コンチネンタルがブエルタ敢闘賞協賛…交通事故撲滅運動も

コンチネンタルタイヤが第74回ブエルタ・ア・エスパーニャで敢闘賞の協賛会社になった。自動車ドライバーとサイクリストの交通安全をサポートする運動も推進する。

ブエルタ・ア・エスパーニャに協賛するコンチネンタルタイヤ

第74回ブエルタ・ア・エスパーニャは8月24日から9月15日まで開催されるが、ツール・ド・フランス総合優勝を達成した元選手オスカル・ペレイロ(スペイン)をブランドアンバサダーに起用して、全ステージをサポートする。

コンチネンタルタイヤは自動車業界の世界企業。2019年からブエルタ・ア・エスパーニャの協賛会社に復帰し、全日程を通して道路通行のセキュリティ確保をサポートしつつ、交通安全運動を展開していく。

特にドライバーとサイクリストのセキュリティを高める「ディスタンスT」運動を掲げ、不幸な交通事故の撲滅を目指していく。

2019ブエルタ・ア・エスパーニャのコース…近年まれに見る難関ルート

2019ブエルタ・ア・エスパーニャのコース

2019コース発表はツイッターで75万3000ツイートされた

8月24日(土) 第1ステージ サリナスデトレビエハ〜トレビエハ 18km(チームタイムトライアル)
8月25日(日) 第2ステージ ベニドルム〜カルペ 193km★
8月26日(月) 第3ステージ イビ・シウダドデルフゲテ〜アリカンテ 186km★
8月27日(火) 第4ステージ クリェラ〜エルプイグ 177km
8月28日(水) 第5ステージ レリアナ〜ハバランブレ天文台 165.6km★★
8月29日(木) 第6ステージ モラデルビエロス〜アレスデルマエストラト 196.6km★
8月30日(金) 第7ステージ オンダ〜マスデラコスタ 182.4km★★
8月31日(土) 第8ステージ バルス〜イガラダ 168km★
9月1日(日) 第9ステージ アンドラ・ラベリャ〜コルタルスデンカンプス96.6km★★★
9月2日(月) 休養日
9月3日(火) 第10ステージ ジュランソン〜ポー(フランス) 36.1km(個人タイムトライアル)
9月4日(水) 第11ステージ サンパレ(フランス)〜ウルダクスダンチャリネア 169km★
9月5日(木) 第12ステージ シルクイトデナバラ〜ビルバオ 175km★
9月6日(金) 第13ステージ ビルバオ〜ロスマンチュコス 167.3km★★★
9月7日(土) 第14ステージ サンビセンテ・デラバルケラ〜オビエド 189km
9月8日(日) 第15ステージ ティネオ〜サンチュアリオデルアセボ 159km★★★
9月9日(月) 第16ステージ プラビア〜アルトデラクビリャ 155km★★★
9月10日(火) 休養日
9月11日(水) 第17ステージ アランダデドゥエロ〜グアダラハラ 199.7km
9月12日(木) 第18ステージ コムニダドデマドリード〜ベセリルデラシエラ180.9km★★★
9月13日(金) 第19ステージ アビラ〜トレド 163.4km
9月14日(土) 第20ステージ アレナスデサンペドロ〜プラタフォルマ・デグレドス 189km★★★
9月15日(日) 第21ステージ フエンラブラダ〜マドリード 105.6km
総距離:3272.2km ★は難易度
2019ブエルタ・ア・エスパーニャは21区間3272.2km、8人編成で22チームが参戦する

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サプライズのある難関ルート…2019ブエルタ・ア・エスパーニャのコース発表

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サプライズのある難関ルート…2019ブエルタ・ア・エスパーニャのコース発表

2019年8月24日から9月15日まで開催される第74回ブエルタ・ア・エスパーニャのコースが12月19日に明らかになった。地中海に近いサリーナス・デ・トレビエハでのチームタイムトライアルで開幕し、50回目となるマドリードにゴールする。総距離3272.2km。

2019ブエルタ・ア・エスパーニャのコース

全23日間。平たんステージは6、中程度の山岳区間が4、平たんながらゴールが峠の頂上に設定された区間が2、山岳ステージが7、個人タイムトライアルとチームタイムトライアルが各1。休息2日。

タイムトライアルを除くステージにはボーナスタイムが設定される。ゴールの1〜3着までに10、6、4秒、中間スプリントポイント通過者に3、2、1秒が与えられ、総合時間から差し引かれる。

個人総合成績のリーダージャージが赤色のマイヨロホになって10周年の節目となる。リーダージャージはそれ以外にポイント賞、山岳賞、そして2019年から新設される新人賞。

●2019ブエルタ・ア・エスパーニャのコース

2018年の総合優勝者サイモン・イェーツ(英国)を中央に左が2位エンリク・マス(スペイン)、右が3位ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア) © Unipublic

2019年はマイヨロホが誕生して10年となる

リーダージャージは4つ。上から個人総合時間賞、ポイント賞、山岳賞、新人賞

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ブエルタ・ア・エスパーニャが2019年から新人賞のリーダージャージを新設

最優秀自転車選手賞のヴェロドールを受賞したアレハンドロ・バルベルデ。左は往年の名選手ペドロ・デルガド © Unipublic

2019ブエルタ・ア・エスパーニャ第9ステージ

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2020ブエルタ・ア・エスパーニャはオランダのユトレヒトで開幕

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ブエルタ・ア・エスパーニャが2019年から新人賞のリーダージャージを新設

グランツールと呼ばれる三大ステージレースの中で、新人賞のリーダージャージが唯一なかったブエルタ・ア・エスパーニャが2019年から新人賞ジャージを新設した。白色のマイヨブランで、2018年まではコンビネーション賞のジャージだった。新人賞ジャージのスポンサーはスペインのガス会社フェニエエネルジアが協賛することになった。

ブエルタ・ア・エスパーニャは2017年から新人賞を設定。リーダージャージはなかったがトロフィーが用意され、2017年はミゲルアンヘル・ロペス(左)、2018年はエンリク・マスが受賞した

新人賞ジャージは26歳未満の選手の中で最も総合成績のいい選手に与えられる。ブエルタ・ア・エスパーニャでは2017年から最終的な新人賞受賞者にトロフィーを贈っていたが、ジロ・デ・イタリアやツール・ド・フランスとは異なりリーダージャージはなかった。

コンビネーション賞は1970年に設定された。個人総合時間、ポイント賞、山岳賞の順位を足して、最も数字が小さい選手が1位となって、マイヨブランを着用する。ただし他の3つのリーダージャージと着用選手が重複することがあり、2位選手に繰り下がることが多かった。

2020ブエルタ・ア・エスパーニャはオランダのユトレヒトで開幕

2020年のブエルタ・ア・エスパーニャはオランダのユトレヒトとノールトブラバント州で開幕することが12月12日に発表された。同大会がオランダで開幕するのは2009年のアッセンに続く2回目。海外開幕は1987年のリスボン(ポルトガル)、2017年のニーム(フランス)を含めて4回目。

2020ブエルタ・ア・エスパーニャはオランダのユトレヒトとノールトブラバント州で開幕 © Utrecht

ユトレヒトは第1ステージのチームタイムトライアルの舞台となるとともに、ゼルトゲンボスをスタートする第2ステージのゴールにもなる。

2015年にはツール・ド・フランスの開幕地となったユトレヒト © ASO

またユトレヒトは2010年にジロ・デ・イタリア、2015年にツール・ド・フランスの開幕地を務めたこともあり、5年に一度の間隔でグランツールの開幕地となる。

2020ブエルタ・ア・エスパーニャはオランダのユトレヒトで開幕する © Unipublic

ユトレヒトはミッフィーの作者ディック・ブルーナが生まれ育った町だ © Mercis bv

ルーカ・ベッティーニのこの1枚が2018ブエルタ・ア・エスパーニャ大賞

初企画となったブエルタ・ア・エスパーニャの写真コンクール #CochesAzules でイタリアのスポートカメラマン、ルーカ・ベッティーニの写真が大賞に選ばれた。同氏の父ロベルトも自転車レースの名カメラマンだった。同賞は2018年に初めて開催され、主催者幹部が選考委員を務めた。副賞はロードバイク。

2018ブエルタ・ア・エスパーニャのコンクール大賞を獲得したルーカ・ベッティーニのワンカット。第10ステージのスタートシーン

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