「バグかな」のアカウント名でインスタフォロワー2万7000人を数える女性サイクリストがいる。ロードバイクに乗り始めて2年だが、室内トレーニングを本格導入するなどで、SNSを駆使して自転車の魅力を発信中。いまでは自転車界随一のインフルエンサーとも言える。機材と周辺環境をそろえれば、そんなバグかなさんとだれでもバーチャルライドできる。
自宅で室内トレーニングをこなすバグかなさん
バーチャルライドならシゴト帰りや雨の日も乗れる
中学は女子バレーボール部、高校・大学は陸上部で中距離の800mをやっていたというバグかなさん。神戸市出身で、1年前に東京に引っ越してきた。フルタイムの会社員だ。部活引退後は趣味としてマラソン出場したこともあったが、スポーツをしていない時期も2〜3年あったという。
そんなバグかなさんが自転車を始めたのは、大学陸上部の友人がロードバイクをやっていて、すすめられたのがきっかけだった。いきなりしまなみ海道や箱根、筑波山などの難コースに挑戦。
「初心者にしてはバグった(想定から逸脱した)ライドをしていると言われ、バグかなという名前でインスタを始めました(笑)」。
もともとは実走で男性サイクリストについていけるようにと室内トレーニングを導入した
2021年からスマートトレーナーと呼ばれる室内サイクリング機器、SARISを導入。ヒルクライムレースへの出場を目標にしていたので、それに向けてのトレーニングを積むためだ。画面に映し出されるコースとペダルの重さが連動するバーチャルライドが楽しそうだったので、以前から興味があったという。
平日や雨の日も自転車に乗れるのが魅力の室内ライド。週末サイクリングの他に、平日の仕事終わりにも自転車に乗れるようになった。実際にやってみると、レベルアップがアプリ上で評価されたり、新しいコースに挑戦できたり、ゲーム的な要素があって飽きずに楽しめた。ミートアップという機能を使って、遠方の人と一緒に走れるのも楽しかった。飽きてきたら音楽を聴いたり、映画を観ながら走るといいとおすすめする。
部屋に置かれたトレーニング機器。バグかなさんはワイズロードのSARISアンバサダーを務めている
「実走時に一緒に走る人たちが速いので、少しでも置いていかれないように室内トレーニングも頑張りました。その結果、実走でのサイクリングも明らかに長距離を速く走れるようになり、体力もつきました。体重も5kg落ちました!」
2022年は富士山を登るフジヒルクライム大会で、所定のタイムを切った選手に与えられるブロンズメダルを目標にトレーニングをする。コロナ禍が落ち着いたら、四国や九州など今まで走ったことがない場所でサイクリングを楽しみたいという。
「海外限定のカラーを取り寄せて、大切な友人に組んでもらった特別なバイク」を実走では愛用する
周辺環境を揃えればバグかなさんと一緒にライドできる!
スマートトレーナーを購入し、オンライントレーニングアプリのZwift(ズイフト)に登録するとミートアップという形で一緒に走れる。Zwift利用料は月1650円。スマホかパソコンとその通信環境が必要。
バグかなさんは、スポーツ自転車専門店ワイズロードが運営する「ワイズロード・ズイフターズ」内のイベントとしてのZwiftミートアップを毎月2回開催。店舗利用者でなくても無料で入会・参加可。●ワイズロード・ズイフターズ
インスタ映えする自撮りテクを教えて!
掲載写真は本人提供のもの。バグかなさんに自撮りテク、インスタ映えする写真を撮る秘けつを教えてもらった。
練習シーンもインスタで発信中
「自分が一番素敵に見える角度で撮影しています(笑)。自分のことは自分が一番よく知っていると思うので。自撮りはちょっと恥ずかしいのですが、恥を捨てて思いっきりキメたほうがよく映ります!」
●バグかなさんのInstagram ●SARISの関連ニュース
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