キナンサイクリングチームが2019ジャージを公開

2019年シーズンにキナンサイクリングチームが着用するチームキットが公開された。2019年1月1日からこのジャージをまとって選手たちがチーム活動に励む。

キナンサイクリングの2019ジャージ

チームジャージサプライヤーのChampion System社製は変わらず、白地にメインスポンサーキナン」のコーポレートロゴが胸・両ソデにプリントされている。チームを支援するサプライヤー企業各社のロゴが胸・腹部・背部に配置される。

これまでとの大きな変化としては、両肩にタイヤサプライヤーのIRC TIRE(井上ゴム工業)のコーポレートロゴがあしらわれている点。ハイスピードで駆けるレースにおいても、肩の赤帯が応援してくれるファンの目と心を惹きつける。

山本元喜が着用するロード日本チャンピオンジャージも、白地に2本からなる赤の縞、左胸の日の丸とともに、両肩にはIRC TIREのコーポレートロゴが加わる新デザインとなる。

山本元喜が着用するロード日本チャンピオンジャージ

終始攻撃的な走りを見せた山本元喜が敢闘賞…南魚沼ロード

2018年Jプロツアーのシリーズ最終戦となる南魚沼ロードレースは2年ぶり開催され、キナンサイクリングの山本元喜が敢闘賞を獲得した。2018年はJプロツアーで最高位の大会となる「経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ」として実施。チーム対抗の団体成績が争われる大会でもある。

南魚沼ロードレースで山本元喜が敢闘賞を獲得 ©︎KINAN Cycling Team / Satoru KATO

コースは、新潟県南魚沼市の三国川ダム周辺に設定された1周12km。ダム湖に沿って走るコースはコーナーが連続し、残り2kmからフィニッシュ地点までは高低差100m以上を登り続けるハードさだ。10周122kmのレースは、キナンサイクリングの山本のペースアップで始まった。登り区間で先頭に立った山本は集団を長く引き伸ばしながら進んでいく。頂上の直前、マトリックスパワータグからスポット参戦するフランシスコ・マンセボがアタック。この動きをきっかけに7人が先行する。しかしメイン集団も追走し、1周目が終わるまでに吸収する。

2周目、再びマンセボ選手を含む11人ほどが先行。その中から7人の逃げ集団が形成され、メイン集団との差が広がりはじめる。メンバーは、山本、マンセボ、ホセビセンテ・トリビオ(以上マトリックスパワータグ )、雨澤毅明、岡篤志(以上宇都宮ブリッツェン)、湊諒(シマノ)、米谷隆志(レオモベルマーレ)。メイン集団はシマノがコントロール。5周目に米谷が逃げ集団から遅れるも、差は最大で2分以上まで開いた。

レース終盤の8周目、メイン集団のコントロールが宇都宮ブリッツェンに代わると、逃げ集団との差は1分前後まで縮まる。逃げ集団では、山本が登り区間でペースアップを図る。すると雨澤と岡が遅れ、逃げ集団は4人に。山本はトリビオ、マンセボ、湊を引き連れて9周目に入っていく。

その直後、マンセボがアタック。トリビオが追従し、マトリックスパワータグの2人が先行。反応が遅れた山本と湊の2人はその後メイン集団が吸収。宇都宮ブリッツェンを先頭に先行する2人を追走するが、差は1分から縮まらないまま最終周回の10周目に入る。

その後メイン集団からは増田成幸(宇都宮ブリッツェン)、入部正太朗、横山航太(シマノ)の3人が追走集団を形成するも、マトリックスパワータグの2人を捕えることはできず。最後はマンセボとトリビオがワンツーフィニッシュを決め、マトリックスパワータグが2年連続で経済産業大臣旗を獲得した。

キナンは8位で完走した山本が序盤からの積極的な動きを評価され、このレースから設定された敢闘賞を獲得。中西健児が22位、新城雄大が26位で完走した。(加藤智)

Jプロツアー第22戦 南魚沼ロードレース・経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ 結果(122km)結果
1 フランシスコ・マンセボ・ペレス(スペイン、マトリックスパワータグ) 3時間14分20秒
2 ホセビセンテ・トリビオ(スペイン、マトリックスパワータグ) +0秒
3 横山航太(シマノレーシング) +1分3秒
4 入部正太朗(シマノレーシング) +1分7秒
5 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) +1分13秒
6 木村圭佑(シマノレーシング) +1分40秒
8 山本元喜(KINAN Cycling Team) +1分47秒
22 中西健児(KINAN Cycling Team) +4分28秒
26 新城雄大(KINAN Cycling Team) +6分9秒
DNF 椿大志(KINAN Cycling Team)
DNF 中島康晴(KINAN Cycling Team)
DNF トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team)

敢闘賞
山本元喜(KINAN Cycling Team)

団体成績
1 マトリックスパワータグ 720pts
5 KINAN Cycling Team 150pts

「個人的にはキッテル」山本元喜ツール・ド・フランスさいたま発表会へ

さいたま新都心駅周辺コースで11月4日に開催される「J:COM presents 2018ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」。期待と注目が集まるビッグイベントまで1カ月を切った10月5日、さいたま新都心で出場選手発表会が行われ、ロード日本チャンピオンの山本元喜が登壇。あわせてキナンサイクリングから山本ら3選手の出場が発表された。

左からASOのエリック・ペレスデアレナザ、鈴木優華、山本元喜、藤田涼平、清水勇人さいたま市長 ©︎KINAN Cycling Team / Midori SHIMIZU

■キナンサイクリングから山本、雨乞竜己、中西健児

イベントではまず開催地さいたま市の清水勇人市長や、主催のアモリスポルオルガニザシオン(A.S.O.)イベントディレクターのエリック・ペレスデアレナザ氏のあいさつがあり、続いてクリテリウムメインレース出場チームと選手の発表、そしてスプリントレースの組み合わせ抽選会が行われた。

山本、雨乞竜己、中西健児の出場が発表されたキナン。当日はクリテリウムメインレースのほかに、各チーム1名が出場するスプリントレース、チームタイムトライアルに出走。スプリントレースは抽選の結果、ミッチェルトン・スコット、「ツール・ド・フランスジャパンチーム」として参戦する別府史手、宇都宮ブリッツェンと対戦するA組に入ることが決まった。

出場チームと選手の発表、スプリントレースの組み合わせが決まったところで、満を持してこの日のイベントゲストが登場。大きな盛り上がりの中、日本チャンピオンジャージをまとう山本と、9月15日に行われた「Road to さいたまクリテリウム2018」を勝ち、個人タイムトライアルレース出場権を得た藤田涼平(サイタマサイクルプロジェクト)が紹介された。

■熱い応援を呼びかけ

プログラム後半はトークイベントが行われ、山本のほかレース実況でおなじみの永田実氏、解説者の栗村修氏、アレナザ氏、2018年のさいたまクリテリウム広報部長に就任した鈴木優華さんがステージへ。大会ツイッターにリアルタイムで寄せられた質問も交えながらトークが展開された。

出そろった出場選手の印象を問われた山本は「みなスゴい選手だが、個人的にはジロ・デ・イタリアで一緒に走ったキッテル選手」と注目選手をピックアップ。「勝手に後ろについて走っていた」とジロ・デ・イタリア出場時のエピソードを紹介しつつ、「また同じレースを走れることが楽しみ」とコメントした。また、「うれしい声援」について問われると、「ゲンキ!と、名前を呼んでもらえるとうれしいです! 自分を応援してくれているとダイレクトに伝わるので」と約100人の一般観覧者に向けて、当日の応援を呼びかけた。

ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム本番への期待と驚きに満ちた発表イベント。最後には、一般観覧者向けのフォトセッションの時間も設けられ、選手と記念撮影を楽しむ姿も見られるなど、笑顔と喜びいっぱいの中で幕を閉じた。(Report: 清水翠、Edit: 福光俊介)

終盤のアタックに反応した山本元喜が4位…ツール・ド・シアク第4ステージ

インドネシア・スマトラ島を舞台に行われてきたステージレース、ツール・ド・シアク(Tour de Siak、UCアジアツアー2.2)は9月21日の第4ステージをもって閉幕。最終日は大会拠点都市シアクの市街地サーキットでの97.6kmで争われた。キナンサイクリングは、レース終盤にプロトンで発生したアタックに山本元喜が反応。そのまま集団の追い上げをかわし、4位でフィニッシュした。また、中盤から終盤にかけてはサルバドール・グアルディオラが逃げグループでレースをリードするなど、チームとしてよい形で大会を終えている。

ツール・ド・シアク第4ステージ ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

18日に開幕した大会は最終ステージ。大会初日からライバルチームの猛攻と徹底マークに遭ったキナンだったが、前日の第3ステージで新城雄大が逃げグループでレースを展開。ビッグリザルトにこそつながらなかったが、存在感を示す走りを見せ、最終ステージへとつなげた。

その最終第4ステージ。17kmに設定された市街地コースをおおよそ6周回するレースは、鋭角コーナーやラウンドアバウトがあり、スピードとともに集団内でのポジショニングも求められる。ショートステージだが、逃げ切りが決まる可能性もあり、キナンとしてもあらゆる展開を想定。個人総合でチーム最上位につける山本の順位アップもねらいながら臨んだ。

現地時間午後2時8分(日本時間午後4時8分)にスタートが切られると、予想通り激しいアタックの応酬。2周回目に入るころには、個人総合首位のマシュー・ゼノヴィッチ選手(ニュージーランド、セントジョージコンチネンタル)を含む8人が逃げグループを形成。リーダージャージ自らレースを先行する状況となり、追う立場となったキナン勢は果敢に追走を試みる。

しばらくは先頭をいく8人とメイン集団とが30秒前後のタイム差で進んでいたが、この形勢は中盤までには落ち着き、いったん集団は1つとなる。ここで流れを変えたのはグアルディオラ。4周回目に入ってアタックを成功させ、3人の逃げグループを率いる。

グアルディオラら逃げメンバーが個人総合成績に大きく関係する選手たちではなかったことから、メイン集団のコントロールを担うセントジョージコンチネンタルは無理に追うことはせず、30秒前後のタイム差で進行。グアルディオラを前に送り込んだキナン勢は、終盤に備えて集団内の好位置を確保していった。

5周回目に4人となった逃げグループだったが、最終周回を目前にメイン集団がペースを上げ、タイム差が縮まっていく。20秒差で残り1周の鐘を聞いたが、フィニッシュまで10kmとなったところで15秒差。逃げ切りの可能性に賭けて粘ったグアルディオラだったが、ほどなくして集団へと戻ることとなった。

このままスプリント態勢に入るかと見られたレースは、残り3kmで大きな局面を迎える。有力チームを中心にアタックが発生し、これにキナン勢も反応。山本がセントジョージコンチネンタル勢をマークし、そのまま集団に対しリードを奪う。

最後の長い直線も先頭をキープした山本らは、集団の追い上げをかわしてステージ優勝争いへ。4人による勝負となり、残り200mから加速した山本だったが、わずかに及ばず。それでもステージ4位を確保。他の4選手もトラブルなくフィニッシュラインを通過した。

全4ステージを終えて、キナンは山本の個人総合17位が最高。ライバルチームに大会前半でリードを奪われ、そのまま最終成績に反映した形となったが、第3ステージ以降は逃げやアタックから見せ場を作るなど、今後に向けてよい形で大会を終えることができている。久々のレースだった選手もステージを追うごとにコンディションの高まりを実感している様子だ。

チームの次戦は、9月26~29日のインターナショナル・ツール・ド・バニュワンギ・イジェン(International Tour de Banyuwangi Ijen、UCIアジアツアー2.2)。今回と同じインドネシアでのステージレースに臨む。ツール・ド・シアクとは対照的に、ジャワ島東部の山岳地帯が舞台となる。チームが得意とする山岳での戦いで、今回の雪辱を誓う。

ツール・ド・シアク第4ステージ(97.6km)結果
1 アクマルハキーム・ザカリア(マレーシア、チームサプラサイクリング) 2時間19分34秒
2 ライアン・カヴァナフ(オーストラリア、セントジョージコンチネンタル) +0秒
3 アフィク・オスマン(マレーシア、トレンガヌサイクリングチーム)
4 山本元喜(KINAN Cycling Team)
5 ディラン・ペイジ(スイス、チームサプラサイクリング) +1秒
6 ラクマド・ウィビソノ(インドネシア、PGNロードサイクリング)
38 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team)
41 新城雄大(KINAN Cycling Team)
54 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team) +22秒
56 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +1分45秒

個人総合時間賞
1 マシュー・ゼノヴィッチ(ニュージーランド、セントジョージコンチネンタル) 11時間52分35秒
2 マーカス・クレイ(オーストラリア、セントジョージコンチネンタル) +8秒
3 ベンジャミン・ダイボール(オーストラリア、セントジョージコンチネンタル) +3分49秒
4 ライアン・カヴァナフ(オーストラリア、セントジョージコンチネンタル) +4分37秒
5 ディラン・ペイジ(スイス、チームサプラサイクリング) +4分49秒
6 アクマルハキーム・ザカリア(マレーシア、チームサプラサイクリング) +4分50秒
17 山本元喜(KINAN Cycling Team) +5分6秒
36 新城雄大(KINAN Cycling Team) +5分17秒
46 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team) +5分38秒
54 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +9分33秒
57 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +16分2秒

ポイント賞
1 モハマド・アブドゥルハリル(マレーシア、チームサプラサイクリング) 27pts
15 山本元喜(KINAN Cycling Team) 8pts
25 新城雄大(KINAN Cycling Team) 3pts
28 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team) 2pts

チーム総合
1 セントジョージコンチネンタル 35時間42分19秒
8 KINAN Cycling Team +10分57秒

山本元喜

山本元喜のコメント
アタックが決まった局面は残り3kmを切ったあたり。セントジョージコンチネンタルの選手が前をめがけて飛び出したので、この動きが決定的になると読んで自分も続いた。先頭交代のローテーションにも加わったが、できるだけ勝負に集中できるよう位置取りを優先した。スプリントは前日までの反省から、残り200mまで待って加速したが、自分にとってはそれでも早すぎたかもしれない。他の選手とのスピードの違いは感じなかっただけに、こうした形での勝負を経験しているかどうかの違いが勝敗に表れたように思う。アタックの直前にはトマや(新城)雄大も動いてくれて、それに助けられた。
今大会はリザルトには結びつかなかったが、みんなうまく仕上がっていると思うので、それを次戦で発揮したい。

サルバドール・グアルディオラ

サルバドール・グアルディオラのコメント
4周回目に前方で動きがあったので、逃げが決まると思って一緒に反応した。レースリーダー(セントジョージコンチネンタル)のペースメイクによって最終周回に捕まってしまったが、トライできたことはよかった。ツール・ド・シアクはとてもいいレースだと感じている。平坦系のステージレースだったため本領発揮とはいかなかったが、山岳がメインの次戦は力を発揮できると思う。

山本元喜が全日本ロード祝勝会…ファンと喜びを共有

全日本自転車競技選手権ロードの男子エリートで優勝した山本元喜を祝うイベントが7月20日、東京都稲城市のカフェ「CROSS COFFEE」で行われた。「全日本優勝おめでとう!KINAN Cycling Teamプレミアムトークショー!」と銘打たれ、キナンから山本元喜のほか、椿大志、中島康晴の3選手、加藤康則ゼネラルマネージャーが参加。応援してくれるファンとともに、ビッグな勝利を祝う機会が設けられた。

©︎KINAN Cycling Team / Midori SHIMIZU

会場となった「CROSS COFFEE」はチームのジャージサプライヤーである「Champion System Japan」が運営するサイクルカフェ。ウエアやシューズなどサイクリング用アパレルがセンスよく陳列された店内、さらには多摩川に近接という立地もありサイクリストの憩いの場となっている。そんな空間で催された祝勝会には平日にもかかわらず、多数のファンが駆け付け、Champion System Japan・棈木亮二代表、トニオ店長のあいさつに続き、参加者全員での乾杯で会はスタート。しばしの歓談で参加者同士の交流を深めた。

おいしい食事に舌鼓を打ちながら進行したトークショーでは、やはり全日本選手権の話題が中心。相次ぐ参加者からの質問では、ミーティングやレース中の連携など、チームの内情に迫るものも。レースの当事者である選手たちの言葉で「裏話」を聞くことができることこそ、このイベントの魅力となった。

改めて日本チャンピオンジャージをお披露目した山本は、レースを振り返って「7割の確率で大本命ではないかと感じるライバル選手がいた。まさか自分が勝てるとは思っていなかった」との本音を口にした。中島は「ベテランとして、若い選手が勝つことが喜びになっている。そして、ほかの選手たちも次こそはとの思いを持っているから心強い」。椿からは「信頼関係の勝利」と続く。そして、加藤GMが山本の優勝が決まってからも「怖さが先行してチームピットからなかなか出られなかった」ことをカミングアウトすると、店内は大盛り上がり。

チームのレース活動に大きな力を与えるChampion System社製品についても話は及び、2種類のタイプ(保湿性・速乾性)がありレース環境によって使い分けられること、疲労の原因となる紫外線をカットする能力の高さなどの機能性を紹介。また、ファンの間で話題になっている紺色のトレーニング用ジャージについて、選手の要望から生まれたものであるとの秘話も。会に参加したファンは一様に選手が着用するジャージに触れ、質感を確かめていた。

イベントの終盤には参加者全員によるじゃんけん大会、そして集合写真の撮影を行って、会はお開きに。閉会にあたって、加藤GMが「日本チャンピオンジャージを獲得できたのは、4年かけて作り上げたチームの集大成」と述べると、会場のファンからも「強さだけでなくチームの雰囲気や人柄も魅力だから応援したくなる」といった声も起こるなど、会の最後までお祝いムードに包まれていた。(Report:清水翠、Edit:福光俊介)

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山本元喜がロードレース日本チャンピオンジャージをお披露目

キナンの山本元喜がナショナルチャンピオンジャージをお披露目した。6月24日に開催された全日本自転車競技大会ロードレース・男子エリートで優勝。自身はエリートカテゴリーで初めて、そしてチームにとっても創設4年目にして初となる同カテゴリーでの日本チャンピオン輩出となった。これにより山本元喜は2019年の同大会前まで日本チャンピオンジャージを着用し、チーム活動に臨んでいくことになる。

ナショナルチャンピオンジャージを着用する山本元喜 ©︎KINAN Cycling Team / Satoru KATO

日本チャンピオンジャージは、チームジャージサプライヤーのChampion System社製。白地に2本からなる赤の縞、左胸には日の丸があしらわれる。さらに、メインスポンサー「キナン」のコーポレートロゴが胸・両袖にプリントされている。また、ビブショーツも日本や日の丸を想起させる白と赤の2色を用いている。

7月15日に開催されたJBCF石川サイクルロードレースでチャンピオンジャージデビューを果たした。今後もチームが、そして日本自転車界がが誇る王者として、レースやイベントなどの活動に従事していきたいという。

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