エタップ・デュ・ツールは試練にくじけない! 2021年はリベンジニース

ツール・ド・フランスの1区間を走る人気イベント「エタップ・デュ・ツール・ド・フランス」は、2021年で30回目の開催となるが、新型コロナウイルス感染拡大により開催できなかった2020年のニース発着のコースで行うことを発表した。

2020ツール・ド・フランス第2ステージと同じコースが2021エタップ・デュ・ツールの舞台となる ©A.S.O. Alex Broadway

2020年にエントリーしたものの大会中止によって参加できなかった選手は無料で出場できる措置が取られた。新たにエントリーする選手も受け付ける。

ツール・ド・フランスの1区間を一般サイクリストが走る人気イベント、エタップ・デュ・ツール・ド・フランスは30回目の開催となる2020年、7月5日にニースを発着とする177kmで開催される予定だった。1万6000人の参加枠はエントリー開始後すぐに満員になった。

しかしコロナ禍によって、まずエタップ・デュ・ツールが開催中止に。さらにツール・ド・フランスそのものも2カ月延期となった。エタップ・デュ・ツールが行われるはずだったニース発着のツール・ド・フランス第2ステージは8月30日に開催を実現。

ドゥークニンク・クイックステップのジュリアン・アラフィリップ(フランス)がマルク・ヒルシ(スイス、サンウェブ)、アダム・イエーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)とのゴール勝負を制して優勝した。アラフィリップはこの日、総合成績でも首位に立ち、マイヨジョーヌを獲得している。

コロナ禍だけでなく大自然の猛威も追い打ちをかけた

アラフィリップがアタック。ヒルシがマークする ©A.S.O. Alex Broadway

そして2021年へ。ツール・ド・フランスのコースはコロナ禍で大どんでん返しとなった日程と開幕地を11月1日夜(日本時間は2日早朝)に発表した。公式サイト上で同日に2021エタップ・デュ・ツールのコースも明らかにされた。30回の大会の中で初めて、その年のツール・ド・フランスのルートを採用せず、2020年に実現できなかったニース発着の第2ステージを改めてエタップ・デュ・ツールのコースとしたのである。

主催者ASOがこれまでのエタップ・デュ・ツールの醍醐味を修正してまで、1年前のコースにこだわったのにはワケがある。

2019エタップ・デュ・ツール ©A.S.O. Aurélien Valatte

2020年の第2ステージのコースとなった山岳エリアのベスビー渓谷は、10月にこの地域を襲った大嵐「アレックス」によって壊滅的な被害を受けた。エタップ・デュ・ツールのコース発表時も道路はまだ復旧されていなかったという。ベスビー渓谷にある村々は、この災害の傷跡が何年もの間消えることはないと予測されるほど被害は甚大なものだった。

「しかし、人生を少しずつ再建するために、私たちはニース市とともにエタップ・デュ・ツールを当初計画のとおりに実現できるように努力するべきだ」と主催者ASO。

エタップ・デュ・ツール・ド・フランスのコース高低表

2020年にエントリーした参加者は、引き続き登録が優先される。出場を断念する場合は、払い込んだ参加費が返金される。新たに参加を希望する選手は、事前登録することが必要。フランスは2020年11月末現在、ようやく新型コロナウイルスの第二波のピークを越えたものの、依然予断を許さぬ状況にある。大会の正式開催決定を待つことになる。

●エタップ・デュ・ツールのホームページ

姉Ayaneと同時参戦のShigekixがブレイクダンス世界大会優勝

世界最高峰の1on1ブレイキン(ブレイクダンス)バトルの世界大会、Red Bull BC One World Final 2020が日本時間の11月29日(日)午前4時から6時30分にオーストリアのザルツブルクで開催され、大阪府出身のShigekix(シゲキックス)が優勝。大会史上最年少の世界チャンピオンとなった。

Shigekixがブレイキン(ブレイクダンス)バトルの世界大会で最年少優勝 ©Little Shao/Red Bull Content Pool

大会には世界トップクラスのB-Boy、B-Girl計16選手が出場し、日本からは2020年全日本ブレイキン選手権チャンピオンのShigekixと、その姉Ayaneの姉弟が参戦した。

Red Bull BC One World Final 2020で演技する日本代表のAyane ©Little Shao/Red Bull Content Pool
Shigekix ©Little Shao/Red Bull Content Pool
Shigekixとともに世界大会に挑んだ姉Ayane ©Little Shao/Red Bull Content Pool

●決勝の動画サイト

ドライバー笹原右京、スペシャライズドのeバイクを駆る

チームレッドブル無限のレーシングドライバー、笹原右京選手(24)が米国スペシャライズド社のアンバサダーに就任。同社のスポーツバイクをトレーニングやオフタイムに活用している。お気に入りは最新eバイクの「ターボ・ヴァドSL」。モータースポーツ界の電動化も視野に、イニシャルeで新たな挑戦をしたいとその夢を広げる。

自転車に乗っている時のワクワクする気持ちは忘れられない

「小さいころから三輪車や自転車など車輪がついている乗り物はみんな大好きでした」という笹原選手。そのなかでも自転車は一番楽しいアイテムだったという。

「スピード感があって、自分だけの力でどこにでも行ける。友だちといろんなところに走りに行ったりしていました」

幼少期からレーシングカーに乗る機会があって、それからはモータースポーツがメインになってしまったので、自転車とは縁遠くなってしまった。それでも「自転車に乗っている時のワクワクする気持ち」は忘れられず、今でも変わらないという。

米国の自転車トップブランド、スペシャライズドがお気に入り。ロードモデルのアレーで心肺強化トレーニングもする。

スーパーフォーミュラの笹原右京 ©Sho Tamura / Red Bull Content Pool

「まだロードバイク初心者なんですが、小学生の時の気持ちに戻って、地元の山々でルートを開拓し始めました」

それまで自転車をトレーニングとして使ったことはなかった。きっかけはコロナ禍だ。チームから感染防止のために外出を控えるように打診され、トレーニングジムにも行けなくなった。それを打破するために室内でもトレーニングできる自転車に着目した。室内練習だけでなく、山の中なら単独で感染リスクもない。

なにから始めたらいいのか分からなかったが、スペシャライズドの担当者に相談したり、外出自粛で動画を視聴する時間もあったので、自転車ユーチューバーとして人気の「けんたさん」の配信を見て、自転車にはいろいろなアプローチがあることを知った。

「シーズン中はレースに集中して全力をつぎ込むことが重要ですけど、スイッチを切り替えた時に、いろいろなことに挑戦してみたいなあと気持ちを新たにしました。まずはそれなりに乗れるようにならないと」と笑う。

フォーミュラeに興味。だからeバイクにもその可能性を予見

以前の笹原選手にとってeバイクは、町中で見かける電動アシスト自転車というだけのイメージだった。ところが最新eバイクの「ターボ・ヴァドSL」を見てまずはカッコいいなとほれ込んだ。

「自転車ライド本来のフィールを残したまま、アシスト力を活かせる。電動力がへんに効き過ぎないので、自転車が持ち合わせている楽しみがある」と感じた。

「これならトレーニングにもいい。アシストがついていることでより長い距離を行ける。アシストをオフしても、ノーマルロードを乗っているかのように違和感なくこげるんです。自転車を担ぐ場面になっても軽いので問題ない。レースの世界でも軽さは重要なファクターなので」

「これならトレーニングにもいい。アシストがついていることでより長い距離を行ける。アシストをオフしても、ノーマルロードを乗っているかのように違和感なくこげるんです。自転車を担ぐ場面になっても問題ないほど軽いのも魅力。レースの世界でも軽さが重要なファクターなので」

モータースポーツ界においても、これまでガソリンを使っていたものが電気にシフトしていて、フォーミュラeというトップシリーズができた。SUVのレースも始まる。将来的にはこういった方向に進んでいくことは間違いない。そんな時代の流れをとらえる笹原選手もフォーミュラeに興味を示す。だから自転車でもeバイクにその可能性を見出す。

チームレッドブル無限の笹原右京 ©Sho Tamura / Red Bull Content Pool

開発した意図が乗ってみると感じられるのがスペシャライズドの特徴とも分析している。「ブランドとしての考え方がしっかりとあって、共通点がある。いろんなタイプの自転車に乗ってみたくなった」という。

「モータースポーツ界にも自転車愛が強い人がいて、自転車レースに出ても勝ってしまうくらいに実力があるんですよ」

笹原選手が戦うスーパーGTでは、レギュレーションとして徒歩でインスペクション(コースチェック)することが求められている。30分のインスペクションの間にサーキットの外周道をeバイクに乗って移動し、攻略したいコーナーを客観的にチェックできるようになればいいと語る。外周道路には上り坂があったりするので、そんなケースではアシスト機能は有効だ。

オフタイムでの活用も楽しみにしている。

「しなまみ街道は有名なので行ってみたいです。これからも自転車でトレーニングを続けていくのはもちろん、自転車に乗っている人と旅をしてみたい。プランをかけて何泊かして旅してみたい。レースに出てみたいという思いはありますが、もっと実力をつけて挑戦したい。トレーニングを続けていくのはもちろん、自転車旅もしてみたいです。プランを練って何泊かして。まずは有名なしまなみ海道ですね」

笹原右京(ささはらうきょう)
1996年4月24日生まれ、24歳。群馬県出身。カートで日本、ヨーロッパのチャンピオンに輝き、4輪に転向。ヨーロッパ修行を経て帰国し、さまざまなカテゴリーで活躍した。2020年は国内最高峰の2シリーズ(スーパーGTの500クラス、スーパーフォーミュラ)にチームレッドブル無限からレギュラー出場するトップドライバーの一人。

●スペシャライズドのホームページ

MAVICオリジナルグッズが当たるInstagram写真投稿キャンペーン

マヴィックジャパンは、11月27日(金) ~ 12 月31日(木) のおよそ1カ月間にわたって、『MAVICオリジナルグッズが当たる!Instagram 写真投稿キャンペーン! #mavic2020cp 』を開催する。

この企画は、@mavic_jpをタグ付け、#mavic2020cp を付けてInstagramに投稿するだけでMAVICの非売品オリジナルグッズが抽選で当たるキャンペーン。MAVICホイールがセットアップされたバイク、素敵な風景、ロケーション、仲間とともに思い思いの素敵な写真で応募しよう。

MAVICオリジナルグッズが当たる!Instagram 写真投稿キャンペーン開催 #mavic2020cp
対象期間:2020年11月27日(金)~2020年12月31日(木) 23:59までの投稿
賞品:
MAVIC 限定Tシャツ サイズ (S/M/L) 15名
MAVIC ロゴ入り NEWERA メッセンジャーキャップ 15名

応募手順は簡単!下記のたった3ステップで応募が可能。
① MAVICのホイールを撮影
② @mavic_jpをタグ付け
③ #mavic2020cp を付けて希望賞品を添えて投稿!
(※Tシャツを希望の場合はサイズも明記)

応募資格:キャンペーンの応募は日本在住者に限定。また、賞品の発送先も日本国内に限定。

当選発表:当選者の発表は賞品の発送をもって代える。賞品の発送は2021年1月中旬より順次行う予定。当選の権利は応募者本人のみ有効。譲渡や他の賞品との交換はできない。

注意:住所の記入ミス、登録後の住所変更等の事由により賞品が届けられない場合、また、ご応募に関して不正な行為があった場合は当選を取り消す場合がある。

●マヴィックのホームページ

エリートの作ったインドアバイクはテクも価格もハイクラス

自転車周辺機材を製造するイタリアのエリート社が、デザインとテクノロジーを融合させたインタラクティブ・ホームトレーナー、Fuoripista(フォーリピスタ)をプロデュースした。国内取り扱いはカワシマサイクルサプライ。

iPadなどのタブレットデバイスは別途必要

フォーリピスタは、エリート社が持つインタラクティブ・ホームトレーナーの最新テクノロジーをベースに、高品質なマテリアルをふんだんに用い、独創的なデザインを身にまとい、イタリアの職人魂が注ぎ込まれた、ため息が出るほどの美しさをたたえたインドアバイク。

天然素材で作られたこのインドアバイクは、室内のインテリアとして鑑賞にもたえる美しさを備え、家庭用フィットネス機器として長期間使用できる耐久性を保証する。

メインフレームは、防水加工されたアッシュウッドを使用。レッグとフライホイールは強化多層ガラス製で、非常に耐久性が高く、すべてのエッジはていねいな面取り加工が施されている。フライホイールはインドアバイクとしては最大級の15kgもの質量を誇る。

その他の構成パーツには磨き上げられたアルミとステンレスが主に使用され、グリップとサドルにはナチュラルレザーを採用。高い耐久性と優れた性能を備える。

イタリアの職人技とインドアトレーニングにおける専門知識と技術を融合

製造とテストはすべてのアイテムに対して行われる。天然素材として、木材は絶えず変化する木目と色調を提供するといい、ひとつとして同じものは存在ないという。

このインドアバイクは、電子的に負荷を調整し、My E-Training、ZwiftなどのインドアサイクリングトレーニングAPPを使用したワークアウト中、すべてのパフォーマンスデータを監視する。

このインドアバイクに組み込まれているパワーメーターは、±2.5%の精度でパワーを監視するのに役立つ。二重通信プロトコルを特徴とする製品は、すべてのインドアサイクリングデバイスとソフトウェアにワイヤレスで接続可能だ。

FUORIPISTA(フォーリピスタ)
スペック:
・再現可能登坂負荷/25%
・ヴァーチャルギアシフト/16段階
・パワーメータ/誤差±2.5%
・内蔵リチウム充電バッテリー/約10時間
・通信規格/Bluetooth、ANT+
・OLEDディスプレイ
・使用制限/体重110kgまで
・サイズ/全高120cmx最大幅60cmx全長150cm
価格:190万円(税別)
※受注発注・納期はおよそ6カ月
※上記価格はカワシマサイクルサプライ大阪倉庫渡しの価格で、国内運賃が別途必要
※梱包は木箱で重量が約150㎏あり、納品はチャーター便となる

●カワシマサイクルサプライのホームページ

サイクルベースあさひが全国でガイド付きサイクリングツアー

快適な自転車ライフを提供する自転車専門店のあさひは、サイクルベースあさひのスタッフがガイドとして引率するサイクリングツアーなどを全国各地で開催している。

ジャンボフェリーで行く!小豆島サイクリングツアー

瀬戸内海に浮かぶ小豆島は、観光もグルメも自然も楽しめる魅力あふれる島。近年はサイクリングアイランドとして注目を浴びつつある。今回はそんな小豆島を一泊二日で巡るガイド付きサイクリングツアーを開催。

自転車ガイドの専門スタッフが安全に楽しく小豆島を案内する。ゆっくりペースで走るので初心者でも安心。初めての小豆島サイクリング、家族、友人での参加もおすすめ。もちろん一人での参加も大歓迎だ。

エンジェルロードは干潮時に海の中から現れる砂の道が見応えたっぷり

思う存分楽しんでもらうために一泊二食付きのプランを用意した。宿泊先のオーキドホテルでは季節の食材と新鮮な魚介類を使用した和懐石料理を。さらにサイクリングの疲れを癒してくれる温泉施設「湯元小豆島温泉・塩の湯」も楽しめる。

船旅も満喫

充実のサポート体制

往復は神戸三宮港から運航している「ジャンボフェリー」で船の旅を。瀬戸内海の絶景オーシャンビューや夕焼けサンセットはインスタ映え間違いなし。明石海峡大橋をくぐる体験もできる。最後には小豆島ならではの特産品をお土産としてプレゼントされる。

また、サイクリングツアーならではのサポート内容として、女性でも安心して参加できるように、男性スタッフ、女性スタッフそれぞれ随伴する。荷物運搬用のサポートカーで荷物を運ぶことも可能(貴重品は預けられない)。サイクリングは身軽な格好で参加可能。もちろんガイドスタッフが技術スタッフでもあるため、パンクなどのトラブルにも対応。

<<小豆島サイクリングツアーの詳細情報>>
日時:2020年12月12日(土)~13日(日) ※荒天時中止
募集定員:30名
宿泊先:オーキドホテル(ツインルーム洋室) 一泊二食付き
参加料金:42,000円(税込)

●ジャンボフェリーで行く!小豆島サイクリングツアー詳細およびお申込み

阪急電車とのコラボツアーが登場!

阪急京都線洛西口駅の高架下にお店を構える「サイクルベースあさひ洛西口店」発着で、洛西地域や嵐山、伏見桃山など人気観光地を巡るガイド付きのサイクリングツアーが登場した。

専門スタッフによるガイド付きなので、初心者でも安心して参加できる。自転車は最新のeバイク(電動アシスト付きスポーツ車)がレンタルできるので、体力に自信のない人や女性でもOK! 自転車は混雑知らず密知らず。身体を動かすことで健康にもいいと言われている。サイクルベースあさひ洛西口店に行く際は、ぜひ阪急電車を利用したい。

ツアー限定特典
・ツアー参加者には、TauT阪急洛西口の飲食・食物販店で使える500円クーポン券(税込1,000円以上の利用が条件)を配布。
・ツアー後は、駅前のTauT阪急洛西口で、食事や買い物が楽しめる。
・さらに阪急オリジナルノベルティグッズをプレゼント。

●イベント詳細および申し込みサイト