第78回パリ〜ニースが、最終日となる3月15日にニース近郊で開催予定だった第8ステージを開催しないことを発表した。新型コロナウイルスの拡散に直面して、主催者が決断した。レースは8日間の日程から7日間となり、14日にコルミャーヌの頂上でフィニッシュする。
フランスでは3月12日にエマニュエル・マクロン大統領が全国学校の休校を指示。サッカーのリーグアンとリーグドゥーを無期限停止。自転車レースも4月4日までの開催中止を余儀なくされていた。

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第78回パリ〜ニースが、最終日となる3月15日にニース近郊で開催予定だった第8ステージを開催しないことを発表した。新型コロナウイルスの拡散に直面して、主催者が決断した。レースは8日間の日程から7日間となり、14日にコルミャーヌの頂上でフィニッシュする。
フランスでは3月12日にエマニュエル・マクロン大統領が全国学校の休校を指示。サッカーのリーグアンとリーグドゥーを無期限停止。自転車レースも4月4日までの開催中止を余儀なくされていた。
フランスのAG2Rラモンディアールが、3月8日から15日まで開催されるパリ〜ニース出場メンバーを発表。ロマン・バルデ、ピエール・ラトゥールら主力選手が参戦する。一方でCCCは新型コロナウイルス懸念で出場を回避した。
AG2Rラモンディアールは3月にイタリアで開催予定だった2レースを健康懸念で回避した。
「イタリアでの2レースに参加したいと思っていた。どちらもとても楽しみだった」とコメントしたバルデは、「パリ〜ニースに出場できるのはうれしい。私のキャリアの中で6回目の出場で、2019年に総合5位に入ったことは、実績をなかなか挙げられなかった私にとってはありがたいことだった」と言う。
「息子が誕生して2週間ほどあわただしかったので、昨年のようなパフォーマンスではない。でもここでいい走りをすることで残りのシーズンに効果が発揮できると思う。総合力のある選手が多いので、しっかりと走りたい」とバルデ。
CCCはストラーデビアンケが新型コロナウイルスによる中止を受けて、ティレーノ〜アドリアティコとパリ〜ニースも選手やスタッフの健康を守るために欠場することを発表した。
「自転車競技はステージレースとして日常的に町から町へ移動し、毎晩異なるホテルに滞在し、ほとんど規制されていない環境で一般の人々と接触するというユニークなスポーツ。選手、スタッフ、一般市民の健康が優先事項であり、ステージレースでどのような対策ができるかについて多くの未知数があり、撤退は正しい決定であると考えている」とチームの専属医師。
ツール・ド・フランスを主催するASOがシクロスポルティーブと呼ばれる一般参加イベントの日程を発表。2020年3月14日にパリ〜ニースチャレンジ、4月11日にパリ〜ルーベチャレンジ、同25日にリエージュ〜バストーニュ〜リエージュチャレンジが開催される。現在参加者募集中。
ステージレースのパリ〜ニースはニースにゴールする最終ステージだけの走行だが、3レースともに世界のトッププロが走るコースがスタートからゴールまでまったく同じ。プロと同じ過酷さが体験できるのでとても人気があるイベントとして定着している。
パリ〜ルーベは「北の地獄」と呼ばれるアランベールの石畳がコースとなり、有名な「アルブルの交差点」も走行する。リエージュ〜バストーニュ〜リエージュも激坂で知られるラ・ルドゥトの丘を上る。
さらに魅力的なのはアマチュア選手が走った翌日にホンモノのプロレースが開催されること。パリ〜ニースは2020年3月8日から15日の開催で、最終ステージの前日に一般レースが行われる。パリ〜ルーベは4月12日で、一般レースはその前日。リエージュ〜バストーニュ〜リエージュのみ4月18日開催なので一般レースは1週間後の開催となる。
●リエージュ〜バストーニュ〜リエージュチャレンジの参加者募集サイト
こういったASOの一般参加イベントの象徴であるエタップ・デュ・ツールは2020年で30回目の開催。1万6000人の参加者が7月5日にツール・ド・フランス第2ステージとまったく同じコースに挑む。エントリーは数時間で満員になったが、各国の公式エージェントに割り振られた出場枠が残っている。
●日本の公式エージェントは国際興業
またフランス以外でも「エタップ・バイ・ル・ツール・ド・フランス」と題した一般参加レースが開催される。2020年はフランスを含めて12カ国、タイ、中国、メキシコ、フィンランド、モロッコ、オーストラリア、米国、コロンビア、ブラジル、英国、インドネシアで行われる。
パリ〜ニース第4ステージが3月13日に行われ、アスタナのマグナス・コルトニールセン(デンマーク)が独走で優勝した。首位のディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)は大きく遅れ、ポーランドのミカル・クウィアトコフスキー(ポーランド、スカイ)が首位に立った。
アルケア・サムシックのワレン・バルギル(フランス)は3月11日に開催されたパリ〜ニース第2ステージで落車。第2頚椎の2カ所を骨折する重傷を負った。
レースの医療班によってただちにドゥルダンの病院に搬送されたが、精密検査を受ける必要があり、その夜のうちにビセートル総合病院に転送。
チームのジャンジャック・ムニェ医師は「深刻な負傷なのでバルギルが再び自転車に乗れる時期は今のところ分からない」とコメント。
チームのイボン・ルダノワ監督は、「なにが暗転するか分からない。今朝のバルギルはとてもモチベーションが高かった。コンディションも問題なかった。落車してバルギルのところに駆け寄ったときは、彼を勇気づけるためにほほを軽く叩き、レースを追うためにその場所を離れた。いまは彼のことがとても心配だ」と語っている。
3月4日に開幕した8日間のステージレース、パリ〜ニースは大会3日目となる7日に第3ステージが行われ、区間2位に入ったアスタナのルイスレオン・サンチェス(スペイン)が総合成績でトップに立った。
第2ステージまではボーナスタイムの差があるだけで、サンチェスは15秒遅れの総合11位につけていた。この日は単独で逃げていた選手をディレクトエレルジーのジョナタン・イベール(フランス)と追いかけた。後続集団との差を広げて首位に立ちたいサンチェスが収支先頭に立って追撃したため、逃げた選手を捕らえたあとはイベールのスパートに追従できなかったが、集団に38秒差をつけたことで首位に立つことができた。
「最初はステージ優勝をねらっていたが、後続集団とのタイム差が開いたので、リーダージャージを獲得する目標に変更した」とサンチェス。
「明日は最初の難関となるタイムトライアルが待ち構えているので、今日の疲れをできるだけ取って、このジャージを守れるように頑張りたい」
大会は3月11日に地中海に面したニースにゴールする。
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