優しいライドにピッタリのスペシャライズドウエアはお財布にも優しいかも

スペシャライズドの春夏アパレルに、新たなコレクションSpecialized Foundation(スペシャライズド・ファウンデーション)が追加された。半袖ウエアが8800円、ビブショーツが1万1000円で、高騰するサイクリングアパレルの中で安価なのがうれしい。

リラックスしたポジションに対応するデザイン

リラックスしたポジションで体の自由な動きを重視したセミフォームフィットは、体に密着しすぎず少しゆとりのあるデザイン。手の届きやすい前側へのジッパー付きポケット、腰回りのしわを防ぐ短めの丈や、垂れ下がらないポケットをサポートするマチなど、より多くのライダーにとっての快適性とパフォーマンス向上を狙ったコレクション。

さらに、優れた伸縮性をもつ中厚手生地は、80%以上にリサイクル素材を採用し、地球に優しいライドを実現する。

Specialized Foundation Short Sleeve Jersey
Specialized Foundation Short Sleeve Jersey
価格:税込8,800円
サイズ:Men’s XS/S/M/L/XL、Women’s XS/S/M/L
カラー:Men’s 2色(ダークネイビー、ブラック)、Women’s 1色(バーチホワイト)
Specialized Foundation Short Sleeve Jersey
Specialized Foundation Bib Knickers
価格:税込13,200円
サイズ:Men’s XS/S/M/L、Women’s XS/S/M/L
カラー:各1色(ブラック)
Specialized Foundation Bib Knickers
Specialized Foundation Bib Shorts
価格:税込11,000円
サイズ:Men’s XS/S/M/L/XL(XS/XLはブラックのみ)、Women’s XS/S/M/L
カラー:Men’s 3色(ブラック、 ダークネイビー、ダークモスグリーン)、Women’s 2色(ブラック、 ダークモスグリーン)
Specialized Foundation Bib Shorts
Specialized Foundation Shorts
価格:税込9,900円
サイズ:Men’s S/M/L、Women’s XS/S/M/L、Youth S/M/L
カラー:各1色(ブラック)

カリマーが操作性・安定性・機動力を向上させたcleave新発売

英国発祥のアウトドアブランドKARRIMOR(カリマー)が操作性・安定性・機動力をさらに向上させた「cleave」を新発売。「cleave」は、「コースタイム70%」をコンセプトに、ファストハイクといったスピードが求められるシーンに対応する軽量性と豊富な機能性を備えている。2025年3月からカリマー公式オンラインストアと取り扱い店舗で順次発売予定。

カリマーのcleave

ユーティリティショルダーハーネスを従来モデルから進化

カリマーが長年追求してきた「背負いやすさ」と「疲れにくさ」を継承し、山行時にリュックサックが揺れることなく体にしっかりフィットすることで優れた安定性を提供する。多機能でありながらシンプルなデザインで使いやすく、長い距離を快適に行動できるバランス力に優れたリュックサックだ。

収納力と操作性を向上させ、リュックサックを下ろすことなく行動食の補給や給水をスムーズに行える設計になっている。さらに、山小屋泊縦走やテント泊にも対応可能な40Lサイズを新たに発売。30Lと40Lは、容量調整が可能なロールトップタイプを採用している。一方、20Lは荷物の出し入れが容易なパネルローディングタイプを採用。

●カリマーのホームページ

異色の陸上競技が自転車トラックからインスパイアして初開催

見たこともない異色の陸上競技イベントが3月8日、千葉市の室内ベロドローム、TIP STAR DOME CHIBAで開催されようとしている。Full house(フルハウス)というイベントで、コンセプトは選手に「夢」を、観客に「熱狂」を。大会主催者はランニングコーチや陸上競技選手として活躍し、ランニングの楽しさを伝えるインフルエンサーでもある三津家貴也だ。

陸上ランニングイベント、Full house(フルハウス)

世界初の「魅せる」、「観る」をテーマにした陸上ランニングイベント

2020年に800mで憧れ続けていた日本選手権に出場した三津家だが、いつもより少しばかりSNSのいいねとコメントが多かっただけ。出場した先の未来が全く変わらないことが悔しくて、陸上競技の価値を高めて選手が報われる未来にしたいと強く思ったという。

現在はランニングアドバイザー兼タレントとして全国各地を精力的に訪れるが、そこでも関係者しかいないスタンドに再びあの悔しさが込み上げてきて、いつか満員にしたいと心に誓った。

TIPSTAR DOME CHIBA

選手に夢、観客に熱狂を。みんなが楽しめる大会を。三津家は、見せる・観るランニングイベントを考えついた。舞台は自転車トラックの五輪や世界選手権の規格となる室内250mバンク、TIPSTAR DOME CHIBAだ。それだけに開催される5種目はこれまでの陸上大会になかったものもある。エリミネーションレース、ペーサー付き3000mはまさに自転車競技から発想したものではないかと思う。

イベントには、「スプーン印」「ばら印」の砂糖でおなじみのDM三井製糖が協賛。三津家が同社製品の「パラチノース」をトレーニングやレース時に愛用していることがきっかけで、ピュアパラスティック[20g×10本]限定パッケージが1人1個、1000人分配布される予定。

パラチノース100%商品『ピュアパラ』の
限定パッケージ商品「ピュアパラスティック」(20g/個×10本)

Full house(フルハウス)
日  時:2025年3月8日(土)
    ※入場開始 12時30分~  開演 14時00分~
会  場:TIP STAR DOME CHIBA
    千葉県千葉市中央区弁天4丁目1−1(千葉公園駅より徒歩2分)
入場料:2,500円(税込)から
    ※参加申込方法:https://fullhouse.3itsuka.com/ticket
    上記URLよりチケットを購入
特  典:チケット購入者には購入特典として、入場時に下記を配布
    フルハウスオリジナルタオル/フルハウス応援ライトペン/オリジナルシリコンバンド
公式HP:https://fullhouse.3itsuka.com/

YouTube配信も得意とする異色選手がスイスの女子チームに…ロス五輪を目指す

木下友梨菜(ベルマーレレーシング)、内野艶和(楽天Kドリームス)、池田瑞紀(早稲田大/楽天Kドリームス)、の3選手が、女子コンチネンタルチーム、NEXETIS(ネクセティス)に加入した。日本企業のNIPPOもチームパートナーとなり、2028年のロス五輪をめざす日本の女子選手をサポートしていく。

左から池田瑞紀、木下友梨菜、内野艶和

2024年11月にスイスを拠点として誕生したUCIコンチネンタルチームだ。長年スイス代表トラックチームのコーチを務めてきたダニエル・ギジガー氏とのつながりで実現した。同氏は2年前から日本自転車競技連盟(JCF)のトラック競技で世界のトップレベルを目指すセクションであるHPCJCに勤務。2028年のロス五輪を見据えたとき、女子ロードで好成績を修めるためにトラック中距離でパフォーマンスを発揮する選手の成長を期待してロードチームに送り込んだというわけだ。

女子チームは上からワールドチーム17、プロチーム7とあり、ネクセティスの所属するコンチネンタルチームは3番目のカテゴリー。そのため女子ツール・ド・フランスなどのメジャーレース参加は2025年においては難しい。

垣田真穂。12月14日に20歳の誕生日を迎える

3選手と同様にロス五輪に向けてNIPPOがサポートする垣田真穂(早稲田大/楽天Kドリームス)はイタリアのコンチネンタルチーム、BePink-Bongioanni(ビーピンク・ボンジョアンニ)に加入した。チームは2024ジロ・デ・イタリアウィメンに参加していて、今季も出場の可能性がある。

池田と内野はパリ五輪トラック日本代表トラックチームのメンバー。内野は2023年のグラスゴー世界選手権のポイントレースで3位になった。ガールズケイリンの選手でありながらナショナルチームでの活動をメインにして、2025年2月に開催されたアジア選手権ではエリート女子ロードに起用された。アジア選手権トラックでも池田や垣田とともに代表選手として参戦する。

一方、木下は異色の存在として注目される。10年間の陸上競技活動を経て、社会人になって趣味として自転車を始めた。当初は長距離サイクリング、そしてヒルクライム大会で負けなしの成績を修めるようになって2024年から本格的にレースを始めた。6月の全日本選手権エリート女子では優勝した与那嶺恵理と2人で逃げて2位。一躍世界選手権ロードに起用されることになる。

普段は『鈴なり妖怪 鈴』の愛称で知られ、YouTubeなどで自転車ライドの魅力を発進。

「ロードレースの本場で、チームのエースを勝たせるために積極的に動き、可能な限り経験を積むことが目標。得意な山では自分の実力をアピールし、他チームのクライマーたちにくらいついて戦っていきたい」と意気込みを語る。

「今回のヨーロッパ挑戦は確実に自分の人生の中でも最も大きい挑戦の1つになると思っています。今は自分がどんなことで困難に感じるかがわからない状況なので、なにからなにまで新しい環境で大好きな自転車に乗れることがとても楽しみであり、本場のロードレースを走る機会が増えることもとても楽しみ」

●木下友梨菜のInstagram

【ヒマラヤ未踏峰に挑む】Episode 8/過酷なフィールドで全幅の信頼をおいた登山ギア

ヒマラヤにある標高6524mの未踏峰プンギに2024年10月12日午後12時09分、日本山岳会学生部の5人全員、井之上巧磨(青山学院大)、尾高涼哉(東京大)、中沢将大(立教大)、横道文哉(立教大)、芦沢太陽(中央大)が初登頂した。国内トレーニング時からさまざまなギアを使いこなして厳選し、本番となるヒマラヤに持ち込んだテント、ザック、ハーネス、食品類を尾高が紹介。

4人用テントだが工夫すれば5人でも使用できる

ヒマラヤでも有効だが、日本の山でも使いやすいものばかり

こんにちは! 前回投稿から大分時間が空きました、ヒマラヤ遠征隊の尾高です。私たちは、昨秋のヒマラヤ遠征にあたり、ありがたいことにたくさんの企業に支援いただきました。今回の連載ではセレクトしたギア、食品類を紹介していきます。日本の山でも使いやすいものもありますので、ぜひご興味があれば使ってみてくださいね!

finetrack社のカミナドーム4

カミナドーム4(finetrack社)のテント

今回の遠征ではメインのテントとしてfinetrack社製のカミナドーム4を使用しました。国内での、普段の山行でも非常によく使うテントです。僕らは4人用のものを工夫して5人で使用していました。

カミナドームシリーズはなんと言っても、軽量さと耐久性の両方を非常に高い次元で両立しており、軽量化が至上命題であると同時に、激しい気象条件にさらされる可能性のあるヒマラヤ遠征にまさしくピッタリのテントでした!

私はこのテントで合計50泊程度はしていますが、国内の登山で使うテントを考えた際にも、夏冬ともにベストなテントの一つだと思います。

軽量であると同時に、厳しい気象条件ともなるヒマラヤ遠征にピッタリのテント

ワーソッグ30L(Blue iceケンコー社)のアタックザック

冬山登山で30L程度のザックに求めるすべての機能を必要十分に備えていながら、シンプルで使いやすく、非常に軽量であり、理想的なアタックザックです。

付属バンジーコードでアイゼンを外付けし、サイドにはマットなども

加えて、高い拡張性もこのザックの優れているポイントです。僕らは軽量化のため、サイドベルトやウエストハーネスを取り外して使用していました。一方で、付属のバンジーコードを使用すればアイゼンを外付けすることも可能であったり、形状がシンプルゆえにマットなどを外付けすることも容易です。

この高い拡張性と癖のない形状のおかげで、30Lという限られた容量ながら、アタック用の3日分の食料、テント、シュラフ、マット類、ジェットボイル、登攀具を十分に持ち運ぶことが可能で、工夫次第では泊まりの冬山でもこのザックのみでも十分であると感じました。

Blue ice ケンコー社のワーソッグ30Lアタックザック

私のイチオシポイントとしては、ポケットの位置があります。

このザックは雨蓋がなく、ポケットはザック本体に付いているのですが、ポケットの配置が絶妙で、他の同様なザックと比較しても、物を取り出しやすく、また、ポケットのみがふくらんでやや飛び出すといったことがあまりない点が個人的に非常に気に入ってます。

国内でもクライミング、冬山はもちろんのこと、夏山登山や低山ハイキングなどあらゆる山に関係するアクティビティで使用できると思います。デザインも非常にシンプルでカッコよくてオススメのザックです!

シンプルで使いやすく、非常に軽量な理想的アタックザック
カトマンズのタメル地区でも愛用

コーカスプロ(Blue iceケンコー社)のハーネス

このハーネスの最大の特徴はとにかく軽量な点です。ハーネス単体では履いているのを忘れてしまうほどです。

また、設計も優れていて、足上げなどにも全くストレスがかかることはないので、軽量さも相まって、冬山での行動中ずっと着けていても一切ストレスがありません。

また登攀中の快適もさることながら、軽量なアルパインハーネスで犠牲になりがちな体重をかけた際の快適性(ハーネスの紐が腿に食い込んで痛いなど)に関しても想像以上に優れており、懸垂下降も快適にこなせました。

また、アイゼンを履いた状態からも履きやすく、背中側のバックルを外せるため、用を足す際にもハーネスを脱ぐ必要がないのも魅力ですね!

国内で使うシチュエーションはある程度限られる道具ではありますが、冬山で軽量化をしたい際などには強力な武器になると思います!

アルファ米(尾西食品)

尾西食品のアルファ米も国内でずっと食べ続けた馴染みのアイテムです。

アルファ米というのは、普通の米を炊き上げた後に乾燥させてアルファ化した米のことで、お湯を注ぐだけですぐできるのが最大の魅力です。

尾西食品のアルファ米

非常に軽量かつ、温かくて馴染みのあるお米を食べられるというのは、長期間慣れない環境に滞在する海外遠征では特にありがたい点でした。

アタック中のメインの食事として朝夜食べていました。

尾西食品のアルファ米は、五目や赤飯などさまざまな味があり、飽きずに食べ続けられるのが特徴です。みなさんもぜひ、山登りに取り入れてみてはいかがでしょうか?

以上、今回の遠征で使用したギア類のレポートでした! 興味のあるものがあったら、ぜひ使ってみてくださいね。今回紹介したギア類は、どれも過酷なアウトドアフィールドにおいても全幅の信頼をおけると思います。

チャレンジを終えて…尾高涼哉

ネパールでの遠征を振り返った際に、最も印象的なのは、アタック翌日のBCで迎える朝日でしょうか。現在という時間は、過去と未来に区切られてしか存在し得ません。つまり、僕らのあのアタックというのは、まさしくこうして日が昇ることによって完結するのではないでしょうか。

こんなことを、紅茶を飲みながらぼんやりと思っていたのがやけに印象深く思い出に残っています。

これまでのバックナンバーは下記PHUNGI 6524特集トップページにもくじがあって確認できます。

HCから見上げたプンギ山頂

ブルックスが111年の歴史で初めてのポップアップストア

2023年米国パフォーマンスランニングフットウェア売り上げ金額シェア1位のランニングシューズブランド「BROOKS(ブルックス)」は、生誕111周年を記念し、東京・原宿にブランド初となるポップアップストアを2月22日(土)から3月2日(日)の9日間限定で開催。

グリセリン マックス(ロードモデル)

ブルックスは、111年にわたる歴史の中で、ランニングシューズ業界に数々の革新をもたらしてきた。EVAを搭載したシューズの開発による業界スタンダードの確立や、ランニングシューズへのゴアテックス素材の初採用、窒素注入ミッドソールの導入など、常に先進技術を導入し、多くのランナーをサポートし続けている。現在もなお、革新を追求するブランドとして、米国市場において高い評価を得ている。

ブルックスポップアップストア

今回、日本で初開催となるポップアップストアでは、2024年の先行発売で即完売した「Glycerin MAX(グリセリン マックス)」と、厚底で人気のトレイルモデル「Caldera 8(カルデラ 8)」の限定カラーを用意。

ブルックスポップアップストア

また、日本ならではの「絵馬」コーナーも展開。来場者には、願いや目標をブルックスオリジナル絵馬に記入し、店内の絵馬掛けに結べる。ポップアップストア終了後には、「勝負事の神様」、「足腰健康の神様」を祀る亀有香取神社に奉納し、願いが叶うことを祈願するという。
 
期間中はブルックスがサポートする中距離プロ集団「阿見アスリートクラブ シャークス」の楠康成選手や、ランニングインフルエンサー・神永よしき氏による「1日店長イベント」を開催。ブルックスのシューズを一緒に体験できるランニングイベントも予定。また、8000円以上購入者には、ポップアップストア限定のノベルティプレゼントも用意している。

カルデラ 8(トレイルモデル)

BROOKS POP-UP STORE

住所:東京都渋谷区神宮前6丁目32-1 J6ビル1F
開催期間:2025年2月22日(土) ~ 3月2日(日)
営業時間:11:00~20:00
●ブルックスのホームページ