ペダルをこがない自転車レースの世界選手権初開催…日本予選は8月5日

ペダルをこがない自転車レースの世界選手権「Red Bull Pump Track(レッドブル・パンプトラック)World Championship」が2018年に初開催されることになり、8月5日(日)に北海道余市郡赤井川村で日本の予選会が行われる。予選は日本を含む世界17カ国で開催され、予選通過者は10月13日(土)に米国アーカンソー州スプリングデールで初開催する世界選手権への出場権を獲得する。

©Markus Slavik / Red Bull Content Pool

会場となるAKAIGAWA TOMO PLAYPARKに8月にオープンする常設のパンプトラックを使用し、MTBまたはBMXを使って、ペダルをこぐことなく、ウェーブ状に連なるバンク角度によるコーナーの高低差を利用した推進力で加速を繰り返し、順位を競う。

©Sven Martin/Red Bull Content Pool

当日は一般参加の男女計100人のほかに、レッドブル・アスリートの榊原爽(18歳、オーストラリア出身)をはじめ、MTBやBMXの強豪選手の参加が予定されている。

BMXの日本代表として年齢別クラスで複数の世界チャンピオンとなった榊原爽 © Andy Green/Red Bull Content Pool

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マーティン・ションカ優勝。室屋義秀11位…レッドブル・エアレース第4戦ブダペスト

究極の三次元モータースポーツRed Bull Air Race World Championship(レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ)2018年シーズンの第4戦が6月24日にハンガリーのブダペストで決勝を行い、前日の予選でコースレコードを記録して1位になったチェコのマーティン・ションカが本戦でも力を発揮して優勝した。室屋義秀(ファルケン)は予選で0.032秒という僅差で2位になったが、本戦は11位だった。

セーチェーニ鎖橋の下をくぐり抜けるチェコのマーティン・ションカ © Armin Walcher / Red Bull Content Pool

ドナウ川の両岸に13万5000人の観衆を集めた第4戦。飛行機で約1時間のチェコで生まれ育ったションカにとっては地元とも言える大会で、見事な実力を発揮して今シーズン初勝利を飾った。2017年は2勝して総合2位となりながら、今季開幕から2戦は機材面の失格で成績を残せなかった。今大会はフリープラクティス1からファイナル4までの7回のフライトで、ペナルティはおろか全て58秒台以下で飛行。予選はトップタイムという手がつけられない速さを見せた。

「レース期間中、観客から多くのエナジーをもらった。表彰台の頂点からの眺めはとても美しく、いつも楽しい。チームの技術陣がハードワークをして機材を仕上げてくれ、気持ちよく飛ぶことができた。チェコからも多くのファンが駆けつけてくれて、彼らに特別なプレゼントを提供することができたことがうれしい」とションカ。シーズン総合成績はオーストラリアのマット・ホールが45点で首位を堅持したが、ションカは34点で総合3位に浮上。
「総合成績で上位陣に食らいつけているので、シーズン中盤で勝てたことは非常に重要。我々には技術的な問題が山積みで、この瞬
間のために全員ハードワークに徹した」

またフランスのミカ・ブラジョーが2位となり、自身のキャリア初の表彰台を獲得した。これによりランキングも総合4位に浮上した。

室屋義秀は11位とふるわなかった ©
Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

2017年の総合優勝者である室屋は第3戦の千葉大会と同様に、本戦の1回戦で「オーバーG」の失格。14人中の11位に終わり、総合成績は19点の5位と苦戦を続ける。

前回千葉大会では予選3位通過ながら、決勝1回戦のラウンド・オブ14で今季2戦目優勝の強敵マット・ホール(オーストラリア)と対戦し、リスクを負ったフライトでGが最もかかる垂直上昇から反転して下降するバーティカルターンマニューバー(VTM)で規定の12Gを超えてオーバーGで失格。今大会も予選2位と好成績で通過したが、ラウンド・オブ14では今シーズン開幕戦で優勝し、驚異的な速さを見せているマイケル・グーリアン(米国)と2戦続けて強敵とのマッチアップ。先にフライトしたグーリアンが57秒504の好タイムを出すと、それを超えるべくフライトしたが、千葉大会同様にバーティカルターンマニューバーでオーバーGとなる。

レース後に室屋は「練習から予選までいいフライトが続いていましたが、最初の(バーティカルターンマニューバーで操縦桿を引き上げる)プルアップの時に、ガスト(突風)を感じて、12Gを超えないようにリアクションをしたのですけど、ちょっと間に合いませんでした」とコメント。

レッドブル・エアレース第4戦ブダペスト大会を飛ぶマイケル・グーリアン © Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

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ションカがコースレコード、室屋義秀が2位…レッドブル・エアレース第4戦

究極の三次元モータースポーツRed Bull Air Race World Championship(レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ)2018年シーズンの第4戦が6月23日にハンガリーのブダペストで開幕。初日の予選ではチェコのマーティン・ションカがコースレコードを記録して1位に。室屋義秀(ファルケン)が0.032秒という僅差で2位になった。

レッドブル・エアレース第4戦ブダペスト大会 © Armin Walcher / Red Bull Content Pool

ファンの中で人気が高い開催地のひとつとして知られるハンガリーの首都はこの日も多くのファンを集めた。2年連続の総合優勝をねらう室屋は、前節の第3戦千葉大会で失格しただけに、仕切り直しのレース。シリーズ総合優勝を争う実力者のションカにわずかに及ばなかったものの、千葉大会のショックは完全に忘れ去られるほどの積極的なフライトだった。

レッドブル・エアレース第4戦ブダペスト大会 © Mark Somay / Red Bull Content Pool

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ジロ・デ・イタリアの「ライドグリーン」活動でゴミの9割をリサイクル

2018年5月に開催された第101回ジロ・デ・イタリアは国内で開催された18ステージで75トンの資源ゴミを回収し、全体の9割のリサイクルに成功した。大会は「ライドグリーン」プロジェクトと題して、3年前から資源ゴミ回収活動を行っている。

補給地点には選手がゴミを捨てていいエリアを設定 © Fabio Ferrari – LaPresse

各ステージのスタートやゴールの会場には「生ゴミ、紙、プラスチック、瓶、分別不能」の5つのゴミ箱が設置され、来場者に分別回収をうながした。それぞれの町ごとにリサイクル率を集計し、高い回収率を記録した自治体を表彰するなどの企画を展開した。

スタートやゴールには分別ゴミ箱が設置された © LaPresse – Spada

オーガニック飲料を新発売したレッドブルがライドグリーンプロジェクトを支援した

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レッドブル・エアレース第4戦は鎖橋の下をくぐり抜けるブダペストで開催

究極の三次元モータースポーツRed Bull Air Race World Championship(レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ)2018年シーズンの第4戦が6月23日(土)、24日(日)にハンガリーのブダペストで開催される。ファンの中で人気が高い開催地のひとつとして知られるハンガリーの首都は常に多くのファンを集めていて、2009シーズンにはドナウ川の両岸に65万人もの観客を集めた。

レッドブル・エアレース第4戦はブダペストで開催される © Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

ブダペストはレーストラックのスタートセクションがユニークなことから、シーズンハイライトのひとつとして扱われている。トップパイロットたちがセーチェーニ鎖橋の下をくぐり抜けてレーストラックに進入する姿は、ファンなら見逃せない名シーン。

ドナウ川両岸に広がるブダペストは、ブダとペストという2地区から成り立っている。ペスト側の川岸に建てられているネオゴシック建築の国会議事堂を含む両岸の見事な景色は、レースアクションに美しいパノラマビューを加えてくれる。ブダ側にはゲッレールト山頂の自由の女神とツィタデラも確認できる。ブダペストはこのような美しい建築物や観光地を数多くあるため、「世界で最も美しい都市ベスト10」に定期的にランクインしている。

ペトル・コプシュタ © Predrag Vuckovic/Red Bull Content Pool

ブダペストのドナウ川上空を飛ぶ © Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

シリーズは第6戦の開催地がウィーナー・ノイシュタットに決定し、レッドブル・エアレースが生まれ故郷オーストリアに舞い戻ることになった。ワールドチャンピオンを巡る戦いの緊張感が高まろうとするタイミングで、レッドブル・エアレースのパイロットたちは新開催地へ向かうことになる。

オーストリアの首都ウィーンの南に位置するウィーナー・ノイシュタットは、2003年にオーストリアで誕生したレッドブル・エアレースの母国凱旋にふさわしいロケーション。ウィーナー・ノイシュタットの澄み切った山の空気は、2018シーズンの行方を左右する可能性を秘めているレースに最高のコンディションを提供してくれると期待されている。

●レッドブル・エアレース日程
2月2〜3日 アブダビ(UAE)
2月21〜22日 カンヌ(フランス)
5月26〜27日 千葉(日本)
6月23〜24日 ブダペスト(ハンガリー)
8月25〜26日 カザン(ロシア)
9月15〜16日 ウィーナーノイシュタット(オーストリア)
10月6〜7日 インディアナポリス(米国)
11月=開催期日と開催地調整中

マット・ホールとマイケル・グーリアンのフライト © Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

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想像してたけど想像以上にツラい! 日本一長い石段を駆け上がるRed Bull白龍走

日本一の長さを誇る3333段の石段を駆け上がるステアクライムレース、Red Bull白龍走(はくりゅうそう)が6月17日(日)に熊本県下益城郡美里町で開催された。4回目の大会は北海道から沖縄県まで、過去最大の962人が参加した。

Red Bull 白龍走に過去最多の962人が参加 © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

大会は、過去のRed Bull白龍走で男子35分、女子45分以内にゴールしているエキスパートクラスと、一般クラスに分けて実施。一般クラスに男性797人(完走656人)、女性133人(完走90人)が出場し、男性は27分04秒でゴールした田中飛鳥(たなかあすか、28歳、福岡県在住)、女性は33分23秒でゴールした岩村聖華(いわむらせいか、33歳、熊本県在住)が1位となった。エキスパートクラスには男性28人、女性4人が出場し、24分42秒でゴールした五郎谷俊(ごろうたにしゅん)と33分22秒のクルーパ理智(くるーぱりち)が優勝し、優勝の褒賞として石段横の大会記念碑にそれぞれの名前が刻まれることになった。

3333段を駆け上がるRed Bull 白龍走 © Jason Halayko/Red Bull Content Pool

Red Bull 白龍走を制した五郎谷俊(中央)。右は2位永里剛城、左は3位荒木諭志 © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

「日本一の階段ということで、どれだけツラいか自分の頭の中でイメージしながら階段の方まで向かってきました。いざ走ってみると想像のさらに上を行くツラい階段が続いて、まさに心臓破りの階段でした」とエキスパート男子の部で優勝した五郎谷。
「いつもトレーニングをしているのですが、階段で足もパンパンになりました。このような場所は日本中探してもここしかないので、人生でとてもいい経験になりました。また来年参加できれば、記録更新をねらっていきたいと思います」

クルーパ理智が女子のトップタイムを記録 © Jason Halayko/Red Bull Content Pool

2017年に一般の部で初出場してエキスパート優勝者を上回る大会新記録で優勝したクルーパは、今大会はエキスパートで参戦。2017年の自身の記録を大きく更新して優勝した。
「今年2回目の参加だったのですが、エキスパートで優勝できて、また全体でも1位だったので感無量です! うれしい!」とコメント。

●第4回Red Bull白龍走記録
エキスパート男性
五郎谷俊(ごろうたにしゅん、埼玉県在住、25歳、タイム24分42秒)
2位 永里剛城(ながさとごうき、鹿児島県在住、28歳、タイム26分02秒)
3位 荒木諭志(あらきさとし、熊本県在住、33歳、タイム26分32秒)

エキスパート女性
1位 クルーパ理智(くるーぱりち、福岡県在住、46歳、タイム33分22秒)
2位 青木佐和(あおきさわ、熊本県在住、52歳、タイム36分23秒)
3位 下村亜夕美(しもむらあゆみ、福岡県在住、40歳、タイム36分33秒)

一般男性
1位 田中飛鳥(たなかあすか、福岡県在住、28歳、タイム27分04秒)
2位 福迫誠(ふくさこまこと、鹿児島県在住、38歳、タイム28分12秒)
3位 エース栗原(えーすくりはら、山梨県在住、30歳、タイム29分21秒)

一般女性
1位 岩村聖華(いわむらせいか、熊本県在住、33歳、タイム33分23秒)
2位 俵千香(たわらちか、福岡県在住、34歳、タイム34分51秒)
3位 前田美帆(まえだみほ、長崎県在住、22歳、タイム35分42秒)

エキスパートクラスの激闘 © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

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