ソレルが第5ステージ優勝…モラールが首位に【ブエルタ・ア・エスパーニャ】

第77回ブエルタ・ア・エスパーニャは8月24日、イルン〜ビルバオ間の187.2kmで第5ステージが行われ、UAEエミレーツのマルク・ソレル(スペイン)が優勝。グルパマFDJのルディ・モラール(フランス)が首位に立った。

2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第5ステージ ©Unipublic Charly López

ソレルの優勝は2020年第2ステージに続く通算2勝目。モラールは2018年の第5ステージから第8ステージまで首位に立ったことがあり、マイヨロホを着用するのは2度目。

プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)はソレルやモラールが含まれる第1集団から5分09秒遅れ。ログリッチは4分09秒遅れの総合5位に後退した。

マルク・ソレル ©Unipublic Sprint Cycling Agency

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)ルディ・モラール(フランス、グルパマFDJ)
マイヨベルデ(ポイント賞)サム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ)
マイヨルナレス(山岳賞)ビクトル・ランゲロッティ(モナコ、ブルゴスBH)
□マイヨブランコ(新人賞)フレッド・ライト(英国、バーレーンビクトリアス)

2023ツール・ド・フランス開幕地でもあるバスク地方のビルバオ ©Unipublic Sprint Cycling Agency
第5ステージで逃げを成功させた第1集団に加わり、首位に躍り出たモラール ©Unipublic Charly López
2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第5ステージ ©Unipublic Charly López
マルク・ソレルが第5ステージ優勝 ©Unipublic Sprint Cycling Agency
マイヨロホはルディ・モラールに ©Unipublic Sprint Cycling Agency
ポイント賞のサム・ベネット。他選手の表彰式のじゃまにならないように頭を下げて通過する ©Unipublic Charly López

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ログリッチが第4ステージを制して首位に【ブエルタ・ア・エスパーニャ】

第77回ブエルタ・ア・エスパーニャは8月23日、ビトリアガステイス〜ラグアディア間の152.5kmで第4ステージが行われ、プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)が少人数のゴール勝負を制して優勝。総合成績でも首位に立った。

ログリッチが小集団のゴール勝負で優勝 ©Unipublic

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨベルデ(ポイント賞)サム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ)
マイヨルナレス(山岳賞)ジョアン・ボウ(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ)
□マイヨブランコ(新人賞)イーサン・ヘイター(英国、イネオスグレナディアーズ)

2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第4ステージ ©Unipublic
2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第4ステージ ©Unipublic
2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第4ステージ ©Unipublic
ブエルタ・ア・エスパーニャ第4ステージ ©Unipublic2022
ログリッチが第4ステージでマイヨロホを早くも獲得 ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2022

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ユンボ・ビスマが日替わりマイヨロホ…ベネット区間2連勝

第77回ブエルタ・ア・エスパーニャは8月21日、オランダのブレダーを発着とする193.5kmで第3ステージが行われ、ボーラ・ハンスグローエのサム・ベネット(アイルランド)がゴール勝負を制して2区間連勝。今大会2勝目、大会通算5回目の勝利を飾った。

サム・ベネットが2ステージ連続勝利 ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2022

総合成績では、初日のチームタイムトライアルでトップタイムを出したユンボ・ビスマ勢6選手が同タイムで並び、これまでの区間順位の合計で最も少ないエドアルド・アッフィニ(イタリア)がマイク・テウニッセン(オランダ)に代わって首位になった。

オランダを走る2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第3ステージ ©Charly López
マイヨロホのテウニッセンが先頭を走る ©Charly López
2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第3ステージ ©Charly López

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)エドアルド・アッフィニ(イタリア、ユンボ・ビスマ)
マイヨベルデ(ポイント賞)サム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ)
マイヨルナレス(山岳賞)ジュリアス・ファンデンベルフ(オランダ、EFエデュケーション・イージーポスト)
□マイヨブランコ(新人賞)イーサン・ヘイター(英国、イネオスグレナディアーズ)

エドアルド・アッフィニが首位に ©Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2022

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ベネット優勝、首位はオランダのテウニッセン…ブエルタ・ア・エスパーニャ第2S

第77回ブエルタ・ア・エスパーニャは8月20日、オランダのゼルトゲンボスからユトレヒトまでの175.1kmで第2ステージが行われ、ボーラ・ハンスグローエのサム・ベネット(アイルランド)がゴール勝負を制して優勝。2020年以来の4回目の勝利。

2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第2ステージ ©Charly López

総合成績では、この日の4位に入ったユンボ・ビスマのマイク・テウニッセン(オランダ)が首位になった。テウニッセンは他のチームメート5選手と同タイムで並んだが、総合成績がタイム差なしの場合はそれまでのステージ順位の合計が最も少ない選手が上位となるルールがあり、チームメートで同じオランダのロベルト・ヘーシンクに代わって首位になった。

2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第2ステージ ©Charly López

母国でリーダージャージ獲得。マイヨジョーヌよりもうれしい…テウニッセン

「正直に言うと、計画したことではなかった」とマイヨロホを獲得することになったテウニッセン。

ベルギーのブリュッセルをスタートした2019年のツール・ド・フランス第1ステージで、ゴール勝負を制してステージ優勝するとともに、マイヨジョーヌをその後の2日間着用した実績を持つ。

世界チャンピオンのジュリアン・アラフィリップ ©Charly López

「プリモシュのアシストをするためにここにいると何日も前から言ってきたが、今日もそれがメインのチーム指示だった。でも実際には今朝になって、みんながボクのことを気にかけてくれることを察知していた。

すべてが計画通りに進み、プリモシュが最後の3km地点を通過したら、ボクができるだけ上位でフィニッシュラインを通過するかのお膳立てが整えられていた。チームと関係者全員に感謝したい。

マイヨジョーヌも特別だったが、今回のマイヨロホはさらに特別かもしれない。多くの人が応援している母国でそれを獲得できるなんて。みんなにとっても本当に素晴らしいことだ。もっと上の目標を目指していくけど、素晴らしい1日だった。明日が楽しみだ」

オランダを走る2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第2ステージ ©Rafa Gomez/SprintCyclingAgency©2022
サム・ベネットがブエルタ・ア・エスパーニャ第2ステージ優勝 ©Luis Angel Gomez Gomez/SprintCyclingAgency©2022

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)マイク・テウニッセン(オランダ、ユンボ・ビスマ)
マイヨベルデ(ポイント賞)サム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ)
マイヨルナレス(山岳賞)ジュリアス・ファンデンベルフ(オランダ、EFエデュケーション・イージーポスト)
□マイヨブランコ(新人賞)イーサン・ヘイター(英国、イネオスグレナディアーズ)

マイク・テウニッセンが母国オランダで首位のマイヨロホを獲得 ©SprintCyclingAgency

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ユンボ・ビスマが最速タイム…第77回ブエルタ・ア・エスパーニャ開幕

第77回ブエルタ・ア・エスパーニャは2022年8月19日にオランダのユトレヒトで開幕。第1ステージは距離23.3kmのチームタイムトライアルが行われ、史上初の大会4連覇をねらうプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)を擁するユンボ・ビスマが優勝。集団の先頭でゴールしたロベルト・ヘーシンクが地元オランダ開催の大会で最初に深紅のリーダージャージを着用した。

マイヨロホを獲得したヘーシンク ©Charly López

マイヨロホを着て故郷の大地に立つことは、夢が叶ったようなものだ…ヘーシンク

「本当に信じられない。ボーイズ(アシストのチームメート)に本当に感謝している。彼らはとてもクレイジーに強かった。マイヨロホを着ることになって本当に感謝している。それは間違いなく私のキャリアのハイライトの1つだ」とヘーシンク。

「中間計時で速いということは確認していたが、最後までたどり着かなければならない。チームタイムトライアルではなにかが起こる可能性があるが、このグループには強い選手がたくさんいるので、このチームは確実に勝つ可能性があると分かっていた。

今大会のチーム戦略は、プリモシュのライバルたちを徹底マークすることだ。通常、私の仕事はチームを助け、プリモシュを助けること。ここ数年助けてくれてありがとうとプリモシュは言ってくれたが、この戦略はベストだと思う。マイヨロホを着て故郷の大地に立つことは、夢が叶ったようなものだ」

2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第1ステージ ©Charly López

ヘーシンクはマイヨロホを着用するに値ある選手…ログリッチ

「素晴らしい気分。ボクはそれが当然のことだと思う」とヘーシンクに先頭を譲ったログリッチ。大会史上初の4連覇を狙うログリッチは、首位とタイム差なしの総合2位という絶好のスタートを切った。

「今日は大勢の観客とチームと一緒にスタートすることができて本当によかった。みんな完璧な仕事をしてくれたので、楽しかった。今日は勝てるくらいコンディションがよかった。

あと20日。ヘーシンクが最初にフィニッシュラインを越え、最初のリーダーになったが、彼はそれに値するからだ。彼と一緒に長年レースをするのは喜びだ。彼はボクに多くのことを教えてくれたし、オランダ選手がいるホームチームとして勝つのはとてもうれしい」

2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第1ステージ ©Charly López

第1ステージ結果

1JUMBO – VISMA00H 24′ 40”
2INEOS GRENADIERS00H 24′ 53”+ 00H 00′ 13”
3QUICK-STEP ALPHA VINYL TEAM00H 24′ 54”+ 00H 00′ 14”
4TEAM BIKEEXCHANGE-JAYCO00H 25′ 11”+ 00H 00′ 31”
5UAE TEAM EMIRATES00H 25′ 13”+ 00H 00′ 33”
6GROUPAMA – FDJ00H 25′ 18”+ 00H 00′ 38”
7BORA – HANSGROHE00H 25′ 21”+ 00H 00′ 41”
8TREK – SEGAFREDO00H 25′ 22”+ 00H 00′ 42”
9BAHRAIN VICTORIOUS00H 25′ 22”+ 00H 00′ 42”
10MOVISTAR TEAM00H 25′ 23”+ 00H 00′ 43”
11ASTANA QAZAQSTAN TEAM00H 25′ 26”+ 00H 00′ 46”
12TEAM DSM00H 25′ 33”+ 00H 00′ 53”
13AG2R CITROEN TEAM00H 25′ 35”+ 00H 00′ 55”
14EQUIPO KERN PHARMA00H 25′ 37”+ 00H 00′ 57”
15ALPECIN – DECEUNINCK00H 25′ 43”+ 00H 01′ 03”
16ISRAEL-PREMIER TECH00H 25′ 44”+ 00H 01′ 04”
17EF EDUCATION – EASYPOST00H 25′ 59”+ 00H 01′ 19”
18TEAM ARKEA – SAMSIC00H 26′ 05”+ 00H 01′ 25”
19INTERMARCHE – WANTY – GOBERT MATERIAUX00H 26′ 05”+ 00H 01′ 25”
20EUSKALTEL-EUSKADI00H 26′ 12”+ 00H 01′ 32”
21LOTTO SOUDAL00H 26′ 29”+ 00H 01′ 49”
22COFIDIS00H 26′ 30”+ 00H 01′ 50”
23BURGOS-BH00H 26′ 38”+ 00H 01′ 58”
オランダのユトレヒトでブエルタ・ア・エスパーニャが開幕 ©Charly López
イネオスグレナディアーズはユンボ・ビスマに続く2位 ©Sprint Cycling Agency

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)ロベルト・ヘーシンク(オランダ、ユンボ・ビスマ)
マイヨベルデ(ポイント賞)設定なし
マイヨルナレス(山岳賞)設定なし
□マイヨブランコ(新人賞)イーサン・ヘイター(英国、イネオスグレナディアーズ)

ユンボ・ビスマがチームタイムトライアルを制し、セップ・クスがシャンパンをまき振るう ©Charly López

第2ステージにすすむ

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ブエルタ・ア・エスパーニャを見ようと多くのオランダ人が集まった ©Charly López

ログリッチがブエルタ・ア・エスパーニャ強行参戦…史上初4連覇目指す

ユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)が8月19日から9月11日まで開催される第77回ブエルタ・ア・エスパーニャに出場することが発表された。7月のツール・ド・フランスで負傷し、この大会のために第15ステージを出走せず、回復にあたっていた。

プリモシュ・ログリッチ

ブエルタ・ア・エスパーニャの大会最多優勝記録はスペインのロベルト・エラスが持つ4勝。ログチッリは2019年から3連覇中で、2022年大会に最多タイ記録と4連覇の新記録がかかる。

ツール・ド・フランスではチームメートのヨナス・ビンゲゴーとともに、3連覇を狙ったUAEエミレーツのタデイ・ポガチャルに揺さぶりをかけ、チームとして主導権を握り、その結果ビンゲゴーが初の総合優勝を獲得。

その一方でログリッチは落車で負傷。ブエルタ・ア・エスパーニャのためにツール・ド・フランスを途中リタイアした。

マイヨロホを着るログリッチを援護するユンボ・ビスマ勢。2021ブエルタ・ア・エスパーニャ第9ステージ ©PHOTOGOMEZSPORT2021

現在の状況は思わしくなく、ブエルタ・ア・エスパーニャの準備は完全ではないという。またアシスト陣も期待していた選手が欠場するなどチーム力も劣る。

フルーム、キンタナの歴代総合優勝者も参加

一方、イネオスグレナディアーズ(英国)はリチャル・カラパス(エクアドル)をエースに起用。イスラエル・プレミアテック(イスラエル)はツール・ド・フランスで復調の兆しを見せたクリストファー・フルーム(英国)をメンバー入りさせた。クイックステップ・アルファビニル(ベルギー)は世界チャンピオンのジュリアン・アラフィリップ(フランス)、アルケア・サムシック(フランス)はナイロ・キンタナ(コロンビア)がエース。

顔認証による出走サインをするログリッチ ©PHOTOGOMEZSPORT2020