野球の聖地でレッドブル・クラッシュドアイス…ライブ配信も

山内斗真(左)がフェンウェイパークを走る ©Bull Content Pool

アイスホッケー、ダウンヒルスキー、そしてスノーボードクロスの要素を取り入れたアイスクロス・ダウンヒル競技、レッドブル・クラッシュドアイスは2018-2019シーズン最終戦として2月8日から9日まで米国ボストンで開催される。会場は大リーグ「ボストン・レッドソックス」のホーム球場であるフェンウェイパークだ。

フェンウェイパークに特設のアイストラックが建設された。左奥に見える外野フェンスが有名な「グリーンモンスター」
レッドブル・クラッシュドアイス最終戦ボストン大会のコース ©RED BULL

会場となるボストン・レッドソックスの本拠地「フェンウェイパーク」は松坂大輔や上原浩治ら所属して活躍したところ。レッドブル・クラッシュドアイス史上初となるスタジアムでの開催となる。

フィールドに長さ350mのアイストラックを仮設し、氷のスロープを観戦させた。気温も低いことから大会前日となる2月7日には真っ白に輝く美しいスロープが誕生した。

日本時間の2月10日(日)午前10時よりインターネットテレビのRed Bull TVで生中継(無料、英語のみ)。

決勝日のイベント自体は男子Round of 64、女子はQuarter Finalからだが、ストリーミングは男子Round of 32、女子はSemi Finalからとなる。

記者席に入るとすぐにワールドシリーズ胴上げ投手の上原浩治の写真が飾られていた
記者席や実況ルームがある部屋はバックネット側スタンドの5階にある
野球記者が使用する記者席にて

■ボストン大会のトラック、3D映像

日本男子のエース安床武士 ©Andreas Langreiter / Red Bull Content Pool
山内斗真が公式撮影を兼ねたデモ走行に起用された ©Mihai Stetcu/Red Bull Content Pool
同志社大アイスホッケー部所属の山内斗真 ©Andreas Langreiter / Red Bull Content Pool

クラッシュドアイス・ユバスキュラ大会で山本純子10位

アイスクロス・ダウンヒルの世界選手権の最上位カテゴリー大会であるレッドブル・クラッシュドアイスは今シーズン第2戦を2月2日にフィンランドのユバスキュラで開催し、決勝進出した山本純子が10位になった。

レッドブル・クラッシュドアイスのユバスキュラ大会、決勝で強豪に挑む山本純子(左奥) ©Samo Vidic/Red Bull Content Pool

北欧開催の第2戦に日本からは5選手が出場。男子は日本勢の決勝進出はならなかったが、日本歴代最多出場の山本は女子の決勝トーナメントに進出。準々決勝で強敵ばかりと当たり、ファイナルには駒を進められなかった。

男子ファイナルは現ワールドチャンピオンの弟と元ワールドチャンピオンである兄のクロクソール兄弟対決が実現。兄が2015年以来となる勝利を修めた。

ジュニア部門8位と健闘した山内斗真 ©Daniel Grund/Red Bull Content Pool

2018年12月にアジアで初めて開催された横浜大会に続くシリーズ戦。日本からは歴代最多出場の山本、昨シーズンから参戦している安床武士に加え、横浜大会から参戦している元プロアイスホッケー選手の鈴木雅仁、同志社大アイスホッケー部所属の山内斗真、そして安床の愛弟子で現役高校生の吉田安里沙の計5名が出場。

予選上位16名が決勝進出する女子では吉田が25位で敗退するも、山本が順当に決勝トーナメントに進出。しかし準々決勝で前ワールドチャンピオンのジャクリーン・レジェールと好敵手タマラ・カジャと当たり、惜しくも敗れて10位に。

予選上位64名が決勝進出する男子は、安床86位、鈴木88位、山内92位と、残念ながら日本勢は決勝進出できなかった。ジュニア枠である山内はジュニアで8位と健闘。

男子ファイナルの序盤は弟のスコットが先行したが ©Samo Vidic/Red Bull Content Pool

男子のファイナルは、2018年のユバスキュラ大会に続いてカイル・クロクソール(2012年ワールドチャンピオン)とスコット・クロクソール(昨シーズンと2015年ワールドチャンピオン)の兄弟対決が実現。兄カイルはスタートで出遅れたものの、途中で弟が転倒し2位に浮上。最終コーナーのイン側を回って先行するミルコ・ラティをかわして、大逆転で2015年以来の優勝を修めた。

女子クラスで横浜大会に続き2連勝を飾ったアマンダ・トルンゾ(中央) ©Samo Vidic/Red Bull Content Pool
カイル・クロクソール(カナダ)を中央に、右が2位ミルコ・ラティ(フィンランド)、左が3位ルカ・ダルラーゴ(オーストリア) ©Andreas Schaad/Victor Engström/Red Bull Content Pool

■Red Bull Crashed Ice第2戦ユバスキュラ大会結果
男子
1位 カイル・クロクソール(カナダ)
2位 ミルコ・ラティ(フィンランド)
3位 ルカ・ダルラーゴ(オーストリア)
86位 安床武士(やすとこたけし)
88位 鈴木雅仁(すずきまさひと)
92位 山内斗真(やまうちとうま)
女子
1位 アマンダ・トルンゾ(アメリカ)
2位 アナイス・モラン(スイス)
3位 ミリアム・トレパニエ(カナダ)
10位 山本純子(やまもとじゅんこ)
25位 吉田安里沙(よしだありさ)

大会の様子はRed Bull TVで。

新田祐大と梶原悠未がメダル獲得したトラックワールドカップがNHK BS1で2月8日放送

トラックワールドカップ第5戦を走る新田祐大 ©2019 JCF

1月に行われたトラックワールドカップ第5戦の模様がNHK BS1で2月8日(金)18:00~18:49に放送される。

同大会で日本ナショナルチームは2つのメダルを獲得した。1つは東京五輪実施種目の「ケイリン」で自身初のメダル獲得を果たした新田。もう1つは「オムニアム」で通算3回目のメダル獲得となった梶原。

2人のレースの模様をハイライトでお届けする。2月末に開催予定の世界選手権トラックでの躍進が期待される日本チームの活躍をじっくりと報じる。

https://www1.nhk.or.jp/sports2/etc/index.html

2020ブエルタ・ア・エスパーニャ最初の3区間は2月20日発表

2020年のブエルタ・ア・エスパーニャは、その最初の3ステージの全容を2月20日15時(欧州中央時間)からオランダのブレーダで発表する。2月7日に主催者ウニプブリックが明らかにした。

2015年にはツール・ド・フランスの開幕地となったユトレヒト

2020年の大会は8月にオランダのユトレヒトとノールトブラバント州で開幕することが、2018年12月12日に発表されている。同大会がオランダで開幕するのは2009年のアッセンに続く2回目。海外開幕は1987年のリスボン(ポルトガル)、2017年のニーム(フランス)を含めて4回目。

ユトレヒトは第1ステージのチームタイムトライアルの舞台となるとともに、ゼルトゲンボスをスタートする第2ステージのゴールにもなる。ユトレヒトは2010年にジロ・デ・イタリア、2015年にツール・ド・フランスの開幕地を務めたこともあり、5年に一度の間隔でグランツールの開幕地となる。

第3ステージのゴールはブレーダになる。

2020ブエルタ・ア・エスパーニャはオランダのユトレヒトで開幕する (c) Unipublic

🇪🇸ブエルタ・ア・エスパーニャ特集サイト

東京五輪自転車ロードレースのコースは大國魂神社参道を貫通

第32回オリンピック競技大会(2020/東京)の最初の決勝種目は、開会式翌日の7月25日(金)に行われる自転車競技の男子ロードレース。注目のスタートは日本ならではの映像を世界に発信することになりそうだ。

武蔵国の総社である大國魂神社はなんと1900年の歴史があるという

自転車競技ロードレースは男子/女子ともに、東京都府中市をスタートし、多摩川にかかる是政橋までがニュートラル区間。予定では橋の上から競技開始となり、富士山の裾野を目指す。

パレード走行とも言われるニュートラル区間はほとんどが府中市。なかでも京王線府中駅前の繁華街である馬場大門のケヤキ並木を通過するのは見どころがある。この並木道は大國魂神社の参道でもあるが、コースは神社大鳥居の下をそのまま通って、普段は歩行者しか通行できない境内の参道を行く。

東京五輪自転車ロードレースの開催を契機に、市民に自転車の魅力を知ってもらい、大会のレガシーとして自転車を活用した市民の健康増進を推進していきたいと意気込んでいるからだ。

平安時代に植樹されたという馬場大門のケヤキ並木
府中駅前の馬場大門ケヤキ並木がパレードコース
馬場大門ケヤキ並木から神社を望む。選手たちはこの大鳥居をくぐって参道に入る

江東区豊洲地区をメイン会場とする東京五輪だが、府中市は自転車競技以外にもサッカー、ラグビー、近代五種が東京スタジアム(味の素スタジアム)で、バドミントン、近代五種、車いすバスケットボールが武蔵野の森総合スポーツプラザで行われる。

さらに府中市はラグビーワールドカップ2019日本大会の試合会場でもあって、これらの大会開催を契機に、スポーツタウンとしてのさらなる推進を図る。同時に同市の魅力を世界に発信していきたいという。

そのためには市民と協同して全市を挙げてオリンピックやラグビーワールドカップの成功に向けた取り組みを推進していくと意気込んでいる。

自転車競技ロードレース(男子/女子)のニュートラル区間
●スタート=武蔵野の森公園(府中市)
武蔵野の森公園→人見街道720m→基督教大裏門(左折)→東八道路3.1km→前原交番前(左折)→小金井街道2km(右折)→桜通り600m→ケヤキ並木北(左折)→馬場大門のケヤキ並木・大國魂神社参道800m(右折)→200m(左折)→府中街道1.7km→是政交番前(右折)
●オフィシャルスタート=是政橋

「下車」の看板があるが、東京五輪の競技日だけは選手たちの自転車乗り入れが許可される
大國魂神社のこの参道を五輪出場選手たちが走行するってスゴい!
随神門の前で直角に右折し、一般道へと向かう
自転車ロードコースのパレード区間は府中市がパンフレットを制作し、ひろく市民に告知している
府中市は東京五輪ロード開催をきっかけに、市民に自転車の魅力を知ってもらおうとさまざまな取り組みを企画している

最新eバイクを使用して伊豆を走るMERIDA XPERIENCE(メリダ・エクスペリエンス)ガイドツアー

ミヤタサイクルは、日本国内での独占販売権を有するMERIDA(メリダ)とミヤタサイクルの最新eバイクを使用したガイドツアープログラム『MERIDA XPERIENCE(メリダ・エクスペリエンス)ガイドツアー』を2019年2月23日(土)に開催する。

ミヤタサイクルの最新e-bikeを使用したガイドツアー
MERIDA XPERIENCE ガイドツアーとは
MERIDA X BASEを拠点として、世界ジオパークに認定された伊豆半島ならではの地形や地質、歴史、温泉、食べ物などを巡るeバイクによるプレミアムガイドツアー。MERIDA eBIG.SEVEN 600を中心とした最新のeバイクを使用。世界のeバイクの動向を知り尽くした自転車ジャーナリストの難波賢二氏が、初心者でも上級者でも楽しめるガイドツアーを監修。
国際派自転車ジャーナリストの難波賢二氏

【難波賢二氏プロフィール】
国際派自転車ジャーナリスト:1979年生まれ。国立大学在学中より、ジャーナリストとしてサイクルスポーツなどの主要自転車メディアに寄稿。ロードバイク、MTB、eバイクなどのジャンルを問わず、世界のサイクリング動向に詳しい。日本で最初のe-bike個人オーナーとしても知られ、20年以上前からeバイクの動向見つめ続けた数少ないジャーナリストの一人。

昼食もついたツアーだ
【講座概要】
e-bikeガイドツアー
上級者向け(約40km)
2019年2月23日(土) 10:00~16:00 (9:30受付)
定員5名 (最少催行人員2名)
ツアー受講料(昼食、バイクレンタル込み)
2名様:15,000円/人
3名様:12,000円/人
4名様:10,000円/人
5名様:8,000円/人
※6名以上の場合はプライベートガイドツアーを提案するので、メールで問いわ合せ( xbase@gear-m.co.jp )。
講座の詳細・申し込みは、MERIDA X BASE公式サイト
※当日はe-bikeの無料貸し出し、ロッカー利用、入浴施設(タオル付)を利用いただけます。下記の備品を無料でご使用いただけます。 ヘルメット/グローブ/フロントライト/テールライト/サドルバック(チューブ&タイヤレバー入り)/ボトルケージ/携帯ポンプ ※e-bikeはフラットペダルが標準装備となりますが、SPD/SPD-SLも取り付け可能です。受付スタッフにお申し付けください。上記以外のビンディングペダルをご利用の場合は、ペダルとシューズをご持参ください。 ※冬季のサイクリングとなりますので、防風ジャケットと冬用インナーなどの重ね着を推奨いたします。 ※昼食代はプランに含まれておりますが、小銭などを携帯されることを推奨いたします。 ※中学生以下の方は必ず保護者の同伴が必要です。

【MERIDA X BASEとは】
2018年秋に伊豆の国市にオープンした『MERIDA X BASE(メリダ・エックス・ベース)』は「XCITING(EXCITING)」「XCELLENT(EXCELLENT)」「XPERIENCE(EXPERIENCE)」の3つのXを掲げ、その卓越した技術力と商品力を持つMERIDAの「楽しさ」を「最高」の環境で「体験」することができる、国内外では他に類を見ない規模のスポーツバイクの試乗・展示施設です。スポーツバイク市場を盛り上げ、伊豆半島全体をサイクリングで活性化することを目指します。

【施設概要】
(1)名称: MERIDA X BASE
(2)所在地: 静岡県伊豆の国市田京195-2 道の駅 伊豆のへそ内
(3)連絡先: TEL 0558-77-2727
(4)ホームページ: http://merida.jp/x-base/