トラックネイションズカップ第1戦で男子チームスプリント2位

2024パリオリンピックに向けたトラック日本代表チームの2024年シーズンが始まった。2月2日から4日までオーストラリアのアデレードでトラックネイションズカップ第1戦が開催され、日本勢は大会初日の男子チームスプリントで2位になった。

トラックネイションズカップ第1戦の男子チームスプリントは2位 ©日本自転車競技連盟

長迫吉拓、太田海也、小原佑太で編成された男子チームスプリントは全体の2位で1回戦進出。対戦相手はポーランド。日本は1走目からリードを奪い、そのまま押し切って先着。オーストラリアとの1-2位決定戦に進出。この日3本目で最速のタイムを叩き出した日本だったが、わずかに及ばず2位。

男子チームパシュートは3分50秒381の日本新記録を樹立

橋本英也、窪木一茂、松田祥位、兒島直樹の日本チームパシュート陣は全体の6位で1回戦進出。対戦相手はドイツで、4秒以上の大差をつけて先着。メダル決定戦には進出できなかったものの、タイム3分50秒381は、従来の日本記録を1秒近く更新。5位でレースを終えた。

トラックネイションズカップ第 1 戦の男子チームパシュートは5位ながら日本新記録 ©日本自転車競技連盟

女子チームパシュートで日本(池田瑞紀、梶原悠未、内野艶和、垣田真穂)は9位。予選敗退。

トラックネイションズカップ第 1 戦の女子チームパシュート ©日本自転車競技連盟

女子エリミネイションで水谷彩奈は17位。

トラックネイションズカップ第 1 戦のエリミネーションで水谷彩奈は17位 ©日本自転車競技連盟

●大会公式ホームページ

梶原悠未がアジア選手権で無敵の4冠…次は世界選手権

2023アジア自転車競技選手権が最終日となる6月19日に各種目の決勝が行われ、東京五輪銀メダリストの梶原悠未がオムニアムに出場して優勝。日本勢最多の4冠を達成した。

アジア選手権のエリート女子マディソンで優勝した梶原悠未(左)と内野艶和 ©JCF

梶原はチームパシュート、スクラッチ、マディソン、オムニアムで優勝した。

トラック日本代表は8月3日から13日に英国で自転車競技の全種目が集中開催される世界選手権に挑む。また9月23日から10月8日までは中国で開催されるアジア競技大会に参加する。

佐藤水菜がトラックネイションズカップの女子ケイリンで2連勝

自転車トラックネイションズカップ第2戦が2023年3月17日に4日目(最終日)の競技を行い、日本代表は女子ケイリンで佐藤水菜がネイションズカップ第1戦に引き続き優勝した。

トラックネイションズカップ第2戦の女子ケイリンで優勝した佐藤水菜(中央) ©JCF

女子ケイリンは太田りゆ、梅川風子、佐藤が揃って準々決勝へ進出。準々決勝も3選手とも通過、準決勝進出となる。準決勝で太田は5位で7-12位決定戦へ。太田は7-12位決定戦で4位となり、全体の10位という結果に。

準決勝で佐藤、梅川は揃って決勝進出となった。女子ケイリン決勝では佐藤が1位、ネイションズカップ第1戦に続いてこの種目を制した。梅川は落車でDNF、記録の上では5位という結果。

佐藤水菜がトラックネイションズカップ第2戦の女子ケイリンで優勝 ©JCF

男子スプリントでも太田海也が3位。2戦連続で表彰台に上った。

トラックネイションズカップ第2戦、太田海也が3-4位決定戦で勝って3位に ©JCF

●自転車トラックネイションズカップのホームページ

佐藤水菜が女子ケイリン優勝、太田海也が男子スプリント2位

トラックネイションズカップ第1戦は最終日となる2月26日に女子ケイリンが行われ、佐藤水菜(JPCA 楽天Kドリームス/JPCU神奈川)が優勝、梅川風子(JPCA 楽天Kドリームス/JPCU 東京)が3位になった。男子スプリントでは太田海也(JPCA 楽天Kドリームス/JPCU岡山)が2位になった。

トラック ネイションズカップ第1戦の女子ケイリンで佐藤水菜が優勝。左は2位マチルド・グロ、右は3位梅川風子 ©JCF

太田は予選の200mフライングで6位。1/16決勝、1/8決勝、準々決勝、準決勝と勝ち上がり、決勝へ。現世界チャンピオンのハリー・ラブレイセン(オランダ)との決勝となった太田は2本とも完敗したが、2位の表彰台に上った。

太田海也(左)がトラック ネイションズカップ第1戦の男子スプリントで2位。優勝は世界チャンピオンのハリー・ラブレイセン(中央) ©JCF

橋本英也がトラックネイションズカップ男子エリミネーション優勝

自転車トラックネイションズカップ第1戦は大会2日目となる2月24日、橋本英也(JPCA ブリヂストンサイクリング/JPCU岐阜)が男子エリミネーションを制して優勝した。窪木一茂(JPCA ブリヂストンサイクリング/JPCU福島)は4位。

橋本英也がトラックネイションズカップ第1戦男子エリミネーションで優勝 ©JCF

女子エリミネーションの垣田真穂(楽天Kドリームス/愛媛・松山学院高)は8位。内野艶和(JPCA 楽天Kドリームス/JPCU福岡)は9位。

橋本英也がベルギー、オランダ勢を抑えて男子エリミネーション優勝 ©JCF

女子チームパシュートはさらに日本記録を更新

女子チームパシュートの池田瑞紀(楽天Kドリームス/福岡・祐誠高)、梶原悠未(Team Yumi)、内野、垣田で編成された日本チームは1回戦に進出し、前日の予選で記録した日本新をさらに2秒近く短縮して4分18秒510をマーク。

トラックネイションズカップ第1戦の女子チームパシュート1回戦、池田瑞紀、梶原悠未、内野艶和、垣田真穂が再び日本記録を更新 ©JCF

大会前までの日本記録を3秒以上更新する成果を残したが、全体の6位で1回戦で敗退となった。優勝はニュージーランドで、記録は4分10秒651。

男子チームパシュートは1回戦に進出したが、スタートしなかった。

男子チームスプリントは最後に4位に順位落とす

佐藤水菜(JPCA 楽天Kドリームス/JPCU神奈川)、太田りゆ(JPCA ブリヂストンサイクリング/JPCU埼玉)、梅川風子(JPCA 楽天Kドリームス/JPCU 東京)で臨んだ女子チームスプリント予選。日本記録更新が予選突破のターゲットタイムとみられていたが、日本記録にコンマ4秒、予選通過ラインにコンマ2秒届かず予選敗退。

トラックネイションズカップ第1戦の女子チームスプリント ©JCF

小原佑太(JPCA 楽天Kドリームス/JPCU青森)、長迫吉拓(ブリヂストンサイクリング)、太田海也(JPCA 楽天Kドリームス/JPCU岡山)の男子チームスプリントは1回戦では従来の日本記録を4/100秒更新する新記録で3-4位決定戦に進出し。再び42秒台の好タイムを出すがフランスに敗れて4位。

トラックネイションズカップ男子チームスプリントは4位 ©JCF

パリ五輪一挙4枠を狙う女子チームパシュートは予選で日本新記録

自転車トラックネイションズカップ第1戦が2023年2月23日に開幕し、女子チームパシュート予選で池田瑞紀(楽天Kドリームス/福岡・祐誠高)、梶原悠未(Team Yumi)、内野艶和(JPCA 楽天Kドリームス/JPCU福岡)、垣田真穂(楽天Kドリームス/愛媛・松山学院高)の4名からなる女子チームパシュートで日本新記録が誕生した。

トラックネイションズカップ第1戦の女子チームパシュートで日本新を樹立した池田瑞紀、梶原悠未、内野艶和、垣田真穂 ©JCF

池田、梶原、内野、垣田で臨んだ女子チームパシュート予選。日本代表チームは従来の日本記録をおよそ2秒縮める4分20秒053の日本新記録をマーク。全体の6位で予選通過した。

同種目ではオリンピックランキングで世界8位までに入ればパリ五輪出場枠が一挙4枠を獲得でき、代表選手となった4人はトラック中長距離のオムニアムと2人編成のマディソンにも出場できる。

松田祥位(ブリヂストンサイクリング)、窪木一茂(JPCA ブリヂストンサイクリング/JPCU福島)、橋本英也(JPCA ブリヂストンサイクリング/JPCU岐阜)、兒島直樹(ブリヂストンサイクリング/日本大)で臨んだ男子チームパシュート予選は、日本記録には及ばないものの3分53秒961の好タイムを叩き出し、全体の5位で予選通過した。

トラックネイションズカップ第1戦2日目のスケジュールと出場選手

男子チームパシュート:松田祥位、窪木一茂、橋本英也、兒島直樹
女子チームパシュート:池田瑞紀、梶原悠未、内野艶和、垣田真穂
男子チームスプリント:長迫吉拓、小原佑太、太田海也
女子チームスプリント:太田りゆ、佐藤水菜、梅川風子
男子エリミネーション:窪木一茂、橋本英也
女子エリミネーション:内野艶和、垣田真穂

●ライブ配信予定(Tissot)