EFのジロ・デ・イタリア特別ジャージは5月下旬発売

EFエデュケーションNIPPOが5月8日に開幕する第104回ジロ・デ・イタリアに特別ジャージで出場する。リーダージャージであるピンク色のマリアローザとの重複を避けるためで、この大会限定。ユーフォリアコレクションと呼ばれるジャージは5月下旬からラファCCで販売予定。

1909年にジロ・デ・イタリアを初開催したイタリアのスポーツ新聞ラ・ガゼッタデッロスポルトの紙色に合わせて作られたピンク色のマリアローザは、ツール・ド・フランスのマイヨジョーヌとともにサイクリング界を代表する栄光のジャージだ。当然、そんな象徴的なリーダージャージとの色の衝突は出場チームとして避けるべき。シーズン中はピンク色のジャージで走るEFエデュケーションNIPPOも、5月のイタリアにおいては禁忌な存在であるピンクを返上した。

日本も含む15カ国からトップライダーを集めた国際的チーム。ラファのデザイナーはそこからヒントを得て、世界中の国旗に使われている色を集めてみたところ、ピンクはどこの国でも使われていなかったという。ジロ・デ・イタリアの聖色であるピンクを使わずグローバルなデザインが完成した。

3週間にわたって、チームの出場8選手は特別なユーフォリアコレクションを身にまとう。生まれも育ちも異なり、さまざまなバックグラウンドをもちながら共通の目標に向かって突き進む人々を祝福する、まばゆい配色のデザインの活躍に期待。

●ラファのホームページ

大石綾美、冨田千愛、荒川龍太が東京五輪ボート代表に

日本ボート協会は5月7日、東京五輪代表として女子軽量級ダブルスカルの大石綾美(アイリスオーヤマ)と冨田千愛(関西電力)、男子シングルスカルの荒川龍太(NTT東日本)を選出した。東京パラリンピックのPR1女子シングルスカルで市川友美(湖猿Rowing Team)を代表選手として選考した。

冨田千愛が日本勢女子として初めての表彰台。2019世界選手権軽量級女子シングルスカルで銀メダル

7日まで、五輪パラ会場となる海の森水上競技場で行われたアジアオセアニア大陸予選で、日本チームはパラリンピック予選のPR1女子シングルスカル、オリンピック予選の男女軽量級ダブルスカル、男女シングルスカルの計5種目で優勝した。

東京パラリンピックは今回の大陸予選で優勝することが出場権獲得の条件で、優勝した市川がそのままパラ代表選手に決まった。

一方、東京五輪は優勝したクルーが2種目以上あった場合、最大で2種目を日本ボート協会が選択する必要があり、レース終了後に海の森水上競技場で日本ボート協会選考委員会が行われ、女子軽量級ダブルスカル、男子シングルスカルを選択した。

世界最終予選が5月15日から17日までスイスのルツェルンで開催され、男子軽量級ダブルスカルの西村光生(アイリスオーヤマ)と古田直輝(NTT東日本)、女子シングルスカルの米川志保(トヨタ自動車)が派遣された。世界最終予選で2位以上に入ると東京五輪出場権が与えられる。

●日本ボート協会のホームページ

自転車の安全活用と楽しみを伝える担い手向けの講習会

一般社団法人自転車協会は、eラーニングによるSBAA PLUS資格認定者対象のブラッシュアップ講習のエントリーを2021年5月19日まで行っている。受講は2021年5月21日から28日まで行われる。取材協力:フレンド商会。

自転車協会では、安全安心なスポーツ用自転車の供給販売をとおしてスポーツ用自転車市場の健全な発展を目的としたスポーツBAAマーク制度を2007年よりスタート。2021年2月1日現在、SBAA PLUS資格者は749人となり、210社が特別賛助会員として参加している。

この制度は、スポーツ用自転車を取り扱う販売事業者で一定の資格要件を満たし、かつ自転車協会主催の講習会修了後試験に合格して自転車協会特別賛助会員に入会した場合にSBAA PLUSの資格(SBAA PLUSマークを貼付できること)が取得できる制度。スポーツ用自転車の安全で安心な利用を消費者に正しく理解してもらい、その楽しみを伝える担い手となる人材にとって必要な資格として活用されている。

今回は認定者の技術力向上とさらなる知識の習得を目的とした「ブラッシュアップ講習」を、インターネットを活用した学習形態であるeラーニングを採用し、全国どこからでも受講することができるようにした。今回で12回目の開催となる。

受講は5月21日(金)~5月28日(金)に実施。受講の受付は5月10日(月)~5月19日(水)まで。ホームページから直接申し込む。

●SBAA PLUSブラッシュアップ講習の申し込みページ

J-WAVEとJ SPORTSがコラボ…グランツールを音で伝えるPODCAST

ラジオ局のJ-WAVE(81.3FM)と、国内最大4チャンネルのスポーツテレビ局J SPORTSがコラボレーションする。世界3大ロードレースといわれるグランツールの魅力を音で伝えるPODCASTを5月7日からSPINEARで配信開始していく。

サッシャ

両局が共同制作するのは、ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャの魅力を音で伝えるポッドキャスト「GRAND TOUR QUESTIONS」。J-WAVEのインターネットオーディオ事業を担うJAVEによるデジタル音声コンテンツ配信サービス「SPINEAR」で配信する。 

GRAND TOUR QUESTIONSでは、J-WAVEで毎週月曜~木曜9:00~13:00に放送中の番組「STEP ONE」ナビゲーターで、J SPORTSのサイクルロードレース中継実況でもお馴染みのサッシャによるナビゲートのもと、グランツール全戦を中継するJ SPORTSからレースに詳しい各エキスパートが登場し、世界最高峰の戦いの魅力を新たな角度からお届けしようというもの。 

ポッドキャストは、グランツールそれぞれの期間にあわせて配信。5月に特集するのは、5月8日からおよそ3週間にわたり、イタリア全土を舞台に行われるジロ・デ・イタリア。5月7日の初回配信では、J SPORTSの中継解説でお馴染みの栗村修(一般財団法人日本自転車普及協会 主幹調査役)が同レースの魅力を解説。おさえておきたいキーワードや注目の選手まで、初心者から観戦常連まで楽しめる内容となっている。毎週金曜日に新エピソードを配信予定。

■初回配信日時
2021年5月7日(金)18:00予定
※以降、 配信スケジュール

5月「ジロ・デ・イタリア」特集
配信日:5月7日(金)、 5月14日(金)、 5月21日(金)

6月・7月「ツール・ド・フランス」特集
配信日:後日発表

8月・9月「ブエルタ・ア・エスパーニャ」特集
配信日:後日発表

●配信ページ

ゆったりシルエットで身体のラインが気にならない女性パンツ

パールイズミは2021年春夏新商品として、ゆったりシルエットで身体のラインが気にならない七分丈のレディース向け「サイクル カプリ パンツ」をサイクルショップやスポーツ用品店など発売する。1万4080円(税込)。

サイクル カプリ パンツ(カーボン)

サイクル カプリ パンツは、ゆったりシルエットで身体のラインが気にならない七分丈で、従来モデルよりもヒップ周りのシルエットにゆとりを持たせてアップデートされた。動きやすいストレッチ素材でさまざまな乗車姿勢にもフィットする。

女性専用設計のハイエンドパッド「3D-ネオ プラス for ladies」を採用し、街乗りからロングライドまで使える。サイクルライフがより楽しくなる一着。

左右両脇に便利なポケット付き
夜間の被視認性を確保する両脚後部の再帰反射

W248-3DNP / サイクル カプリ パンツ
【カラー】6. カーボン 7. アビス
【価格】1万4080円(税込)
【サイズ】S, M, L

●パールイズミのホームページ

オークリーの最新モデルは顔の輪郭にフィットするレンズ

オークリーがOakley Kato(オークリー・ケイトー)を2021年5月6日に発表。フレームがなく、アイマスクのように顔の輪郭に沿って曲がったレンズが特徴。税込み4万3010円。

エンゼルスの大谷翔平投手 ©Major League Baseball

常識を破壊し続けてきた45年の経験をもとに開発

スポーツパフォーマンスの限界をさらに押し上げるという明確なビジョンのもとでデザインされたのがオークリーのケイトーだ。フレームがなく、アイマスクのように顔の輪郭に沿い絶妙にフィットするレンズスタイルで、視野範囲が広くなり、アスリートのポテンシャルを最大限引き出すように設計された。

オークリー ケイトーを愛用するマーク・カベンディッシュ

今までにない、美しいデザインのアイウエアを生み出すためには、従来のアプローチを細部にいたるまで大胆に見直す必要があったという。型、使用する製造機械、レンズの接合方法まで製造工程を一新することでイノベーションが生まれた。

開発の過程では自転車ロード選手のマーク・カベンディッシュ、パトリック・マホームズ、ナイジェル・シルベスターやジョセフ・ニューガーデンなど世界トップレベルのチームオークリーのアスリートが試作段階のモデルを着用。耐久性とパフォーマンスのテストを重ね、従来のアイウエアとは別次元のケイトーが誕生したという。

アスリートの意見を反映した最終デザインには、レンズの角度が上下3段階に調整可能な機能に加え、かつてないほど自然なフィット感を可能にする複数のノーズパッドが付属。丈夫でありながら軽量なO-Matter(オーマター)フレームが採用され、テンプルを覆う形状に成形されたイヤーソックが一日中快適なかけ心地を実現する。 

色調やコントラストを強調することで、細部までくっきりとした視界を実現するプリズムレンズテクノロジーが採用されている。 

オークリーのグローバルブランドディレクター、カイオ・アマート(Caio Amato)は「人間の可能性を最大限引き出すという大きなテーマを日々考え続けていました。オークリーの歴史の中で、常に人々の想像を超える製品を発表し、実際に多くのアイデアを形にしてきました。オークリー・ケイトーにはこれまでのアイウエアの定義を変えるデザイン、すなわちスポーツアイウエアの新時代を切り拓くための革新的なデザインが採用されています」とコメント。 

「今日はただ新製品を発表する日ではありません。今日という日は、すべての方にとって不可能なことはないということ、スーパーヒーローはアニメの中だけではなく現実にも存在するということ、そしてこれまで以上によりよい自分を目指すことは不可能ではないということ証明する記念すべき日となります」

エンゼルスの大谷翔平投手 ©Major League Baseball

オークリーは1984年に発表したEyeshade(アイシェード)から、2000年シドニーで発表したOver The Top(オーバーザトップ)、2015年に発表したJawbreaker(ジョーブレーカー)まで、常に破壊的創造を続けてきた。 

次の一歩となるは、オークリー・ケイトー。アイウエアデザインの革命を実現するためフォルム、フィット感、機能の限界をさらに押し上げる。

●オークリーのホームページ