チーマがバースデーウィン…ツアー・オブ・チャイナ1、第6ステージ

ツアー・オブ・チャイナ1の第6ステージが9月13日、中国の潜江市(せんこうし)で開催され、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニのダミアーノ・チーマがスプリントを制して区間優勝。個人総合成績でも2位に浮上した。

ダミアーノ・チーマが誕生日に区間優勝

9月8日から15日までの8日間、全7ステージで構成されるツアー・オブ・チャイナ1。第6ステージは113kmの平坦ステージだった。序盤に4級山岳、またその前後に中間スプリントポイントが設定されたステージで、個人総合成績の上位が秒単位の僅差であったため、ボーナスタイムを獲得できる中間スプリントポイントをねらうチームが多く、この日のステージも序盤からハイペースで進んでいった。

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニもスプリンターの吉田隼人、岡本隼、チーマが区間優勝をねらうだけでなく、総合成績の上位につける岡本とチーマで中間スプリントをねらいにいく作戦を取った。

序盤より危険なアタックは内間康平と伊藤雅和が中心となりマーク。集団は一つのままで最初の中間スプリントポイントを迎え、チーマが首位通過に成功。15kmほど先にある2つめの中間スプリントポイントでもチーマは3位通過でボーナスタイムを獲得した。

その後、少人数の逃げが決まったが、伊藤が集団コントロールに加わり、残り10km地点を切って逃げを吸収。大集団でのゴールスプリントの展開となり、アラン・マランゴーニのリードアウトにより、3名のスプリンターたちが勝負をしかけ、残り250mからスプリントを開始したチーマが区間優勝。吉田は17位。岡本は他の選手と接触したため失速して35位。

この日25歳の誕生日を迎えたチーマは、ツアー・オブ・シンタイでの区間優勝に次ぐプロ2勝目をマーク。この日のステージではボーナスタイムを合計14秒獲得し、個人総合成績でのライバルを一気に引き離して首位と6秒差の総合2位となった。また岡本も26秒差の総合16位につけていて、最終ステージでボーナスタイム獲得、総合成績ジャンプアップをねらう。

翌日は大会最初の移動日で、600km、約9時間にわたる長距離移動が選手たちを待ち構えている。そして15日にツアー・オブ・チャイナ1の最終日、第7ステージが開催され、17日からはツアー・オブ・チャイナ2がスタートする。

ステージ制覇に笑顔がこぼれるNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニのメンバー

ダミアーノ・チーマのコメント
最初から最後まで献身的な走りをしてくれたチームメートにまずは感謝したい。チームで団結して戦い、自分にとって理想的なレース展開に持ち込むことができた。今日のステージでは、考えられる最大限のいい結果を残すことができ、うれしく思っている。

吉田隼人のコメント
ダミアーノ選手、岡本選手、自分がスプリントで勝負できるようチームメートがレースを作ってくれた。その結果、ねらいどおりの集団ゴールスプリントとなり、ダミアーノ選手がステージ優勝。自分もレースを重ねるごとに、ゴール前の位置取りがよくなっていることは間違いないので、あきらめずトライし続けて、早くいい結果を報告したい。

内間康平のコメント
スプリントの展開に持ち込むべく、大人数の逃げが先行しそうな状況の場合はチェック。それを繰り返しているうちに中間スプリントポイントを迎え、うまく集団をまとめ、ダミアーノが先着した。少数の逃げが先行したところで伊藤が集団をコントロール。残り10kmを切ったところで集団は1つになり、自分もそこからアタックがかからないよう前で踏んだ。 チーマがシンタイに引き続いてステージ優勝! 誕生日に優勝と彼にとって最高の日となった自分たち、日本人選手も区間優勝を目指して、残りのステージを全力で闘っていく。

伊藤雅和のコメント
スプリンターの3人と発射台のアランは温存し、内間と自分は集団をまとめることが仕事だった。落車で痛めていた左脚はまだまだだが、徐々に動くようになってきた。2回ある中間スプリントポイントでボーナスタイムをダミアーノと岡本がとるべく、集団の先頭をスプリンターたちが飛んでいくまで2回とも引いた。2回目のスプリントポイントが終わってできた逃げを捕まえるべく、自分は残り50kmくらいから集団コントロールに入った。残り10kmを切ってから逃げを捕まえてあとは集団内でゴールした。 ダミアーノが勝って、チームのみんなもしっかり仕事していいステージとなった。

岡本隼のコメント
今日もボーナスタイムを獲り、総合順位を上げることとゴールスプリントで上位に食い込むことを目標として走った。2回目のスプリントポイントではチームメイトの協力があり、いい位置でもがき出すことができたが、5位通過となった。ゴールスプリントではラスト1kmまでは連携していたが、他チームの選手と接触してしまい、もがき切れなかった。昨日今日と、あと一歩で届かなかったり、ゴールスプリントを外してしまったりと結果を残せていない。明日は移動日、明後日の最終ステージに向けいいと思えることを全てやり尽くし、結果を残したい。

ダミアーノ・チーマが個人総合優勝…中国のツアー・オブ・シンタイ

3日間のステージレース、ツアー・オブ・シンタイが中国・河北省で9月3日から5日まで行われ、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニのダミアーノ・チーマ(イタリア)が総合優勝。最終ステージで同選手は区間2位でゴールした。

ダミアーノ・チーマがツアー・オブ・シンタイで総合優勝

3日間にわたり河北省で開催されたツアー・オブ・シンタイ(UCIアジアツアー2.2)。5日に開催された最終ステージは、150kmの平坦ステージで、第1ステージで区間優勝を挙げて個人総合リーダージャージを着用するチーマを擁するNIPPO・ヴィーニファンティーニは、チーマのジャージを守ること、また日本人選手の区間成績をねらってのスタートとなった。

レースは序盤よりアタックが頻発し、集団は終始ハイペースで100km地点まで進んでいく展開に。アタックには内間康平やアラン・マランゴーニが反応し、吉田隼人と岡本隼は少人数の逃げに入るべく動いていくが、なかなか決定的な動きにはならず。終盤を迎えると、一時総合2位の選手が先行する危険な展開もあったが、最後は集団ゴールスプリントとなり、チーマが区間2位、吉田が8位、岡本が12位に続いた。

チーマは個人総合優勝、ポイント賞を獲得。日本人選手の上位入賞という目標は達成できなかったが、チームは調子を上げながら8日からのツアー・オブ・チャイナ1(UCIアジアツアー2.1)に臨む。チームが参戦する予定だった7日からのツール・ド・北海道(UCIアジアツアー2.2)は、6日未明に発生した胆振地方中東部を震源とする地震の影響により中止が決定した。

黄色いリーダージャージを着用するダミアーノ・チーマ

ダミアーノ・チーマのコメント
平坦なステージながら、いくつものアタックがかかりハイスピードで進行する厳しいステージだった。チームメートの献身的な走りのおかげで総合リーダージャージとポイント賞ジャージ、2枚のジャージを獲得できたのでとても感謝している。最終日のスプリントでは勝利にわずかに届かなかったが、この結果に満足しているし、毎日ハードに戦うことができた。明日はツアー・オブ・チャイナに向けて長い移動となるが、しっかりと休んで次戦に備えたい。

吉田隼人のコメント
少人数の逃げ集団をねらってスタートした。今日はアタック合戦が100km以上も続きハードなステージとなった。終盤には総合2位の選手に先行されるも、他チームと協力しローテーション。 の時もずっと今日のステージで勝つことを意識して走った。スプリントの位置取りでは、ゴールまで2kmの右コーナーを曲がってからダミアーノ選手と反対側で岡本選手とスプリントを開始した。自分がスプリントを開始したいポイントよりも遅くなってしまった悔しさは残るが、集団スプリントになった際には最低限今日ぐらいの走りをすることで、必ず勝てる時がくることを信じて次のレースも走りたい。応援ありがとうございました。

内間康平のコメント
逃げに吉田、岡本が入ればチームとしてもいい展開を迎えられる。そう考えてスタートした最終ステージは平均スピード48kmとハイスピードで進んだ。ひたすら繰り返されるアタック。自分はマンザナの山岳賞ジャージをひたすらマーク。自分でもうんざりするほどのマークだったので、かなりのストレスだったと思う。最終局面では総合2位の選手が先行したが、マンザナと協力し吸収。ゴールスプリントでチーマが2位に入り、個人総合優勝を果たした。チームとしては最高の結果! しかし、初日のチャンスを逃したのは自分としても非常に悔しい思いが残った。

NIPPO・ヴィーニファンティーニが大会最高の栄冠を手中にした

岡本隼のコメント
昨日の屈辱を晴らすべく臨んだ第3ステージ。有力選手のアタックに反応し逃げに乗り、先行し脚をためておくという作戦だった。有力選手のアタックに対応するも決定的な逃げが決まらず、100km以上のアタック合戦が続いた。レース後半の総合2位の選手が先行した場面では、チーム一丸となって協力して差を詰めた。しかしながらこれを理由にゴールスプリントをおろそかにすることは考えず、自分は今回スプリンターとして走っているという自覚を持ち、ゴールスプリント前で吉田選手を牽引した。結果としてチームとしては個人総合優勝を守り抜き、最高の結果で終えることができたが、スプリントでの日本人選手のUCIポイント獲得はできず残念だ。レースを重ねるたびにコンディションは確実に上がっているので、自信を持って次戦に臨みたい。

必勝体制でツール・ド・北海道に挑む…NIPPO・ヴィーニファンティーニ

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニが9月7日(金)より3日の日程で開催されるツール・ド・北海道に参戦。好調な中根英登やマルコ・ティッツァを軸に勝利のみをめざして戦う。

ツール・ド・北海道に出場するNIPPO・ヴィーニファンティーニの5選手

2018年で32回目の開催を迎えた伝統あるステージレース「ツール・ド・北海道(UCIアジアツアー2.2)」が9月7日に開幕。秋を迎えた道東・道央地域を舞台に3日間にわたり熱戦が繰り広げられる。チームのメインスポンサーであるNIPPOは第1回大会からスポンサーを務めていて、チームにとっては絶対に負けられない一戦となる。

2018年は旭川近郊を発着とし、大雪山周囲を反時計回りに回り、帯広や北見に立ち寄るルートで、3日間の総走行距離は536kmと長めに設定された。帯広市をスタートし、北見市にフィニッシュする174kmの第2ステージは標高1000mを超える2つの山岳ポイントが設定されていて、今大会の最難関ステージ。

NIPPO・ヴィーニファンティーニは、夏からのシーズンで調子を上げる5選手が出走。チームのキャプテンを務めるのは、8月末に開催されたアジア競技大会で日本の銀メダル獲得に大きく貢献したクライマーの中根。そしてヨーロッパ超級のブエルタ・ア・ブルゴスで区間トップ3フィニッシュの好成績を残したティッツァとニコラ・バジョーリの登坂に強いオールラウンダー、ワールドツアーのツール・ド・スイスで山岳賞ジャージを着用したプロ1年目のフィリッポ・ザッカンティ、そしてアシストとして力強くチームの好成績を支える西村大輝がエントリー。誰もが勝利をねらえる布陣で、一つでも多くの勝利をつかむべく戦っていく。

中根英登のコメント
今回はみんな登れるメンバー。誰もが勝利をねらえるので作戦の幅が広がるし、なによりとてもチームの雰囲気がいい。また自分もアジア大会に引き続き、調子のよさを感じている。調子のよさとチームワークをしっかり噛み合わせて、チーム一丸となって勝利を挙げられるように頑張ります!

西村大輝のコメント
今シーズン最初の日本でのレースとなるツール・ド・北海道を迎える。いい走りができるよう全身全霊をかけて走りたい。応援よろしくお願いします。

大門宏監督のコメント
近年、昨年を除き札幌スタート、ゴールが多かったツール・ド・北海道だったが、今年は久しぶりに道東(北見)を訪れるステージとなり、三国峠とともに今から楽しみにしている。
今年はベテランの中根を軸に若手中心のメンバーで構成した。この時期は同じ時期に参加する中国遠征もスケジュールに入ってるために、メンバーの選考は簡単ではないが、イタリア人メンバーのティッツァとバジョーリは4月から決めていた。ザッカンティは登坂区間で能力を発揮してくれることを期待して起用した。西村は当初、中国遠征のメンバーだったが、同年代のイタリア人選手と一緒にすることで少しでも刺激を受け、自覚、意識が一層変わるきっかけになればと期待して選出した。
我々のチームのメインスポンサーのNIPPOは、長年にわたり大会を支えているスポンサーの一つ。毎年、結果を期待されている大会であることは言うまでもないが、中根もイタリア人メンバーも、北海道が終わってからイタリアで大事な連戦も控えているので、ぜひステージで勝って、成長途上の若手にとっても自信につながり、スポンサーの方々にも喜んでいただける記憶に残る大会になることを願っている。

ツール・ド・北海道2018
開催期間/2018年9月7日(金曜日)〜9日(日曜日)
カテゴリー/UCIアジアツアー2.2
開催国/日本

ツール・ド・北海道の公式サイト
ツール・ド・北海道のフェイスブック
ツール・ド・北海道のツイッター
ツール・ド・北海道のハッシュタグ #TDHkd2018

9月7日 第1ステージ 旭川市〜新得町(185km)
9月8日 第2ステージ 帯広市〜北見市(174km)
9月9日 第3ステージ 北見市〜当麻町(177km)

ダミアーノ・チーマがプロ初勝利…9月3日開幕のツアー・オブ・シンタイ

9月3日から5日まで3日間にわたり中国・河北省で開催されるツアー・オブ・シンタイ(UCIアジアツアー2.2)。初日の第1ステージは10選手の逃げ切りとなり、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニのネオプロ、ダミアーノ・チーマが区間優勝。総合リーダーになった。

ダミアーノ・チーマがツアー・オブ・シンタイで区間優勝

Qilihe Sports ParkからYegoumen Reservoirまでの123kmのステージは途中に2級山岳と1級山岳が組み込まれた起伏に富んだコースレイアウト。NIPPO・ヴィーニファンティーニはスプリントのエースを吉田隼人とトレーニーとして参戦する岡本隼とし、内間康平、アラン・マランゴーニ、ダミアーノ・チーマが逃げに乗るという作戦でスタートした。

厳しい暑さに見舞われた初日となったが、21km地点に設定された最初の中間スプリントポイントを吉田にアシストされる形でチーマが首位通過。2秒のボーナスタイムを獲得。その後、マランゴーニと内間を含む大きな逃げが一時先行したが、決定的な動きにはならず分裂と合流を繰り返した。最後は内間、岡本、チーマを含む25名の大きな逃げが形成され、中盤に設定された2級山岳にてそこから8名が飛び出した。

チームからは誰も乗らなかったため、内間が集団の牽引を開始。残り15km地点の登坂区間で仕事を終えた内間と岡本が追走集団から脱落したが、チーマがアタックを仕掛け、残り8km地点で先行していた先頭集団に合流。最後は10名でのゴールスプリントとなり、チーマが圧倒的なスプリント力で勝利した。ポイント賞、個人総合成績でも2位に4秒差をつけて首位に立った。翌日からのステージは個人総合リーダーを守る戦いとなる。

総合1位で発進したダミアーノ・チーマ

今季、弟のイメリオとともにチームに加入したチーマは現在24歳のオールラウンダー。ツール・ド・コリアやツアー・オブ・ユタなどでトップ10フィニッシュが続いていたが、今大会で待ち望んだプロ初勝利を挙げた。

ダミアーノ・チーマのコメント
いくつかの好成績、そしてアシストとしての走りに徹してきたあとの勝利をとてもうれしく思っている。まずはチームメートに感謝をしたい。とくに今日は内間が自分のために集団を牽引し、それによって逃げていた選手たちに追いつくことができ、勝利するチャンスが生まれた。彼の献身的な走りに感謝している。

吉田隼人のコメント
1回目のスプリントポイントを調子のいいダミアーノで取りに行くと決まり、自分の調子を確認することも兼ねてリードアウトし、調子がいいことを確認できた。しかしそこから回復するのに時間がかかり、集団が2つに分かれた時に後ろに取り残されてしまった。明日からリーダーチームとして走ることになる。自分のやるべきことを遂行し、次のチャンスに備えたい。

内間康平のコメント
スタートするとアタック合戦が繰り返され、うまく流れに身を任せていると、逃げグループに入った。後ろからの合流、そして分裂があったが、それらもうまくこなし、最後の局面へ。先頭グループには入り逃したが、ジェリーベリーと協力し追走 徐々に差を詰めていったところで最後の登りへ突入。うまくまとめれば最後まで行ける!と考えたが、やはりアタックがかかり後退。ダミアーノが勝ってくれた! 最初からチームのために力を尽くした結果、こうやって勝ってくれるのは最高だ。明日からも引き続き頑張りたい。

岡本隼のコメント
序盤のアタック合戦では自分からアタックすることはなく周りを見て有力チームが行った時を識別して反応できたと思う。1回目のスプリントポイントを過ぎた後に30名程の逃げが決まった。チームからは内間さんとマランゴーニが乗っているのが確認できたが、次のタイミングを見計らって合流しなければならないと思っていた。緩い登りでアタックがかかった時にダミアーノと吉田さんと連携して10人ぐらいの追走集団に乗れた。追走集団が分裂し5名ほどに絞られ、前ではダミアーノが1人で追いついていくのが見えた。5人で協力したが追いつきそうでなかなか追いつかない。結局追いついたのは最後の山岳の前あたりで、かなり苦しい状態で山岳部分に入った。
ゴール前最後の坂でアタックがかかったときに後退してしまった。下りでなんとか追いついたがトップ集団ではなかった。逃げ集団に追いついたにもかかわらず、なにもできなかったのが残念だ。勝ったダミアーノは自分と同じタイミングで逃げ集団に追いている。そのことをふまえると力の差はもちろんあるが、ギヤの選択や集団内での位置、アタックががかったときに行くか行かないかの識別など、すぐに真似できる部分でも劣っていると感じた。せっかく同じチームで走っているのだから、そういったことを盗んで差を詰めたい。明日はまたやることが変わってくると思うのでそれに徹した走りをしたい。

中国のツアー・オブ・シンタイ

NIPPO・ヴィーニファンティーニの今後のレーススケジュール(予定)
9月3日〜5日 Tour of Xingtai 中国 アジアツアー2.2
9月7日〜9日 Tour de Hokkaido 日本・北海道 アジアツアー2.2
9月8日〜15日 Tour of China I 中国 アジアツアー2.1
9月15日 Coppa Agostoni – Giro delle Brianze イタリア ヨーロッパツアー1.1
9月16日 100° Coppa Bernocchi – 43° GP BPM イタリア ヨーロッパツアー1.1
9月17日〜23日 Tour of China II 中国 アジアツアー2.1
9月18日、19日 Giro della Toscana イタリア ヨーロッパツアー2.1
9月20日 Coppa Sabatini イタリア ヨーロッパツアー1.1
9月22日 Memorial Marco Pantani イタリア ヨーロッパツアー1.1
9月23日 Trofeo Matteotti イタリア ヨーロッパツアー1.1

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愛三工業の岡本隼がNIPPO・ヴィーニファンティーニ研修生に

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ツアー・オブ・シンタイに吉田隼人、内間康平、岡本隼が初出場

9月3日(月)から5日(水)までの3日間にわたり中国・河北省ケイ台市開催されるツアー・オブ・シンタイ(UCIアジアツアー2.2)にNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニが初出場。日本人メンバーとして吉田隼人、内間康平、トレーニー(研修生)の岡本隼が参加する。

ツアー・オブ・シンタイに出場するNIPPO・ヴィーニファンティーニの5選手

2018年で3回目の開催を迎える新しい大会で、2017年よりUCI公認レースとなった。2018年はNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニと、中国でのツアー・オブ・チンハイレイクの総合優勝チームであるコロンビアのマンサナ・ポストボン、2つのプロコンチネンタルチームを筆頭にクラブチームを含めた24チームが出走する予定。

レースコースは第1、第2ステージに山岳があり、特に第1ステージは123kmと距離が短いなかに1級山岳が組み込まれている。

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニは、平坦に強いメンバー編成で挑む。スプリントのエースを担うのは吉田とダミアーノ・チーマ。そしてトレーニーとしてチーム加入してからの初戦を迎える岡本の走りにも注目。岡本はすでにアジアのUCIレースで勝利していて、即戦力として結果に直結する走りも期待されている。

吉田隼人のコメント

吉田隼人

高地でのツアー・オブ・チンハイレイクを終えて、充分な休養をとり、余裕をもってトレーニングを行うことができた。今の自分自身のコンディションを考えると、しっかりいい結果を報告できると思っている。 引き続き応援よろしくお願いします。

内間康平のコメント

内間康平

UCI2クラスのレースではあるが、前回のツアー・オブ・チンハイレイクにも出場した強力な選手も走る。しかしプロコンチネンタルチームの意地をみせて、全員で協力し優勝を目指していきます。

岡本隼のコメント

岡本隼

今回がNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニで走らせてもらう初戦ですが、結果が求められるレースだと思います。 リヴィーニョ合宿から1カ月、心身ともにコンディションを上げられています。いい緊張感を持ち一戦一戦集中します!

福島晋一監督のコメント

中国で初めて2クラスのレースに参加する。このレースは熱心に招待していただいたので、その気持ちに応えるために参加を決めた。また、内間、岡本、吉田は思いっきりレースを楽しむことで、その勢いでツアー・オブ・チャイナに向かいたい。スプリントは吉田と岡本をエースに、マランゴーニとダミアーノ・チマでサポートしていく。

Tour of Xingtai
開催期間/2018年9月3日(月曜日)〜9月5日(水曜日)
カテゴリー/UCIアジアツアー2.2
開催国/中国

ツアー・オブ・シンタイのツイッター
ツアー・オブ・シンタイのハッシュタグ #TourofXingtai #TOX2018

9月3日 第1ステージ Qilihe Sports Park-Yegoumen Reservoir 123km
9月4日 第2ステージ Qilihe Sports Park-The venue of the Conference of Tourism 125km
9月5日 第3ステージ Qilihe Sports Park 173km

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中根英登が骨折の新城幸也に代わってアジア競技大会ロード代表に

アジア版のオリンピックとして開催されるアジア競技大会の男子ロードレース日本代表に、負傷した新城幸也(バーレーン・メリダ)に代わりNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニの中根英登が選出された。男子ロードレースは8月23日にインドネシアのジャカルタ近郊で開催される。

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニの中根英登

4年に一度のアジア大会。18回目となる今回は8月18日から9月2日までインドネシアのジャカルタとパレンバンで開催される。そして今回は2020年の東京オリンピック前、最後のアジア競技大会となるため、例年以上に大きな注目を集めている。

自転車競技はMTB、ロードレース、BMX、トラックの各種目が開催される。ロードレースは個人タイムトライアルを含め、8月22日から24日までジャカルタ郊外のスバン(Subang)を拠点としたコースで行われ、男子ロードレースは23日10時スタート、150kmのコースで競われる。150kmのコースは平坦基調だが、フィニッシュ地点に向けてゆるく登っていくのが特徴。

日本からは別府史之(トレック・セガフレード)と新城が代表選手に決定していたが、新城が8月13日にオランダで開催されたビンクバンクツアー初日に落車し、ヒジを負傷。アジア競技大会への参加を見送る形となり、代わりに中根が代表選手に選出された。

中根は1月にミャンマーで開催されたアジア選手権にも日本代表として選出されていたが、体調不良によりレースに出走できなかった悔しさもあり、「今度こそは日本代表として日本の勝利のために全力を尽くして戦いたい」という。

アジア競技大会における日本人選手の成績は、近年では1998年タイ・バンコク大会で飯島誠、2010年中国・広州大会で宮澤崇史がそれぞれ銀メダルを獲得。日本人選手による優勝は1951年、1978年の2回。

中根英登のコメント

中根英登

急きょ、アジア競技大会の参戦が決まりましたが、まずはじめに、新城選手の早期回復を願っています。4年に1度のアジア大会で日本代表選手として戦えることを光栄に思います。また日本代表のエース・新城選手の代わりとして自分がレースを走るということに大きなプレッシャーを感じていますが、そのプレッシャーを力に変えて、自分の持ち味を発揮する準備はできています。日本代表チームが優勝できるよう頑張ります!

第18回アジア競技大会(2018/ジャカルタ・パレンバン)
開催期間/2018年8月23日(木)ロードレース男子
開催国/インドネシア
第18回アジア競技大会の公式サイト
第18回アジア競技大会のフェイスブック
第18回アジア競技大会のツイッター
第18回アジア競技大会のハッシュタグ  #AsianGames2018

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第18回アジア競技大会に新田祐大、新城幸也ら自転車競技日本代表

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