ジロ・デ・イタリアのチーム賞を獲得したイネオス・グレナディアス

ゲオゲガンハートの個人総合優勝「マリアローザ」と新人賞「マリアビアンカ」獲得、ガンナによるTTステージ完全制覇、チーム総合優勝、チーム全体でステージ優勝は7。ピナレロのグランツール制覇は29回目という、他の追従を許さない偉業をピナレロとイネオス・グレナディアスは成し遂げた。


GRENADIER PINK

GRENADIER PINK

A640 / DOGMA F12 – GRENADIER PINK 70万円
A641 / DOGMA F12 DISK – GRENADIER PINK 73万円
A642 / DOGMA F12 XLIGHT – GRENADIER PINK 90万円
A643 / DOGMA F12 XLIGHT DISK – GRENADIER PINK 93万円


GRENADIER GOLD

タイムトライアル世界チャンピオンのゴールドバイク

A635 / DOGMA F12 – GRENADIER GOLD 86万円
A636 / DOGMA F12 DISK – GRENADIER GOLD 89万円
A637 / DOGMA F12 XLIGHT – GRENADIER GOLD 106万円
A638 / DOGMA F12 XLIGHT DISK – GRENADIER GOLD 109万円

GRENADIER GOLD

Pinarello Dogma F12 Grenadier Special Edition

プランBを見事に遂行したイネオス・グレナディアス
グレナディアス・スペシャルエディションは、DOGMA F12, F12 DISK, F12 XLIGHT, F12 XLIGHT DISKがラインナップ

SPEC
マテリアル:TORAYCA T1100 1K Nanoalloy
フロントフォーク:ONDA F12 with ForkFlap T1100 1K
ボトムブラケット:イタリアン
リムブレーキ規格:前後ダイレクトマウント
ディスクブレーキ規格:フラットマウント、F/100x12TA、R/142x12TA、ローター最大160mm
サイズ:42SL,44SL,46.5SL,47SL,50,51.5,53,54,55,56,57.5,59.5,62(C-C)
※専用ヘッドセット、フルカーボンシートポスト付属

2020ジロ・デ・イタリア出場176選手リスト
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