シナプスネオ…Bosch製パワーユニットを搭載したeロードバイク

キャノンデール・ジャパンは5月1日(金)、Bosch製パワーユニットを搭載したeロードバイク、Synapse Neo(シナプスネオ)の予約を開始した。楽に上り、一日中乗っていても疲れない。安心してバイクコントロールできるポジション。Synapse Neoはすべてのライダーにロードバイクがもつ美しい世界への扉を開けてくれる。

438mmのショートチェーンステー。フロントギアは、シングルもダブルも使用可能。スポークアングルとテンションは左右均一のため、非常に丈夫なリアホイール

これぞまさしくエンデュランスバイク

丘を駆け上がるパワーを要し、サドルの上で一日中過ごすことを許してくれる。Synapse Neoがロードバイクライドで享受できる美しさを全ての人へ提供する。身体へのダメージを最小限におさえ、長時間のライディングを最大限楽しみたいと願うすべてのライダーへ。ホイール/タイヤサイズは700x32c。39万円。

ダウンチューブにすっきりと収まったPowerTubeバッテリー、カスタマイズされたモーターマウント

●ピュアパワー
Bosch G3アクティブラインプラスは、軽く汗を流したいというライド にピッタリのパワーユニット。軽量かつ静音でありながらとてもパワフル。アシストをオフにしても、ライドを邪魔する走行抵抗は発生しない。

●遠くまで
大容量の500Whパワーチューブバッテリーは、ダウンチューブにすっきりと収まり、長時間のライドでも安心して出かけることが可能。

少し寝かせたヘッドアングルと55mmのフォークオフセットの組み合わせ

●いつもと変わらないフロントギア
Synapse NEOに搭載されるBoschエンジンはフロントチェーンリングをダブルにすることを可能にする。最適なギアを選択し、最高のライドへ。

高速時の安定性と俊敏なハンドルを両立。バイク重量のあるeバイクにベストな設計

●安心のハンドリング
OutFrontジオメトリーは、安定した高速走行が可能。小さいサイズのバイクでも、つま先が前輪に接触するリスクを軽減。

●一日中続く快適性
長時間のライドをサポートするポジション、快適性を高める700x32cタイヤ、振動吸収に長けたSAVEマイクロサスペンション。これらのコンビネーションにより、もっとも長い一日も、もっともタフな一日も、ずっと笑顔でいられる。

●キャノンデールのホームページ
●eロードバイク「Synapse Neo」のホームページ

デュアルコントロールレバーはシマノ・ティアグラ

ベスビーにニューカラー登場…次世代プレミアムeバイク

プレミアムeバイクブランドのBESV(ベスビー)を取り扱うBESV JAPAN(ベスビージャパン:東京都渋谷区)が人気の3モデルにニューカラーを追加した。

JR1マットブルー

5月20日発売開始 【JR1/JF1】新色マットブルー 

BESVのスポーツeバイクの売れ筋モデルのJシリーズは、ロードバイクモデルのJR1、クロスバイクモデルのJF1の2モデル。いずれもスポーツバイクとしての基本性能に加えて、BESVの誇るアシスト能力を、そのデザインの中に美しく融合した、スポーツeバイクの完成形モデルだ。

高いアシスト制御による力強い走行に加え、アシストサポート域を超えてもスポーツバイクとしての必要な走行性を有する。さらに、国内初の小型フルカラー液晶ディスプレイには、サイクルコンピューターとしての機能を持ち、スピード/平均速度/最高速度/アシスト後続可能距離/総走行距離/RPM/パワーメーター/時計表示/カロリー表示など、9種のパラメーターを選択表示できる。

特徴ともいえるスマートフォンとの連携機能についても、APPのバージョンアップによってさらに多様な楽しみが広がった。

JR1はバッテリーをフレームに内蔵しながらも、15.7kgという軽量さを実現し、メインコンポには、信頼性の高いシマノ105シリーズを採用した。油圧ディスクブレーキ搭載で、あらゆる路面状況での高い制動性をキープする。

JF1 マットブルー

また、クロスバイクモデルのJF1は、35cの太めのタイヤを装着し、メカニカルディスクブレーキを採用。フラットバーハンドルなので、スポーツバイクのエントリーユーザーにもおすすめの1台。

JF1には、純正オプションのフェンダーやキャリア、スタンドを用意していて、これらを装着すれば、通勤、通学にも最適なハイパフォーマンスの1台となる。

6月1日発売開始 【CF1 LENA】新色ターコイズブルー 

ヨーロッパで人気のシティモデルを、日本仕様にダウンサイジングしたCF1 LENAは、女性も乗りやすいL字フレームにバッテリーを内蔵し、リアチャイルドシートも装着可能なシティモデル。

CF1 LENA ターコイズブルー

そんなCF1 LENAに待望の新色「ターコイズブルー」が登場する。もともとアジア地域カラーとして、海外ではリリースされていたターコイズブルー。ユーザーからの多くの要望に応えて、日本でも発売を開始。

CF1は、シティモデルとして、多くの安全機能が搭載されている。フレーム内装型の大型フロントライトは、夜間の走行でも広範囲の路面を明るく照らす。さらにフロントライト使用時には、テールランプがブレーキランプとしても機能し、後続車からの被視認性を高める。

また、安全性の高いエレクトリックブレーキは、握るだけでモーターへの電気出力を停止し、走行性と安全性を両立させている。さらに、機能的な可変式ハンドルステムは、乗る人に合わせて容易にハンドルポジションを変更できるので、身長差や好みのポジションが変わっても、ファミリーでの共用にも便利。

力強いフロントモーターに内装3段変速の組み合わせに加え、純正オプションの大型フロントバスケットや、両立スタンドなど、子ども乗せ以外にも通勤、通学、お買い物など多様なニーズに対応している。

●ベスビーのホームページ

ベスビーから新ブランド、VOTANI(ヴォターニ)デビュー

プレミアムeバイクブランドのBESV(ベスビー)から新ブランドとしてVOTANI(ヴォターニ)がデビューした。ベスビーを取り扱うBESV JAPAN(ベスビージャパン:東京都渋谷区)が、そのテクノロジーやデザインDNAを注入したエントリーブランドとしてVOTANIを新たに日本で発売を開始。

新ブランドVOTANIは5月20日に発売開始

スポーツeバイク専業メーカーであるベスビーのアシスト制御技術やフレームデザインのノウハウを集約し、より気軽に、よりコンパクトに、通勤・通学・お買い物など日常的に利用するためのモデルとして、価格と性能を追求した電動アシスト自転車となった。

ベスビーの誇るスマートモードをオートアシストモードとして標準搭載し、フロントサスペンションによる走行中の振動を軽減し、快適な走行を可能にしている。

BESV JAPANは、新たなVOTANIブランドとして2モデルを順次リリースする。

先行モデルのH3(エイチスリー)は2020年5月20日に発売。次いでQ3(キュースリー)を8月予定として発売。

取り回しのいい20インチサイズでありながら、卓越したアシスト制御技術で、パワフルな加速、巡航を可能にしている。

また、一般的な電動アシスト自転車に比べ軽量で、オートライト機能付きのフロントライトや前後フェンダーも標準装着している。

オプション品のフロントキャリア(耐荷重10kg)やリアキャリア(耐荷重25kg)も用意され、多様な用途に利用できる万能な電動アシスト自転車となった。

H3はセンターバスケット(取り外し可能)を標準装備し、その特徴的なデザインをさらに印象づけている。

Q3は低床フレーム設計として、さらに乗り降りしやすく、またオプションで両立スタンドなども用意される。

VOTANI H3 デジタルディスプレイ

●VOTANIのホームページは5月1日公開

狩野川沿いで沼津港へ…平塚吉光が案内する軽快ライド

富士山と海が臨める快適サイクリング。静岡県の温泉街・伊豆長岡から狩野川(かのがわ)沿いを走り、駿河湾に面した沼津漁港でおいしいものを食べる。平たん路なので初級者でもラクラクと完走できる。しかも電動アシスト機能を搭載したeバイクを駆使。2019年までブリヂストンサイクリングで走っていた元ロード選手、沼津市出身の平塚吉光さんに案内してもらった。

沼津港の飲食店街を走る

平たんな川沿いをeバイクで。自転車初挑戦でも楽しく完走

自転車旅を豊かにするホテルとして、伊豆長岡の温泉街にある「コナステイ伊豆長岡」をここを拠点としたサイクリング。東京五輪出場を期待された平塚さんが選手生活を電撃的に引退し、現在はここでホテルマンとして勤務している。この地で生まれ、練習環境にしてきた平塚さんが案内するサイクリングツアーは間違いない。

伊豆半島はアップダウンがあるので、現役時代に「小さな巨人」と言われた小柄なヒルクライマーの平塚さんには着いていけない。しかし引退後は「自転車を使ったツアーインストラクター」の講習を受け、普通の人でも楽しく安全にサイクリングできるように案内するノウハウを修得している。加えて、生まれもってのソフトな物腰で、自転車初体験の人でもリラックスしてサイクリング体験ができるのは間違いない。

狩野川沿いを案内する平塚さん(先頭)

この日は狩野川の土手の上を含む、交通量の少ないルートをたどった。走行距離は40kmなので、フル充電したeバイクならスタート時から「ハイパワーモード」を稼動させ続けても充電切れになることはない。自分の体力以上に走行距離を稼げるので、途中で不安になることもない。しかも狩野川沿いの道は完全に平たん路だ。河津桜の並木があり、長嶋茂雄さんが自主トレでランニングしていたという、「読売巨人軍長嶋茂雄ロード」もラクラクと訪問できる。

沼津港のインスタ映えスポットに立つ平塚さん。雲の下に富士山が見える

お昼時には沼津港へ。平塚さんがなじみにしている寿司店でランチをいただく。海鮮料理は漁港だけに本当においしい。運動量の高いロードバイクだったら、帰路の運動を考えるとお腹いっぱいにはしたくないが、平たん基調コースにeバイクというスタイルだからガツガツいけるのがうれしい。

グルメを堪能したあとは沼津漁港へ。漁船がつながれた、ふ頭の先に富士山が見える「インスタ映え」スポットへ。帰路は「eバイクの実力を試しましょう」という平塚さんのサービスもあって激坂をちょっと体験。いつもなら断るところだが、電動パワーで軽くクリアしてゴールへ。

沼津港の双葉寿司で海鮮丼

「こんな楽なサイクリングしていいの?」と平塚さんにたずねてみると、「体力に劣る彼女や奥さんがeバイクを使えれば、2人で同じコースを走れるますよ。それがeバイクの賢い使い方です」と、うんちくのある一言に納得。

平塚さんの勤務するコナステイ伊豆長岡では、季節に応じて「桜見」や「いちご狩り」などのツアーパックが1泊朝食・eバイクのレンタル付きで6000円ほどで用意されている。自転車を所有していない人にこそオススメだ。

河津桜が咲く読売巨人軍長嶋茂雄ロード

レンタルeバイクは宿泊施設でなくても借りることができる。修善寺道路大仁中央ICすぐの伊豆ビレッジにある「メリダXベース」、道の駅・伊豆ゲートウェイ函南にある「メリダエクスペリエンスセンター」では多様なモデルが用意されている。


ミヤタのeバイク「クルーズ」でラクチン

ミヤタの電動アシストモデル「クルーズ」で走る

今回使用したeバイクはハンドルバーが一直線のクロスバイクという車種。ミヤタの電動アシストモデル「クルーズ」だ。あまり前傾しなくてもいい乗車姿勢なのでのんびり走れるのだが、電動のおかげで100kmほどの長距離走行も可能。山岳部もアシストパワーでクリアできるので、初級者でも安心。

●コナステイ伊豆長岡のホームページ

eバイクの専門情報サイト「FEEL.E-BIKE」が公開

ミヤタサイクルは、日本国内での独占販売権を有するMERIDA(メリダ)MIYATA(ミヤタ)から発売されているeバイク(電動アシスト付きスポーツバイク)の専門情報サイト「FEEL.E-BIKE」を3月10日(火)15時より公開する。

同社ではMIYATAブランド「CRUISE」、「RIDGE-RUNNER」やMERIDAブランド「eBIG.SEVEN 600」、「eONE-SIXTY 9000」など現在までに13モデル33バリエーションとeバイクを数多く展開している。このFEEL.E-BIKEでは各モデルのインプレッションをはじめ、編集メンバーのオススメコースや全国のeバイク走行可能なコースなど購入前の検討から購入後の遊び方までユーザーに提案するなど、eバイクのさらなる魅力や楽しみ方、情報を発信していく。

eバイクのラインナップ紹介

現在MIYATA、MERIDA両ブランドから計13モデルと数多く展開しているeバイクそれぞれの利点や特徴を、静岡県伊豆の国市に位置するMERIDA X BASEのスタッフやeバイクジャーナリストの難波賢二氏をはじめとした経験豊富なメンバーによる読み物やインプレッション動画で紹介。


eバイクを楽しむためのフィールドガイド

世界ジオパークにも認定された素晴らしい自然やMERIDA X BASEが位置する伊豆半島を中心としたコース紹介や、全国のeバイクが持ち込み可能なフィールドの検索機能を導入。購入後も楽しんでもらうためのアフターサポートもしっかりと行う。

また全国のeバイクレンタルポイントも紹介、お出かけ先などでのサイクリングを楽しみたいユーザーに向けた提案も行っていく。

●FEEL.E-BIKE Eを感じよう!Eで感じよう!

eMTBで富士山麓にある送電線の保守用トレイルを走る

山道の上りはこれまでMTBを必死でこぐか担ぎ上げていたが、電動アシスト装備のeMTBなら激坂だってスイスイ上れる。今回は「電気つながり」ということで、東京電力が送電線の保守点検をするために管理している山道を走った。今春には「新ジャンルのハイブリッドトレイル」として一般の人も走れるようになるという。

メリダ社のeMTBは35万9000円から85万円(税別)。重量は20kg前後でロードバイクの3倍近くある

eMTBの機動力を富士山麓で十分に生かす

電動アシスト自転車は最近「eバイク」と呼ばれる。未就学児の送迎や、坂道の多い町の移動などに威力を発揮する。その動力機能はそれだけにとどまらない。電動パワーが最も威力を発揮するのはオフロードの激坂だ。これまで降車して押し歩きしていた坂も、サドルに座ってペダルを回すだけで上っていけるのだ。その楽しさに気づいたメーカーがMTBに電動アシスト機構を搭載したeMTBを次々と投入。欧州で夏場のスキーゲレンデで流行し、今は日本でも話題になっているのだ。

日本では道路交通法などの規制があって、時速24kmを超えると電動アシスト力がオフになる。ロードバイクは人間の力だけでもそのくらいの速度は出てしまうので、電動搭載のメリットは少ない。一方で、不整地のオフロードは低速でじっくりと登っていくので速度超過でアシストオフになるケースはほとんどない。だからMTBこそ電動なのだ。

送電線を保守点検するトレイルがMTBフィールドに
富士山麓の鉄塔の下を走った

実際に乗ってみた。これまでのMTBなら下車して押したような激坂もグイグイといける。多少の岩ならパワーでクリアできる。難関を突破したときの心地よさといったらこの上ない。

コツとしては一生懸命にペダルをこぐと電気でアシストする比率が低下するので、どんなに厳しい上りでもゆっくりとペダルを回すこと。そうすると「ウィーン」というモーター音とともに、坂の上に引っ張られるかのように進むことができるのだ。

デメリットは40万円以上と高額なこと。注目されてはいるが、販売台数が大きく伸びないのはそれが原因だ。また、重いので車載するなどが大変。階段を上るときも地獄だ。購入するより、必要なときにレンタルするのがいい。

山中をまっすぐに延びる送電線だが、その下の道は尾根や谷がある
送電線の下は管理者が歩くシングルトラックが伸びている

送電線の保守で必要なトレイルをMTBでも走れるように

東京電力パワーグリッドが静岡県の富士山麓に、送電線の下を走るトレイルコースを整備した。今春には有料で一般開放する予定だ。県と協同した地域振興事業で、その距離は7km。さらに13kmの延長も可能としている。

「東電の新規事業を社内で募集し、採用された6つのうちの1つ。若い社員の発案です」と静岡総支社の担当者。道路から離れた山中に敷設された送電線を管理するため、保守点検員が鉄塔を巡る道が必要で、これを維持するだけでもコストがかかる。新事業はMTBが走れるように手を加えたもの。途中には営林の林道がいくつか出現するので、トラブル時はそれを使って下山することも可能。

今回整備された送電線直下のコースは大半が自社所有地だったが、一部に私有地もあった。

「地権者も地域振興の目的に賛同いただき、無償で使用させてもらいました」

コース終点にはドロだらけになったeMTBを洗う水タンクがある

実走時はあいにくの雨で、さすがのeMTBでも苦難の連続。コースは下り基調だが、上り坂もあって、電動パワーを高出力モードにして難所を切り抜けた。かなりテクニックが必要な中上級者向きと感じた。

GPSデバイスで走行ルートを補足したが、こんな山の中なのにルートがまっすぐなことに驚いた。送電線の下の道だからである。心拍数がそれほど高くなかったのは電動アシストのおかげに他ならない。

同社では「新ジャンルのハイブリッドトレイル」を1日4000円の使用料(予定)で一般の愛好家にも楽しんでもらいたいという。eMTBなどの自転車は各自が持ち込む必要がある。

MTBコースを作った東京電力パワーグリッドのみなさん

●東京電力パワーグリッドの詳細ページ
メールでの問い合わせ:Fujiyamapowerline@tepco.co.jp
●静岡サイクリングのホームページ