今村駿介が男子オムニアムで3位【スーパー世界選手権】

UCI自転車世界選手権英国グラスゴー大会は4日目の8月6日にトラック競技男子オムニアムが開催され、今村駿介が3位になった。

世界選手権の男子オムニアムで今村駿介が3位 ©日本自転車競技連盟

暫定8位で迎えた最終のポイントレース。今村は終始前方でレースを進め、スプリントポイントとラップポイントを積み上げ、総合3位まで順位をあげてフィニッシュした。

オムニアムはスクラッチ、テンポレース、エリミネーション、ポイントレースの4種目を1日で行い、それぞれの順位を所定のポイントに換算して合計の獲得ポイントで順位を決定する種目。

「メダル圏内の選手がひしめきあっていて、どうしても自分から仕掛けるということではなく、付いていくだけといったレ―スになってしまった。ラップするシーンも遅れ気味の部分があったので、そこは体力的にまだまだだなと思うシーンがありました。終わってみたら、力の差は順位以上にあったと思いますが、メダルという形に残るものが獲れてよかったです。去年は6位でメダルを獲りたいと言っていたのですが、なんとか有言実行できてよかったです」と今村。

【日本代表選手リスト】佐藤水菜、梶原悠未など67選手

パリ五輪を目指す日本中距離陣は予選敗退で厳しい道のり

2023 UCIトラックネイションズカップ第3戦が4月20日にカナダのミルトンで開幕し、2024パリ五輪のトラック中距離枠獲得を目指す日本は男子チームパシュート予選で9位、女子は10位となり、ともに本戦進出を逃した。

女子チームパシュートの日本チーム ©JCF

池田瑞紀(チーム楽天Kドリームス/早稲田大)、梶原悠未(TEAM Yumi)、内野艶和(チーム楽天Kドリームス)、垣田真穂(チーム楽天Kドリームス/早稲田大)で臨んだ女子チームパシュート予選。8位の予選突破攻防となり、ターゲットタイム4分24秒台に3カ国が同居する形となったが、日本代表はコンマ4秒およばずに予選敗退した。

2023 UCIトラックネイションズカップ第3戦 ©JCF

橋本英也(チームブリヂストンサイクリング)、窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)、今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)、兒島直樹(チームブリヂストンサイクリング/日本大)で臨んだ男子チームパシュート予選。女子同様に8位ぎりぎりの攻防戦となり、ターゲットタイム3分55秒台に4カ国が同居する形となったが、日本代表はコンマ1秒以下の僅差で9位となり予選敗退した。

男子チームパシュートの日本チーム ©JCF

大会2日目のエリミネイションでも日本は上位に食い込めず

24選手で行われた女子エリミネーションが大会2日目の21日に行われ、日本からは池田、内野が参戦。スタート直後の最初のスプリントラップで池田がエリミネイト(排除)され、早々にレースを離脱。内野も中盤まで粘ったものの、ちょうど半分の12回目のスプリントラップでエリミネイトされ13位でレースを終えた。

女子エリミネーション ©JCF

男子も24選手でで行われたエリミネーション。今村は5回目のスプリントラップでエリミネイト、全体の20位。橋本は表彰台圏内が見えてきたところで足元をすくわれ、スプリントで差されてしまい6位でレースを終えた。

男子エリミネーション ©JCF
2023 UCIトラックネイションズカップ第3戦 ©JCF

ジュニア女子の岩元杏奈、U23男子の今村駿介が全日本TT王者に

全日本選手権ジュニア女子タイムトライアル優勝の岩元杏奈 ©2019 JCF

第23回全日本選手権個人タイムトライアルが6月27日に静岡県小山町の富士スピードウェイで開催され、ジュニア女子は岩元杏奈(日本体育大)、U23男子は今村駿介(ブリヂストンサイクリング)など性別・年代別にタイムトライアルの日本チャンピオンが決まった。

女子ジュニア+WU17
1位 岩元杏奈(日本体育大)21:26.04
2位 渡部春雅(駒澤大高)+0:26.73
3位 石田唯(北桑田高)+0:31.75

全日本選手権タイムトライアルを制した岩元杏奈を中央に左が渡部春雅、右が石田唯 ©2019 JCF

女子U17
1位 渡部春雅(駒澤大高)21:52.77

全日本選手権U17女子タイムトライアル優勝の渡部春雅 ©2019 JCF
全日本選手権U17女子タイムトライアル優勝の渡部春雅 ©2019 JCF

子U17+U15
1位 篠原輝利(ボンシャンス)19:20.76
2位 渡辺耶斗(Team FITTE)+0:03.02
3位 塩野淳平(VENTOS FRECCIA)+0:28.78

全日本選手権U17男子タイムトライアル優勝の篠原輝利 ©2019 JCF
全日本選手権U17タイムトライアルを制した篠原輝利を中央に左が渡辺耶斗、右が塩野淳平 ©2019 JCF

男子U15
1位 中原湊(SSPC-アスリート熊本)21:53.14

全日本選手権U15男子タイムトライアル優勝の中原湊 ©2019 JCF
全日本選手権U15男子タイムトライアル優勝の中原湊 ©2019 JCF

男子ジュニア
1位 山田拓海(飯田風越高)18:22.58
2位 津田悠義(三好高)+0:06.70
3位 留目夕陽(八王子桑志高)+0:38.88

全日本選手権ジュニア男子タイムトライアル優勝の山田拓海 ©2019 JCF
全日本選手権ジュニア男子タイムトライアルを制した山田拓海を中央に左が2位津⽥悠義、右が3位留目⼣陽 ©2019 JCF

女子U23
1位 梶原悠未(筑波大)42:44.02

全日本選手権U23女子タイムトライアル優勝の梶原悠未 ©2019 JCF
全日本選手権U23女子タイムトライアル優勝の梶原悠未 ©2019 JCF

男子U23
1位 今村駿介(ブリヂストンサイクリング)37:09.80
2位 石原悠希(インタープロサイクリングアカデミー)+1:09.47
3位 大町健斗(ユーラシアIRCタイヤ)+1:22.39

全日本選手権U23男子タイムトライアル優勝の今村峻介 ©2019 JCF
全日本選手権U23男子タイムトライアルを制した今村駿介を中央に左が2位石原悠希、右が3位大町健斗 ©2019 JCF

●日本自転車競技連盟のホームページ

橋本英也・今村駿介組は3位…アジア競技大会男子マディソン

ジャカルタ・アジア大会は14日目、自転車競技の最終日となる8月31日に男子マディソンが行われ、橋本英也(ブリヂストンサイクリング)と今村駿介(中央大)組が銅メダルを獲得。優勝は香港で59ポイント、日本は28ポイントだった。

アジア競技大会男子マディソンを走る橋本英也(左)と今村駿介(右) ©2018 JCF

女子マディソンの橋本優弥(鹿屋体育大)と梶原悠未(筑波大)組は4位。また女子スプリントでは太田りゆ(日本競輪選手会埼玉支部)1/4決勝に出場したが、李慧詩(香港)と対戦したが敗退し8位だった。

アジア競技大会男子マディソンで3位になった橋本英也(右)と今村駿介(右から2番目) ©2018 JCF

アジア競技大会男子マディソンの今村駿介(左)と橋本英也(右) ©2018 JCF

橋本英也のコメント
昨日のオムニアムの疲れが残っていたので、最終日のマディソンは勢いで走った。ここに来るまでマディソンに特化したトレーニングをしていなかったため、まずはメダルを目標にして走った。銅メダルを獲得できてよかったが、上位2カ国とは大きな差があった。東京オリンピックに向けて、チームパシュート、オムニアム、マディソンとすべての種目への能力を高めていき、もし今後マディソンに集中するなら、ヨーロッパの6日間レースに出場することなども考えていきたい。

アジア競技大会男子マディソンで3位になった橋本英也(左)と今村駿介(右) ©2018 JCF

⚫関連ニュース

橋本英也が男子オムニアムで金メダル…アジア競技大会

⚫最新ニュースへ

近谷涼がアジア選手権エリート男子4km個人パーシュートで優勝

マレーシアのニライで開催されている第38回アジア自転車競技選手権トラックレース、第25回アジア・ジュニア自転車競技選手権トラックレースは大会4日目となる2月19日にエリート男子4km個人パーシュートが行われ近谷涼(ブリヂストンサイクリング)が4分24秒833で優勝した。

アジア選手権エリート男子4km個人パーシュート優勝の近谷涼 ©Kenji NAKAMURA/JCF

アジア選手権エリート男子4km個人パーシュート優勝の近谷涼(中央) ©Kenji NAKAMURA/JCF

ジュニア男子3km個人パーシュートの佐藤竜太(岐阜・岐南工業高)は3分25秒283で4位。優勝はマレーシアのザイナルで記録は3分24秒985。

アジア選手権ジュニア男子3km個人パーシュートの佐藤竜太 ©Kenji NAKAMURA/JCF

エリート男子ポイントレース(30km)の今村駿介(中央大)は4位。優勝はUAEのミルザアルハマディ。

アジア選手権エリート男子ポイントレースの今村駿介 ©Kenji NAKAMURA/JCF

●関連ニュース

アジア最強女子レーサー、梶原悠未がアジア選手権エリート女子オムニアムで優勝

●最新ニュースへ