自転車を使った障害物競走シクロクロスに出てみよう

日本シクロクロス競技主催者協会(AJOCC)加盟団体によるシクロクロスレースの日程が発表された。シクロクロスは自転車を使った障害物レースと言われ、日本では2019年から2020年にかけて64大会を予定。調整中の大会を含めると70大会に近づく見込みという。

茨城シクロクロス取手ステージ

AJOCCレースへの参加者数は毎年増加していて、2018-2019seasonも前シーズンに続きのべ2万人を超える選手が参加した。新規加盟となった「シクロクロス富士川」の盛況は記憶に新しく、また長い歴史を持つ既存大会も幅広い年代から支持を集めている。

協会は引き続き、ビギナーが楽しめる大会や世界を目指すレーサーが集う競技会を全国各地で運営し、シクロクロス競技の普及発展に取り組んでいくという。

シクロクロスミーティングNOBEYAMA

ジャパンシクロクロスシリーズ

全国から選定された10大会を「ジャパンシクロクロスシリーズ」(JCXシリーズ)対象レースとし、順位に応じて与えられるポイントの集計によりJCXシリーズランキングを発表する。男女エリート(C1/CL1)のシリーズ総合上位3選手には賞金が授与される。JCXシリーズ各大会は、賞金枠の設定、ナショナルシリーズとしてメディアリリースを行い、「競う」「魅せる」両面から競技の魅力発信に努めていきたいという。

宇都宮シクロクロス
関西シクロクロス マキノ高原
関西シクロクロス 日吉

ボントレガーの中で最も人気のR2、R3ロードタイヤの新モデル発売

トレック・ジャパンは4月4日、ボントレガーの中で最も人気のR2およびR3ロードタイヤの新モデルを発売した。

ボントレガーR3タイヤ

新しいR3 Hard-Case Lite
新しいR3は速くなり、寿命が大幅に伸び、耐パンク性能が向上した。また、浅めのトレッドがトラクションと安心感を高めるものに。

製造とテストを見直し、全く新しい独自コンパウンドのTR-Speedを開発した。TR-Speedは、転がり抵抗は7%低下してより速く走れ、トレッドの耐久性を75%向上させている。また、きつく編み込んだNylon105のしなやかなブレーカーベルトを用いて、耐パンク性能を12%向上させた。

ボントレガーR3タイヤ

タイヤのワイド化に伴い、用途に合ったタイヤトレッドとしている。23cはスムーズで軽く、25cは浅めの溝が付いたトレッドを備え、28cは外側にもトレッドが付き、32cでさらにトレッドが増え、荒れた路面での安心感を高める。

R3のモデルは3種類。通常のR3 Hard-Case Liteは23c/25c/28c、サイドウォールに反射材を用いたR3 Hard-Case Lite Reflectiveは25c、容易にチューブレス化できるR3 Hard-Case Lite TLRは32cをラインアップしている。

ボントレガーR3 HardCaseLite

新しいR2 Hard-Case Lite
R2 ラインもまた新たになり、浅めのトレッドデザインを採用するが、コンパウンドとHard-Case Lite パンクプロテクションは従来モデルと同じ。 R2 Hard-Case Liteは23c/25c/28cをラインアップする。

トレックがSRAMのForce eTap AXSを選択できるように

トレック・ジャパンは4月4日、SRAMの新型ロードコンポーネント「Force eTap AXS」を搭載した完成車を、カスタムプログラムProject Oneを通じて発売する。

Force eTap AXSを搭載したトレックのMadoneSLR7Disc

このまったく新しい電動ワイヤレスグループセットは、2月に発表されたRED eTap AXSのメリットを完全に引き継いでいる。ワイドなギアレンジとクロスレシオを同時に実現する12速のカセットを採用し、いつでも適切なギアを見つけられる。

AXSアプリで好みの操作感に調整し、コンポーネントの状態を把握できるAXSを組み合わせた。 以下のProject Oneのベースモデルでこの新型ロードコンポーネントが選択できる。
Madone SLR
Émonda SLR
Domane SLR

Force eTap AXS

GARNEAUが京都産業大自転車競技部のサポートを継続

GARNEAU(ガノー)日本総販売代理権を持つあさひは、2019年も京都産業大学体育会自転車競技部へのサポートを継続する。

GARNEAUは、ロス・オリンピックの自転車競技カナダ代表ルイ・ガノー氏が、自身の事業とノウハウを通して才能ある若者を発掘し育てることを目的に1983年に設立。GARNEAUの目指すのは、チームの若いライダーが自転車を通じてステップアップするのをサポートすることにあり、それは創業者ルイ・ガノーが、自身の事業を通じて才能ある若者を発掘し、育てることに情熱を注ぐ想いからきている。

そのルイ・ガノー氏の思いにのっとり、あさひは2018年に引き続き、2018年16種目でレース優勝し、より高いレベルを目指す京都産業大学体育会自転車競技部チームのサポートをする。

エアロロードフレーム「GENNIX A1」
京都産業大自転車部

京都産業大学体育会自転車競技部概要
創部:1970年
近年の主な成績
2015年 全日本学生選手権スクラッチ優勝
2015年 全日本選手権ロードレースU23優勝
2016年 全日本チャレンジロードU23優勝
2016年 全日本学生選手権マディソン優勝
2017年 全日本学生選手権チームロード2位
2017年 全日本学生選手権個人ロード2位
2018年 全日本学生TRS1戦1組目優勝
2018年 チャレンジロード優勝
2018年 全日本学生クリテリウム本線決勝優勝
2018年 全日本学生選手権チームロードTT2位
2018年 全日本学生選手権個人トラック女子ポイントレース優勝

元五輪代表のルイ・ガノー氏

GARNEAU』 ブランド概要
1984年のロサンゼルスオリンピック自転車競技代表選手でもあったルイ・ガノー氏が、より快適な製品をサイクリストに届けたいという想いから創業。今では自転車も含めたヘルメット、ウエアからシューズまで「Head to Toe」をコンセプトにトータルコーディネイトができるピュアスポーツブランドとしてカナダをはじめ全世界の人々に支持されている。
GARNEAU

イタリアのアパレルブランド「DOTOUT」が春夏サイクリングウエアを日本投入

DOTOUT(ドットアウト)は「目まぐるしい日常にいったん終止符を打ち、外に飛び出そう!」というブランドコンセプトのもと2015年にイタリアで生まれたアパレルブランド。

SKIN JERSEY(スキンジャージ)A19M020 サイズ:S, M, L, XL フィッティング:Pro Fit ファブリック:Dot Hot X-Light Sensitive 適応気温帯:17~35℃ 18,300円

「BACK IN TWO HOURS=2時間で戻る」をキーワードに、ポップでシンプル、ストレスフリーなデザインの中に最高品質素材を使用して機能性の高いアイテムをリリースしている。今回は、豊富な2019春夏ラインナップの中でもメンズジャージからピックアップした製品をご紹介。

SKIN JERSEY(スキンジャージ)ブルー-ボルドー
SKIN JERSEY(スキンジャージ)オレンジ-ダークグレー、ダークグレー-ホワイト
RIVAL JERSEY(ライバルジャージ) サイズ:S, M, L, XL フィッティング:Perform Fit ファブリック:Dot Hot X-Light 適応気温帯:17~35℃ 13,900円

RIVAL JERSEY(ライバルジャージ)サージグリーン-ホワイト-ブラック
RIVAL JERSEY(ライバルジャージ)ブラック-ダークグレー-オレンジ、ブルー-アヴィオ-ホワイト
FUTURE JERSEY(フューチャージャージ) サイズ:S, M, L, XL フィッティング:Perform Fit ファブリック:Dot Hot X-Light 適応気温帯:17~35℃ 13,900円
FUTURE JERSEY(フューチャージャージ)ボルドー-メーランジュライトグレー
FUTURE JERSEY(フューチャージャージ)メーランジュダークグレー-ブラック、メーランジュライトグレー
(左)SQUARE JERSEY(スクエアジャージ) サイズ:S, M, L, XL フィッティング:Perform Fit ファブリック:Dot Wool Compact Light 適応気温帯:17~35℃ 17,100円 (右)FLASH JERSEY(フラッシュジャージ) サイズ:S, M, L, XL フィッティング:Perform Fit ファブリック:Dot Hot X-Light 適応気温帯:17~35℃ 16,400円
(左)PATH JERSEY(パスジャージ) サイズ:S, M, L, XL フィッティング:Pro Fit ファブリック:Dot Wool Compact Light 適応気温帯:17~35℃ 17,100円 (右)LIVE JERSEY(ライブジャージ) サイズ:S, M, L, XL フィッティング:Perform Fit ファブリック:Dot Hot X-Light 適応気温帯:17~35℃ 16,400円
SPIN JERSEY(スピンジャージ) サイズ:S, M, L, XL フィッティング:Perform Fit ファブリック:Dot Hot X-Light 適応気温帯:17~35℃ 11,800円
SPIN JERSEY(スピンジャージ)メーランジュダークグレー-オレンジ-ボルドー、ブラック-ディープライトブルー-メーランジュライトグレー

潮田玲子がカラダを動かす楽しさを伝える…すこやカラダ大作戦始動

ロンドン五輪バドミントン混合ダブルス日本代表の潮田玲子さん、北京五輪トランポリン日本代表の外村哲也選手、元サッカー日本代表で、サッカーの普及活動や解説などで活躍する福田正博さんが、東松島市の小学校低学年の子どもたち95人にスポーツやカラダを動かす楽しさを伝えるイベントに参加した。

スマッシュの打ち方を教える潮田玲子さん

小野薬品工業とスポーツ・コミュニティ・アンド・インテリジェンス機構は東北3県の復興支援活動の一環として、子どもたちの心身すこやかなカラダづくりを応援するプロジェクト「すこやカラダ大作戦」を開催。5年目となる2019年は「すこやカラダ大作戦 in みやぎ」と題し、3月30日(土)に宮城県東松島市でプロジェクトのキックオフイベントを開催した。

岩手・宮城・福島の東北3県は小児肥満の傾向が全国の中でも高く、小児肥満の改善が課題となっている。「すこやカラダ大作戦」はその課題解消に向け、ゲストアスリートとともに「スポーツやカラダを動かす楽しさ」を子どもたちに伝え、継続的な運動を促進していくイベント。

イベントの始めのアスリートによるパフォーマンス披露では、潮田さんとサポートスタッフ井上選手とのラリーやジャンピングスマッシュが華麗に披露され、その速さにみんなが驚いた。井上選手のジャンピングスマッシュの打ち返しに果敢に挑戦する子どももいて、あと一歩で打ち返せそうな子どもに対し、観戦している子どもたちは「がんばれ!」「おしい!」といった声を上げていた。

福田正博さんが子どもたちにサッカーを指導

サッカーでは福田さんの豪快なシュートとサポートスタッフのMaruco.(マルコ)さんの巧みなリフティングなどのパフォーマンスも。子どもたちの挑戦では、福田さんの「シュートしたい人?」の声に子どもたちの「はーい!(シュートしたい)」という元気な声が鳴りやまないほど。

外村哲也さんがトランポリンを教える

トランポリンでは外村さんの得意技である約8m(ビル3階分)の高さもある3回宙返り、サポートスタッフとのシンクロナイズドといったハイレベルなパフォーマンスを間近で見た子どもたちは、その演技にくぎ付けだった。

3種目のスポーツレクリエーションでは、子どもたちがゲストアスリートとともに競技を体験。バドミントンでは、最初はラケットを使わずにシャトルを手で拾い、ネットの向こう側に投げる練習を行い、どちらのチームが多くのシャトルを投げられるかの勝負をした。潮田さんは子どもたちにラケットの持ち方や構え方をレクチャー。子どもたちは「(持ち方、構え方)あってる?」と潮田さんに聞く様子が見られた。

外村哲也さん、潮田玲子さん、福田正博さん

ゲストパフォーマンスでは、「すごい!速い!」と言っていたスマッシュに子どもたちも挑戦。潮田さんが高く投げたシャトルをスマッシュで懸命に打ち返していた。床に置いたシャトルケースにシャトルを当てた子どもに潮田さんも「ナイスショット~!」と声を上げていた。

サッカーでは、チームに分かれてミニゲームを実施。試合中の子どもたちには、コートの外の子どもたちが「がんばーれ!がんばーれ!」と元気よく応援していた。笑顔で練習していた子どもたちも試合中は真剣になって、サッカーに熱中していた。試合中転んでしまった子も、すぐに立ち上がり「勝つぞ!」と声を張り上げ、ボールを追いかけていた。ゴールを決めた子どもは、「ヤッター!」とチームのもとに戻り、サポートスタッフやチームメンバーとハイタッチする姿も。レクリエーションの終わりには福田さんは子どもたちに「サッカー好きな人、続けてください!」と声をかけていた。

トランポリンでは、外村選手とサポートスタッフの木幡さんが手取り足取り飛び方を教え、初めて体験する子どもたちも大きなトランポリンの上で大きなジャンプをしながら「すこやカラダポーズ」をするなど、どんどん新しいことを吸収していた。「難しい~!」という声もすぐになくなり、「楽しい!もっとやりたい!」といった声が上がっていた。

スポーツレクリエーション後、子どもたちはゲストアスリートに興味津々で、質問コーナーでは「質問ある人?」の問いに、次々と元気な手が挙がった。潮田さんへは、「どうやったらサーブがうまくなるの?」、「メダルは何個取ったの?」といった質問に対して、「何回も繰り返して練習することが大事! バックハンドサーブならおうちのなかでもできるよ!」、「小学生の時からだから100個、200個はあるよ!」と回答。

福田さんへは、「ボールを上げてシュートするのはどうするの?」という質問に対して、「とにかく、たくさん練習してください。そのためにも、しっかりごはんを食べてたくさん寝て体力をつけることが大切!」と笑顔で答えた。

外村さんには、「三回宙返りはどうやるの?」という質問があり、「こんな上手な選手になりたいといったイメージを思い浮かべて練習することが大切!三回宙返りするにはまず、二回宙返りをうまくならないといけないし、二回宙返りをうまくなるためには一回宙返りをうまくならないといけない」と子どもたちのキラキラした目を見て、まっすぐに答えていた。

ホカホカの炊き出しに笑顔の潮田玲子さん

イベントの最後に行われたミニ運動会では、チーム対抗の「玉入れ」で子どもたちとゲストアスリートが参加。チームごとに作戦会議をして、「がんばるぞー!」と円陣を組み、みんなで玉を籠に向かって投げ入れ、カウントの時にはみんなでワクワク結果を見守り、チームでの一体感が生まれていた。

昼食時には、保護者向けに生活習慣病に関する専門医(東北大学医学系研究科 藤原幾磨教授)による健康セミナーも開催された。セミナーでは、簡単にできる子どもたちの健康習慣の改善に関するアドバイスが行われ、熱心に講義に耳を傾ける参加者の姿があった。また、食育の一環として地元の高砂味噌などを使った温かいとん汁の炊き出しを行い、こちらも人気となっていた。

雪がちらつく寒い1日だったにも関わらず、朝から元気な子どもたちの声やアスリートのかけ声、笑顔にあふれ、会場内はその寒さを吹き飛ばす盛り上がりをみせた。この日開催した「すこやカラダ大作戦 in みやぎ」のキックオフイベントが、子どもたちだけでなく、その保護者や地域の指導者にとっても、生活習慣の意識向上のきっかけになったようだ。

「すこやカラダ大作戦 in みやぎ」では6月まで計4回のプログラムを開催予定。

閉会式でゲストに子どもたちから花束贈呈

潮田玲子さんのコメント
みんながニコニコしてバトミントンに取り組んでくれたのでうれしかったです! スポーツじゃなくてもいいので、夢に向かって頑張ってください。アスリートのみんなすごかったでしょ? いっぱい練習してすごく上手になったので、みんなも負けないように頑張ってください!

福田正博さんのコメント
自分のいいと思う人の真似をしたり、 いいものを見たりしてみてください。仲間と乗り越え、自分の好きなことに向かって情熱を傾けていってください! これからもその笑顔を忘れず楽しんでください。今日はありがとうございました!

外村哲也さんのコメント
みんなと一緒にトランポリンができて楽しかったです! 心のパワーがあれば夢をかなえられます。オリンピックにも出られます! トランポリンじゃなくても、スポーツでなくてもいい、どんな夢でもいいです。心のパワーを持って、みんなの夢をかなえてください!

小野薬品工業の佐野敬業務本部長

小野薬品工業取締役 専務執行役員 佐野敬業務本部長
東日本大震災以降、なにか役に立てることはないかとずっと考えていました。震災の影響で子どもたちの運動環境が変わったことによって、肥満傾向の子どもが増加しているということを聞き、そうした課題を解決するためにも、子どもたちに運動することの楽しさを覚えてもらうとともに、保護者の方に食生活を見直してもらえればと考え、このすこやカラダ大作戦を実施させていただくことになりました。今後も東北に住む子どもたちに運動する機会を継続的に提供していきたいと思います。

東松島市の渥美巖市長

東松島市 渥美巖市長
今回のすこやカラダ大作戦の企画にとても感謝しています。なぜなら、子どもたちに夢と希望を与える絶好の機会だからです。2020年には東京オリンピックがありますが、聖火がギリシャから一番最初に来るのが東松島です。今回の企画以降も、スポーツに関心を持ってもらい、汗をながしてもらいたいです。東松島も被災地のひとつですが、笑顔を持って一体となって、健康づくりに励んでほしいと思います。今日は子どもたちにとっては初めて体験する種目ばかりで、子どもたちのキラキラした目を見て非常にうれしく思います。

ヨガインストラクター坂本佳那さん

ヨガインストラクター 坂本佳那さん
震災から8年が経ち、街の景色も変わってきました。ここからは心の復興が大事になってくると思います。子どもたち一人一人の心と体のすこやかな健康そして保護者の皆様の心と体も選手たちのパワーをいただいて、とても心にパワーがわいたと思います。こんな素晴らしいイベントに参加させていただきありがとうございました。引き続き事後プログラムがありますが、自分の好きなことやできることに気づける場になってもらえたらうれしいです。

東松島市の小学校低学年の子どもたち95人が参加