マーティンV、ベルナル苦戦も首位を死守…ジロ・デ・イタリア第17S

第104回ジロ・デ・イタリアは5月26日、カナツェイ〜セーガディアーラ間の193kmで第17ステージが行われ、イスラエルスタートアップネーションのダニエル・マーティン(アイルランド)が独走で初優勝した。

アシストのダニエル・マルティネスに叱咤されながらゴールを目指すマリアローザのベルナル ©POOL Bettini/LaPresse

マリアローザを着るイネオス・グレナディアスのエガン・ベルナル(コロンビア)は最後の山岳でわずかに遅れを取ったが、これまでの貯金を利して首位を守った。

2021ジロ・デ・イタリア第17ステージ ©LaPresse

ジロ・デ・イタリア初優勝のマーティンは、これでツール・ド・フランスとブエルタ・ア・エスパーニャを加えたグランツール(三大ステージレース)ですべて区間勝利した102人目の選手となった。アイルランド選手のジロ・デ・イタリア勝利は8回目。

ダニエル・マーティンが第17ステージ優勝 ©LaPresse

「ゴールラインを通過するときに頭を振ったのは、自分が勝つことが信じられなかったからだ。きょうはアタックをして第1集団に加わる計画を立てたが、強い逆風で先頭グループの勢いを殺しました。最後の山岳の上りはじめで区間勝利は難しいと感じたが、この1週間ほどとても調子がいいので、積極的に走って一番急な部分で彼らをふるい落とすことができた」とマーティン。

「事前にコースを走っていたので、どの部分が一番苦しいかを把握していた。総合成績の上位選手もここでタイムを詰めてくると思ったが、かなりのタイム差があったのでペースを守り続けた。ステージ優勝するためにこの大会に乗り込んできたが、勝てたことが信じられない」

ダニエル・マーティン ©Massimo Paolone/LaPresse

バッドデーだがタイムはそれほど失わなかったとベルナル

一方、第16ステージで独走勝利して総合優勝に大きく前進していたベルナルは、休日をはさんで行われたこの日は不調だった。

「おそらく最後の2kmはそれほど上りが難しくなかったので、うまく走ればよかったと思う。でも事前にすべてのステージをチェックすることは不可能だし、思ったよりもタイムを失っていない。ベストではなかった日にしては非常にうまくいったと言わざるを得ない」とベルナル。

「(総合5位の)イェーツに追従しようとしたが、それができないことに気づいたとき、(総合2位の)カルーゾの後輪から離されないようにして、彼から遅れないようにした。確かにボクは無敵ではない。他の人は今日、ボクよりも強かった。ダニエル・マルティネスが一緒にいてくれてありがたかった。ジロ・デ・イタリアが終わるまで集中し続けたい」

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)エガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアス)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)
マリアアッズーラ(山岳賞)ジョフリー・ブシャール(フランス、AG2Rシトロエン)
□マリアビアンカ(新人賞) エガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアス)

サイモン・イェーツ(先頭)とホアン・アルメイダ(2番目)がベルナルとのタイム差をわずかに詰めた ©POOL GETTY IMAGES/LaPresse

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出場184選手リスト

マーティンがログリッチを制して優勝…ブエルタ・ア・エスパーニャ第3S

第75回ブエルタ・ア・エスパーニャは10月22日、ロドサ〜ラグナレグナ・デ・ビヌエサ間の166.1kmで第3ステージが行われ、9秒遅れの総合2位につけていたイスラエルスタートアップネーションのダニエル・マーティン(アイルランド)が、首位プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)をゴール勝負で制して9年ぶり2度目の優勝を遂げた。

ダニエル・マーティンがログリッチを制してステージ優勝 ©PHOTOGOMEZSPORT2020

マーティンはボーナスタイム10秒を獲得。区間2位のログリッチは6秒を獲得し、ログリッチが深紅のリーダージャージーを守ったが、2選手のタイム差は5秒に縮まった。

「これまであともうちょっとで優勝を逃していただけにきょうは勝ちたかった。妻も喜んでくれると思う。子どもが生まれてから初めての勝利だからね」とマーティン。

2020ブエルタ・ア・エスパーニャ第3ステージ ©PHOTOGOMEZSPORT2020

例年より3日短い全20日間の日程で開催されている大会は開幕日から強豪選手が全開の走りが際立つ。

2020ブエルタ・ア・エスパーニャ第3ステージ ©PHOTOGOMEZSPORT2020
マイヨロホを着るプリモシュ・ログリッチ ©PHOTOGOMEZSPORT2020

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨベルデ(ポイント賞)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨルナレス(山岳賞)リチャル・カラパス(エクアドル、イネオス・グレナディアス)
□マイヨブランコ(新人賞)エンリク・マス(スペイン、モビスター)

2020ブエルタ・ア・エスパーニャ第3ステージ ©PHOTOGOMEZSPORT2020

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2020ブエルタ・ア・エスパーニャ出場176選手

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