マウンテンバイク・ワールドカップはダウンヒルがルルドで開幕

2022メルセデスベンツUCIマウンテンバイク・ワールドカップが3月26〜27日、フランスのルルドでダウンヒルレース(DHI)が開幕戦として行われた。

ミリアム・ニコルは女子2位 ©Bartek Wolinski / Red Bull Content Pool

男子は地元フランスのアモリー・ピエロンが、女子はスイスのカミーユ・バランシュが優勝した。

同シリーズは、クロスカントリーオリンピック(XCO)、クロスカントリーショートトラック(XCC)を含めてレッドブルTVでライブ配信される。

男子優勝のアモリー・ピエロンがゴールを目指す ©Bartek Wolinski / Red Bull Content Pool

2022メルセデスベンツUCIマウンテンバイク・ワールドカップ日程
3月26-27日: (DHI) フランス・ルルド
4月8-10日: (XCO/XCC) ブラジル・ペトロポリス
5月6-8日: (XCO/XCC) ドイツ・アルブスタット
5月13-15日: (XCO/XCC) チェコ・ノべームニェストナモラビエ
5月21-22日: (DHI) 英国・フォートウイリアム
6月10-12日: (XCO/XCC/DHI) オーストリア・レオガング
7月8-10日: (XCO/XCC/DHI) スイス・レンツァーハイデ
7月15-17日: (XCO/XCC/DHI) アンドラ・バルノール
7月29-31日: (XCO/XCC/DHI) 米国・スノーシュー
8月5-7日: (XCO/XCC/DHI) カナダ・モンサンタン
8月24-28日: UCI MTB世界選手権 フランス・レジェ
9月2-4日: (/XCO/XCC/DHI) イタリア・バルディソーレ
9月2-4日: (DH/XCO/XCC) イタリア・バルディソーレ

●レッドブルTV・フランス・ルルド

MTBワールドカップは2022年もレッドブルTVでライブ中継

2022メルセデスベンツUCIマウンテンバイク・ワールドカップが3月26〜27日、フランスのルルドでダウンヒルレース(DHI)が開幕。クロスカントリーオリンピック(XCO)、クロスカントリーショートトラック(XCC)を含めてレッドブルTVでライブ配信される。

ダウンヒルに挑むバレンティナ・ホール ©Bartek Wolinski / Red Bull Content Pool

2022メルセデスベンツUCIマウンテンバイク・ワールドカップ日程
3月26-27日: (DHI) フランス・ルルド
4月8-10日: (XCO/XCC) ブラジル・ペトロポリス
5月6-8日: (XCO/XCC) ドイツ・アルブスタット
5月13-15日: (XCO/XCC) チェコ・ノべームニェストナモラビエ
5月21-22日: (DHI) 英国・フォートウイリアム
6月10-12日: (XCO/XCC/DHI) オーストリア・レオガング
7月8-10日: (XCO/XCC/DHI) スイス・レンツァーハイデ
7月15-17日: (XCO/XCC/DHI) アンドラ・バルノール
7月29-31日: (XCO/XCC/DHI) 米国・スノーシュー
8月5-7日: (XCO/XCC/DHI) カナダ・モンサンタン
8月24-28日: UCI MTB世界選手権 フランス・レジェ
9月2-4日: (/XCO/XCC/DHI) イタリア・バルディソーレ
9月2-4日: (DH/XCO/XCC) イタリア・バルディソーレ

マティアス・フルキガー ©Bartek Wolinski / Red Bull Content Pool

●レッドブルTV・フランス・ルルド

世界最長自転車が4月1日に東京駅前行幸通りで走行に挑戦

公益財団法人日本科学技術振興財団・科学技術館は、米村でんじろうサイエンスプロダクションとともに実施する自転車と科学のコラボレーション・イベント「技術と科学のCharinko WORLD 2022=チャリンコワールド2022」の特別企画として、「世界最長自転車に挑戦」が決定した。 2022年4月1日(金) 東京駅前 行幸通りを100m自走する。

世界最長自転車に挑戦

 ビジネスの中心地でもある丸ノ内エリア、東京駅から皇居外苑に向けた日本を象徴する場所で、新たな挑戦を東京の中心から日本の科学・技術の工夫・アイデア・楽しさ・面白さを国内外に発信。歴史的瞬間を目の前で立ち会えるイベントで、観覧無料。

技術と科学のCharinko WORLD 2022は2022年3月25日から4月3日まで

特別企画として「世界最長自転車に挑戦」が決定した。会期中の会場となる科学技術館を飛び出し、東京駅前 行幸通りを100m自走する。

世界最長自転車の前方部

1964年4月開館から長きにわたり日本の科学技術の進歩とその楽しさ・面白さを展示や実験を通じて一般に伝えてきた「科学技術館」と、身近なものを使った驚きの実験で科学の楽しさを多くの人に広めてきた「米村でんじろうサイエンスプロダクション」が共同で世界最長自転車に挑戦する。

この世界最長自転車は、日本で設計されている市販のアルミトラスを使用し、また自転車を構成する各部品もホームセンターやネットショップで購入できる市販品を組み合わせてできている。これは日本人が最も得意とする「既存の物を使う」という知恵・工夫・技術による世界最長自転車の挑戦だ。

世界最長自転車の後方部

ビジネスの中心地でもある丸ノ内エリア、東京駅から皇居外苑に向けた、日本を象徴する場所で新たな挑戦を東京の中心から日本の科学・技術の工夫・アイデア・楽しさ・面白さを国内外に発信するにふさわしいと考え、プロジェクトを進めてきた。

新型コロナの状況により価値が見直され、環境にやさしく今も昔も人々の生活に役立ち続ける自転車と、科学のおもしろくタメになる魅力を存分に体感し、みんなが楽しく元気な気持ちになってもらいたいという趣旨。

東京駅前の行幸通り

Go! Go! 世界最長自転車に挑戦
―技術と科学のCharinko WORLD 2022(チャリンコワールド2022)特別企画―

●開催日: 2022年4月1日(金)
● 開催時間:12:30~14:00 12:45よりセレモニー
● 会場:東京駅前 行幸通り
● 対象:一般
● 入場料:無料
● 主催:公益財団法人日本科学技術振興財団・科学技術館
● 企画・構成:科学技術館/米村でんじろうサイエンスプロダクション
● 協賛:三菱地所株式会社
● 寄付:アサヒ飲料販売株式会社/株式会社旭総合警備/鹿島建設株式会社/コカ・コーラボトラーズジャパン 株式会社/サントリービバレッジソリューション株式会社/株式会社シマノ/株式会社丹青社/東レ株式会社/日本製鉄株式会社/株式会社日立製作所/三井不動産株式会社/理想科学工業株式会社
● 後援:経済産業省/一般財団法人国民公園協会/自転車活用推進本部/一般財団法人日本自転車普及協会
● 協力:青森県立三沢航空科学館/株式会社秋田書店/天草コレジヨ館/宇都宮ブリッツェン/株式会社エコクラフト/ガーミンジャパン株式会社/警視庁交通部/シクロチャンネル/公益財団法人シマノ・サイクル開発センター/株式会社ジェイ・スポーツ/GCN Japan/Zwift Japan株式会社/一般社団法人全日本BMX連盟/国立大学法人東京海洋大学/株式会社ドコモ・バイクシェア/一般財団法人日本サイクルスポーツセンター/一般社団法人日本パラサイクリング連盟/フェライト子ども科学館/本庄まちNET/株式会社ミュージアムクルー/Mercedes-Benz Classic Archives and Collection/弱虫ペダル05製作委員会/レバンテフジ静岡/Wahoo Fitness Japan株式会社

●技術と科学のCharinko WORLD 2022の詳細ページ

氷の美術館に動くアート…トライアルバイクライダー西窪友海

日本屈指の忍者ライダー西窪友海(にしくぼともみ)がトライアルバイクで氷の上を駆け抜ける「Tomomi Nishikubo on Ice」をレッドブルが公開した。 

西窪友海がトライアルバイクで氷の上を駆け抜ける ©Kentaro Matsuda / Red Bull Content Pool

西窪は2013年に初めて日本代表として世界選手権に出場すると、2016年の全日本エリート26クラスで優勝し、2017年にも全日本タイトルを獲得。その後はトライアルバイクのみならず、さまざまな自転車を使って映像制作をするなど活躍中。 

西窪友海のTomomi Nishikubo on Ice ©Kentaro Matsuda / Red Bull Content Pool

今回制作した「Tomomi Nishikubo on Ice」は、北海道の千歳市支笏湖で行われている「氷濤まつり」の会場で撮影した。 

西窪友海のTomomi Nishikubo on Ice ©Kentaro Matsuda / Red Bull Content Pool

撮影に関して西窪は「氷の上での撮影は初めてで苦労した。自転車で氷の上に乗っただけで滑るという状況のなか、トリックをすることは未知の世界で恐怖心とワクワクがあった。みどころは、雪のジャンプ台でバックフリップに初挑戦したところ」とコメント。

https://www.redbullcontentpool.com/international/CP-V-36030
日本屈指の忍者ライダー西窪友海(にしくぼ ともみ) ©Kentaro Matsuda / Red Bull Content Pool

ジャイアントの#エスケープのある⽣活インスタキャンペーン

GIANT JAPAN(@GIANT_JAPAN)とLiv Japan(@livcycling_jp)の公式Instagramアカウントで「エスケープのある⽣活」投稿キャンペーンが実施される。通勤・通学、週末のサイクリングで、さまざまな楽しみ⽅に対応する⽇本⽣まれのクロスバイク「ESCAPE Rシリーズ」でサイクリングの魅⼒や素晴らしさを共有することを⽬的としている。

「エスケープのある⽣活」投稿キャンペーン

ESCAPE Rシリーズは2005 年モデルとして登場してからこれまで50万⼈以上に愛用されている。キャンペーンは、ESCAPE Rシリーズに乗っているシーンを「#エスケープのある⽣活」をつけてInstagramに投稿するもの。

「#エスケープのある⽣活」Instagram 投稿キャンペーン

投稿期間:2022/3/25(⾦)〜2022/5/31(⽕)
参加⽅法
1=Instagram で @GIANT_JAPAN および @livcycling_jp をフォロー
2=「ESCAPE R シリーズ」が写った写真とエピソードに、 ハッシュタグ「#エスケープのある⽣活」を付けて Instagram へ投稿
3=画像に、@GIANT_JAPAN もしくは @livcycling_jp をタグ付け
対象:GIANT「ESCAPE R シリーズ」、Liv「「ESCAPE R W シリーズ」のユーザー

GIANT/Liv/CADEX ポータブルエコバッグ

【公式ウェブ・SNS への掲載】
担当者が選ぶ素敵な投稿を、GIANT & Liv公式ウェブサイト特設ページ、および公式SNSで紹介。公式ウェブ・SNSに掲載された投稿者には、「GIANT/Liv/CADEX ポータブルエ コバッグ」を進呈。また、公式 SNS からリグラムで紹介した投稿の中で、キャンペーン期間終了時に最も多く 「いいね」を集めた投稿には後⽇、ESCAPE Rでのお出かけにぴったりなGEAR 3点セットを、GIANTから1名、Livから1名にプレゼント。

GIANT GEAR 3点セット
Liv GEAR 3点セット

スロベニア勢台頭、そしてUCIがロシアに制裁、ウクライナ救済

中央ヨーロッパのスロベニア選手が、春開催の中規模ステージレース2大会で総合優勝をともに果たした。3月6日から13日までフランスで行われたパリ〜ニースでユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチが、同7日から13日までイタリアで行われたティレーノ~アドリアティコでUAEエミレーツのタデイ・ポガチャルが勝った。かつては西欧が強かったが、現在は東へ。勢力図はいつから変わったのか。

第57回ティレーノ~アドリアティコで総合優勝したポガチャル ©LaPresse

勢力図はヨーロッパ西側から次第に東へ

北京冬季五輪開催中にスロベニアがスキージャンプ競技の強豪国であることが日本のスポーツファンの間で話題になった。アルプス山脈をいだく国土だけにかねてからウインタースポーツが盛んで、持久力のある選手も多い。実際にログリッチはジュニア時代にジャンプ競技のスロベニア代表で、転向組の1人だ。そのためJ SPORTSを視聴するような自転車ファンなら同国がジャンプ強豪国であることは承知だ。

パリ近郊から地中海岸のニースを目指すパリ〜ニース。別名は「太陽へのルート」 © A.S.O. Alex Broadway

ログリッチは、「今回のボクは最強ではなく、チームメートのワウト・ファンアールトに援護された」と優勝後にコメント。ベルギーのファンアールトは世界ランキング3位のトップ選手で、ツール・ド・フランスでどちらがエースに起用されるかという質問には明言を避けた。

一方のポガチャルは、「ツール・ド・フランスで連覇した昨年と同じような体調でシーズンインできた」とすでに7月のツール・ド・フランス3連覇を見据える。

パリ〜ニース初日はユンボ・ビスマ勢が3位まで独占。優勝したクリストフ・ラポルトを中央に、左がファンアールト、右がログリッチ © A.S.O. Alex Broadway

そのきっかけは1990年、ベルリンの壁崩壊から

20世紀はじめから行われている自転車レース。当初は自転車文化があり、メーカーが多かったフランスやイタリアが強豪国。すぐにベルギーやオランダなど移動手段としても自転車を愛用する国が追った。第二次大戦以降は暑さと、小柄な体格を生かして上りに強いスペインも参戦。同様の強さを持つコロンビア勢が欧州以外から乗り込むと、1980年代には国際放送でその存在を知った米国やオーストラリア選手がやってきた。

パリ〜ニース第4ステージのタイムトライアルでファンアールトがトップタイム、首位に躍り出た © A.S.O. Alex Broadway

東欧勢がやってきたのは1990年のベルリンの壁崩壊がきっかけだった。1991年末のソ連崩壊がそれに拍車をかけた。1997年にヤン・ウルリッヒが初めてドイツ勢としてツール・ド・フランスで総合優勝するが、旧東独出身だ。さらにポーランド、スロバキア選手が世界選手権を制覇する。

現在、中央欧州のスロベニアや東欧諸国出身選手が台頭しているが、レースの舞台は100年以上前から西欧であることに変わりはない。伝統レースとしてのテイストを残しつつ、出場選手が国際的になった。

パリ〜ニース第5ステージでファンアールトに代わって首位となったログリッチがそのまま総合優勝した © A.S.O. Alex Broadway

UCI世界ランキング(3月22日時点)
●個人
1 タデイ・ポガチャル(スロベニア)
2 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア)
3 ワウト・ファンアールト(ベルギー)
●国別
1 ベルギー
2 スロベニア
3 イタリア
20 資格停止=ロシア
27 ウクライナ
35 資格停止=ベラルーシ
38 日本

イタリア半島の西に広がるティレニア海沿岸から東のアドリア海を目指すティレーノ~アドリアティコ ©Fabio Ferrari – LaPresse

自転車連合はウクライナ全面支援、ロシアに制裁

世界の自転車レースを統括するUCI(国際自転車競技連合)がウクライナに侵攻したロシアと、それを支持するベラルーシを厳しく非難。国際オリンピック委員会の裁定を自転車レースにも適用した。これにより両国のナショナルチームは海外活動禁止。両国に国籍を置くチーム、開催される大会は登録取り消しとなった。他国チームと契約する両国選手はそのまま活動できるが、ナショナルチャンピオンジャージーははく奪された。

一方でレース参加する両国選手へのリスペクトを主催者や観客に求めた。UCIの拠点となるスイスにウクライナ出身選手を招き、トレーニングセンターでの強化育成を開始。全面的に支援していく。