イネオス・グレナディアス仕様のDOGMA F12は70万円から

英国のイネオス・グレナディアスのチームカラーをまとったスペシャルなDOGMA F12が発表された。8月29日に開幕するツール・ド・フランスで使用するもの。カラーはイネオス・グレナディアスのイメージカラーであるネイビーブルーxレッドで、随所にINEOSとGRENADIERのロゴが入る。

COVID-19の世界的な感染拡大の影響で、開幕が延期されていた第107回ツール・ド・フランスだが、8月29日にフランスのニースをグランデパールに開幕を迎えることになった。

イネオス・グレナディアスは、2019年の覇者エガン・ベルナルをエースに鉄壁の布陣でチームとしてツール・ド・フランス6連覇を狙う。ピナレロはこれまで通算15回のツール・ド・フランス総合優勝を達成していて、通算16度目のマイヨジョーヌ獲得のためイネオス・グレナディアスと、これまで以上に強力なタッグを組んでレースに挑んでいる。

イネオス・グレナディアス・スペシャルエディションは、スタンダードなDOGMA F12と軽量なDOGMA F12Xlightの2モデル用意され、それぞれにリムブレーキ仕様、ディスクブレーキ仕様を選ぶことができる。

DOGMA F12 “TEAM INEOS GRENADIERS” EDITION

メインマテリアル:Torayca T1100G Nanoalloy Carbon
サイズ:42, 44, 46.5, 47, 50, 51.5, 53, 54, 55, 56, 57.5, 59.5, 62
その他:AIR8 フルカーボンシートポスト付属、エアロヘッドセット付属、MOst TIGER ULTRA AEROステム用アダプター付属
※MOst TALON Ultra インテグレーテッドハンドルは別売り。
カラーコード:A619 GRENADIER – DOGMA F12 DISK、A618 GRENADIER – DOGMA F12 RIM、A621 GRENADIER – DOGMA F12 XLIGHT DISK、A620 GRENADIER – DOGMA F12XLIGHT RIM

DOGMA F12 “TEAM INEOS GRENADIERS” EDITIONフレームセット税別定価:70万円DOGMA F12 DISK “TEAM INEOS GRENADIERS” EDITIONフレームセット税別定価:73万円
DOGMA F12 Xlight “TEAM INEOS GRENADIERS” EDITIONフレームセット税別定価:90万円
DOGMA F12 Xlight DISK “TEAM INEOS GRENADIERS” EDITIONフレームセット税別定価:93万円

●ピナレロジャパンのホームページ

🇫🇷ツール・ド・フランス2020特集サイト
🇫🇷ツール・ド・フランス公式サイト

ベン・スウィフトの英国チャンピオンカラー…DOGMA F12発売

ピナレロはベン・スウィフトの英国選手権勝利を記念して、ブリティッシュチャンピオンカラーのDOGMA F12を発売する。2019年5月の発表以来、ツール・ド・フランスでエガン・ベルナルが総合優勝を獲得するなど驚異的なパフォーマンスを持つバイクのスペシャルカラーモデル。

イネオスのベン・スウィフトが乗る英国チャンピオンバイク

●DOGMA F12 XLIGHT
DOGMA F12 XLIGHT 468 British Champion 2019
フレームセット 98万円(税別)
DOGMA F12 XLIGHT DISK 472 British Champion 2019
フレームセット 101万円(税別)

6月末に英国ノーフォークで行われた英国選手権でイネオスのベン・スウィフトが勝利

●DOGMA F12
DOGMA F12 473 British Champion 2019
フレームセット 78万円(税別)
DOGMA F12 DISK 460 British Champion 2019
フレームセット 81万円(税別)
※仕様・サイズは通常モデルと同様です。12月頃よりデリバリー開始。
写真はベン・スウィフトの実車で、実際の商品とは異なる場合も

2月の落車による大怪我から復活し、スウィフトにとっては4年ぶりの勝利となった
英国チャンピオンジャージを着るスウィフト

新生イネオスに合わせてピナレロがDOGMA F12発表

ピナレロ社は2019年5月1日、チームスカイがチームイネオスへ移行するのと同時に、新しいフラッグシップモデル「DOGMA F12」を発表した。DOGMA F12は、世界最高との呼び声が高いDOGMA F10をしのぎ、再びグランツールを制覇するバイクとなるべく開発。これまで蓄積された空気力学および構造力学的な知識や経験を生かし、「F」の称号を与えるにふさわしいバイクとなるようデザインされた。

DOGMA F12

注目点は、エアロダイナミクス特性の向上、フレーム構造の軽量化と剛性アップ、最新コンポーネントとの互換性、ピナレロフィーリングの維持。これらを開発コンセプトとしてDOGMA F12は開発を進められた。

外部に露出している各種ケーブルの内装化を進め、ケーブルハウジングが受ける空気抵抗の85%を軽減。

フロントフォークも空力学的に見直し。新しいF12フロントフォークは、「ONDA」の形状を維持したまま空気抵抗を軽減するため側面が拡大されている。断面形状も見直された結果、F10とF12のフロントフォークをCFD解析で比較した結果、F12フロントフォークは15.7%の空気抵抗軽減に成功。

ダウンチューブ、ヘッドチューブ、ボトムブラケットなど、あらゆる箇所で空気抵抗を削減する試みを取り入れ、バイク単体で7.3%の空気抵抗を削減。

ブレーキ仕様の違いによる構造変化も検討。DOGMA F12はディスクブレーキ、リムブレーキ、それぞれのシステムに適した構造を同時に開発した。

チームイネオスやGALAXY BLUEなどのカラーは今後追加される予定。ピナレロジャパンのホームページで紹介される。

DOGMA F12

DOGMA F12 DISK フレームセット 73万円
DOGMA F12 フレームセット 70万円
DOGMA F12 DISK D/A Di2 完成車 137万円
DOGMA F12 D/A Di2 完成車 130万円
価格はすべて税別