ポガチャルが未舗装路のストラーデ・ビアンケで3年連続4回目の優勝

イタリアのトスカーナ地方にある未舗装路を走るストラーデ・ビアンケが2026年3月7日に開催され、世界チャンピオンのタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ・XRG)が3年連続4度目の優勝を果たした。

ストラーデ・ビアンケの未舗装路で独走を決めたポガチャル ©Fabio Ferrari/LaPresse

記録ずくめのポガチャルの実績

ポガチャルは、ストラーデ・ビアンケで史上初の4回優勝を果たした。これまでの最多勝利はファビアン・カンチェラーラ(スイス)の3回の優勝。

ポガチャルはストラーデ・ビアンケを3年連続で制覇した初のライダー。出場した過去4大会(2022年、2024年、2025年、2026年)ですべて優勝している。さらにはストラーデ・ビアンケ(2025年、2026年)で優勝した唯一の現役世界チャンピオン。

ポガチャルにとってプロ通算109勝目。2020年以降、シーズン最初のレース(ワンデーレースまたはステージレースの総合優勝)で常に優勝している。

2026ストラーデ・ビアンケ ©Fabio Ferrari/LaPresse

2位はデカトロン・CMA CGM チームのポール・セクサス(フランス)で。は19歳5カ月11日でストラーデ・ビアンケの表彰台に立った最年少記録を更新。2013年優勝者のモレノ・モゼール(22歳2カ月5日)の記録を塗り替えた。セクサスは、2018年2位のロマン・バルデ、2019年優勝、2021年2位のジュリアン・アラフィリップ、2023年2位のヴァレンティン・マドゥアスに続き、ストラーデ・ビアンケで表彰台に立った4人目のフランス人選手となった。

ポガチャルをエースにしたUEAチームがストラーデ・ビアンケでレースを支配する ©Fabio Ferrari/LaPresse

平均時速42.699kmはストラーデ・ビアンケの新記録で、2025年の時速40.705kmを上回った。

ポガチャルのチームメート、イサーク・デルトロ(メキシコ)は、ストラーデ・ビアンケで表彰台に立った初のメキシコ人選手となり、2021年に3位に入ったエガン・ベルナル以来、欧州以外の選手としては初の表彰台に立った。

ポガチャルがストラーデ・ビアンケでアタック ©A Garofalo/LaPresse

実のところ、私は長い逃げは好きじゃない(ポガチャル)

「ストラーデ・ビアンケでの4度の勝利の中で、特に際立った勝利はない。どれも個性豊かだからだ。今日もまた勝利できたことを誇りに思う」とポガチャル。

「実のところ、私は長い逃げ切りは好きじゃない。今回は残り80km地点で差をつけたが、それが一番いいと思ったからだ。以前は50km地点で差をつけていたが、特に勝利した後は文句を言う理由はない。

ポガチャルがストラーデ・ビアンケでアタック ©LaPresse

2026年の初レースだったので、未知の領域だったという。

「毎年同じ。初戦前は少し緊張するが、特にストラーデ・ビアンケでシーズンのスタートを切るのは本当に素晴らしい気分。ポール・セクサスが手強い相手であることは、スタート前から分かっていた。アタックした後、一番急なセクションを過ぎて一度振り返ると、彼はそれほど遠くにいなかったので、よし、全力を出し切らなきゃと思った。彼と一緒に走らずに、彼を抜くことができて本当によかった。アタック後は、彼とのギャップも、イサーク(デルトロ)がどこにいるかも分からなかった。後ろでなにが起こっているかが分かったので、前方の道を見て、観客を楽しみながらフィニッシュラインまで自分のペースで走ることができた。時には個人的な思いも浮かんだ。今日起こったことすべてに満足している」

世界チャンピオンのアルカンシエルを着用したポガチャル ©Fabio Ferrari/LaPresse
シエナの激坂を上るポガチャル ©Massimo Paolone/LaPresse
ポガチャルがシエナのフィニッシュ地点に単独で飛び込んだ ©Marco Alpozzi/LaPresse
ポガチャルが2026ストラーデ・ビアンケで独走勝利 ©A Garofalo/LaPresseSpada/LaPresse
FDJユナイテッド・スエズのエリーズ・シャベイが女子ストラーデ・ビアンケで優勝 ©Spada/LaPresse

春のイタリアでのワールドツアー大会推薦チーム発表される

ジロ・デ・イタリアを主催するRCSスポルトは、2026年の春に開催される主催レースのワイルドカード(推薦チーム)を発表した。ワールドツアー18チームは自動的に出場権があり、第2カテゴリーのUCIプロチームが大会ごとに選ばれた。

ファンデルプール(中央)、ガンナ(左)、ポガチャルが最後の坂で先頭に。2025ミラノ〜サンレモ ©LaPresseFabio Ferrari/LaPresse

ストラーデ・ビアンケ(3月7日)

これぞ白い道、ストラーデビアンケ ©Fabio Ferrari/ LaPresse

出場25チーム、1チームは7人編成

●UCIプロチームランキングによる出場
ピナレロ・Q36.5プロサイクリング チーム
チューダー プロサイクリングチーム

●UCIプロチーム(ワイルドカード)
バルディアーニ・CSF・7サベール
MBHバンク・CSB・テレコムフォート
ソリューションテック・NIPPO・ラーリ
チーム ポルティ・ヴィジットマルタ
ユニベット・ローズ・ロケッツ

ティレーノ~アドリアティコ(3月9〜15日)

3日前まで開催されたティレーノ~アドリアティコは悪天候だったが、この日は春の日差しに恵まれた ©Marco Alpozzi/Lapresse

出場24チーム、1チームは7人編成

●UCIプロチームランキングによる出場
ピナレロ・Q36.5プロサイクリング チーム
チューダー プロサイクリングチーム

●UCIプロチーム(ワイルドカード)
バルディアーニ・CSF・7サベール
カハルラル・セグロスRGA
ソリューションテック・NIPPO・ラーリ
チーム ポルティ・ヴィジットマルタ

ミラノ〜サンレモ(3月21日)

2024ミラノ〜サンレモ ©Fabio Ferrari/LaPresse

出場25チーム、1チームは7人編成

●UCIプロチームランキングによる出場
コフィディス
ピナレロ・Q36.5プロサイクリング チーム
チューダー プロサイクリングチーム

●UCIプロチーム(ワイルドカード)
バルディアーニ・CSF・7サベール
チーム ノボノルディスク
チーム ポルティ・ヴィジットマルタ
ユニベット・ローズ・ロケッツ

ティレーノ~アドリアティコ第4ステージ ©Fabio Ferrari/LaPresse

自動出場権があるワールドツアー18チーム

アルペシン・プレミアテック
バーレーン・ヴィクトリアス
デカトロン・CMA CGM チーム
EFエデュケーション・イージーポスト
グルパマ・FDJユナイテッド
イネオス・グレナディアーズ
リドル・トレック
ロット・アンテルマルシェ
モビスター チーム
NSNサイクリングチーム
レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ
スーダル・クイックステップ
チーム ジェイコ・アルウラー
チーム ピクニック・ポストNL
チーム ヴィスマ・リースアバイク
UAEチームエミレーツ・XRG
ウノエックス・モビリティ
XDS・アスタナ チーム

フォレリングがかつてのボスを振り切ってストラーデ・ビアンケ優勝

FDJスエズのデミ・フォレリング(オランダ)が3月8日にイタリアで開催された第11回ストラーデ・ビアンケウイメンで、SDワーク・プロタイムのアンナ・ファンデルブレッゲン(オランダ)を振り切って優勝を達成した。

フォレリングがかつての監督で、現役復帰したファンデルブレッゲンに差をつける ©LaPresse

フォレリングはSDワークスから今季FDJスエズに移籍。ワンデークラシックで初勝利を収め、SDワークスとしての大会4連勝の記録をストップさせた。2位はフォレリングの監督をを3年間務めたファンデルブレッゲン。元世界チャンピオンは今シーズンに現役復帰した。

ストラーデ・ビアンケウイメン ©LaPresse

フォレリングはライバルたちとともにゴールのシエナに到達し、厳しいサンタ・カタリーナ通りの最後の登りでアタックした。フランスのポーリーン・フェランプレボ(ビスマ・リースアバイク)が3位に入った。

ストラーデ・ビアンケウイメンを制したフォレリング ©LaPresse

「私はとても幸せです。自分がいい状態にあることは分かっていましたが、勝つことは別のことです。プレッシャーがあるとチームメイトや家族、友人のためにそれを成し遂げたいと思います」とフォレリング。

「アンナ・ファンデルブレッゲンとレースをするのは楽しいです。始めた頃の日々を思い出させます。年月が経つにつれてどれだけ成長したかを思い出させます。私はかなり遅れて後ろにいましたが、チームメイトが追いかけていたので終わったとは思いませんでした。ジュリエット・ラブースは、砂利のセクションで非常に強いリードを与えてくれました。チェーンが外れましたが、すぐに全開で戻りました。下り坂で攻撃するのは賢明でした。そして、アンナとの最後の戦いは素晴らしかったです」

ストラーデ・ビアンケウイメンを制したフォレリング。左は2位ファンデルブレッゲン、右は3位フェランプレボ ©LaPresse

ポガチャルが下り坂の落車から復帰しストラーデ・ビアンケ連覇

UAEチームエミレーツXRGのタデイ・ポガチャル(スロベニア)が3月8日にイタリアで開催された第19回ストラーデ・ビアンケで残り18kmから独走を決めて、2年連続3度目の優勝を達成した。

ストラーデ・ビアンケを連覇したポガチャル ©LaPresse

落車後にピドコックがボクを待ってくれた

ポガチャルは、Q36.5プロサイクリングのトム・ピドコック(英国)とイネオス・グレナディアーズのコナー・スウィフト(英国)とトップグループを形成。残り50km地点の下り坂でクラッシュしてコース外の草地まで滑ったが、すぐにレース復帰。シエナのピアッツァ・デル・カンポでのゴールまで18kmを単独で走った。時速40.7kmは新記録。世界チャンピオンのジャージを着用してこのレースに勝ったのも史上初。

これぞストラーデ・ビアンケ、白い道 ©LaPresse
ピドコック(先頭)とポガチャルの戦い ©LaPresse

「クラッシュしたとき、頭の中が少しパニックだったが、立ち上がって自転車に乗車すると、レースに勝つためにチームが多くの努力をしてくれたので最後までやり遂げようとした」とポガチャル。

落車でパンツを破きながら単独で逃げるポガチャル ©POOL Luca Bettini/SprintCycling/LaPresse

「トム・ピドコックと合流したとき彼にごめんと言った。クラッシュは私のせいで、一緒に逃げていた彼らを巻き込む可能性があったからだ。ボクは運がいい男だと思います。トムがボクをどれだけ待ってくれたのかは分からないけど、追いつこうとしたとき彼は待ってくれた。まだゴールまで長い道のりがあったし、彼は一緒に走るがいいと思ったのかもしれない。私たちはお互いを尊重している。今日は本当に素晴らしいレースだった。このような状況や慌ただしいレースでも」

ストラーデ・ビアンケ、ポガチャルがゴールのシエナの坂を駆け上がる ©LaPresse

「トムはオリンピックのMTBチャンピオンであり、シクロクロスの世界チャンピオンだ。私には合わないレースだ。コレ・ピンツットの最初の登りで攻撃しようと思っていたが、クラッシュしてしまった。他の区間はトムにより適していた。ストラーデ・ビアンケはお気に入りのレースの一つで、チームが努力してくれたのに完走できなかったら残念だった」

世界チャンピオンのコペッキーがストラーデビアンケ女子レース優勝

第10回ストラーデビアンケウイミンが3月2日にイタリアのトスカーナ州シエナを発着とする137kmで開催され、SDワークスのロッテ・コペッキー(ベルギー)が優勝した。2位は4秒遅れでエリーザ・ロンゴボルギーニ(リドル・トレック)。

ストラーデビアンケをアルカンシエルのジャージで走るコペッキー ©Marco Alpozzi/Lapresse
男女同日開催のストラーデビアンケ。写真は女子レース ©Marco Alpozzi/Lapresse
ストラーデビアンケを制したコペッキー ©Lapresse
コペッキーが3位のチームメート、デミ・フォレリングと勝利を祝う ©Gian Mattia D’Alberto/Lapresse
ストラーデビアンケ優勝のコペッキー。左が2位ロンゴボルギーニ、右が3位フォレリング ©Gian Mattia D’Alberto/Lapresse
ストラーデビアンケを制した世界チャンピオンのコペッキー ©Gian Mattia D’Alberto/Lapresse
ロッテ・コペッキーがストラーデビアンケ優勝 ©Gian Mattia D’Alberto/Lapresse

2024ジロ・デ・イタリアと姉妹レースが出場チーム発表

RCSスポルトが2024年のUCIワールドツアーレース、ジロ・デ・イタリア、ストラーデビアンケ、ティレーノ~アドリアティコ、ミラノ〜サンレモの出場チームを1月23日にミラノで発表した。

スロベニア国旗がログリッチを後押しする ©Marco Alpozzi/LaPresse

ジロ・デ・イタリア(5月4日〜26日)
18UCIワールドチーム、4UCIプロチーム(22チーム、8人編成)

UCIワールドチーム
アルペシン・ドゥクーニンク(ベルギー)
アルケア・B&Bホテルズ(フランス)
アスタナカザクスタン(カザフスタン)
バーレーンビクトリアス(バーレーン)
ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)
コフィディス(フランス)
デカトロンAG2Rラモンディアル(フランス)
EFエデュケーション・イージーポスト(米国)
グルパマFDJ(フランス)
イネオスグレナディアーズ(英国)
アンテルマルシェ・ワンティ(ベルギー)
リドル・トレック(米国)
モビスター(スペイン)
スーダルクイックステップ(ベルギー)
DSMフィルメニッヒポストNL(オランダ)
ジェイコ・アルウラー(オーストラリア)
ビスマ・リースアバイク(オランダ)
UAEエミレーツ(UAE)

自動選出のUCIプロチーム
イスラエル・プレミアテック(イスラエル)

主催者推薦のUCIプロチーム
ポルティ・コメタ(イタリア)
チューダー(スイス)
VFグルップ・バルディアーニCSFファイザネ(イタリア)

ストラーデビアンケ(3月2日)
18UCIワールドチーム、7UCIプロチーム(25チーム、7人編成)

これぞ白い道、ストラーデビアンケ ©Fabio Ferrari/ LaPresse

UCIワールドチーム
アルペシン・ドゥクーニンク(ベルギー)
アルケア・B&Bホテルズ(フランス)
アスタナカザクスタン(カザフスタン)
バーレーンビクトリアス(バーレーン)
ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)
コフィディス(フランス)
デカトロンAG2Rラモンディアル(フランス)
EFエデュケーション・イージーポスト(米国)
グルパマFDJ(フランス)
イネオスグレナディアーズ(英国)
アンテルマルシェ・ワンティ(ベルギー)
リドル・トレック(米国)
モビスター(スペイン)
スーダルクイックステップ(ベルギー)
DSMフィルメニッヒポストNL(オランダ)
ジェイコ・アルウラー(オーストラリア)
ビスマ・リースアバイク(オランダ)
UAEエミレーツ(UAE)

自動選出のUCIプロチーム
イスラエル・プレミアテック(イスラエル)
ロット・デスティニー(ベルギー)
ウノXモビリティ(ノルウェー)

主催者推薦のUCIプロチーム
コラテック・ビーニファンティーニ(イタリア)
Q36.5(スイス)
ポルティ・コメタ(イタリア)
チューダー(スイス)

ティレーノ~アドリアティコ(3月4日〜10日)
18UCIワールドチーム、7UCIプロチーム(25チーム、7人編成)

ログリッチがティレーノ~アドリアティコを制し、大会のトロフィーである三叉のヤリを手中にした ©LaPresse

UCIワールドチーム
アルペシン・ドゥクーニンク(ベルギー)
アルケア・B&Bホテルズ(フランス)
アスタナカザクスタン(カザフスタン)
バーレーンビクトリアス(バーレーン)
ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)
コフィディス(フランス)
デカトロンAG2Rラモンディアル(フランス)
EFエデュケーション・イージーポスト(米国)
グルパマFDJ(フランス)
イネオスグレナディアーズ(英国)
アンテルマルシェ・ワンティ(ベルギー)
リドル・トレック(米国)
モビスター(スペイン)
スーダルクイックステップ(ベルギー)
DSMフィルメニッヒポストNL(オランダ)
ジェイコ・アルウラー(オーストラリア)
ビスマ・リースアバイク(オランダ)
UAEエミレーツ(UAE)

自動選出のUCIプロチーム
イスラエル・プレミアテック(イスラエル)

主催者推薦のUCIプロチーム
コラテック・ビーニファンティーニ(イタリア)
Q36.5(スイス)
ポルティ・コメタ(イタリア)
チューダー(スイス)
ウノXモビリティ(ノルウェー)
VFグルップ・バルディアーニCSFファイザネ(イタリア)

ミラノ〜サンレモ(3月16日)
18UCIワールドチーム、7UCIプロチーム(25チーム、7人編成)

ミラノ〜サンレモを初制覇したファンデルプール ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse

UCIワールドチーム
アルペシン・ドゥクーニンク(ベルギー)
アルケア・B&Bホテルズ(フランス)
アスタナカザクスタン(カザフスタン)
バーレーンビクトリアス(バーレーン)
ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)
コフィディス(フランス)
デカトロンAG2Rラモンディアル(フランス)
EFエデュケーション・イージーポスト(米国)
グルパマFDJ(フランス)
イネオスグレナディアーズ(英国)
アンテルマルシェ・ワンティ(ベルギー)
リドル・トレック(米国)
モビスター(スペイン)
スーダルクイックステップ(ベルギー)
DSMフィルメニッヒポストNL(オランダ)
ジェイコ・アルウラー(オーストラリア)
ビスマ・リースアバイク(オランダ)
UAEエミレーツ(UAE)

自動選出のUCIプロチーム
イスラエル・プレミアテック(イスラエル)
ロット・デスティニー(ベルギー)
ウノXモビリティ(ノルウェー)

主催者推薦のUCIプロチーム
コラテック・ビーニファンティーニ(イタリア)
ポルティ・コメタ(イタリア)
チューダー(スイス)
VFグルップ・バルディアーニCSFファイザネ(イタリア)