2018ツール・ド・フランスの各ステージ距離が確定…再計測で微修正

2018ツール・ド・フランスの各ステージの距離が修正された。前年10月に概算距離が発表されていたが、迂回の必要がある部分などを再考・再計測して6月上旬に最終的な距離に修正された。

7月7日 第1ステージ ノワールムーティエアンリル〜フォントネールコント 201km
7月8日 第2ステージ ムイユロンサンジェルマン〜ラロシュシュルヨン 182.5km
7月9日 第3ステージ ショレ 35.5km(チームタイムトライアル)
7月10日 第4ステージ ラボル〜サルゾ 195km
7月11日 第5ステージ ロリアン〜カンペール 204.5km★
7月12日 第6ステージ ブレスト〜ミュールドブルターニュ 181km★★
7月13日 第7ステージ フジェール〜シャルトル 231km★
7月14日 第8ステージ ドル〜アミアン 181km
7月15日 第9ステージ アラス〜ルーベ 156.5km★★
7月16日 休日
7月17日 第10ステージ アヌシー〜ル・グランボルナン 158.5km★★★
7月18日 第11ステージ アルベールビル〜ラ・ロジエール108.5km★★★
7月19日 第12ステージ ブールサンモリス〜ラルプデュエズ 175.5km★★★
7月20日 第13ステージ ブールドワザン〜バランス 169.5km
7月21日 第14ステージ サンポールトロワシャトー〜マンド 188km★★
7月22日 第15ステージ ミヨー〜カルカッソンヌ 181.5km★
7月23日 休日
7月24日 第16ステージ カルカッソンヌ〜バニェールドリュション 218km★★
7月25日 第17ステージ バニェールドリュション〜サンラリースラン 65km★★★
7月26日 第18ステージ トリシュルバイズ〜ポー 171km
7月27日 第19ステージ ルルド〜ラランス 200.5km★★★
7月28日 第20ステージ サンペシュルニベイユ〜エスプレット 31km(個人タイムトライアル)
7月29日 第21ステージ ウイユ〜パリ・シャンゼリゼ 116km
★は難易度

第1ステージのコースマップも修正された。FIFAワールドカップのため開幕が1週間遅くなり、海の中道パッサージュ・デュ・ゴワが満潮のため通行不可となったからだ。

2018ツール・ド・フランス特集サイト

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カルフールがツール・ド・フランス山岳賞とフランスサッカーチームのスポンサーから撤退

スーパーマーケットのカルフールがツール・ド・フランスの山岳賞とサッカーのフランス代表チームのスポンサーから撤退することになった。2018年のFIFAワールドカップとツール・ド・フランスが終了してから協賛活動を終了する。店舗閉鎖やリストラの要があり、協賛金増額を求める大会主催社やサッカー協会の要望に応えられなかった。

ツール・ド・フランスの山岳賞ジャージ、マイヨブランアポワルージュをスポンサーしていたカルフール

フランス語で「交差点」という意味のカルフールはフランスの町によくある大規模ショッピングモール。交差点によくあるような身近なスーパーマーケットとして親しまれてきたが、今後は「手軽な食料品店」に転換していく方針。

ツール・ド・フランスでは1999年から山岳賞のスポンサーに。サッカーフランス代表の冠スポンサーには1998年から契約していた。

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フルームがモンテゾンコランでイェーツの猛追を振り切る…ジロ・デ・イタリア第14ステージ

第101回ジロ・デ・イタリアは5月19日、サンビートアルタリアメント〜モンテゾンコラン間の186kmで第14ステージが行われ、最大勾配23%という激坂で知られるゾンコラン山で、これまで総合タイムで3分20秒遅れていたクリストファー・フルーム(英国、スカイ)が残り4.3kmで先頭に立ち、ゴールまで逃げ切って初勝利。首位のサイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)はフルームからわずか6秒後にゴールし、マリアローザを堅持しただけでなく総合2位トム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)との差を47秒から1分24秒に広げた。

フルームを追いかけるマリアローザのイェーツ。ジロ・デ・イタリア第14ステージ © Fabio Ferrari – LaPresse

ロイヤルウェディングの日に英国勢がワンツーフィニッシュ。ただし2人がライバル同士だ。ジロ・デ・イタリアで初勝利したフルームはツール・ド・フランス7勝、ブエルタ・ア・エスパーニャ5勝と合わせてすべてのグランツールで区間勝利したことになる。図らずも今季初勝利。フルームはこれで総合12位から5位への急浮上したが、首位イェーツとの差はまだ3分10秒もある。

ゾンコランを先頭で上るクリストファー・フルーム © LUCA BETTINI /LaPresse
ジロ・デ・イタリア第14ステージ、フルームが単独でゴールを目指し、これをイェーツが追う ©Fabio Ferrari – LaPresse
マリアローザのサイモン・イェーツ。ジロ・デ・イタリア第14ステージ ©Getty-TDW/LaPresse

「序盤戦からタフな戦いを強いられてきたが、今日優勝できてとてもうれしい。サイモンは信じられないくらいに強くて、ボクに追いついてきてふるい落とされるのではと怖かった」とフルーム。
「イタリアのシンボル的な峠であるゾンコランで区間優勝できたことをうれしく思う。観客もすばらしくて、ボクを応援してくれたすべての人にグラッツィエミッレ!と感謝したい」

ジロ・デ・イタリア第14ステージのゾンコランで逃げるフルーム © Marco Alpozzi – LaPresse
ジロ・デ・イタリア第14ステージを制したフルーム。後方にマリアローザのイェーツ ©Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

「ステージ優勝するためにフルームを追いかけたが、最後はかなわなかった。それでも総合成績の点ではとてもいいステージになった」とイェーツ。
「フルームは強力な加速力を見せつけた。届かなかったがそれはそれでオーケーだ。ベストを尽くしたから」

ジロ・デ・イタリア第14ステージを制したフルーム © Marco Alpozzi – LaPresse

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●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)サイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)エリア・ビビアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ)
マリアアッズーラ(山岳賞)サイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)
□マリアビアンカ(新人賞)ミゲールアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)

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バナナフランセーズがツール・ド・フランスのチーム賞スポンサーに

バナナフランセーズが2018年7月5日から29日まで開催されるツール・ド・フランスの公式サプライヤーと、チーム賞のスポンサーになることが発表された。いわゆるフランス産バナナの生産者協会で、600の農園が加盟している。すべてカリブ海にあるフランス海外県のグアドループとマルティニックで獲れたもの。

バナナフランセーズがツール・ド・フランスの公式サプライヤーに © ASO

カリブ海の太陽のもとで育ったフランス産バナナ。厳格に管理された生産システムを備え、バナナをフランス本土の消費者に提供している。グアドループ県とマルティニック県だけがフランスでバナナを生産しているという。
「家庭で親しまれ、そして高い農業技術を有して作られたバナナがツール・ド・フランスの仲間入りを果たしたことをうれしく思っている」とツール・ド・フランスディレクターのクリスチャン・プリュドム。
「しかも、おいしい!」

Alberto Contador 2012 Vuelta España

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ツール・ド・フランスさいたま恒例の4賞ジャージ折り紙で鶴を作ろう

世界最高峰のサイクルロードレース「ツール・ド・フランス」の名を冠した自転車競技イベント「J:COM presents 2018ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」のPR企画として、2018年も「鶴de France」(つるどふらんす)を実施する。7月にフランス全土で開催される「ツール・ド・フランス2018」に出場する選手の安全と健康を祈念し、ツール・ド・フランス4賞ジャージ柄の折り鶴を日本のファンに折ってもらい、大会開催期間中のフランスに届ける。

日本のファンが選手の安全と大会の成功を祈願して折った「鶴 de France」は毎年さいたま市関係者によってツール・ド・フランスの現地に持ち込まれる

■目的
「ツール・ド・フランス2018」に出場する選手の安全と健康を祈念するとともに、この企画を通じてより多くの人に「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」を知ってもらうために実施。だれもが容易に参加・体験できるものとし、「ツール・ド・フランス」になじみのない人にも覚えやすい名称とした。
■実施概要
今後開催されるイベントの「J:COM presents 2018ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」PR特設コーナーで来場者にツール・ド・フランス4賞ジャージの柄の折り鶴(黄色、緑、赤ドット、白)を折ってもらう。折った鶴を「千羽鶴」として、ツール・ド・フランス本大会(2018年7月7日~29日)にお届け。応援メッセージを各会場で撮影し、編集した動画をツール・ド・フランスでの贈呈式の際にステージ上で上映。

以下のイベント会場内の「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」PR特設コーナーにいけばだれでも参加できる。鶴を折った人全員に大会オリジナルステッカーがプレゼントされる。
「サイクルドリームフェスタ2018」
・日時5月5日(土・祝)10:00~16:00
・会場神宮外苑聖徳記念絵画館前通り
ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムPR特設コーナー

「さいたまスポーツフェスティバル2018」
・日時5月12日(土)~5月13日(日)10:00~18:00
・会場さいたまスーパーアリーナコミュニティアリーナ
ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムPR特設コーナー

「鉄道のまち大宮鉄道ふれあいフェア」
・日時5月26日(土)10:00~16:00
・会場大宮駅西口イベントスペース
ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムPR特設コーナー

「UCI公認国際自転車ロードレース『NTN presents 2018 Tour of Japan』
・日時5月27日(日)9:00~15:00頃
・会場みなとが丘ふ頭公園
ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムPR特設コーナー

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エタップ・デュ・ツールの日本人参加枠を国際興業が発売開始

ツール・ド・フランスの1区間を走る人気イベント、エタップ・デュ・ツール。その日本人参加枠を国際興業が確保し、参加者向けに販売を開始した。これまでは同社主催ツアー参加者のみに販売されていたが、大会エントリーのみでも可能。航空券や現地での移動・宿泊などはそれぞれの手配となる。1人4万5000円の予定。

世界中の著名人やプロ選手を含む実力派サイクリストがツール・ド・フランスの1ステージに挑む人気イベント「エタップ・デュ・ツール」。2018年の舞台はジョワイヨ・デザルプ(アルプスの宝石)と呼ばれるアヌシーから、まさに「ここがリゾート地」と断言したくなるほどの美しい町ル・グランボルナンにゴールする。

●第27回エタップ・デュ・ツール
7月8日 アヌシー〜ル・グランボルナン 169km
7月17日に開催されるツール・ド・フランス第10ステージと同じコースです

●エタップ・デュ・ツールの魅力
エタップ・デュ・ツールはツール・ド・フランスの1区間を走る1万5000人参加の一般大会です。7月8日に開催される第27回エタップ・デュ・ツールは、同17日に開催されるツール・ド・フランス第10ステージとまったく同じものが採用されました。43km地点を頂点とする標高1477mのラクロワフリ峠、距離6kmながら平均勾配11.2%の難度があるプラトーデグリエールの坂、ロンム峠を走り、最後に標高1618mのコロンビエール峠が待ち構えます。大会最初の山岳ステージで、マイヨジョーヌの行方も左右する注目の1日。アヌシーとル・グランボルナンは2013年の第100回大会にも訪問した町で、長い夏休みをのんびり過ごすバカンスの象徴でもあるエリアです。(山口和幸=ツール・ド・フランス記者)

国際興業のエタップ・デュ・ツールサイト(問い合わせ&申し込み)

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