キナンが2月5日開幕のヘラルド・サンツアーに初出場

2020年2月5~9日にオーストラリアで開催されるステージレース「ヘラルド・サンツアー」(UCIオセアニアツアー2.1)にキナンサイクリングが初出場する。出場選手は後日発表される。

キナンの出場決定を伝える公式サイト

この大会は1952年に初開催され、途中何回かの中止を経ながらも同国の主要レースとして長きにわたって実施されている。2014年以降は2月に開催されていて、それにともなって最高峰カテゴリーのUCIワールドチームなどがシーズン序盤のレースプログラムに組み込むなど、年々ステータスと注目度が高まっている。

自転車ロードレース最大のレースであるツール・ド・フランスを4度制しているクリストファー・フルーム(英国、イネオス)が2016年大会で個人総合優勝を果たすなど、ビッグネームもこの大会を重要視している。

KINAN Cycling Teamの初出場にあたり、大会のオフィシャルウェブサイトではトマ・ルバ、マルコス・ガルシア、山本元喜といった選手の名を挙げてレースでの戦いを展望。トマやマルコスの登坂力がUCIワールドチーム勢と対等に渡り合えるであろうことや、山本のスマートな走りを高く評価している。

大会は2月5日に同国南部メルボルン近郊のナガンビーで開幕。9日にメルボルンでフィナーレを迎える。名高い大会への出場が決まり、チーム一同大きな喜びに満たされているという。レース本番に向けて、しっかりと準備を進めて。いきたいという 

ヘラルド・サンツアー2020(UCIオセアニアツアー2.1) 
2月5日 第1ステージ ナガンビー~シェパートン 121.9km
2月6日 第2ステージ ビーチワース~フォールズ・クリーク 117.6km
2月7日 第3ステージ ブライト~ウォンガラッタ 178.1km
2月8日 第4ステージ マンスフィールド~マウント・ブラー 106.6km
2月9日 第5ステージ メルボルン・サーキット 89.1km 

●ヘラルド・サンツアーのオフィシャルウェブサイト

台風被災の鎌倉ハイキングコースは通行止め状態で越年

神奈川県鎌倉市内にあるすべてのハイキングコースは、2019年9月8日から9日にかけて首都圏を襲った台風15号、10月14日に襲来した台風19号によって倒木や土砂崩れが相次いだ。市内のハイキングコースは壊滅的な被害を受け、2019年末になっても通行止めとなっている。

源氏山公園側から大仏ハイキングコースに向かう入口に通行止めの看板が1つある(2019年12月28日撮影)

現状は鎌倉市内すべてのルートが通行禁止

鎌倉市観光協会が2019年11月29日に掲載した「ハイキングコース被害状況」によると、祇園山葛原岡・大仏天園 という市内にある3つのコースは倒木などにより通行できない箇所が多く、大変危険な状態のため通行禁止となっている。

葛原岡・大仏ハイキングコース
横倒しになった巨木を避けるルートが自然とついてきた(2019年12月28日撮影)

鎌倉市によると補正予算を計上し、一部ルートは2020年6月までの通行再開を目指している。倒木の撤去や土砂の補修は相次いだ台風発生以来、生活道路を優先してきたので、ハイキングコースはほぼ手つかずの状態。ハイキングコースの復旧はこれからで、あじさいの時期となる6月には一部を再開させる計画。観光客の減少を避けたいという思いが鎌倉市にとってもあるようだ。

大船と北鎌倉の途中にある台峰は倒木の撤去が進み通行可(2019年12月28日撮影)

鎌倉市が観光スポットとして紹介している3つの人気ハイキングコースだが、その多くは市の所有地ではなく、民有地であることも復旧を阻んでいるという。市有地と民有地の境界が長年にわたって明確にされてこなかったことで、市としても民有地の倒木撤去や土砂補修に着手できないという事情があるという。

源氏山公園(2019年12月28日撮影)

―復旧の目途について―

【祇園山】 
大規模ながけ崩れや倒木により復旧の目途は立っていない

【葛原岡・大仏】 
葛原岡~大仏…2020年3月中に復旧予定
葛原岡~浄智寺…2020年6月に復旧予定

【天園】
今泉台4丁目~天園、今泉台6丁目公園~覚園寺…2020年6月に復旧予定
天園~瑞泉寺…2020年度以降に復旧予定

台風で折れた幹がいつ落下してくるか分からない状態(2019年12月28日撮影)

各ハイキングコースのルートを地図上で確認する

【参考】北鎌倉から源氏山公園、高徳院方面へハイキングコースう回ルートはこちら

葛原岡・大仏ハイキングコースの長谷側入口はかつてあった規制ロープが外れていた(2019年12月28日撮影)

【正月でも安全に上れる鎌倉のハイキングコース】

2019年から2020年へと年が変わる年末年始に鎌倉のハイキングコースを訪れるなら以下の3コースが安全。地図をクリックするとGarminサイトに公開されたコースデータに飛び、GPSデバイスにコースを転送して道案内してもらうことも可能。

正月気分いっぱいの神社から真っ白い富士山も

●葛原岡神社
出発地=JR大船駅
距離=3.57km 獲得標高=109m 所要時間=1時間

クリックするとGarminのコース公開ページに飛びます

南は伊豆大島、北はスカイツリーも見える!

●六国見山
出発地=JR横須賀線・北鎌倉駅(下りホーム大船寄りの臨時改札利用)
距離=1.30km 獲得標高=110m 所要時間=30分

クリックするとGarminのコース公開ページに飛びます

広大な緑地には相模湾や富士山が見えるスポットも

●鎌倉広町緑地
出発地=江ノ電・腰越駅
距離=1.79km 獲得標高=58m 所要時間=45分

クリックするとGarminのコース公開ページに飛びます
鎌倉市の南西にある広町緑地も一部通行止めのルートがある(2019年12月28日撮影)

赤松綾、織田聖らがシクロクロス世界選手権へ

2020年UCIシクロクロス世界選手権への日本代表派遣選手団が12月27日に日本自転車競技連盟から発表された。選手は6人で男子U23は織田聖(弱虫ペダルシクロクロスチーム)、女子エリートは赤松綾(SimWorks Racing)が出場する。監督は三船雅彦。

シクロクロス日本代表となった赤松綾 @SimWorks

大会は2020年2月1日(土)と2日(日)。開催場所はスイスのチューリッヒ。

UCIシクロクロス世界選手権への日本代表派遣選手団
男子U23 織田聖(埼玉、弱虫ペダルシクロクロスチーム)
男子ジュニア 村上裕二郎(愛媛・松山工業高)
男子ジュニア 鈴木来人(長野・伊那北高/ボンシャンス)
女子エリート 赤松綾(愛知、SimWorks Racing)
女子ジュニア 渡部春雅(神奈川・駒澤大学高)
女子ジュニア 石田唯(京都・北桑田高)

●UCIシクロクロス世界選手権チューリッヒ大会の公式サイト

自転車10大ニュース1位は国の道路構造令に自転車通行帯

自転車活用推進研究会が2019年の自転車に関する注目ニュースのトップテンを発表した。

【2019自転車10大ニュース】
1位 ようやく国の道路構造令に自転車通行帯(自転車レーン)が盛り込まれる…201
2位 自転車活用推進本部が第一次ナショナルサイクルルートを発表…125
3位 東京都が自転車保険への加入を義務化すると発表。2020年4月から施行…100
4位 タンデム自転車による公道走行の全面解禁が進み47都道府県の過半数に…87
5位 自転車活用推進本部が「自転車通勤導入に関する手引き」を作成し配布する…75
6位 さいたまクリテリウム・メインレースで新城幸也選手が日本人で初めて優勝…72
7位 JR東海、西、九州の新幹線で荷物置き場を予約・有料化すると発表…48
8位 自転車NAVITIMEが国や地方公共団体の「自転車通行空間」に対応…41
8位 自転車活用推進本部が自転車活用推進官民連携協議会を設立する…41
10位 自転車まちづくり首長の会が第2回シクロサミット開催。加盟自治体358に…40

●詳細は自活研ホームページ

カワシマサイクルサプライ・ピナレロが一般向け最新情報メール配信

カワシマサイクルサプライ・ピナレロジャパンは2020年1月より、一般サイクリストにもメールニュース購読を配信するサービスを開始する。同社が幅広く取り扱う各サイクルブランドの新製品やイベント情報などを案内する。

発表されたばかりの新製品やキャンペーン情報、入手困難な限定アイテムの入荷情報、試乗会やイベント出展、ライドツアー情報など、いち早く消費者に届けることがねらい。メディア関係者あてに配信するメディアリリースとは別に、一般消費者向けにウェブサイトに掲載された情報を、数件まとめてヘッドライン形式で不定期に配信する予定だという。

メールニュースの購読申し込みは空メールの登録システムを採用し、件名も本文も必要なしに簡単に登録も解除もできるようにしている。

●購読申し込み用メールアドレス
kawamailregist@ek21.asp.cuenote.jp

●カワシマサイクルサプライのホームページ

辻善光がさいたまディレーブで5年ぶり現役復帰

辻善光が2020年に、さいたまディレーブで5年ぶり現役復帰することになった。心臓疾患で選手生活を離れていたが、疾病が完治したこと、僚友であった長沼隆行氏がチーム運営と監督を務めることから現役復帰することになった。

さいたま市を拠点とする地域密着型サイクルロードレースチーム「さいたまディレーブ」は12月17日に、活動初年度となる2020シーズンに所属する10選手のうち9選手が発表していた。残る1選手は後日の発表としていた。

●さいたまディレーブのホームページ