新城幸也やトレンティンが鷹匠に挑戦…ツール・ド・フランスさいたまイベント

バーレーン・メリダの新城幸也や欧州チャンピオンであるマッテオ・トレンティンをはじめとしたミッチェルトン・スコット選手が、11月3日に城下町岩槻鷹狩り行列ミニイベントに参加。選手たちが放鷹術を体験することになった。

ヨーロッパチャンピオンのマッテオ・トレンティン(イタリア)を中央に、左が2位マチュー・ファンデルポール(オランダ)、右が3位ワウト・バンアールト(ベルギー)

11月4日(日)に開催する「J:COM presents 2018ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」の大会前日に、新城とミッチェルトン・スコットのトレンティン、ロジャー・クルーゲ、カルロス・ベロナ、ルカ・メツゲッツが「第6回城下町岩槻鷹狩り行列〜クレセントモールミニイベント」に参加する。イベントでは、鷹匠による実演のもと選手たちが放鷹術体験を行う。会場は岩槻駅東口クレセントモールで、3日の10時から。

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悪魔おじさんがツール・ド・フランスさいたまに3年連続の来日へ

悪魔おじさん(エル・ディアブロ)の呼び名で世界中の自転車ファンに知られるドイツのディディ・センフトさんが2018年もツール・ド・フランスさいたまクリテリウムを応援するために来日する予定となった。11月2日に日本の到着し、同3日と4日にさいたま新都心駅周辺の大会会場に出没するはず。

インスブルックで開催された世界選手権ロードではオーストリア警察に捕まる… いや、記念撮影 © Didiiiiiiiiiiiiiiiiiii

毎年ツール・ド・フランスの全日程を赤い悪魔の衣装に身を包んで応援するセンフトさんはツール・ド・フランスファンならだれもが知る存在。右手には悪魔の小道具であるヤリを携え、手作りの自転車を沿道にディスプレーして選手や関係者を待ち構える。

ツール・ド・フランスさいたまに登場するのは2016年から3年連続。会場ではディアブロ娘を引き連れて、神出鬼没の振る舞いをする。制御不能の行動だが、ベースとなるのは3日と4日、コースのスタート/フィニッシュ地点に隣接するサイクルフェスタ会場内、環境省が地球温暖化対策として国民に脱炭素社会を呼びかける運動「COOL CHOICE」のブース。

ディディとディアブロ娘。環境省クールチョイスのブースに出没する予定 イラスト:小河原政男

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ゲラント・トーマスらが和太鼓とプロ野球に挑戦…ツール・ド・フランスさいたま交流会

ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムの開催前日となる11月3日(土)、会場となるさいたま新都心駅近くのメイン会場などで「ツール・ド・フランス2019コースプレゼンテーション」、「チームプレゼンテーション」、「さいたま市内交流会」が行われる。その全容が明らかになり、ゲラント・トーマスをはじめとする来日選手は恒例となったさいたま市内交流会で今回は和太鼓とプロ野球に挑戦する。

2013年はクリストファー・フルームらが相撲部に入門 © Yuzuru SUNADA

会場は4日のレースでスタート/フィニッシュ地点の横にあり、四方をコースに取り囲まれたオフィシャルサポーターズヴィレッジ。3日は一般開放されるので、「ツール・ド・フランス2019コースプレゼンテーション」、「チームプレゼンテーション」、「さいたま市内交流会」はだれでも無料で観覧できる。

ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム大会前日イベント
■日程:2018年11月3日(土)
■会場:メインステージ(オフィシャルサポーターズヴィレッジ内)
■アクセス:JRさいたま新都心駅徒歩約6分

〇ツール・ド・フランス2019コースプレゼンテーション
時間:13:15~13:50
会場:メインステージ(オフィシャルサポーターズヴィレッジ内)
内容:ツール・ド・フランス2019のコースの見どころやポイントなどを大会アンバサダー、アルベルト・コンタドール氏をゲストに迎えて紹介
参加者:アルベルト・コンタドール氏

2014年にパフィオーマンス書道を体験するペテル・サガン © Yuzuru SUNADA

〇チームプレゼンテーション
時間:14:00~14:50
会場:メインステージ(オフィシャルサポーターズヴィレッジ内)
内容:J:COM presents 2018ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムに出場するチーム・選手の紹介
参加者:海外招へい選手(全選手)、国内参加選手、女子・男子ジュニア選手、パラサイクリング選手、アマチュア選手の一部

〇さいたま市内交流会
時間:15:30~16:30
会場:メインステージ(オフィシャルサポーターズヴィレッジ内)
内容:選手たちが和太鼓の鑑賞や、演奏体験で日本の伝統文化に触れる。また、選手たちがオリジナルユニホームを着用し、埼玉西武ライオンズOB平尾博嗣氏、女子プロ野球チーム埼玉アストライアとともに野球を体験。
参加者:海外招へい選手(全選手)、埼玉西武ライオンズOB 平尾博嗣氏、女子プロ野球チーム埼玉アストライア

2015年は弓道部に入門した © Yuzuru SUNADA

アルベルト・コンタドールのコラボグッズ…直筆サイン&写真撮影ができるチャリティ商品も

2018ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムの大会アンバサダーであるアルベルト・コンタドールのコラボレーショングッズが11月3日(土)、4日(日)に限定販売される。

現役時代の写真を使用したさいたまクリテリウム限定デザインのフェイスタオルやTシャツを販。さらに、コンタドールの2017年のツール・ド・フランスでの活躍をまとめたアートパネルに、コンタドールが直筆でサインし、一緒に写真撮影ができる特典が付くチャリティ商品も販売することが決定した。

チャリティ商品は限定20枚の抽選販売。受け付けは10月15日(月)から10月20日(土)までの間で行い、売り上げの一部は埼玉県立小児医療センターなどに寄附を予定。現役引退後もなお多くの人気を集めるコンタドールとさいたまクリテリウムのコラボレーションをお見逃しなく。

一般販売商品
■アイテム/価格:フェイスタオル2600円(税込)、Tシャツ3800円(税込)
■販売日:11月3日(土)、4日(日)
※各日販売予定数が売り切れ次第、販売終了
■販売場所:サイクルフェスタ内物販テント
11月3日(土)13:00~17:00/11月4日(日)10:00~17:00

チャリティ販売商品
■アイテム/価格:アートパネル5万円(税込)
■販売数量:限定20枚
■販売方法:抽選販売
※応募詳細については10月15日(月)12:00に大会公式ホームページに掲載
※商品は11月4日(日)10:00よりサイクルフェスタ内指定場所にてお渡しし、
11:00よりサポーターズヴィレッジ内ステージ上にてサインと写真撮影を行う予定。(集合場所や当日のスケジュール詳細は当選者にのみ別途連絡)
■募集期間:10月15日(月)12:00~10月20日(土)23:59
■特典:
・コンタドールの直筆サイン(アートパネルのみ)
・写真撮影(お1人様1枚のみ)
・サポーターズヴィレッジ立ち見観覧エリア入場券2枚(同伴者1人分含む)
■寄附先:埼玉県立小児医療センターなど(予定)

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「個人的にはキッテル」山本元喜ツール・ド・フランスさいたま発表会へ

さいたま新都心駅周辺コースで11月4日に開催される「J:COM presents 2018ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」。期待と注目が集まるビッグイベントまで1カ月を切った10月5日、さいたま新都心で出場選手発表会が行われ、ロード日本チャンピオンの山本元喜が登壇。あわせてキナンサイクリングから山本ら3選手の出場が発表された。

左からASOのエリック・ペレスデアレナザ、鈴木優華、山本元喜、藤田涼平、清水勇人さいたま市長 ©︎KINAN Cycling Team / Midori SHIMIZU

■キナンサイクリングから山本、雨乞竜己、中西健児

イベントではまず開催地さいたま市の清水勇人市長や、主催のアモリスポルオルガニザシオン(A.S.O.)イベントディレクターのエリック・ペレスデアレナザ氏のあいさつがあり、続いてクリテリウムメインレース出場チームと選手の発表、そしてスプリントレースの組み合わせ抽選会が行われた。

山本、雨乞竜己、中西健児の出場が発表されたキナン。当日はクリテリウムメインレースのほかに、各チーム1名が出場するスプリントレース、チームタイムトライアルに出走。スプリントレースは抽選の結果、ミッチェルトン・スコット、「ツール・ド・フランスジャパンチーム」として参戦する別府史手、宇都宮ブリッツェンと対戦するA組に入ることが決まった。

出場チームと選手の発表、スプリントレースの組み合わせが決まったところで、満を持してこの日のイベントゲストが登場。大きな盛り上がりの中、日本チャンピオンジャージをまとう山本と、9月15日に行われた「Road to さいたまクリテリウム2018」を勝ち、個人タイムトライアルレース出場権を得た藤田涼平(サイタマサイクルプロジェクト)が紹介された。

■熱い応援を呼びかけ

プログラム後半はトークイベントが行われ、山本のほかレース実況でおなじみの永田実氏、解説者の栗村修氏、アレナザ氏、2018年のさいたまクリテリウム広報部長に就任した鈴木優華さんがステージへ。大会ツイッターにリアルタイムで寄せられた質問も交えながらトークが展開された。

出そろった出場選手の印象を問われた山本は「みなスゴい選手だが、個人的にはジロ・デ・イタリアで一緒に走ったキッテル選手」と注目選手をピックアップ。「勝手に後ろについて走っていた」とジロ・デ・イタリア出場時のエピソードを紹介しつつ、「また同じレースを走れることが楽しみ」とコメントした。また、「うれしい声援」について問われると、「ゲンキ!と、名前を呼んでもらえるとうれしいです! 自分を応援してくれているとダイレクトに伝わるので」と約100人の一般観覧者に向けて、当日の応援を呼びかけた。

ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム本番への期待と驚きに満ちた発表イベント。最後には、一般観覧者向けのフォトセッションの時間も設けられ、選手と記念撮影を楽しむ姿も見られるなど、笑顔と喜びいっぱいの中で幕を閉じた。(Report: 清水翠、Edit: 福光俊介)

マイヨジョーヌのゲラント・トーマス、世界チャンピオンのアレハンドロ・バルベルデ、さいたま参戦

マイヨジョーヌのゲラント・トーマス(英国、スカイ)、世界チャンピオンのアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)が11月4日にさいたま新都心駅周辺で開催されるツール・ド・フランスさいたまクリテリウムに参戦。10月5日に主催者の発表があり、出場選手が明らかになった。

マイヨジョーヌを着用するゲラント・トーマス © ASO

2018年の第105回ツール・ド・フランスで初の総合優勝を達成したトーマスは初参戦となり、総合優勝者に贈られる黄色いリーダージャージ、マイヨジョーヌを着用して同大会を走ることになる。2014ツール・ド・フランスで総合優勝したビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)も来日。

アレハンドロ・バルベルデがアルカンシエルを着用して日本を走る © Innsbruck-Tirol 2018 / BettiniPhoto

悲願の世界タイトルを獲得したばかりのバルベルデは2013年以来の参戦となるが、今回は世界チャンピオンの称号であるアルカンシエルを着用する。その年の世界チャンピオンが同大会に出場するのは2013年のルイ・コスタ(ポルトガル)、2016年のペテル・サガン(スロバキア)に続く3回目。2011年の世界選手権を制したマーク・カベンディッシュ(英国)、同2014年のミハウ・クビアトコウスキー(ポーランド)は2017年に参戦。さいたまを世界タイトルホルダーが疾走するのは珍しいことではない。

2014ツール・ド・フランスで総合優勝したビンチェンツォ・ニーバリ © ASO
カチューシャ・アルペシンのマルセル・キッテル © ASO
2018ツール・ド・フランス最終日のシャンゼリゼを制したアレクサンドル・クリストフ © ASO

アルベルト・コンタドール(スペイン)は大会アンバサダーとして選手団に加わって来日する。

海外招へい選手
●スカイ(英国)
ゲラント・トーマス Geraint THOMAS(英国)
イアン・スタナード Ian STANNARD(英国)
ワウテル・ポエルス Wouter POELS(オランダ)
ヨナタン・カストロビエホ Jonathan CASTROVIEJO(スペイン)

●カチューシャ・アルペシン(スイス)
マルセル・キッテル Marcel KITTEL(ドイツ)
リック・ツァベル Rick ZABEL(ドイツ)
ニルス・ポリッツ Nils POLITT(ドイツ)
マルコ・ハラー Marco HALLER(オーストリア)

●モビスター(スペイン)
アレハンドロ・バルベルデ Alejandro VALVERDE(スペイン)
イマノル・エルビーティ Imanol ERVITI(スペイン)
ルーベン・フェルナンデス Ruben FERNANDEZ(スペイン)
アントニオ・ペドレロ Antonio PEDRERO(スペイン)

●バーレーン・メリダ(バーレーン)
ビンチェンツォ・ニーバリ Vincenzo NIBALI(イタリア)
アントニオ・ニーバリ Antonio NIBALI(イタリア)
フランコ・ペッリツォッティ Franco PELLIZOTTI(イタリア)
マテイ・モホリッチ Matej MOHORIČ(スロベニア)

●ミッチェルトン・スコット(オーストラリア)
マッテオ・トレンティン Matteo TRENTIN(イタリア)
ダミアン・ホーゾン Damien HOWSON(オーストラリア)
カルロス・ベロナ Carlos VERONA(スペイン)
ルカ・メツゲッツ Luka MEZGEC(スロベニア)

●UAEエミレーツ(UAE)
アレクサンドル・クリストフ Alexander KRISTOFF(ノルウェー)
マルコ・マルカート Marco MARCATO(イタリア)
スベンエリック・ビストラム Sven Erik BYSTRØM(ノルウェー)
ベガールドステイク・ラエンゲン Vegard Stake LAENGEN(ノルウェー)

●ツール・ド・フランスジャパン
別府 史之 Fumiyuki BEPPU(トレック・セガフレード)
新城 幸也 Yukiya ARASHIRO(バーレーン・メリダ)

国内招へい選手
●スペシャルチームジャパンforさいたま
窪木 一茂 Kazushige KUBOKI(ブリヂストンサイクリング)
橋本 英也 Eiya HASHIMOTO(ブリヂストンサイクリング)
石上 優大 Masahiro ISHIGAMI(アーベーセー・エクサンプロバンス)
松田 祥位 Shoi MATSUDA(エカーズ)

●キナンサイクリング
山本 元喜 Genki YAMAMOTO
雨乞 竜己 Tatsuki AMAGOI
中西 健児 Kenji NAKANISHI

●宇都宮ブリッツェン
鈴木 譲 Yuzuru SUZUKI
飯野 智行 Tomoyuki IINO
馬渡 伸弥 Shinya MAWATARI
小野寺 玲 Rei ONODERA

●マトリックスパワータグ
佐野 淳哉J unya SANO
アイラン・フェルナンデスカサソラ Airan FERNANDEZ CASASOLA
向川 尚樹 Naoki MUKAIGAWA
安原 大貴 Daiki YASUHARA

●シマノレーシング
入部 正太朗 Shotaro IRIBE
木村 圭佑 Keisuke KIMURA
黒枝 咲哉 Saya KUROEDA
横山 航太 Kota YOKOYAMA

●チーム右京
畑中 勇介 Yusuke HATANAKA
平井 栄一 Eiichi HIRAI
吉岡 直哉 Naoya YOSHIOKA
横塚 浩平 Kohei YOKOTSUKA

●NIPPOヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ
中根 英登 Hideto NAKANE
初山 翔 Sho HATSUYAMA
吉田 隼人 Hayato YOSHIDA
西村 大輝 Hiroki NISHIMURA

女子選手、男子ジュニア選手
唐見 実世子 Miyoko KARA MI(弱虫ペダルサイクリング)
上野 みなみ Minami UWANO(シエルブルー鹿屋)
成海 綾香 Ayaka NARUMI(鹿児島・南大隅高)
渡部 春雅 Kasuga WATABE(東京・駒澤大高)
山本 哲央 Tetsuo YAMAMOTO(山梨・韮崎高)
伊藤 旭 Asahi ITO(熊本・九州学院高)
津田 悠義 Yugi TSUDA(エカーズ)

パラサイクリング選手
野口 佳子 Keiko NOGUCHI(自転車・WC2カテゴリー)
藤井 美穂 Miho FUJII(自転車・WC2カテゴリー)
川本 翔大 Shota KAWAMOTO(自転車・MC2カテゴリー)
島田 一彦 Kazuhiko SHIMADA(ハンドバイク・H4カテゴリー)
福井 万葉 Kazuha FUKUI(トライシクル・T2カテゴリー)
木村 和平 Kazuhei KIMURA(タンデム自転車・MB)
倉林 巧和 Takuto KURABAYASHI(パイロット)
山口 乃愛 Noa YAMAGUCHI(タンデム自転車・WB)
寺井 えりか Erika TERAI(パイロット)

アマチュア選手
藤田 涼平 Ryohei FUJITA(サイタマサイクルプロジェクト)
田上 萌々子 Momoko TANOUE(ブラウ・ブリッツェン)
氏原 真之介 Shinnosuke UJIHARA(埼玉・浦和北高)