自分って誰なんだ?を追うWOWOW番組でMC松岡修造がボルテージ上げる

WOWOWがパラアスリートに密着した番組シリーズ「パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズWHO I AM」が、「ドキュメンタリーシリーズWHO I AMパラリンピック」にリニューアルして1月8日から新シーズンを放送・配信。27日には松岡修造をMCにしたトークショーが都内で開催された。

前列左から陸上パラリンピック金メダリスト伊藤智也、アイドル・女優の猪狩ともか、後列左から松岡修造、作曲家マイケル・ハウウェル、俳優の西島秀俊

IPC(国際パラリンピック委員会)と WOWOWの共同プロジェクト「WHO I AM」の先行試写・トークイベント。自閉症の作曲家マイケル・ハウウェル、陸上パラリンピック金メダリスト伊藤智也、アイドルユニット仮面女子に車椅子で所属する猪狩ともか、番組ナレーターを務める俳優の西島秀俊が登場した。

未来へ動き出そう!~東京パラリンピックが残してくれたもの~

この「WHO I AM」企画は、これまでアスリートをクローズアップするものだったが、新シリーズではライフの分野で展開を開始。エンターテインメント界の第一線で活躍する、多彩な表現者たちが登場する「ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM LIFE」が加わり、1月29日から放送・配信がスタートする。

この新シーズンの放送・配信を記念して、”未来へ動き出そう!~東京パラリンピックが残してくれたもの~第9回「WHO I AM」フォーラム”が開催された。イベントでは新シーズンの特別先行試写が行われ、MCを松岡が務めるトークセッションが行われた。

「障害者に接したときに、どうしてもかわいそうだと思ってしまうのはしかたない。でも障害が自分の武器であり、自分しかない個性なんだと番組を見て感じました」と松岡は言う。

トークセッションには、この「ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM LIFE」でも登場する作曲家のマイケル・ハウウェルが特別に来日。ゲストに陸上パラリンピック金メダリスト伊藤が登場した。

「パラリンピックは自分という個人がどうというより、障害者全体をアピールできる場」と伊藤。
「障害者はできないこともある。そこは考えてもしょうがない。なにかずば抜けた感性があるはずで、それに気づいたらそこを磨いていくことが大事」(伊藤)

パラリンピックの聖火ランナーを務めた猪狩は「たくさんのボランティアがいて大会が成り立っているんだと目撃し、たくさんの人の気持ちを乗せた大会なんだなと理解した」という。
「自分の障害を理由にして逃げたりせず、だったら自分になにができるのかを見つけるようにしていきたい」(猪狩)

さらに、 WHO I AMパラリンピックナビゲーター&ナレーターを務める西島秀俊もスペシャルゲストとして駆けつけた。

「ナレーション途中に感極まって声が震えてNGになってしまうことがあった」と告白した西島。
「自分って誰なんだ?と自答する番組はボク自身が落ち込んだときに頑張ろうという気持ちにさせてくれる。みんなそれぞれ違った個性を持っている。俳優としては遅咲きで50代になった今やりたいところは、若い人たちが健康的にそして長く個性を発揮できる場を継続的に作っていくくとです」

ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM パラリンピック

WOWOWとIPC(国際パラリンピック委員会)の共同プロジェクトとして世界最高峰のパラアス リートに迫る大型オリジナルシリーズがリニューアルスタート。WOWOWとIPCの共同プロジェクトとして2016年に始まった、

世界最高峰のパラアスリートに迫る大型シリーズ「パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズWHO I AM」が、「ドキュメンタリーシリーズWHO I AMパラリンピック」にリニューアル。これまで25カ国40組のアスリートに迫り、国際エミー賞ノミネート、アジア太平洋放送連合(ABU)賞テレビ・ スポーツ部門最優秀賞、4度の日本民間放送連盟賞優秀受賞など、国内外で評価を得たシリーズ。

ナビゲーター&ナレーターは引き続き俳優の西島秀俊が務める。2023年1月8日(日)からの 新シーズンには、車いすバスケットボール男子銀メダリストで、ファンが選んだ大会MVPの鳥海連志、水泳で金メダルに輝いたドイツのエレナ・クラフゾウ、陸上男子100mで世界新記録を樹立したノルウェーのサルーム・アゲザ・カシャファリという、東京パラリンピックのメダリスト3人が登場!
●WOWOWのホームページ

ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM LIFE

2016年にスタートしたWHO I AMシリーズ。アーティストやクリエイターなど、スポーツの枠を超えて多様なラインナップが揃う新シリーズだ。国内外で多くの評価を得てきたこのシリーズが再始動。

これまで同様にWOWOWとIPCの共同プロジェクトと して世界最高峰のパラアスリートに迫る継続シリーズ「ドキュメンタリーシリーズWHO I AMパラリンピック」に加え、アーティストやミュージシャン、クリエイターなど、広くエンターテインメントの世界の第 一線で活躍する、スポーツの枠を超え多彩なラインナップが登場する新シリーズ「ドキュメンタリーシリー ズWHO I AM LIFE」が新たにスタート。

2023年1月29日(日)から放送・配信となる新シリーズには、2012年ロンドンパラリンピック閉会式でパフォーマンスを披露して注目を集め、11月に来日するバイオニック・ポップ・アーティストのヴィクトリア・モデスタ、聴覚に障害がありトランスジェンダーでもあるアーティストのチェラ・マン、自閉症の作曲家マイケル・ハウウェルの3人が登場する。
●WOWOWのホームページ

東京2020五輪・パラが最も優れたスポーツイベントに選ばれる

2021年に最も輝いた選手らを選出するアスリートオブザイヤーで、最優秀大会として東京2020五輪・パラリンピックが選出された。またチーム部門はサッカーのイタリアナショナルチームがナンバーワンに選ばれた。

同賞はAIPS・国際スポーツプレス協会に所属する世界各国のスポーツ記者が投票するもの。114カ国、529人が投票。男子はサッカーのロベルト・レバンドフスキ(ポーランド)、女子は陸上競技のエレイン・トンプソンヘラ(ジャマイカ)が最優秀選手として選出された。

アスリートオブザイヤー・チーム部門(10位まで)
1. Italy Men’s National Football Team – 767
2. Bayern Munich Men’s Football Club – 503
3. Argentina Men’s National Football Team – 459 
4. Chelsea Men’s Football Team – 370
5. Liverpool Men’s Football Team – 257
6. USA Men’s Basketball Team – 228 
7. Barcelona Women’s Football Club – 216
8. Brazil Men’s Olympic Football Team – 205
9. France Men’s Handball National Team – 187
10. Milwaukee Bucks – 164

2021年の最優秀チーム賞に輝いたサッカーのイタリアナショナルチーム

アスリートオブザイヤー・大会部門(10位まで)
1. Tokyo 2020 Olympic and Paralympic Games – 1453 
2. UEFA Euro 2020 – 899
3. Tour De France 2021 – 462 
4. World Judo Championships Seniors 2021 – 384 
5. FIS Alpine World Ski Championships 2021 – 317
6. FIFA Futsal World Cup Lithuania 2021 – 268
7. European Athletics Team Championships 2021 – 244 
8. AIBA World Boxing Championships 2021 – 185 
9. World Athletics U20 Championships 2021 – 143 
10. IHF Men’s World Championship 2021 – 130

東京2020パラリンピックマラソンコースを自転車で挑戦

東京都はバーチャルスポーツアプリROUVY(ルービー)のアプリ内に、東京2020パラリンピックマラソンコースを制作した。自身の動きをアバターに投影させて自転車やランニングでのコース走行を体感できる。

自転車専用のコースはパラリンピックマラソンコースを再現した42.195kmとショートコースの10kmがある。  

42.195kmコースでは東京体育館をスタート地点に、東京タワー、皇居、東京スカイツリーなど都内のランドマークを実写で見ながら、再び神宮外苑の日本オリンピックミュージアムを目指す。

金メダリストの道下美里をはじめ、世界のパラリンピアンが駆け抜けたコースを自転車で楽しむことができる。 

10kmコースはスカイツリー近くの浅草雷門をスタート地点に、東京タワーの麓の増上寺を目指す。日本を代表する2つのタワーを駆け抜けるもの。

また、ランコースは1.5km、3km、5kmのショートコースに加え、21kmのハーフマラソンも用意された。普段は入ることのできない国立競技場内のトラックを走ることができるコースも楽しむことができつ。

普段は入ることのできない国立競技場内のトラックを走ることができるランコース

TOKYO VR Racing 2021イベントも開催

東京2020パラリンピックマラソンコースがバイクとランで楽しめるイベント、TOKYO VR Racing 2021が12月12日(日)に東京体育館サブアリーナとオンライン開催される。

スペシャルゲストとして安田大サーカスの団長をはじめ、Youtuberのけんたさんなどが参加。ランにはタレントの森脇健児も参加が決定している。申し込みは12月8日(水)までと期限を延長した。

TOKYO VR Racing 2021の申し込みページ

2020東京パラの42.195kmを自転車で走るバーチャルレース

東京都がデジタル技術を活用して東京2020パラリンピックマラソンコースをVR(仮想現実)空間で再現し、スポーツの新たな楽しさと東京が持つ観光の魅力を体験できる取り組みを開始。同コースにスマートトレーナーで参加できるバーチャルスポーツ大会の参加者を募集している。

大会はランとライド(自転車)の2部門があり、それぞれ5回の出走がある。ライドは距離10kmが4回。4回目のスタートはYoutube配信でライブ実況される。最後のスタートが42.195km。

参加費は無料、ゲストはYoutube配信回に出演し、芸人の安田大サーカス団長安田(ライド10kmに参加)、タレントの森脇健児(ラン5kmに参加)、パラリンピアンの土田和歌子(ラン5kmにレース解説として出演)。

安田大サーカス団長安田、タレントの森脇健児、パラリンピアンの土田和歌子

TOKYOVRRacing2021大会詳細
日時:2021年12月12日(日)10時~18時
内容:VRレース(ライド・ラン各5回)
オンラインで参加し、 VR空間内のアバターに参加者自身のライドやランの動きを投影し、レースを実施
*(ライド、 ラン各1回)
募集人数:オンラインで参加(上限あり)/東京体育館で参加:各回18名
その他、 サテライト会場からも参加できる
募集期間:2021年11月12日(金)から11月30日(火)まで
〇参加方法/以下のURLよりエントリーページへお入りください。
《レース》
●ライド
10km(浅草寺雷門→増上寺)
42.195km(東京2020パラリンピックマラソンコース
●ラン  
3km(銀座→増上寺
5km(浅草寺雷門→日本橋
21km(上記フルマラソンコースを活用したハーフコース

●TOKYO VR Racing2021大会のエントリーページ

2020東京の公式グッズ特売は24日まで…用具展示と競技体験も

東京2020大会で選手が使用した競技用具の展示があり、パラリンピック競技体験ができる「東京 2020 ARIGATO イベント」が2021年10月16日(土)から24日(日)まで東京スポーツスクエア(有楽町)で開催されている。

マスコットグリーティング

東京都と東京2020組織委員会が連携し、東京2020大会の競技用具などの展示、競技体験、公式ライセンス商品のセールなどを行う。

東京都は、大会の感動を確かなレガシーとして将来に引き継いでいくため、大会を応援してくれた人に感謝の気持ちを込めての展示会を実施。イベント会場では、パラリンピック競技のボッチャの体験会も行っている。

話題になった選手村のベッドも展示

さらに、東京2020組織委員会は、東京2020マスコット関連商品、伝統工芸品コレ クション、公式アートポスターコレクションなど、約1200種の商品がセール価格となる「東京2020 ARIGATO セール」を実施。 セール会場では、期間中毎日4回、東京2020マスコット ミライトワ・ソメイティ と記念撮影ができるグリーティングも開催。

選手使用競技用具展示

東京2020 ARIGATO イベント
会場:東京スポーツスクエア
東京都千代田区丸の内 3-8-3
開催期間:2021年10月16日(土)~ 10月24日(日)
開催時間:11:30~19:00
実施内容:
・東京 2020 大会関連の展示
選手使用競技用具、聖火リレートーチ、メダリストやパラリンピック競技パネルなど
・パラリンピック競技体験=ボッチャ
・東京2020 ARIGATO セール
・東京2020 マスコット グリーティング ほか

ボッチャ体験会

<会場アクセス>
・JR山手線・京浜東北線「有楽町駅」下車[京橋口]徒歩1分
・東京メトロ有楽町線「有楽町駅」下車[D9出口]すぐ
・東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」下車[1出口]徒歩3分
東京交通会館向かいの赤い屋根が目印の建物。

ARIGATOセール会場

●東京 2020 ARIGATO イベントのホームページ

東京パラ自転車競技に川本、杉浦、藤井、藤田の4選手参戦

東京2020パラリンピックが2021年8月24日から9月5日まで開催され、自転車競技には日本勢4選手が参加する。8月25日から28日までトラックレースが静岡県の伊豆ベロドロームで、8月31日から9月3日までロードレースが静岡県の富士スピードウェイで行われる。

藤井美穂

日本代表選手

川本翔大
かわもとしょうた

川本翔大 ©2019 JCF

①1996.8.19
②170cm/63kg
③大和産業
④広島県
⑤トラック=500mタイムトライアル・個人パーシュート・チームスプリント、ロード=タイムトライアル、ロードレース
⑥リオパラ五輪
熱中していた野球から高校時代に自転車へ。抜群の運動能力で着実にステップアップする。片足切断のクラス。


杉浦佳子
すぎうらけいこ

杉浦佳子 ©日本パラサイクリング連盟

①1970.12.26
②155cm/48kg
③楽天ソシオビジネス
④静岡県
⑤トラック=500mタイムトライアル・個人パーシュート・チームスプリント、ロード=タイムトライアル、ロードレース ⑥初出場
2017年の世界選手権ロード・タイムトライアルの世界チャンピオン。高次脳機能障がいクラス。


藤井美穂
ふじいみほ

藤井美穂

①1994.10.31
②155cm/48kg
③楽天ソシオビジネス
④茨城県
⑤トラック=500mタイムトライアル・個人パーシュート、ロード=タイムトライアル、ロードレース
⑥初出場
走り高跳び1m39cmの日本記録保持者。2014年に陸上競技から自転車に転向。片足切断のクラス。


藤田征樹
ふじたまさき

世界チャンピオンのアルカンシエルを着用した藤田征樹

①1985.1.17
②170cm/63kg
③藤建設
④北海道
⑤トラック=500mタイムトライアル・個人パーシュート・チームスプリント、ロード=タイムトライアル、ロードレース
⑥北京パラ五輪、ロンドンパラ五輪、リオパラ五輪
2009トラック、2015ロードで世界王者に。パラリンピックでは銀4、銅2を獲得。両足切断のクラス。

①生年月日 ②身長/体重 ③所属 ④出身地 ⑤出場予定種目 ⑥パラ五輪代表歴

TOKYO2020パラリンピック自転車競技の放送予定

8月25日 NHK BS1 9:55〜15:05
8月26日 NHK BS1 9:55〜16:10
8月27日 NHK BS1 9:55〜10:45

●日本パラサイクリング連盟のホームページ