ログリッチ愛用のティソにツール・ド・フランスモデル

1853年にスイスで創業したスイスウォッチブランドのティソ(Tissot)がTレースサイクリングコレクションに2つのスペシャルエディションを新登場させた。

ティソ T-レース サイクリング 2023 ツール・ド・フランス

世界中のサイクリストにインスピレーションを与えるエリートライダーたちに敬意を表して作られたTレースサイクリングコレクション。

2023年に新たに登場するのは、ツール・ド・フランスとブエルタ・ア・エスパーニャのモデル。ティソはこの2つの伝説的なレースのオフィシャルタイムキーパーを務めている。

ティソ T-レース サイクリング 2023 ブエルタ・ア・エスパーニャ

精度と情熱があればこそ偉大なチャンピオンやユニークな時計が生み出される

ブエルタ・ア・エスパーニャで3度の優勝を果たし、オリンピックチャンピオンでもあるプリモシュ・ログリッチは、「時間がすべてだ。私は今この瞬間を大切にし、最大限に生かすために全力を尽くしている」とコメントしている。

ログリッチはティソのアンバサダーである。

ツール・ド・フランス。8万4700円(税込み)

スピリットデザイン

ティソ Tレースサイクリング2023は、スポーツからインスピレーションを受けつつも、クラシックな外観とデザインを融合させたモデル。プッシュボタンはブレーキレバーを、針はスポークをイメージ。レーシングバイクのフレームの軽さを表現したラグ、カセットを連想させるリューズとケースバック、さらにケースのミドルリングにはカーボンを使用している。

ケースバックには大会ロゴが刻まれ、バイクモチーフ付きの秒針、リューズ、ストラップにはそれぞれの大会のカラー(ツール・ド・フランスはイエロー、ブエルタ・ア・エスパーニャはレッド)が表現されている。

いくつもの用途を持つ時計

2023年のTレースサイクリングコレクションには、初めて2種類のストラップが付属する。ティソがパートナーを務めるレースカラーをあしらったシリコンストラップとバイクのハンドルグリップをイメージしたパンチングレザーストラップ。

ブエルタ・ア・エスパーニャ。8万4700円(税込み)

いずれもインターチェンジャブルスシステムを搭載し、自転車のギヤチェンジのように素早くスタイルをチェンジできる。落ち着いた控えめなスタイル、鮮やかで快活なスタイルなど、スポーティな印象を損なうことなくシーンに応じて使い分けができる。

特別なウォッチボックス

所有者の体験をさらにパーソナライズなものにするために、ティソはTレースサイクリング2023のウォッチボックスにはスペシャルなスリーブが付属する。各スリーブはそれぞれの大会のカラーで、このシリーズがスペシャルエディションであることをさらに際立たせている。プロの自転車競技のように、ティソには細部にもこだわりが光る。

2023年のツール・ド・フランスは、7月1日にスペインのバスク地方からスタートし、ファイナルステージは7月末にパリのシャンゼリゼ通りに向けて繰り広げられる。その後、ブエルタ・ア・エスパーニャが8月中旬よりオランダでのファーストステージを皮切りに、スペイン・マドリードでの華やかなフィニッシュで3週間の熱戦は幕を閉じる。

ティソがジロ、ツール、ブエルタバージョンの腕時計を発売

ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャのオフィシャルタイムキーパーを務めるティソがTサイクリングシリーズを発売した。アンバサダーのプリモシュ・ログリッチがインスピレーションの一部となったスポーツウォッチ。

TISSOTジロ・デ・イタリア

世界のサイクリストをインスパイアするエリートライダーに敬意を表してデザインされた特別なティソが登場した。クラシックな雰囲気とウォッチ全体に散りばめられた自転車パーツとのリンクに惹きつけられる、ロードレースファン必見のアイテム。

「時間がすべて」とログリッチ

ブエルタ・ア・エスパーニャで3度の優勝を果たし、オリンピックチャンピオンでもあるプリモシュ・ログリッチは語っている。「私はレースに全力が出せるように努力をする。そしてレースのすべての瞬間を楽しむために、なにもかもを捧げる」

TISSOTのアンバサダーでもあるログリッチ

偉大なチャンピオン、そして唯一無二のウォッチは、こうした正確さと情熱によって作られる。だからこそ、2020年のツール・ド・フランス総合2位であるログリッチがティソのアンバサダーであり、新しいティソ Tレース サイクリングシリーズのインスピレーションの一部であることは驚くにあたらない。 

TISSOTジロ・デ・イタリア

世界中のサイクリストをインスパイアするエリートライダー、プロトンのヒーローたちに敬意を表してつくられた新世代のティソ Tレース サイクリングは、ツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャの3つのスペシャルエディションで登場。1853年以来、感動の時を刻んできたティソは、この伝説的なレースのすべてにおいてオフィシャルタイムキーパーを務めている。 

TISSOTジロ・デ・イタリア

ティソ Tレースサイクリングの2022年エディションは、スポーツに軸足を置きつつ、以前にも増してクラシックなルックスと自転車を彷彿させるパーツデザインを融合させた。

プッシュボタンはブレーキレバーを、針はスポークをイメージ。レーシングバイクのフレームの軽さを表現したラグ、カセットを連想させるリューズとケースバック、さらにウォッチケースのミドルリングはカーボンで作られている。またラバーブレスレットには、ツールバイクのハンドルグリップをイメージしたパンチングレザーが追加された。 

TISSOTツール・ド・フランス

ケースバックにはレースロゴが刻印され、各大会のカラー(ジロはピンク、ツール・ド・フランスは黄色、ブエルタは赤)が秒針とリューズに施されている。

TISSOTブエルタ・ア・エスパーニャ

ジロ・デ・イタリア 
T135.417.37.051.01
税込価格 ¥69,300(本体価格 ¥63,000)
近日入荷予定

TISSOTジロ・デ・イタリア

ツール・ド・フランス 
T135.417.37.051.00
税込価格 ¥69,300(本体価格 ¥63,000)
7月以降入荷予定

TISSOTツール・ド・フランス

ブエルタ・ア・エスパーニャ 
T135.417.37.051.02
税込価格 ¥69,300(本体価格 ¥63,000)
8月下旬以降入荷予定

TISSOTブエルタ・ア・エスパーニャ

ツール・ド・フランスを計測するティソの腕時計に注目

ツール・ド・フランスの公式タイムキーパーを務めるTISSOT(ティソ)が、 アモリー・スポルト・オルガニザシオン(A.S.O.)とのパートナーシップ契約更新を発表。ブエルタ・ア・エスパーニャを含めて今後も計測を担当していく。

ティソ スーパースポーツ クロノ ツール・ド・フランス スペシャルエディション

世界で最も権威ある自転車レースの公式タイムキーパーであり、 25年来UCI(国際自転車競技連合)のパートナーを務めるティソは、 ツール・ド・フランスやブエルタ・ア・エスパーニャをはじめとするA.S.O.が主催するビッグレースとのパートナーシップ契約を更新した。

創業以来168年の長い歴史の中でINNOVATORS BY TRADITION(伝統に根ざし、 伝統を打ち破るイノベーター)として世界中で愛されるウォッチメーカーとしての地位を確立してきたティソは、レースの主催者、アスリート、サイクルロードレースファンのリクエストに応え、極めて高精度の時間計測、スコアリング、ランキング、統計に必要とされるソリューションを提供している。

ツール・ド・フランスでは、ゴール地点での前輪のコンマ1秒、あるいはコンマ1cmの差で勝負が決まることがある。勝利と敗北の時間差を計算するには、技術的なツールが必要であり、 ティソは1938年に初めてスポーツ計時に携わって以来、開発、技術革新、改良を重ねてきた。 

レースではスプリントフィニッシュが肉眼では分析できない場合、高度な技術を駆使して重要な審判の役割を果たす。最も権威あるこのサイクルロードレースの主催者や出場選手、レースの観戦者やテレビ視聴者に信頼のおける結果を提供するために、ティソは1秒間に1万枚の画像を撮影できる高速度カメラを各ステージのフィニッシュラインに設置。

「フォトフィニッシュ」が可能な複数のデバイスを用い、計時だけでなく、スコアリング、ランキング、統計に関するすべての情報を数秒で提供している。 

品番:T125.617.17.051.00 5万2800円

コンマ1秒を争う計測には卓越した組織力と献身的な努力が求められる。世界最高峰の自転車レースであるツール・ド・フランスでは、最低でも8人のティソのタイムキーパーが、またタイムトライアルの際には約10人の技術者とともに、全21ステージで活躍している。ティソは平均して4200件以上のフォトフィニッシュ判定を行っていて、280時間の準備を含めるとその作業時間は実に約2600時間におよぶ。

こうした努力の積み重ねなくしては、レース結果も順位も判定することができないという。こうしたタイムキーピングに携わる専門スタッフはいわば影の存在だが、彼らのおかげでツール・ド・フランスを開催することができるのだ。ティソが長年サイクルロードレースに携わっているのは、ひとえに自転車競技にかける情熱ゆえに他ならないという。

品番:T125.617.17.051.00 5万2800円

ログリッチがティソのアンバサダー

1988年から5年間ツール・ド・フランスの公式タイムキーパーを務め、再び2016年からその任に復帰したティソは、ツール・ド・フランスの公式ウォッチも製作している。25年来のUCIの主要パートナーであり、ツール・ド・ロマンディとツール・ド・スイスのスポンサーを務め、2016年からはブエルタ・ア・エスパーニャ、2020年からはジロ・デ・イタリアの公式タイムキーパーも務めている。そんなティソはまぎれもなくサイクルロードレースにおける最強のウォッチメーカーと言える。さらにティソはスロベニアのサイクルロードレースチャンピオン、 プリモシュ・ログリッチをスポーツアンバサダーに迎えている。 

ブラック×イエローのキャンバスストラップ

ティソとA.S.O.とのパートナーシップ契約の更新は、スイスのル・ロックルを拠点とするティソの、自転車界と永続的な関係を築いていきたいという強い意志を表している。ティソのCEOを務めるシルバン・ドラは「ツール・ド・フランスやブエルタ・ア・エスパーニャをはじめ、 パリ~ルーベ、リエージュ~バストーニュ~リエージュ、フレッシュ・ワロンヌといった伝説的なクラシックレースの公式タイムキーパーとして、ティソがA.S.O.とのパートナーシップ契約を更新できることをうれしく思う。 私たちはA.S.O.と長年にわたってチームを組み、極めて高精度な計時ソリューションを提供してきた」と語っている。 

ティソ スーパースポーツ クロノ ツール・ド・フランス スペシャルエディション

ツール・ド・フランス大会ディレクターのクリスティアン・プリュドムは 「ル・ロックルにおいて長い歴史をもつウォッチメーカー、ティソとパートナーシップ契約を延長できることを大変光栄に思う。自転車競技は数秒、時には1000分の1秒の差で勝敗が決まることもある。ティソとA.S.O.は偉大なチャンピオンたちの努力を称えるツール・ド・フランスと自転車競技について同じビジョンを共有している」と述べた。

●ティソのホームページ

8人の計測スタッフが毎日16時間…ティソがツール・ド・フランス全日程に帯同

ツール・ド・フランスは全日程を走って最も所要時間が少なかった選手が総合優勝となる競技。記録の集計は栄冠の行方を左右するだけに重要だ。さらには世界180カ国に放送されるだけに、実況者に瞬時に着順を提供するシステムも欠かせない。大会を支える公式タイムキーパー「ティソ社」の最新システムをチェックした。

ツール・ド・フランスのゴール地点には最新機材が多数設置されている

大集団のゴールでも一瞬で順位を判別
各ステージのゴールタイムと着順は最先端の写真判定機・選手のフレームに搭載されたセンサーをゴールゲートの読み取り装置で収集し、各選手が何位で何秒でゴールしたのか、高精度にそして瞬時に判定する。このデータは世界各国のテレビ実況者の手元にすぐに表示されるようになっていて、暫定記録として生中継の実況コメントに活用できるようになっている。

選手の着順決定は連続画像を確認しながら審判と計測スタッフが協力して行う

記録の正確性を維持するために多くの最先端の技術システムを必ず2つ配置して、どちらかの不具合があった場合のバックアップ体制は欠かせない。電子計測と写真判定を併用するのも精度を高めるための技術だ。ゴールラインを通過した選手のフレームにつけられたトランスポンダーという機器から発信された信号をゴールラインの受信機読み取る。コンピュータシステム上に識別した選手の順位がリストアップされ、あっという間に選手の着順と所要時間が分かるという仕組みだ。

クロノポールはゴールの特等席だ

ただしこれは暫定順位。トランスポンダーが取りつけられているフレームの位置が選手によってまちまちだからだ。ルール上は前輪の先端がゴールラインを通過した順に順位が与えられる。そこで登場するのが写真判定機。ゴールラインを斜め上から撮影するカメラがあって、毎秒1万枚を連続撮影する。選手の着順はミリ単位で判別できるので、肉眼で判断できない接戦でも優劣が特定できるという。

毎秒1万枚の連続撮影が可能なカメラ

 
ゴール横のクロノポールで作業を進行
ステージ優勝や各賞の得点配分が関わる着順は、ゴール横に設営された「クロノポール」と呼ばれるブースで8人の計測スタッフが管理。自転車競技のコミッセール(審判)と共同で確認しながら最終的な着順を決定していく。大勢に影響のない大集団中盤以降の着順はセンサーによって自動判定。これによって極めて短時間で正式記録が全世界に配信されるというわけ。

ゴールタイムは1000分の1秒まで計測されるが、自転車競技ルールによってコンマ以下のタイムは切り捨て。そして同じ集団でゴールした選手は先頭選手のタイムがすべての選手に与えられるという自転車競技の特性もある。最終的には人間が成績を確定させるのだが、最新システムがあるからこそ、全日程にわたって滞ることもなく成績が発表されていく。

ゴール横のクロノポールで8人の計測スタッフが働く

タイムトライアルの際は有力選手のマシンにトランスポンダーを搭載。途中計測ポイントだけでなく、コース途中の通過ラップをすべて取得することで、例えば総合1位と2位のタイム差の変化を生中継の画面上に表示することが可能に。そんな最新システムがあるから、視聴者は刻々と変わるタイム差にハラハラできるのだ。

計測スタッフの実働時間は1日なんと16時間。中間スプリントポイントの計測もあり、ゴール班とは別の動きをする。3週間以上にわたって3500kmの旅をしながら時間を記録し続けるという、重要でありハードな業務だ。沿道のファンやテレビの前の視聴者、SNSでレース展開をチェックする人たちのために、選手とともにフランス一周の旅を続けていく。

公式タイムキーパーが集計したデータはテレビ各社に瞬時に情報提供する

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