バウアンフェンドンがツール・ド・フランスファム第5ステージ優勝

女子レースの第2回ツール・ド・フランスファムは7月27日、オネルシャトー〜アルビ間の126.5kmで第5ステージが行われ、キャニオン・スラムのリカルダ・バウアンフェンドンが優勝した。

バウアンフェンドンが独走する ©A.S.O. Charly Lopez

総合成績では初日に首位に立ったベルギーチャンピオンのロッテ・コペッキー(SDワークス)がタイム差を守って首位を堅持した。

山岳賞のアノウスカ・コステル ©A.S.O. Charly Lopez
エビタ・ミュジク ©A.S.O. Thomas Maheux
リカルダ・バウアンフェンドンが第5ステージ優勝 ©A.S.O. Thomas Maheux

●2023ツール・ド・フランスファム・アベックズイフトのコース
7月23日(日) 第1ステージ クレルモンフェラン〜クレルモンフェラン 124km
7月24日(月) 第2ステージ クレルモンフェラン〜モリアック 152km
7月25日(火) 第3ステージ コロンジュラルージュ〜モンティニャックラスコー 147.5km
7月26日(水) 第4ステージ カオール〜ロデズ 177.5km
7月27日(木) 第5ステージ オネルシャトー〜アルビ 126.5km
7月28日(金) 第6ステージ アルビ〜ブラニャック 122.5km
7月29日(土) 第7ステージ ランヌムザン〜ツールマレー 90km
7月30日(日) 第8ステージ ポー〜ポー 22.6km(個人タイムトライアル)

2023ツール・ド・フランスファム第5ステージ ©A.S.O. Thomas Maheux

カステリンが独走優勝…第2回ツール・ド・フランスファム第4S

女子レースの第2回ツール・ド・フランスファムは7月26日、カオール〜ロデズ間の大会最長距離177.5kmで第4ステージが行われ、シクロクロスの欧州チャンピオンで、フェニックス・ドゥークニンクに所属するヤラ・カステリンが優勝した。

2023ツール・ド・フランスファム第4ステージ ©A.S.O. Charly Lopez

総合成績では初日に首位に立ったベルギーチャンピオンのロッテ・コペッキー(SDワークス)がタイム差を守って首位を堅持した。

ヤラ・カステリンが独走で第4ステージ優勝 ©A.S.O. Charly Lopez

前日はフェニックス・ドゥークニンクのジュリー・ファンデベルデが単独でゴールを目指し、残り200mまで逃げたが捉えられた。この日の最長ステージはチームメートのカステリンがファンデベルデの無念を晴らす偉業を達成する。

アタッカーたちが序盤から逃げを見せて、10分以上の差を築いた。その思惑はステージ優勝だけでなく、マイヨジョーヌ獲得を目指していた。カステリンは、その日の最後の上りで抜け出し、ロードでのプロ初勝利をものにした。

2023ツール・ド・フランスファム第4ステージ ©A.S.O. Thomas Maheux

前日のチームメートの健闘にパワーをもらった

「山岳賞のポイントを獲得するという目標を持ってレースをスタートしたが、私はそれほど瞬発力がないので、それはできなかった」とカステリン。

「メイン集団との差が10分のギャップができるなんて期待していなかったが、最後から2番目ので勝負を仕掛け、それからはただ集中力を維持し、ゴールに向かって全力で走ることだけ。最後の数メートルは素晴らしかった」

2023ツール・ド・フランスファム第4ステージ ©A.S.O. Charly Lopez

この冬、私はコーチと話し、少し状況を変えようとシクロクロスの頻度を減らし、ロードに集中することにした。春のクラシックでは少しイライラしていた。常に上位にいたのに結果に結びつけることができなかった。ここで勝利を収めることができたのに驚いている」(カステリン)

アプリル・タキー ©A.S.O. Charly Lopez
シルビア・ペルシコ ©A.S.O. Thomas Maheux

●2023ツール・ド・フランスファム・アベックズイフトのコース
7月23日(日) 第1ステージ クレルモンフェラン〜クレルモンフェラン 124km
7月24日(月) 第2ステージ クレルモンフェラン〜モリアック 152km
7月25日(火) 第3ステージ コロンジュラルージュ〜モンティニャックラスコー 147.5km
7月26日(水) 第4ステージ カオール〜ロデズ 177.5km
7月27日(木) 第5ステージ オネルシャトー〜アルビ 126.5km
7月28日(金) 第6ステージ アルビ〜ブラニャック 122.5km
7月29日(土) 第7ステージ ランヌムザン〜ツールマレー 90km
7月30日(日) 第8ステージ ポー〜ポー 22.6km(個人タイムトライアル)

2023ツール・ド・フランスファム第4ステージ ©A.S.O. Charly Lopez

欧州覇者のウィーブスが第3S優勝…ツール・ド・フランスファム

女子レースの第2回ツール・ド・フランスファムは7月25日、コロンジュラルージュ〜モンティニャックラスコー間の147.5kmで第3ステージが行われ、SDワークスのロレーナ・ウィーブスが優勝した。

欧州チャンピオンのロレーナ・ウィーブスが第3ステージ優勝 ©A.S.O. Charly Lopez

総合成績では初日に首位に立ったベルギーチャンピオンのロッテ・コペッキー(SDワークス)がタイム差を守って首位を堅持した。

華やかな女子レース ©A.S.O. Charly Lopez

フェニックス・ドゥークニンクのジュリー・ファンデベルデが単独でゴールを目指し、残り200mまで逃げたが捉えられた。

2023ツール・ド・フランスファム ©A.S.O. Charly Lopez
ジュリー・ファンデベルデが残り200mまで逃げたが捉えられた ©A.S.O. Thomas Maheux
世界チャンピオンのファンフルーテン ©A.S.O. Thomas Maheux

●2023ツール・ド・フランスファム・アベックズイフトのコース
7月23日(日) 第1ステージ クレルモンフェラン〜クレルモンフェラン 124km
7月24日(月) 第2ステージ クレルモンフェラン〜モリアック 152km
7月25日(火) 第3ステージ コロンジュラルージュ〜モンティニャックラスコー 147.5km
7月26日(水) 第4ステージ カオール〜ロデズ 177.5km
7月27日(木) 第5ステージ オネルシャトー〜アルビ 126.5km
7月28日(金) 第6ステージ アルビ〜ブラニャック 122.5km
7月29日(土) 第7ステージ ランヌムザン〜ツールマレー 90km
7月30日(日) 第8ステージ ポー〜ポー 22.6km(個人タイムトライアル)

2023ツール・ド・フランスファム ©A.S.O. Charly Lopez

ツール・ド・フランスファムはリペールトが第2ステージ優勝

女子レースの第2回ツール・ド・フランスファムは7月24日、クレルモンフェラン〜モリアック間の152kmで第2ステージが行われ、ドイツチャンピオンのリアンヌ・リペールト(モビスター)が優勝した。

大会ディレクターはマリオン・ルス ©A.S.O. Charly Lopez

総合成績では前日に首位に立ったベルギーチャンピオンのロッテ・コペッキー(SDワークス)がタイム差を守って首位を堅持した。

エレオノラ・ガスッパリーニ ©A.S.O. Thomas Maheux
マリーモルガンヌ・ルデュンフ ©A.S.O. Charly Lopez
ツール・ド・フランスファム avec Zwift ©A.S.O. Charly Lopez
ロッテ・コペッキーが首位を守った ©A.S.O. Charly Lopez

●2023ツール・ド・フランスファム・アベックズイフトのコース
7月23日(日) 第1ステージ クレルモンフェラン〜クレルモンフェラン 124km
7月24日(月) 第2ステージ クレルモンフェラン〜モリアック 152km
7月25日(火) 第3ステージ コロンジュラルージュ〜モンティニャックラスコー 147.5km
7月26日(水) 第4ステージ カオール〜ロデズ 177.5km
7月27日(木) 第5ステージ オネルシャトー〜アルビ 126.5km
7月28日(金) 第6ステージ アルビ〜ブラニャック 122.5km
7月29日(土) 第7ステージ ランヌムザン〜ツールマレー 90km
7月30日(日) 第8ステージ ポー〜ポー 22.6km(個人タイムトライアル)

ヤーラ・カステリン ©A.S.O. Charly Lopez

ツール・ド・フランスファム開幕…コペッキーが優勝しマイヨジョーヌ

ツール・ド・フランスの女性版ステージレース、ツール・ド・フランスファム avec Zwiftが7月23日にクレルモンフェランで開幕し、第1ステージはベルギーチャンピオンのロッテ・コペッキー(SDワークス)が後続に41秒差をつけて優勝。総合成績でも首位に立ち、マイヨジョーヌを獲得した。

ツール・ド・フランスファム avec Zwift ©A.S.O. Thomas Maheux

女子レースはツールマレー峠が天王山

女子レースの第2回ツール・ド・フランスファムは男子レースがパリにゴールする7月23日、フランス中部のクレルモンフェランで開幕した。全8ステージで、猛暑のフランス中南部を走り、最終日前日にピレネーのツールマレー峠で大決戦。そして最終日となる30日は22.6km個人タイムトライアルを行ってフィナーレとなる。総距離は956km。

キャノン・スラム ©A.S.O. Thomas Maheux
世界チャンピオンのファンフルーテン ©A.S.O. Thomas Maheux
ツール・ド・フランスファム avec Zwift ©A.S.O. Thomas Maheux
ロッテ・コペッキー(SDワークス)が第1ステージ優勝 ©A.S.O. Thomas Maheux

●2023ツール・ド・フランスファム・アベックズイフトのコース

7月23日(日) 第1ステージ クレルモンフェラン〜クレルモンフェラン124km
7月24日(月) 第2ステージ クレルモンフェラン〜モリアック 152km
7月25日(火) 第3ステージ コロンジュラルージュ〜モンティニャックラスコー 147.5km
7月26日(水) 第4ステージ カオール〜ロデズ 177.5km
7月27日(木) 第5ステージ オネルシャトー〜アルビ 126.5km
7月28日(金) 第6ステージ アルビ〜ブラニャック 122.5km
7月29日(土) 第7ステージ ランヌムザン〜ツールマレー 90km
7月30日(日) 第8ステージ ポー〜ポー 22.6km(個人タイムトライアル)

2023ツール・ド・フランスファム・アベックZwiftのコース。距離は発表時のもの
ツール・ド・フランスファム avec Zwift ©A.S.O. Thomas Maheux

【ツール・ド・フランス現場雑感】全日程を完走して共有できることがある

ビンゲゴーがポガチャルに圧勝して2年連続の総合優勝

第110回ツール・ド・フランスは最終日となる7月23日、サンカンタン・アン・イブリーヌ〜パリ・シャンゼリゼ間の115.5kmで第21ステージが行われ、ユンボ・ビスマのヨナス・ビンゲゴー(デンマーク)が2年連続で総合優勝した。

2023ツール・ド・フランス総合優勝のビンゲゴー ©A.S.O. Pauline Ballet
サンカンタン・アン・イブリーヌのベロドロームナシオナルが最終ステージのスタート地点。2024年、ツール・ド・フランスの5日後に開幕するパリ五輪の自転車トラック競技会場だ ©A.S.O. Pauline Ballet
2023ツール・ド・フランスの主役はタデイ・ポガチャルだったかもしれない ©A.S.O. Pauline Ballet
シャンパングラスを持って撮影に応じるビンゲゴー ©A.S.O. Pauline Ballet
2023ツール・ド・フランスの4賞ジャージ ©A.S.O. Pauline Ballet
2023ツール・ド・フランス総合優勝のビンゲゴーを中央に、左が2位ポガチャル、右が3位アダム・イェーツ ©A.S.O. Pauline Ballet

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)ヨナス・ビンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ビスマ)
マイヨベール(ポイント賞)ヤスパー・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)ジュリオ・チッコーネ(イタリア、リドル・トレック)
□マイヨブラン(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)

2023ツール・ド・フランスの4賞ジャージ ©A.S.O. Pauline Ballet

34歳で始めた一人旅。まさか60歳まで続けているとは

最終日はパリまで377kmの距離を残してブズールという町に当宿。朝に体温が上昇する程度のランニングに出かけると、ホテル周辺は総合病院などが林立するエリアでした。丘の上に尖塔がありましたが、そこまで上ると体力を消耗してしまいそうなので断念。パリへの最後の移動、そして日本への長時間移動など、この後のことを考えると、どのくらい疲れていて、どのくらい体力が残っているのかわからないので。

コンコルド広場に到着しました

パリ行きの道は順調でした、およそ80kmほどのどかなN国道をノンビリと走り、スピードに慣れたあたりでA5高速へ。序盤はとても空いていて、時速130kmを出してもドキドキすることなく、堅実に距離を稼いでいきました。

パリまで377kmほどの田舎町のホテルで最後の朝ごはん

前日に、今回のフランス取材で初めて進行方向に「パリ」の標識を発見。この日はパリまでの残り距離をにらみながらの運転。数字が小さくなっていくと、「ツール・ド・フランスもあとこの距離で終わってしまうんだな」と感慨深くなりました。

パリ・シャンゼリゼは暑さもなくさわやかな天候だった ©A.S.O. Pauline Ballet

そしていつものようにエッフェル塔が見えてくるとパリ。環状線がかなり渋滞していましたが、南から右回りに半周してツール・ド・フランスの推奨コースに沿ってパリの北からコンコルド広場にアクセス。ツール・ド・フランスを追いかける旅が終わりました。

フランスのイメージはこれかなと思う

プレスセンターで知り合いにあいさつしてお別れ。毎年、「それじゃあ来年」と声をかけあっていましたが、今年はちょっと説明が増えました。もちろん来年もこの夏祭りの現場に戻ってきたいという気持は強いです。

購入したフランス車の納車場所まで、あらかじめアポイントした時間よりも1時間半も遅れて到着。さらに後部トランクの荷物の整理をしていなかったので、その場で2つのバッグに収納。各地でいただいた瓶詰めのお土産は申し訳なかったですが捨てました。

日本のみなさんが選手の健闘と大会の成功を祈って作った千羽鶴とともにパリに凱旋

原稿を書き上げ、あとは画像のアップを待って、メール添付して送るだけ。明日の朝は早いですが、今夜はホテルのレストランに繰り出しますかね。

初めて全日程を単独で駆け巡ったのは34歳のときでし。正直なところ、60歳になっても駆け巡っているとは思いませんでした。選手とともにパリに到着するのは、コロナ禍で現地取材を断念した2年を差し引いて25回目となりました。

新車で購入したシトロエンC3エアクロスは3997km走った

雑誌編集部時代の10年は会社員だったのでスポット参戦でした。機会があってフリーになってからは全日程を選手とともにフランスを一周することを最低限のこととして駆け巡っています。23日間という長い日程の果てに、パリ・シャンゼリゼに到着した選手の感慨を共有したいという思いがあったからです。

原稿をと切らせないという最低限のルーティーンをこなして、終盤はちょっとバテてしまいましたがあなんとか完走しました。つたなく殴り書きの現地日記にお付き合いいただき、ありがとうございました。

2023ツール・ド・フランス第21ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet

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